お掃除(手入れ)の大切さ~~あるご夫婦の場合~~

以前、激落ちくん(メラミンフォーム) なんて記事を書きました。
この記事の前提は次の二つの記事です。
打てば響く
打てば響く2
お掃除の大切さ、手入れの大切さについて書いた記事です。
先日、そのお鍋の元所有者さんから中川さんに嬉しいお便りがありました。
お掃除を通じて変わったご夫婦の「心のありよう」を、詳しくお知らせくださいました。
ご本人のご許可を得ましたので、記事にさせていただきます。
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<お便り1>抜粋
中川さま 

 

鍋を交換していただいてから我が家に変化がありました。
同時期に主人に私の思いをぶちまけることがあり、主人は私のために自分を変える努力を始めてくれました。
今までは主人は気分屋で私には怖い存在でした。
黙って耐えていれば機嫌よくなるだろう…、玄米を食べて体調がよくなれば変わるだろうと思い、楽しくしようしようと。
でもその反面ストレスが溜まっていました。
そのことが辛い、そんな思いはもう嫌だと訴えると、自分を変える約束をしてくれました。
そうしたら態度が日に日に変わり、先日主人が『疲れた』って言わず『充実した』って言う、『面倒なこと』は『試されごと』だと思うようにすると自分から心がけていると言われました。
前向きに考えられるようになってきたようです。

 

イライラせず、忍耐強くなってほしい。
体調をよくしてあげたい。
だから彼が食べたい玄米を炊きたいと願っていました。
中川さんに主人の好みを聞くのが一番と教えていただき、実際主人に聞いてイメージが固まりました。
それと鍋磨き。
鍋を磨く習慣が全くなかったので磨いてびっくり。
キレイになるのが楽しくてたまりません。
圧力鍋だけでなくキッチン周りのくすみがなくなり玄米を炊くのがどんどん楽しくなり、主人との生活もストレスが減りました。
私自身も自分の体の言うことが納得できるようになりました。

 

ありがたいかぎりです!


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<お便り2>抜粋
中川さま

 

少し補足をしますね。
私の訴えで主人は変わる努力をしてくれて、私は何が返してあげれるだろうか、と考えました。

 

私たちは不妊状態でした。
というのも私の月経不順によるもので、マクロビオティックや漢方など色々やってきて、どう考えても体はもうほとんど順調なのに、いまだに不順なのは心なんだろうな?と思っていました。
主人の態度に怯えていた時は『本当にこの人の子どもが欲しいのか?、この人の態度が変わらないと一緒に子育てなんて出来ない』と何度も思いました。
だから来るはずのものが来なかったんでしょうね。

 

今は本当に信用できると思えるようになりました。
だから建て前ではなく彼の子どもが欲しいな?と思います。
私が彼に返してあげられるのはこれが一番かと思います。

 

まだまだうまく玄米は炊けませんが
我が家の芽吹きを幸せを感じております。


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<マクロ美風より>

 

Yさんはご主人様に合う玄米ご飯を求めて、中川さんに質問していました。
>私はどうして美味しい玄米を炊きたいか、考えました。
>最近酒に弱くなってきた大酒のみの主人に毎日美味しい玄米を食べてもらいたい。
>私の理想の玄米は彼の状態に適合するんでしょうか?

 

それに対する中川さんの答えは、「ご主人に聞く」でした。
それをYさんが実行した結果、ご主人から貰った答えは次のようなものです。
>主人に好みをきくと『軟らかすぎない、ネバネバしない、硬いしっかり噛めるのがいい』と言われました。
>それを目指したいと思います。
>元々好みを言うひとではないのですが炊いた玄米の批評を頼みました。
こんなふうにして、一歩一歩Yさんご夫婦は本物の関係を構築してくれているようです。
お掃除に関する文章はほんの一部分ですが、お掃除やお手入れが精神的に与えた影響はとても大きいものがあるはずです。
改めてYさんから多くのことを学ばせていただきました。
Yさん、掲載させていただいてありがとうございました。


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千切りにした切り口(断面)の形

「幸せコース」での第1講座は、「切る」ことがテーマでした。
そこで中川さんは、「切るとはどういうことなのか?」について、基本中の基本になることをお伝えしました。
宿題には「マッチ棒の太さ」で千切りにすることが出されています。
「マッチ棒の太さ」に切る時には、切り口の断面が「正方形」にならなければいけません。
菱形では正しくありません。
この切り口がお料理の味を左右することを示した図が、中川さんのブログに載っています。
なぜ正方形に刻めと言われたのか?
正方形になるようにするには、どうしたら良いのか?
青い線と赤い線の違いは?
では、なぜ、菱形ではだめなのか?
このことをよく思い出してくださいね。
正方形の意味がしっかり理解できたら、あなたのお料理は美味しいお料理の入口に立ちます。
頑張ってください!


