第129次「むそう塾 パスポート取得者」を発表します!

長い間生きていると、自分なりの生き方や思考のスタイルが決まってしまって、新しいものを受け入れるのに苦労するものです。
ましてや何かトラウマのようなものを抱えていると、その気持ちは強くなり、頑なな面も出てきます。
しかし、より良い方向に進もうとすると、それを打破する必要性も出てきます。
頭では理解出来ても、行動がそれに伴っていないことも多く、道のりの遠さを感じたり挫けたりしそうになります。
でも目指す目標が不動であるなら、人間って結構変われるものです。
Okさんもそんなお一人で、時間がかかりながらも自問自答しながら目的に向かって頑張ってくれました。
色々な思いが交錯した投稿期間だったと思いますが、きっと新しいご自分を好きになっていただけると思います。
今まで同様、Twitterでも楽しく交流しながら、もっと上を目指してサラッと生きて行きましょう。
では、パスポート取得者を発表させていただきます。

 

<むそう塾 パスポート取得者>

・Okさん(64−6)

<寸評> 中川善博より

お疲れさまでした。
良く頑張りましたね。
やる気と柔らかい気持ちを引き出すのに苦労しました。
それほど頑固な方でしたが思いを受け取ってくださって本当に嬉しかったです。
もっともっと、私とむそう塾と仲良くなりましょう。
遠慮やおびえは不要です。
二度とカタメシを食べないようにしましょうね。
おめでとうございます。
*   *   *

(1)絶対美味しい玄米ご飯の炊き方をマスターしていただきたい。
(2)その玄米ご飯を炊く行為を通じて、自分を見つめ気づきを得て、幸せに繋げてほしい。
(3)まわりの人と一緒に幸せになろうとする意識を持ってほしい。
これが「むそう塾」の願いなので、この(1)~(3)をおおむね理解され、なおかつ実践出来ていると思われる方に、パスポートを発行させていただきました。
これからは、ご自身と向き合いながら、日々の心の持ち方を大切にして、中川さんに言われたことを思い出しながら、人間性をより高めて幸せな日々をお過ごし下さることを願っております。
パスポートを手にされても気を緩めないように、引き続き真剣に玄米と向き合ってください。

パスポートは出発点であり、到達点ではありません。
従ってこれは、第三者に教える力を認めたものではありません。
「中川式玄米ご飯の炊き方」は、中川善博本人のみが口伝の形でお伝えしております。
なぜなら、「中川式玄米ご飯の炊き方」はオーダーメイドの炊き方だからです。
パスポートを取得されましたOkさんは、これで玄米投稿の目的は達成されましたので、お写真を中川さんに送らなくても結構です。
パスポートの発行は、この記事をもって公表するとともに、個人宛へのメールでお知らせいたします。
このメールにはパスポートナンバーが記載されていますので、もし、届かなかった場合はご連絡ください。

過去のパスポート発表記事集 1
過去のパスポート発表記事集 2

 
 

 


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ホームページの開設日が決まりました!

きょうはホームページの最終打ち合わせを丸一日していました。
有能な女性とその周りでそれぞれの才能を最大限に発揮してくださった人たちのおかげで、素晴らしいホームページが完成にこぎつけ、それぞれのページに目を通した中川さんがウルウルしているのを横から見てしまいました。
いつもお料理の時にはビシッとした中川さんを見ているだけに、目を赤くして涙がこぼれんばかりに感動している中川さんを見て、私までもらい泣きしてしまいました。
中川さんのそんな一面を見たのは初めての経験だったので、二人でひと夏をホームページのためにあれこれ費やした時間を振り返ると、感無量になってしまったのでした。

中川さんの涙は単に嬉しいというものではなく、その道のプロがいかにその仕事を丁寧に、より良く、心を込めて製作にあたってくださったかが、作品から伝わって来たからでした。
一人で制作するのではなく、そこにはそれぞれのプロが関わってくださったのですが、 お話によるとその人材の選び方にまたセンスがあって、才能の発掘や生き方や、ドラマを感じる場面がいくつもありました。
技術のプロとしての仕事のこなし方が、分野は違えども中川さんと相通じる姿勢であったために、本当に感動したのだと思います。
卓越した才能をお持ちの男性にご縁があったこと、そして有能な素晴らしい女性をご紹介してくださったこと、これらのご縁に心から感謝をした一日でもありました。

ブログやFacebookのことも教えてもらいながら、私も一つひとつに新しい発見の連続でワクワクしてしまいました。
早く新しいサイトで記事を書きたくてウズウズしています。 しかし、ホームページの開設と同時に、私と中川さんのブログもお引っ越しをしますので、10月30日と31日の記事はお休みします。
順調にいけば、11月1日にホームページをオープン出来る見込みになりました。
実質的にはこの記事がgooブログでの最後の記事となります。
あとは11月1日に新しいサイトへのご案内を書いてお終いになります。

