私のところには毎日たくさんのメールが届きます。
見ず知らずの人や塾生さんからの相談が多いのですが、その結果を報告してくださるメールは殊の外嬉しいものです。
誠心誠意アドバイスをさせていただいて、その結果良い方向に進んでいることを知るとホッとひと安心します。
今回は愛クラスにいらっしゃった塾生さんの後日談がとても参考になるので、皆さんにご紹介させていただきます。
<Oさんからのメール>
美風さん、いつも私たち塾生のために多くの情報をありがとうございます。
昨年愛クラスを受講させていただき、私の身体に大きな変化がありましたので報告させていただきます。
もともと便秘体質でしたが、職場を変わり毎日緊張の日々が続いたのがきっかけとなり、頑固な便秘に苦しむことになったのは昨年の春のことでした。
1週間も出ないのは当たり前となり、やっと出ても固いのが少量・・・。そしてまた出ない日々。
食べたものが出ないってどういうこと? この先私の身体はどうなってしまうのだろう。玄米と野菜中心の食事なのにどうして? 何とかしなければ・・・と焦る毎日でした。
便秘にいいというものは一通りやってみましたが全く効果無し。朝起きて冷たい水を飲んでもだめ。ごま油やオリーブオイルを飲んでもだめ。便秘にいいストレッチや体操もだめ。お腹を触るとカチカチの便がわかるほどに溜まっているというのに、マッサージしてもダメ。
そのうち、とうとう手を出すまいと思っていた便秘薬に頼るようになりました。できるだけ刺激の少なそうな薬を購入し、週に2回程度服用するようになったのですが、最初は自然なお通じがあり、やった!と喜んだのもつかの間、続けているうちに効果が薄れてきました。
こうなると、頭の中は、寝ても覚めても「出さなければ!」という思いでいっぱいになってきます。
愛クラスに申し込んだのは「むそう塾に行けば何とかなるかも」というすがる思いでした。
同時に娘から聞いた「腸内洗浄」も始めようとキットを取り寄せました。
とにかく食べたものを出さなければという思いだったのですが、腸内洗浄も続けていくうちに「一生続けなければいけないのだろうか? これは自然なことではない。でも出したい・・・」。
そんな葛藤の中、腸内洗浄の回数を少しずつ減らしていき、むそう塾で教わった中川式のおいしい玄米が炊けるようになると、自然に排便できるようになりました。
これは自分としては奇跡なのでは!と思えるほどの出来事でした。
愛クラスで頑固な便秘に悩んでいることを話した際、中川さんから「中川式のおいしい玄米を食べると出るようになりますよ」と言っていただいたひと言が、どんなに心強く思えたことでしょう。このひと言がずーっと頭の中にあり、私の中で大きな支えとなっていました。
いつも少し心の中で迷いがあったり、悩んでいると、私の心を見透かされたように美風さんがそのヒントとなる手がかりをブログで発信されます。もちろん、私個人のためにではないのですが(笑)、その度、不思議な感じというか繋がりを感じざるを得ません。
愛クラスだけ受講するつもりだった私が、5月からは幸せコースを受講することになろうとは思いもしませんでしたが、今以上に心と身体に良い変化が現れると信じています。楽しい1年間になりそうでワクワクしています。
今年も引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
<マクロ美風より>
良かったですねぇ。
愛クラスの時にアドバイスをしたとおりになってホッとしています。
マクロビオティックの陰陽で考えると、便秘には陰性での便秘と陽性での便秘の二つに分けることが出来ます。
陽性での便秘の場合は往々にして考え方も膠着していて、いわゆる頑固な面が目立ちます。
それはその人の性格が悪いというのではなく、便秘しているから頑固な思考回路になってしまうんですね。
Oさんの場合は思考は頑固なんですが、必ずしも陽性でバリバリとしているわけではありませんでした。
唇は陰性な腸を示していました。
某マクロビオティック料理教室に通われていたそうですが、そこでのお料理の陰性さや、腸内洗浄の陰性さが彼女の腸に陰を落としていることは容易に想像出来ました。
つまりOさんは陽性と陰性が同居して、もうどうにもならない状態になってしまったのです。
そこに消化吸収の良い中川式玄米ご飯が入っていって、徐々に腸内の環境が変わって来たのだと思います。
しかし、これで安心して気をゆるめると、玄米ご飯の炊き上がりがまた硬くなって来ることが予想されます。
それはまだ中川式玄米ご飯によるOさんの内面の変化が発展途上だからです。
精神的にも物理的にもどんな環境下であっても安定した玄米ご飯が炊けるようにならなくてはなりません。
これから幸せコースに通われることを選択されたのは最良の道だったと思います。
今後毎月Oさんの体調をチェックしながらアドバイスができますし、お料理の仕方や食べ方の間違いなども指摘出来ます。
楽しく美味しいお料理を作っているうちに、気がついたらマクロビオティックをしていたというのが「むそう塾スタイル」です。
これからもOさんの健康に丁寧に向き合って行きたいと思っています。
(葉牡丹 グラマーレッド 京都府立植物園にて)