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新しい講座の予告!

昨夜遅くに(日付がきょうに変わってから)、京都から帰宅しました。
講座は26日(火)に終わったのですが、リニューアル工事をしてくれた業者さんとの最後のお話があったので、昨日(27日)まで京都に滞在していました。
工事代金のお支払いも無事済ませました(ホッ)。
すべての工事が終わり、保健所の許可も出て、やっと「なかがわ」さんも本格営業を開始します。
工事中に何件も雑誌の取材をお断りしたり、お客様がいらしてくださったり、多くの方に申し訳ないことがあったのですが、いよいよ中川さんの力を発揮できる環境が整いました。
中川さんがブログでも決意表明(記事の一番下)をしていらっしゃるように、これからはお料理だけではなく、写真家としての中川さんの顔も充実させてくれそうです。
あの素敵なお店で、「氣」のこもったお写真を撮って、ブログや雑誌を飾る。
そんな日が遠くないことを予告しておきます。
昨日もそんな打ち合わせをたくさんして来ました。
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ところで、これからはお楽しみ企画をすることになりました。
「幸せコース」の第1講座を7回開催してみて、皆さんのお料理環境がほぼ把握できましたので、この環境に合わせた単発講座を開催したいと思います。
どんな内容にするかを、中川さんとじっくり話し合って来ました。
「むそう塾のパスポート」は取ったけれど、「幸せコース」に通う条件が整っていない方を対象にした講座です。
ひと月に1回、「幸せコース 月曜Aクラス」の翌日あたりになりますかね。
大雑把にいって、第一火曜日あたりです。
「幸せコース」と同等のレベルでありながら、一日だけの参加。
でも、その技術は限りなく幸せに貢献してくれるもの。
ハッと気づいたことが、絶対幸せへの第一歩になり得る講座。
そんな講座にしたいです。
題して「幸せスタートクラス(仮称)」とでもしましょうかね。
そしてそして、何よりものお楽しみは、「パスポート取得者の懇親会」を兼ねていることです。
パスポートは取ったけれど、こんな日々でいいのだろうか?
他のパスポート取得者はどんな毎日を送っているのだろう?
同期の仲間はどうしているのだろう?
玄米ご飯の炊き方にいまひとつ自信が持てないんだけれど。
最近体調がイマイチなんだけれど、どうしたらいいの?
そんな思いの方々が、一同に集まって、パスポート取得後の近況を話したり、中川さんからお料理の指導を受けたり、私に悩みの相談をしたりする内容です。
一同といっても毎回8名なので、その時にご都合が良かった方とのご縁任せという、何ともマクロビオティック的な出会いです。
今年の「幸せコース」に間に合わなかった人、あるいは「幸せコース」の復習をしたい人、さらに、来年の「幸せコース」の予習をしたい人、そして、パスポートを取ったばかりで「幸せコース」って何?という人も含めて、パスポート取得者の懇親会を楽しみましょう。
毎月、皆さんの笑顔をお待ちしています。
もし、今笑顔になれなかったら、京都からの帰りには笑顔になってくださいね。
みんなで一緒に幸せになりましょう。


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美味しいお料理を作るために

昨日「幸せコース」の7クラス全部の第1回目が終わりました。
総勢55名、一人の欠席者もなく、新型インフルエンザに感染することもなく、すべての方が元気に出席してくださいました。
55名の皆さん、お疲れ様でした。
お昼ご飯が15時になってしまうハードプログラムでしたが、どうしても一回目にお伝えしたい内容ばかりだったのです。