それまではFacebookの方で発信していますので、下記のFacebookを覗いてみてくださいね。
むそう塾のファンページ
中川善博のページ
マクロ美風のページ

*   *   *
(小松菜と油揚げの煮浸し)

お昼にいただいたお料理の一つです。
ササッと超簡単にできるのに、美味しくて水分も摂れる栄養バランス満点の一品です。
お汁を飲める塩分濃度にしておけば、お味噌汁やお吸い物がなくてもOKですから、忙しい人にはお助けメニューとなります。
小松菜を白菜に置き換えても美味しいです。


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僕の恋人


僕の恋人はMac。
Macに惚れてMacとともに生き、iPhoneを握りしめる。
僕の中にジョブズはまだ生きている。


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南瓜の切り方(プロの場合)

むそう塾の上級幸せコースでは、日常的に召し上がるお料理をプロの料理人が一流の料亭レベルの美味しさでお伝えしています。
今月は煮物を三種類お伝えしているのですが、いずれの説明を聞いても基本の大切さを痛感します。
材料の選び方に始まって、切り方、火の調節、マクロビオティックの陰陽を踏まえた上での調味料の入れ方など、「南瓜の含め煮」一つとっても勉強になるお話がぎっしり詰まっています。

丸い南瓜を半分に切る。
たったこれだけのことでも課題が山積みです。
幸せコースの最初にお伝えした「切り方」の授業にすべての基本はありました。
中川さんが切ると、まるで南瓜が軟らかい物のように感じるほどスーッと切ってしまいます。
それは栗の皮を剥くときにも感じたことでした。
授業後そんなことを中川さんにお話ししたら、修業中にそのように教えられたそうです。
硬いものでも軟らかそうに切ってこそプロの腕ということでしょうか。
だから中川さんがお料理をする姿は舞のように美しいんですね。

まずは南瓜の天地を知ることから始まります。
それには畑でどのように育って行くのかの説明も必要になります。
しかしこれが案外知らない人が多いんですよね。
南瓜に限らず、野菜の育ち方が判らないと、盛り付けの際に致命的な間違いを犯すことになります。
ぜひ野菜がどのように育っていくのかを知っておきましょう。
次はまな板の上にどのように置くかの説明です。


いよいよ包丁を入れます。
この時に包丁の刃はどちらを向いているかが大事です。
南瓜の形によって刃の向く方向は異なります。
さらに包丁の刃先の向きが一番のポイントです。
これが間違っている人が圧倒的多数です。 ここから先は左手の指先の形に注目してください。
あれ?
包丁の刃先が見えなくなりました。
と思ったら、次の瞬間はまな板に刃先がついていました。

こんなに滑らかに切れました。
甘い汁もいっぱい含まれています。
これから先はさらに二等分して切り進んで行きます。
きょうはここまでをご紹介しました。


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沈黙

昨夜、ある政党のパーティーに出席してきました。
毎日超多忙な私なのですが、この日だけは関心のある政治のことに時間を当てたかったのでした。
その政治家は私が独身のころから応援しているので、何回も彼の話を聞きに出かけていましたが、昨夜の彼は4,250名と発表された参加者の数に感動している様子でした。

彼の魅力はひと言でいうとブレないことです。
己の理念のために突き進むところと、恐ろしいほどの沈黙を守れるところが、人間的に見てとても惹かれるのです。
彼の沈黙には色々な理由があるでしょうが、それは相手のことを思っての沈黙もあるようです。
たとえ自分が不利になろうとも、相手のことを考えて黙っている。
これはなかなか出来ることではありません。
この態度は信用を得ます。
私はこんな生き方が好きです。

反対に自分の意見を口にする方が「その時」には気が楽です。
しかし、長い目でみると口にした方が面倒なことになる場合もあります。
「口は災いの元」という言葉もあるとおり、口数の多い人はとかく失敗につながるケースも多いように感じています。
だからといって自分の意見をあまり口にしないのは意思の疎通を欠いて良くありません。
必要なことはきちんと口にするけれども、それは決して感情任せであってはならないし、ましてや相手を非難する言葉は慎むべきですね。

マクロビオティックの陰陽で考えても、沈黙には陽性の沈黙と陰性の沈黙があります。
陽性の沈黙であるためには、陽性な心身が必要です。
陽性だからこそ黙っていられるのです。
私の父もそんな人でした。
口数は少なかったけれど、その分父に言われたひと言はとても印象が強く、私が高校生の時に言われたひと言でもズシンと胸に響くものがあります。
なんというか言葉に重みがありました。

忍耐。 それは陽性な沈黙が出来るために必要なことでしょう。
忍耐は長いスパンで物事を考えられなければつらいだけとなります。
でもずっと先のことを考えての「今」ととらえれば、つらさも半減します。
いつも目先のことで行動するのではなく、先を見据える目をもちたいものです。

 
 

 


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