中川式胡麻塩・鉄火味噌

 

プロの料理人が作るとマクロビオティックの食養料理もこんな美しさになります。
どちらもしっとりとしさ優しさに溢れ、身体に入ると究極の陽性の力に驚きます。

ほど良い陽性とは、実は荒い強さではなく、しなやかな強さであることを知ってほしいです。
それには陰を含んだ陽でなくてはなりません。
バネのような肉体と精神力を持ちながらも穏やかでいられるような、ほど良い陰性もあることが理想的です。
そのためには弾力が必要です。

中川式陰陽料理の世界には、良い陰性や良い陽性が随所に織り込められて、仕上がった時には中庸になります。
まだその中川式陰陽料理の恩恵に浴せない人には、せめてこの二品だけでも応急手当のように摂っていただいて、体調を中庸に近づけてほしいと思って開催しているのが「腸から陽性になる講座」です。
たくさんの人が胡麻塩と鉄火味噌の即効性に驚かれています。
特に陽性不足の人にはお奨めの二品です。

 


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第128次「むそう塾 パスポート取得者」発表します!

マクロビオティックでは白砂糖の弊害を重要視しています。
白砂糖は食べ物ではなく、麻薬だと思った方が良いというくらいの位置づけです。
ずっと白砂糖を避けていて、突然白砂糖を摂るとそのダイレクトさにビックリする人も多いでしょう。
お菓子を作る人はそんな白砂糖や他の甘味料を日常的に摂取するので、体調を崩す人が少なくありません。
Hiさんもそんなお一人でした。
でもご本人はそんなに気にされていませんでした。
しかし私の目から見れば、Hiさんはこれからもっともっと健康になれる余地を持っておられますので、どうかパスポートレベルの玄米ご飯でお仕事との折り合いを上手につけられる落とし所を探っていただきたいと思います。
そして何よりもご病気のお母様にやさしく炊き上がった玄米ご飯を召し上がっていただきたいです。
できれば鉄火味噌も。
Hiさん、あなたはこれからです。
頑張ってください。

Suさんはお母様がすでにパスポート取得者であり、おば様もパスポートを持っていらっしゃいます。
そんな環境なのでレベルの高い玄米投稿を最初からされていました。
お仕事との関係で時間を作り出すのが大変だったようですが、持ち前のセンスや落ち着きで、これからも美味しいご飯を炊き続けてください。
そしてマクロビオティックの陰陽理論をさぐってみてください。
そうすることによって、老成なあなたですが、それを良い方向に活かせる生き方をもっともっと愉しめる人生になるはずです。
それは人生のバランスであり、男としてのバランスであり、人間としてのバランスでもあります。
夢多きこれからの人生を、好きなことをやり抜いて思う存分謳歌してください。
これからのあなたに期待していますよ。
では、パスポート取得者を発表させていただきます。

 

<むそう塾 パスポート取得者>

・Hiさん(64−2)
・Suさん(64−3) 

<寸評> 中川善博より

Hi(64−2)さん

ついに優しい陽の込められたふうわりご飯が炊けましたね。私はこのご飯をあなたの中に入れて欲しかったのです。
毎日このレベルのご飯をたっぷり召し上がってくださると必ず白砂糖によって弱っていた体調も変わります。 
お母様にも召し上がっていただきたいです。
おめでとうございます。
 Su(64−3)さん
落ち着いて上手に炊けましたね。 
数回前にすでにパス品質にぎりぎりで達してはいたのです。が、あえてもう一段上に登って頂きました。 
今回に至るまでの試行錯誤や鍋や米への信頼があなたのこれからの宝になり強い味方になるでしょう。 
おめでとうございます。 

 

*   *   *

(1)絶対美味しい玄米ご飯の炊き方をマスターしていただきたい。
(2)その玄米ご飯を炊く行為を通じて、自分を見つめ気づきを得て、幸せに繋げてほしい。
(3)まわりの人と一緒に幸せになろうとする意識を持ってほしい。
これが「むそう塾」の願いなので、この(1)~(3)をおおむね理解され、なおかつ実践出来ていると思われる方に、パスポートを発行させていただきました。
これからは、ご自身と向き合いながら、日々の心の持ち方を大切にして、中川さんに言われたことを思い出しながら、人間性をより高めて幸せな日々をお過ごし下さることを願っております。
パスポートを手にされても気を緩めないように、引き続き真剣に玄米と向き合ってください。

