思っていることが思うように行かない時

「むそう塾」では玄米投稿も「幸せコース」の写真指導も、メールでやり取りをしています。
そうすると、当然近況報告や体調、あるいは心の悩みなどを書いてくださいます。
日々多くのマクロビアンと接したり、メールのやり取りをしていると、次のようなご相談がとても多いです。
・家族が理解してくれない。
・夫がマクロビオティック料理を食べてくれない。
・義母に子供を預かってもらうと、甘いお菓子を食べさせられてしまう。
きのうもSさんからこんなメールが届きました。
            *   *   *   *
<Sさんからのメール>
どんなときでも安定して”仕事(料理を作る)”ができるようになりたいな。
イライラの原因、私自身がぶれていて、家族とうまくいかないからです。
義母に遠慮して・・・は言い訳で、私がもめるのが怖くて、自信がなくて、自分が思う食生活について何も話してきませんでした。
子供を見ていただくときも、預けっぱなし。
手作りのお菓子を持っていくこともできたし、先にきちんと甘いものをあげないでほしいと伝えることもしなかったのに、しなかった私。
でも、どんどん甘いものを次々与えている義母にいらいら。
子供が虫歯になったのを機に、”甘いものをひかえて”とお願いしたら、”私が虫歯を作ったみたいに言って”と主人経由のコメント。
主人も、私の言う食生活は”普通”ではないから、と、間に入るのも迷惑そう。
主人は、俺だけだったら我慢して食べてやるし。勝手にやるのはいいけれど、理解はしていないし、もめてまでするのはやめてくれという感じのスタンスかな。
これまでの私だったら、またここで、へらへらと、”私だけ我慢していれば”とだまって、表面だけの生活を送って、自分の言葉をつぐんでいました。
そして、どこかで自分も、人もへも、大事にしないでずっときてました。
すごく人を大事にしているつもりでも、結局は何も大事にせずにいたような気がしています。
でも、自分を大事にしていないから、平気で人も大事にしなくてもいいと思えているのではないかと。
私が、どんどん幸せそうに、元気になるのを見せられれば・・・と思って取り組もうと思うけれど、日々、話さなければいけないこと、決めなければいけないことがある。
そうしていると、主人と私の一つ一つへの取り組みの思いが違いすぎて、喧嘩をするつもりがなくても、すべて喧嘩になってしまいます。
話すことすべてが、喧嘩になるのです。
私が硬くなすぎるのですかね。
今、冷静に自分のこと、見れていませんよね。
理解してもらいたいって思うのが、エゴなんですかね!?
せめて、主人くらいには、理解してもらえたらなあと、私ががんばりすぎているのかもしれません。
私が、相手のことを尊重したり、大事にできていないのかな。
あ?、また自己嫌悪のループに陥りそう。
すみません。
自分の気持ちを整理したくて、そして、どうしてこんなにいらいら、そして集中できていないのかを考えたくて書いていたら・・・、愚痴メールみたくなりました。
あ、愚痴をこぼすのも嫌で、いつも一人ですべて溜め込んで、爆発。
それだったら、井戸端おばちゃんみたく、軽い愚痴をぶちぶち吐き出している人たちのほうが、いいのかな。
書いていたら、私の意識は、外の人たちに向かいすぎですね。
結局は、自分を大事にといいながら、外の人たちに理解してもらいたいという思いが、重すぎるのですかね。
             *   *   *   *
<マクロ美風から>
よくある例ですが、ひと言でいうならSさんは感謝の気持ちが足りません。
そしてワガママです。
・自分を理解してほしいと思ったら、まず相手を理解すること。
・自分を受け入れてほしいと思ったら、まず相手を受け入れること。
この二つは不可欠です。
自分の要求ばかり相手に押し付けては、絶対にうまく行きません。
これは別にマクロビオティック云々の問題ではなく、人間として当たり前のことです。
単純に考えてみましょう。
Sさんが逆の立場だったらどうでしょう?
きっと面白くないですよね。
自分がされてイヤなことは、相手にもしない。
これは大人はもちろんのこと、子供であっても守るべき人間としての最低のルールです。
Sさんには、申し訳ないけれど、Sさんはこのルールを犯していると思います。
「むそう塾は人間塾」として、ご縁のあった方々には是非素晴らしい人生を送ってもらうべく、このようなメールにも色々な方法でお答えしております。
Sさんの場合は、私からだけではなく、多くの方のご意見もいただいた方が参考になると思いましたので、記事にさせていただきました。
このブログをご覧下さっている多くの読者さんと一緒に、この問題を考えていただければ有り難いです。
そして、どうかSさんが「思ったことが思うように出来る」スパイラルに到達できますように、皆様からも応援していただけますか?
よろしくお願いいたします。


