中川式金平牛蒡で泣く

kyoroちゃんは今年の4月に上級幸せコースを修了しました。
上級幸せコースに通っているときに待ちに待った妊娠をしましたが、妊娠初期には流産の危機もあったため、修了式は安全を優先して欠席されました。
でも昨日はベストな体調で「腸から陽性になる講座」を受けに来てくれました。
すっかりお腹も大きくなって、貫禄が出てきました。

中川式金平牛蒡を作り上げて味見をすると、美味しさのあまり目から涙がこぼれました。
照れて拭うのですが、次から次とこぼれるのです。

そういえばkyoroちゃんは、昨年の10月に上級幸せコースバージョンの中川式金平牛蒡の美味しさにも感動して、泣いていたのでした。

 

 

 

2年続けて2種類の金平牛蒡で泣いたkyoroちゃんは、きっとお子さんも金平牛蒡好きに育てることでしょう。
無事のご出産とご一家のお幸せを心から願っています。


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鉄火味噌から見えるもの

 

彼女はお料理が苦手だといつも言っています。
中川さんに習っているのだからそんなはずはないと私は思っていました。
昨日鉄火味噌の材料を刻む時、彼女はちゃんと包丁を教えられたとおりに持っていました。
そして綺麗に細かく刻んでいました。

 

こちらは中川さんの手元です。
上の写真の彼女も正しく持てていますね。
ご自宅できちんと復習されているのが分かります。

幸せコースの最初の授業で包丁の砥ぎ方や持ち方や切り方をお教えしますが、それがいつまで経っても正しく持てていない人がいます。
原因は簡単です。
ちゃんと持とうとしないからです。
正しく持とうとする意志があれば、1週間で確実に身につくはずです。
そう、お箸の正しい持ち方と同じようにね。 

でも、我流を直す意志がないと、何年むそう塾に足を運んでも正しく持てません。
その結果はお料理の出来不出来にかかわります。
特にこの鉄火味噌は刻む場面が勝負なので、包丁の持ち方や切り方は鉄火味噌の味を大きく左右します。

彼女はつい半年ほど前まで、包丁の種類も知りませんでした。
出刃包丁で何年も野菜を切っていたビックリ事実があります(゚д゚)!
お料理も苦手意識があります。
でも、少しアドバイスをしてあげると、こんなふうに切ることが出来るようになりました。
彼女に「ちゃんと切ろう」「ちゃんと学ぼう」と思う意志があるからです。

 

彼女も包丁使いが苦手でドキドキしながら講座に来てくれました。
でも、教えられたとおりに綺麗に持とうと頑張っています。

彼女たちは刻むスピードは早くありません。
でも、真剣に「切る」ことに向きあっていました。
そして全員が美味しい鉄火味噌を作り上げました。
おめでとう!
頑張ったね!

よく速く切ることが良いのだと思って、サササッと切ってしまう人がいます。
でも、お料理の仕上がりは切り方の速さより揃っているかどうかの方が影響します。
もちろん、速くて揃っている方が良いのですが。
もっというと、速く切るより大事なことは、一投一投丁寧に切ることです。
トントントン!とスピード優先で切るのではなく、スーッ、スーッと静かに丁寧に綺麗な切り口をイメージして包丁を滑らせる方が良い結果になります。

写真の彼女たちはお料理の回数が少ないか、ちゃんと教わる機会がなかっただけで、下手なのではありません。
正しい方法のもとに回数多く練習すれば、必ず切るスピードも速くなって来ます。
これからもぜひお料理の回数を増やしてほしいと思います。

*   *   *

さて、鉄火味噌ですが、刻むのが速い人が上手かというと必ずしもそうではありません。
鉄火味噌はマラソンと同じで長距離のお料理なのです。
刻む段階、炒める段階と二段構えで3時間あまりの長丁場です。
その間ずっと神経を集中していられることと、それに耐えうる体力も必要です。
今まで鉄火味噌づくりをそばで見ていると、案外刻み方がゆっくりな人でも火の使い方が適していて、仕上がりが上手く行く人が多いです。

反対に刻み方が手速くても、火が強いとアウトです。
火のコントロールは鉄火味噌の最重要ポイントなのですが、ちょっと陰性気味の人の方がちょうど良い火加減をキープ出来るんですね。
これは実に面白いことです。
というのは、鉄火味噌が必要そうな人が、鉄火味噌を上手に作れる可能性が高いからです。
うまく出来ているものですね~。

ですから、もともと陽性の中川さんは、鉄火味噌作りはとってもしんどいのです。
昨日もガリガリくんでクールダウンをしながらデモをしてくれました。

 

中川さん、ありがとうございました。
受講してくださった皆様、お疲れ様でした。
これからは包丁の砥ぎ方、切り方の練習をかねて、定期的に鉄火味噌を作られたら良いと思います。 
そのたびに幸せコースの最初で切り方の授業をした理由、そしてその内容の濃さに震えるような感動を新たにされることと思います。
そして何よりも、鉄火味噌の力を借りて、陽性の楽しさや心地よさを味わってください。
受講された皆様方の変化のメールも楽しみにしています。 

 


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大根醤油漬 編笠大根

 

これが実に美味しいんです!
一口噛んでビックリ!
歯ごたえも楽しい♪
次々と手が伸びる美味しさ。
発酵の醸しだす美味しさに唸ります。
お醤油を作り出してくれた先人に感謝!