パスポートは出発点であり、到達点ではありません。
従ってこれは、第三者に教える力を認めたものではありません。
「中川式玄米ご飯の炊き方」は、中川善博本人のみが口伝の形でお伝えしております。
なぜなら、「中川式玄米ご飯の炊き方」はオーダーメイドの炊き方だからです。
パスポートを取得されましたお二人は、これで玄米投稿の目的は達成されましたので、お写真を中川さんに送らなくても結構です。
パスポートの発行は、この記事をもって公表するとともに、個人宛へのメールでお知らせいたします。
このメールにはパスポートナンバーが記載されていますので、もし、届かなかった場合はご連絡ください。
過去のパスポート発表記事集 1
過去のパスポート発表記事集 2


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ガリガリ君

 

鉄火味噌を作り終えて、仲良くクールダウン中。

 

あらあら、この人は作りながらクールダウンしています(笑)


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食事日記のこと

今年も幸せコースの食事日記を拝見し終わりました。
毎年食事日記を拝見して思うのですが、実に望診どおりの物を召し上がっているなぁということです。
愛クラスのときにその人の望診は終わっていて、その後機会あるごとにその確認はしていますが、食事日記でさらに決定的に確認することになります。
食事日記のつけ方にも個性がありますし、陰陽が面白いほど表れています。
それほど食事日記は雄弁です。

食事日記の良い点は、日記をつけている人本人が自分を客観的に知ることができることです。
なんとなく食べていたものでも、それには心の反映があったり、体の偏りを修正しようとしていたり、実に食事日記には多くの信号が埋もれています。
日記をつけているうちに、多くの人がその食べ癖や嗜好の偏りを感じることができるようになります。
あとはそれを診断して改善すれば良いわけですが、その改善がなかなか困難を極める人がいます。

食事の癖を改めるのは一般的には大変です。
それは長い年月をかけて確立されてしまっている面があるからです。
生活習慣病なんてまさにこの食事の癖を改めれば激変する病気です。 
マクロビオティックを知っている人は幸いにも陰陽で物事のバランスを判断する術を知っていますから、食べ物と関連づけて自分がなりたい自分になることが可能です。
楽しみながら自分を操作してみてください。

なお、食事はとても大きな力を持つものですが、もっと大きなものは精神の力です。
どのような精神状態で、何を、どのようにいただくのか?
そちらの方がもっと体に影響します。
マクロビオティックの究極の目的は、「何を食べても動じない肉体と精神」になることであって、あれを食べたからこうなった、これを食べたからこうなったと一喜一憂するようではまだ初心者です。

どのような食べ物であっても、その時目の前に自分のために生命を捧げてくれた動植物や作り手や自然のすべてに感謝して、ありがたくいただくことが一番大事なことです。
そのような感謝の気持ちをもって食事日記をつけられたか?
日記の食べ物の内訳より、実はどのような気持ちで日記をつけられたかの方が重要であることを知ってほしいなと思います。
食事日記とは、実は心の日記なのです。

 


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生命観と松茸

 

これは京都丹波産の上物松茸です。
手前の松茸だけでも5万円です。
そんなに高い松茸をなぜ授業で使うのか?
それはむそう塾のポリシーでもある「ほんまもん」をお伝えしたいからです。
復習のときにはカナダ産の安い松茸でも良いけれど、教室では一級の食材でほんまもんの味を覚えて帰ってほしいと思うからです。
でも、松茸の値段は刻々と一日ごとに変わります。
きっと皆さんが復習される頃には、買いやすいお値段になっていることでしょう。

こちらは愛媛産の大きな栗です。
丹波産の大きな栗はまだ出回っておりませんでした。
授業では皆さんが上手くむけなくて、中川さんの手直しが何度も入るため、大きめの栗を用意しておかないとLLがSになってしまうからです(笑)

ところで日本人は食べ物の旬や季節感を大事にしますね。
それは日本人独特の民族としての感性の素晴らしさだと思います。
生命観ですね。
季節の移ろいとともに住まいや暮らし方、そして食べ物や心を同期させていく生き方は、マクロビオティックそのものの生き方です。
日本人が桜をこよなく愛するのも、潔く散ってしまう短い桜の生命に心が共鳴するからです。

そしてあっという間に旬が駆け抜けてしまう松茸もまた、桜に通じる潔さがあるのだと思います。
一年に一度だけ一瞬の香りを楽しむ食べ方は、まさに日本人的ですね。
そんな日本人としての感性もまた、むそう塾が大切にお伝えしたい内容であります。

きょうは幸せコース最後のDクラス。
ほんまもんの味と心を持ち帰ってくださいますように。


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