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「むそう塾 幸せコース」6月の講座がスタート

先月の宿題「かつらむき」の復習から始まった今月の「幸せコース 日曜Aクラス」。
開始20分前には全員がきれいに揃って、気持ちのいいスタートを切りました。
中川さんの指示で、まず「かつらむき」からスタート。
う?ん、実に色々な人がいますね?。
もう一度中川さんからアドバイスをもらって、和え物に使う大根を切ります。
しかし、1ヵ月前には実に「お下手」(中川さんの言葉)だった8名全員の姿が、包丁を持ってまな板の前に立つと全然違います!
まるで別人のよう!
背筋をピンと伸ばしてかつらむきを黙々とされている姿に、それはそれは感動しました。
もちろん、中川さんのようには上手に出来なくても、先月出来なかったことがきょうは出来ているのです。
それだけでも素晴らしいことだと思いませんか?
この調子で色んなことをマスターされながら1年を過ごしたら、凄い変化を期待出来ると思います。
来年の修了式が今から楽しみになって来ました♪
なお、私のお話は、「されどマクロビオティック」と「頭で生きていませんか?」でした。
どうぞ、マクロビオティックの真髄が伝わりますように。
そして、一つでも多くの体験をしてくださいますように。
体験は人間を強くします。
頭で生きている限りは開けない道も開けて来ます。
苦境を幸せに置き換えるためにも、マクロビオティックの奥義を理解しましょう。


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復旧しました! そして誕生日!

やれやれ。
やっとOCNのトラブルが解消して、メールの受信が出来るようになりました。
ホッ。
実は、きょうは中川さんのお誕生日なのです。
中川さんはいつもお食事を作る側なので、きょうはお食事でもご馳走しようと思っていました。
ところが、自宅のパソコンがメールの受信が出来なくなってしまい、その対応にすっかり時間がとられてしまいました。
やっと京都に到着したのが20時過ぎ。
もう、お食事会という時間でもなく、中川さんもお米の買い出しに行くとのことだったので、京都駅のお蕎麦屋さんで一人の夕食を済ませました。
中川さん、ゴメン。
気持ちだけ、お誕生日おめでとう!


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受信不能

<私宛にメールをくださった方へ>


ただいまOCNのメールを受信できない状態が続いています。


今朝は普通に通じていたのですが、7時過ぎから送受信ができなくなりました。


そして、今は受信ができなくなりました。
原因は判りません。


私はこれから京都に向かいますので、何も対策が立てられません。


どうか、自然に解決してくれますように。


 


