きょうから新しい年の授業が始まります。
ふと、私ってどうしてこんなにむそう塾のことに時間を費やすのだろうと思いました。
寝ても覚めてもという言葉がありますが、まさに起きている時だけでなく寝ても夢でむそう塾生が登場したりします。
現に今年の初夢は麗可ちゃんという、まだ愛クラスという名前もなかった時期のむそう塾生さんでした。
労働時間に換算すると、一日に最低17時間位、年中無休です。
もしこの時間を会社勤めで命令された仕事をしていたら、きっと体が壊れてしまうと思います。
でも私は何年もこのペースで働き続けています。
これは単にマクロビオティックがベースのお食事だからということではなく、精神的なコントロールの賜だと思います。
どんなに体に良いお食事をしても精神的に問題ごとを抱えていたら、相当疲れてエネルギーを食いつくされてしまいます。
私がいつも「マクロビオティックは食べ物のことだけを言っているのではないですよー」と声を大にしているのはこのことがあるからです。
「最高の精神状態(判断力)にするためにマクロビオティックのお食事がある」と考えたら解りやすいと思います。
しかしマクロビオティックのお食事をしていなくても、体力や精神状態(判断力)で素晴らしい人が圧倒的多数です。
ということは、マクロビオティックって最高の精神状態(判断力)に近づくための理想の理論と思った方が間違いありません。
マクロビオティックを過大評価することなく、現実を見つめながら心身をベストの状態に持って行くために活用するのが一番現実的かなと思います。
ま、そんなわけで私はマクロビオティックを現実的にお伝えすることに燃えているのです。
机上の空論ではなく常に現実を忘れずに最善のものをお伝えしたいという気持ちがエネルギー源になっているように感じます。
繰り返しますが、元気に行動したいならまずは心配事をなくすこと。
それはある意味「捨てる」考え方も必要です。
「捨てる」とは、悪い陰性を捨てるということです。
そうすると自然に陽性さが増してきて、それがエネルギーになってパワーとなるのです。
いかに心の問題を片付けるか。
もしあなたが心に懸念事項を抱えておられるのなら、そこから向き合いましょう。
では、その方法を教えてくださいという声が聞こえてきます(笑)
そのためにはマクロビオティックの考え方とお料理が有効です。
まずは玄米ご飯から。
その次は甘いものを見直しましょう。
しかしこれは意志の力で実行するのではなく、玄米ご飯という穀物をしっかり体に吸収させることによって楽に結果を得られます。
玄米の持つ甘味がお菓子などの甘味への欲求を減らしてくれるからです。
それから動物性。
これを減らしたりお野菜を増やすことによって、甘い物への欲求が減ります。
それは人間の体内に残されてしまう動物性の中に含まれている塩分が減るからです。
甘い物が減ると体内のミネラル消費量も減って、陽性さが増えて来ます。
こうしてめでたく前向きな考え方ができるようになって、判断力(精神状態)が上がって来るわけです。
その上で物事の判断基準を知れば鬼に金棒ですね。
その判断基準がマクロビオティックでいうところの「無双原理十二の定理」だったり、「健康の七大条件」だったりすると怖いものなしです。
どんな状況になっても慌てず冷静に判断して行動できる力は、あなたに大いなる安心を与えてくれます。
今年はぜひそんな年になさってください。
(千両:京都府立植物園にて)