なぜ第一回目があの内容だったのかというと、美味しいお料理を作るための基本中の基本だからです。
中川さんのブログに私が写した下手な写真が載っています。
シャッターを押す人が中川さんだったらどんなに素敵な写真になるだろうかと、カメラ音痴の自分を情けなく思いながら、気持ちだけで撮った写真です。


それらの写真に、中川さんが受講生の立つ姿勢や包丁の持ち方を正している場面があります。
それは単純に厳しく接しているのではありません。
姿勢や持ち方が正しくできると言うことは、フォームが綺麗になるということです。
フォームが綺麗になると、事故や怪我がなくなるということにも繋がります。
ですから、最初にフォームを整えてほしいのです。


道具でも建築物でも見た目に本当に美しいものは、いい機能を発揮するものです。
黄金比率なんていうのがそれですよね。
つまり「機能美」というものです。
機能美が備わっていると、自然にいい結果を生み出します。
そのためにフォームを正しているのです。


フォームに機能美が備わっていたなら、後は心の機能美を整えたら美味しいお料理に近づきますね。
美味しさへの一つの条件「技術」は、ひたすら練習あるのみです。
最初はどうなることかと思った人でも、自宅で練習を重ねてくださると、たった一週間でも別人のように上手になっています。
分からないから、出来ないから、習いに行くのです。
出来ないことを恥ずかしく思わないで、堂々と練習しましょう。
その暁には必ず美味しいお料理が待っていますから。


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きょうはこれから「中川式糠漬講習会」が始まります。
中川さんが愛情を込めて塾生さんのために発酵させた糠床は、しっかりした乳酸菌の塊です。
私は中川さんの糠床が発酵して行く過程を覗いていましたが、やはり一般的に知られている方法よりシンプルなものでした。
シンプルだけれど、マクロビオティックの理論から言っても納得できるものです。
さらに、科学的に考えても納得できました。


あらゆる観点から美味しさを追求していく。
それが「中川式」の真骨頂だと思います。
一見何の変哲もないように見える方法であっても、そこには「味の機能美」に通じるものがあります。
それを惜し気もなく披露してくださる中川さんに感謝です。


お塩と米糠と愛情。
材料は当然中川さんの厳しい目をくぐり抜けて来たもののみ。
これだけで完成した糠床が、またお嫁に行きます。
大事に育ててくださいね。


 


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美味しい糠漬けを作るために

昨日「幸せコース 日曜Dクラス」の第1回目が終わりました。
受講された皆様、お疲れ様でした。
宿題をしっかりなさって、中川さんにお写真を送ってくださいね。
きょうはこれから「月曜Cクラス」が始まります。
昨日の講座修了後に、塾生さんが持参されたご家庭の糠漬けを中川さんが試食した時のお話です。
糠床は通信販売で購入されたとのこと。
私も一口いただきましたが、「甘い」のです。
何かを加えたような甘さ。
中川さんの判断では、「乳酸菌の力で発酵したのではなく、酵母の力で発酵した糠床ではないか」とのこと。
凄いですね?。
たった一切れのキュウリを食べただけで、糠床のタネまで判ってしまうんですから。
糠漬けを持参されたかたは、「中川式糠漬け講習会」にご参加できないのです。
なぜならお子様連れになってしまうから。
私の心がとっても痛んだ瞬間でした。
「お子様連れ可能な糠漬け講習会」をしてあげられたらと、心から思いました。
ところで、お嫁に行った「糠床」はきちんと育てていますか?
中川さんにいただいた糠床は、そのままだと2?3回は美味しく漬かりますが、その時に出る材料の水分で糠床の塩分が薄まります。
必ず糠とお塩を足して、かき混ぜて発酵させてくださいね。
決してそのままにしないでくださいよ。
なお、糠とお塩を足してすぐ冷蔵庫に入れたらダメですよ。
常温でちゃんと発酵をさせてくださいね。
冷蔵庫は発酵を止めるものであって、発酵をさせる場所ではありません。
糠床は「育てる」ものです。
昨日の講座終了後に立ち話をしていたら、「中川式糠漬け講習会」の参加者で糠床を「育てていない」人がいました。
ダメダメ。
中川さんが塾生さんのことを思って愛情を込めて育てた糠床です。
その想いを受け継いで、あなたの糠床に育ててくださいね。
糠床は生きています。
だから育てるんです。
そのイノチ、大切にしてくださいね。


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