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「出張むそう塾 愛クラス」のご報告

6月2日の深夜に山形から秋田入りし、翌日はMyさんのお宅で「出張むそう塾 愛クラス」でした。
個人のお宅での開催なので、京都の中川さんのお店と同じ条件では出来ません。
それに、今回は大きな目的がありました。
ぢゅんさんが一人で玄米ご飯が炊けるようになること」でした。
これは、リウマチのために指が変形して、思うように力が入らない、持てないぢゅんさんの腕で、圧力鍋のフタが開けられるかどうかの問題から始まります。
事前にぢゅんさんは練習してくださいましたが、一人で圧力鍋のフタを開けることは出来ませんでした。
その情報も事前に中川さんに伝えておきました。
絶対目的が達成できるように、お友達のMyさんにはぢゅんさんのサポートが出来るようになってほしいとお願いしました。
それで、Myさんがお持ちのフィスラーとニューシラルガンで1回ずつ、ぢゅんさんのニューシラルガンで2回炊きました。
エマージェンシーの炊き方は、通常の「愛クラス」では教えないのですが、今回はあらゆる場面を想定して、エマージェンシーな炊き方も伝授しました。
皆さんの頭が混乱しないか、少し心配です。
さて、4回とも中川式で炊きましたが、微妙な違いを全員が感じました。
それは、お米の産地や栽培方法による違いでした。
ぢゅんさんにピッタリ合ったお米は、不耕起米ではないことが判明し、不耕起米から普通の栽培米に変えることになりました。
もちろん、農薬や化学肥料の問題はクリアしたお米です。
実際にぢゅんさんは中川さんの目の前で、火加減の調節をしたり、鍋のフタを開けることに挑戦したり、積極的に学ばれていました。
中川さんもフタが少しでも開けやすくなるようにと、京都では伝えていない方法もお伝えしていました。
その中川さんの想いに、そばで見ていて目頭が熱くなりました。
長い間お母様を看病し続けた中川さんの優しさだな?と思いました。
しかし、残念ながら、ぢゅんさんの力では圧力鍋のフタを開けられませんでした。
*    *    *    *
ところで、ご飯を炊く間をみながら、中川さんがお料理を作ることになっていました。
一つは秋田で今が旬の生のじゅんさいを使ったお料理。
もう一つは、私のイチオシで「圧力鍋で作るふろふき大根」でした。
簡単なお大根料理で、体の中にある動物性の毒消しをして欲しかったからです。
それから、魔法のように早く出来るふろふき大根で、少しでも台所に立つ時間を短縮できればと考えました。
ところがところが、あまりにもMyさんのおうちが居心地が良くて、私はすっかりリラックスしてしまいました。
それで、最後になってお料理をしていないことに気づき、中川さんがあわててお料理を作ってくださいました。
というわけで、予定時刻より1時間オーバーで終了しました。
ま、お料理を忘れていた分、じっくりと写真指導ができて良かったのですが。。。
*    *    *    *
夜はMyさんオススメのお店で懇親会だったのですが、このお店が実に素晴らしかったのです。
入口の看板の脇には「伝承田舎料理」という文字があって、その言葉にピンとくるものがありました。
案の定、お通しに出てきたお料理の品々(何品もお通しが出てくる)は、まぎれもなくマクロビオティックそのものでした。
どこにもマクロビオティック料理とは書いてありませんが、伝承田舎料理はマクロビオティック料理の代名詞となり得るものでした。
実にしっかりとした味付けで、最後の「かき揚げ」は中川さんも褒める腕前でした。
火の通りにくい素材、ほとんど生で食べられる素材、それらが一緒に揚げられることを踏まえての下処理がきちんとなされた結果のお味でした。
お料理を美味しくするには、こんな繊細な感性が必要ですね。
*    *    *    *
さて、昨日の中川さんのブログには、ぢゅんさんの玄米投稿が載っています。
一人でフタを開けられるように練習したのだそうですが、閉めることはできたけれど、開けることがまだ無理だったそうです。
(ただいま、お電話で確認しました。)
でも、感動で涙が流れました。
不自由な体で、懸命に圧力鍋に取り組むぢゅんさんの姿を想像すると、それだけで泣けて泣けて・・・。
私がぢゅんさんを恋人だと言い切る理由。
もうお分かりですよね?
ぢゅんさんは天使そのものなんです。
魂が濁っていないんです。
ぢゅんさんの強い精神力に比べたら、私は赤子同然です。
私はいつも思います。
ぢゅんさんに会いに行くのではなく、ぢゅんさんに惹かれて引き寄せられてしまうというのが、正直な感覚です。
ぢゅんさんの前に出ると、「お前は何をしているのか!」と頭をガーンと殴られたような衝撃が走ります。
それは真剣に必死に生きている人の、凄味の波動でもあると思います。
ぢゅんさんのような密度の濃い日々を、これから私は送ることが出来るでしょうか?
何としても送りたいです。
ぢゅんさん、一緒に歩ませてね。
そして、貴重な一日をご一緒してくださったrobizoさん、お手伝いしてくださってありがとうございました。
最後に中川さん。
私の気持ちを充分にくみ取ってくださって、本当にありがとうございました。
お互いに皆さんの素晴らしい氣に満たされて、素晴らしい時間を過ごせましたね。
皆さんに感謝申し上げます。

 

ぢゅんさんに関する過去記事の一部
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