マクロビオティックの指導現場から(5)直感力・判断力・行動力

日々マクロビオティックのアドバイスをしていると、相談者の傾向がつかめて来るのですが、これが面白いほどに分かれます。
陽性に偏っている人と、陰性に偏っている人が多いのです。
これが偏りを増すと「病気」ということになります。
陽性の偏りは比較的早めに解消できることが多いのですが、陰性の偏りは相手が陰性なだけになかなか時間がかかります。
しかも斑陰性なんていうのもあって、結構困難を極めます。

じゃ、陽性に偏っている人は楽なのかというと、これがどっこいなかなか手強いのです。
陽性なだけに頑固な部分をしっかり持っていると、手のつけようがないことがあります。
それでも人間ですから、どこかに突破口があると信じて探すのです。
そうするとフッと緩むところがあったりします。
絡まった糸がほぐれるように、一気に解決に向かうこともあります。
陽性ですから行動力も決断力もあるためです。
判断のポイントをつっついてあげれば良いのです。

桜沢先生の言葉に次のようなものがあります。
「人は直感力、判断力、行動力で幸、不幸が決まる」
「むさぼりの心は大飲大食、偏食にある」

前者はまさに陽性を求められるため、陰性どっぷりの人は判断や行動に時間がかかります。
それでも根気よくアドバイスを続けて行くと、行動力も出てくるんですねぇ。
これが本当に嬉しいです。
諦めないでアドバイスを続けて良かったと思うと同時に、ここまで頑張ってくれた相手に感謝の気持ちが湧いて来ます。
まさに二人三脚で歩んだ月日を思い出します。

人間は頭では理解できても、なかなか心が思うようにならない時があります。
そんな人は「手間がかかってすみません」なんておっしゃるのですが、そんなに遠慮される必要はありません。
手間がかかる分だけ会話も多くなるので、意思の疎通がはかれて親しみが湧くというものです。
陰性には陰性の良さがあり、陽性には陽性の良さがあるのですが、どんなにそれらの良さが備わっていても、むさぼりの心があってはマクロビオティックではありません。
感謝を忘れて食べることに氣が集中しているようでは、人間とはいえず動物そのものです。

マクロビオティックを意識した生活の基本を次の記事で書きたいと思います。

 
 

菜の花 マクロビオティック

(菜の花の地浸け辛子風味 料理:中川善博)

 
 

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マクロビオティック相談より 陰陽で考えてみましょう

マクロビオティック相談で届いたメールをご紹介します。
句読点、改行、一切変更していません。
みんなで陰陽の観点から考えてみましょう。
もちろん、病気のことに触れて頂いても構いません。
皆さんのコメントを待ってから私のコメントを書きます。
これは陰陽落とし込み講座の練習になります。

 
 

<Tさんのメールより>

私はかなり酷い胃アトニーです。現在30歳です。胃アトニーになったのは26歳の時でした。胃が動かなくなってしまい、ほとんど食べられなくなり、40kgだった体重が29.8kgまで減少しました。胃アトニーになった原因は
・幼少期〜20代前半まで甘いものを大量に食べていた。
・顔のアトピーが徐々にひどくなり、会社に行くのがつらくてつらくて精 神的ダメージがかなり大きかった。
・社会人になってから、胃が弱いのにもかかわらず、アトピーを治した くて固い玄米や雑穀を食べていた。
などです。体重30kg前後で食べられない状態が数か月続いた後、徐々に過食へと移行しました。胃がほとんど機能していないので食べても食べても血糖値が上がらず満腹感、満足感がありません。胃の排出機能が遅延しているので常に胃の中に食べた物が大量に残っています。この4年間で胃がからっぽになったことはありません。四六時中、胃が重たいのに、いつもエネルギー不足で何か食べたくて、食べはじめても吸収できなくて、いつまでも食べてしまう。食べる量が増え、体重は48kgになりました。胃は収縮する能力を失い、ぶよぶよに伸びきってほとんど機能していません。
 数年前まではなんとか胃の機能を回復させたくて、マクロビの本を参考に玄米や雑穀料理を一生懸命作ったり、漢方薬を試したりしましたが胃はびくとも動いてくれませんでした。この状態では玄米を消化できないと思い、今は白米にしています。白米だったら消化しやすいし、満腹感も分かるようになるかも、と思いましたが無理でした。一番問題があるのは、食べるものや、その量を自分で制限できなくなっていることです。こんなにどうしようもない事があり得るのか、というくらい自分をコントロールできない。食事はどんどん乱れて、アトピーもひどくなる一方です。
 こんな状態でも体質改善に向かう玄米の炊き方はありますか?

<終わり>

 
 

小松菜と油揚げの煮浸し マクロビオティック

(小松菜と油揚げの煮浸し 料理:中川善博)

 
 

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「玄米の炊き方秘伝(第80回愛クラス)」のご案内

むそう塾では、心身のバランスを調えるための入門として、主食を玄米ご飯にすることをお奨めしています。
しかし、玄米ご飯は硬いから、臭いがどうも、消化が悪いから、こんな印象をお持ちのかたが大半ですね。
でも、むそう塾では玄米を白米のように軟らかく炊く独自の方法と指導法を確立しています。
料理のプロが本気を出して玄米の炊き方を研究した結果、今までの玄米に関する先入観が見事に払拭されて、その美味しさに驚かれます。

炊き方は微妙な加減を伴う方法なので、実際に目の前で香りや味や軟らかさなどを実感していただく方法でお伝えしています。
一度京都にお出でいただくだけで、後はご自分で炊いた玄米ご飯を写真撮影してメールで送っていただくだけです。
それを「玄米炊飯投稿」(略称:玄米投稿)と呼んでブログに掲載し、玄米ご飯をなぜ軟らかく炊く必要があるのかを懇切丁寧にご指導しています。