それにしても「編笠大根」だなんて、情緒を感じますね。
日本人の繊細な感性が素敵です。

<追記>
中川さんからお勉強になるツイートをいただきましたのでリンクします。
もう一つの編笠ツイートもリンクします。
おせち料理にいかが?


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今わたしたちがするべきこと

マクロビオティックというと食べ物だけのことと考えがちですが、本当のマクロビオティックはもっともっと大きな視点で物事を考えます。
マクロな視点とは「大きな視点」を意味します。
決して長生きだなんて、小さなことに氣を奪われないようにしましょう。
長く生きることもそれはそれで意味のあることですが、人生は「どのように生きたか?」も重要です。

私たちは個人であっても、 もっと大きな視点で考えなければいけない時代に今はなっています。
戦後私たちの親は貧しさから脱却するために頑張ってくれました。
そして私たちは平和は当たり前のように思って生きて来てしまいました。
でも、もうそろそろその呑気な考え方は改めなければいけない時代になってきました。

私たちはとかく難しいことや大きなことには距離をおいてしまうところがあります。
その代表例が原発であり政治であり国防です。
どれもテーマが大きすぎて、あるいは正しく理解できなくて、積極的に取り組むのは関心のある人だけというのが現状だったと思います。
しかし今はその無関心な態度が、とんでもないことになってしまう危険性をはらんでいます。

難しいことを難しく考えるのではなく、もっと易しく考えてみましょう。
もっと自分たちの普通の常識で判断すれば良いのです。
そういう視点で物事をとらえると、いとも簡単に答えが出ることがあります。
たとえば原発の問題ですが、汚染された食品を避けるためだけに時間を費やすのではなく、地震の多い日本の海岸線に原発が54基もある事態をまず問題視しなければなりません。

あの9.11のように、もし1機の飛行機が原発建屋に突っ込んだとしたら?
日本を崩壊させるのは時間単位で可能になってしまいます。
そんな危険な物を54基も抱えた日本をおかしいのだと認識することは誰でも常識の範囲ではないでしょうか?
そして国防の面から言っても、そんな国のつくり方はどう考えても間違っています。
昔のお城をみれば明らかに納得ですよね。
敵の侵入から何重にも守られるように造り、まわりは濠を巡らしているわけですし、 戦の舞台もそのような要素を兼ねた土地が選ばれました。

そんな常識から考えても、いかに今の日本は危険なのかが小学生でも解るような気がします。
尖閣諸島がどうのこうのとか、原発の賛否ではなく、国民がもっと自分の問題としてエネルギーを考えるべきだと思うのです。
世界地図を開いて日本がどんな環境にあるのかを、もっとマクロな視点で考えることこそが本来のマクロビオティックであり、一人ひとりの意識の目覚めにもなります。

私たちが今するべきことは、個人の意思を外部に出すことです。
それはどんな方法でも構いませんが、一番大きく反映しやすいのは選挙で棄権せず投票することです。
選挙の機会がない場合は、ネットでもいいからその声を発信することです。
そしてイヤなものはイヤと言うべきです。
はっきりと。
そのひとつにマスコミの見直しも含まれます。
つまり新聞とテレビへの過信を改めることですね。
場合によっては解約も必要でしょう。

私は単純に狭い視点で考えても、子供たちに危険な物は残したくないのと、子供を戦争で死なせたくないです。
今はその危険性に囲まれた日本であることを自覚しなければなりません。


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領土のこと 政治のこと

私がいつも読んでいるブログがあるのですが、「領土」についての説明が参考になります。
●「日本の領土について知る」(EJ第3400号)
(Electronic Journalより)

ところで、政治の世界は右寄りになって来ました。
私には成人した息子がいますが、戦争で死なせたくありません。
戦争に行かせるために子供を育てる親なんて、世界中どこにもいないはずです。

一人ひとりの生命を守るためには、私たちはもっと積極的に行動する必要があると思います。
原発のことも、領土問題のことも、政治のことも。
一人の力じゃ何も出来ないと諦めるのではなく、一人ひとりの力こそが一番強いことを信じましょう。
そのためには選挙で自分の意志を表すことが必要です。

今子育て中の人は可愛い我が子のためにも、それらのことを正しく理解して、その結果を政治に反映させるべきだと思います。
政治に無関心でいると、日本はどんどん危険な方向に行ってしまいます。


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