そこには教える側も教わる側も愛なくしてたどり着けない場面が多々あります。
なぜなら玄米は白米より炊き方が難しいので、その難しさに挫折してしまいそうになるからです。
でもむそう塾では、ご縁のあったかたにほんまもんの健康を手に入れてほしい一心で、この講座を開いています。
聞きなれないでしょうが、「愛クラス」とはそんな講座です。

なお、この愛クラスは個人がご家庭で美味しい玄米ご飯を炊くことを目的としていますので、残念ながら商業目的やお料理教室関係者のご参加はご遠慮いただいております。
ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。

*   *   *

【講座名】
「玄米の炊き方秘伝(第80回愛クラス)」

【開催日】
2014年3月23日(

【会場】
「なかがわ」京都市左京区孫橋町18

【内容】
・プレーンな玄米炊飯デモ1回&試食
・使用する鍋:「シコマチックeコントロールVision(ビジョン)2.5L」
・玄米とお塩の診断(1名ずつ)
・圧力鍋のフタ、部品のチェック(1名ずつ)
・玄米ご飯の写真の撮り方指導(1名ずつ)
・高圧洗浄の方法(デモ)
・昼食(福ZEN:玄米ご飯・おばんざい・お味噌汁・糠漬け・三年番茶)

【玄米投稿の内容】
「むそう塾 パスポート」取得可(一定レベルに達することが必要)
「玄米投稿」の写真指導期間:2ヵ月間
・パスポート取得者の投稿期間と回数:受講後10日間のうち3回まで

【懇親会】
・希望者のみ(なるべく参加した方が良い)
・費用:喫茶店のメニュー料金による
・会場:京都ホテルオークラ(カフェレックコート)

【タイムテーブル】
11:00 開場
11:30~12:15 お食事&撮影指導
12:15~14:45 自己紹介&マクロ美風のワンポイントアドバイス
15:00~17:30 玄米炊飯デモ&試食/お米・お塩の診断/フタの部品チェック
17:30 記念撮影・解散
18:00~20:00 マクロ美風とのマクロビオティック懇親会

【定員】
10名

【受講資格】
・デリバリーを含む飲食店/お料理教室関係者を除く一般の方
・パスポート取得者の再受講もOK

【持ち物】
・デジカメ
・炊飯に使用する玄米1カップと塩小さじ1杯(診断用)
・圧力鍋のフタ(新品の場合は不要)
Vision(ビジョン)がない場合は事前に購入のこと

【お子様】
会場が狭いため、申し訳ありませんがご同伴出来ません

【受講費】
26,250円(消費税を含む)

【受講費の支払期限】
仮受付メールが届いてから7日以内

【申し込み方法】
1月22日(水)21:00よりHPの予約システムから
 初めての方は事前に会員登録をお済ませください。

【締切】
定員になり次第

【キャンセル料】
・入金前:0%
・開催日の15日前~8日前:受講費の50%
・開催日の7日前~当日:受講費の100%
(ご返金に伴う振込手数料はいただきません)

【お問い合わせ】
こちらから

中川式玄米ご飯 むそう塾 マクロビオティック
(中川式玄米ご飯 料理:中川善博)

 


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「第78回玄米の炊き方秘伝(愛クラス)」が終了しました

福ZEN マクロビオティック料理

(福ZEN 料理:中川善博)

昨日は愛クラスの開催日でした。
愛クラスといっても「?」という人のために。
玄米の炊き方を秘伝の方法でお伝えするのが愛クラスなのです。
詳細はこちらから。
茨城県1名・長野県1名・東京都1名・京都府2名・大阪府1名・兵庫県2名・福岡県1名・ドイツ1名のご参加でした。
今回は西の方が多かったです。

初めての福ZENのお味はいかがでしたでしょうか?
再受講のかたには懐かしくホッとするお味だったことでしょう。
私も久しぶりの福ZENがとても美味しかったです。
食材にはすでに春の気配が感じられて、寒い中にも希望の感じるお料理でした。

懇親会ではうっかりしてTwitterのお話をするのを忘れてしまいました。
というわけで、今回初めて受講された方々は、まだTwitterデビューをされていないのですが、ぜひTwitterを始めてください。
Twitterのアカウントを取得されましたら、私にメールをください。
または私のアカウントmacro88をフォローくださってもOKです。
むそう塾ではTwitterを連絡網として使っていますので、素早い情報キャッチのためにもTwitterをされることをお勧めします。

さらに、離れて孤独になりがちなマクロビオティック生活を、毎日タイムリーにフォローし、あるいは塾生相互間の交流のためにとても役立ちます。
特に子育て中のかたは、励みや勉強になるツイートが多いので大いに参考になるはずです。
不安な方もいらっしゃるでしょうが、ぜひ一歩を踏み出してください。
特にドイツからご参加下さったSa(78−4)さんは、独りぽっちにならないためにも、Twitterデビューをなさってください。
私からも色々アドバイスしたいことがあります。

 


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嬉しい報告がいっぱい

むそう塾
(みんなの笑顔は宝物)

きのうは嬉しい報告がいっぱいあった。
みんな前向きに生きてくれている。
変わろうと頑張っている。
すでに変わってくれた人もいる。
みんな可愛い。

その他にも、生理が2年ぶりに復活したメールもあった。
妊娠の報告も連日あった。
みんなに幸多かれと心から祈る。

 
 

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