マクロ美風の体験的マクロビオティック 健康と幸福への御招待

自宅にいるとすぐ記事を書きたくなるから危険です(笑)
他にもするべき仕事が目白押しだからです。
でも、ちょっとだけ書かせてください。

年の初めにあたって目標を立てたかたも多いかと思います。
でも私は仕事のスケジュールはビシッと決めますが、それ以外の目標は立てません。
大きな枠内での目標といえば、「健康でいる」ことくらいかな?

何年も前にマクロビオティックの本に、私の紹介がゲラ刷り段階で載っていたことがありました。
1ページ目に登場するようになっていて、それはそれはとても恐縮してしまいました。
ゲラ刷り段階で原稿を見せていただいてビックリしたものです。
もちろん私は原稿を書いていません。

その原稿は「夢を叶えるためにマクロビオティックを始めた」という内容だったので、それではニュアンスが違うからと丁重に辞退させていただきました。
載せてくださった方のご好意がとてもよく理解できるので、心苦しい一場面でした。
もちろん、夢を叶えるためにマクロビオティックをされるのもご自由ですが、私の場合は「先に夢(目標)があってマクロビオティックを始めたわけではなく、愉しいことを続けていたら結果として形が出来ていた」ということなのです。
つまり、気がついたら結果があったみたいな感じです。

では、その「愉しいこと」って何かというと、「解放される」ということでしょうか。
あらゆることからの解放です。
それは常識からの解放だったり、思い込みからの解放だったり、「ねばならない」からの解放だったりします。
しかしそれらのすべてを手放してみると、そこには「安心」しか残らなかったのです。
そうすると人間はかくも愉しくなれるものかと思うくらい自由になれました。
そして気がつくと私はマクロビオティックと生きている人だったのです。

「マクロビオティックとは気づくもの」と私のブログでは繰り返し書いています。
すでにある自然界の理をあるがままに受け入れること。
そして自然界の理に身を委ねて生きること。
その方法を具体的に教えてくれているのがマクロビオティックなのでした。
誤解のないようにつけ加えておきますが、自然界というのは山や川や海という具体的なものより、自然界を成り立たせている秩序そのものという意味です。

自分を何に同期させて生きれば良いのか分からない人は不安が消えないでしょう。
しかし、自分が寄り添っていける対象が明確だと不安はほとんど感じなくなります。
私の場合は後者ですね。
ですから、多くの人に伝えたいです。
まずは愉しめる自分になろうと。

 
 

健康と幸福への御招待 マクロビオティック1

(健康と幸福への御招待:桜沢如一著)

 


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マクロ美風の体験的マクロビオティック 医者いらずの食 

お正月で食べ過ぎた人も多いでしょうが、私のお正月はご馳走とは無縁の暮らしです。
もうこの歳になると、特別美味しいものを食べたいという欲は少なくて、食べても良いし食べなくても良いし、という何ともあいまいな感じになるのです。
でもお腹がすく感覚はあるので、1回目の感覚の時には通過させます。
それでも、どうしても食べたくなったら食べるようにしています。
そうしたら結果として一日2食程度に落ち着きます。
時には1食のこともあります。

しかし食欲は人それぞれなので、何回が良いとは言えません。
1食抜くどころか、食事の時間が少し遅れてもブルブル震えだす人もいます。
特に血糖値との関係でそうなる人が多いのですが、低血糖症を抱えている人は私のような真似はしない方が良いです。
私は一日3食をきちんと食べる家庭で育ちましたが、20代のとき野口整体に出会ってから食べ方に変化が訪れました。
そしてマクロビオティックに出会ってみると、なんとまあそこには驚きの食べ方がいっぱいありました。
最初は半信半疑な面もありましたが、いざ実践してみると体調が良くなるので手応えを感じました。

もともとあった野口整体の考え方にマクロビオティックを重ねるようにして生きてみると、とっても開放感があってエネルギーが湧いて来ました。
実際にはエネルギーを通過させるのが効率的になったのだと思います。
ですから、少ない食事でも吸収がしっかりできているのかも知れません。
夫がよく私に「そんなに寝ないで、そんなに仕事ばかりして、よくもつね」と言います。
これはきっと仕事が楽しいことと、食に翻弄されていないためだと思います。
翻弄といってもピンと来ないかも知れませんが、「何をどれだけ食べるか」というのは、とても重要なことです。
そこを私はガッシリ押さえているので、安定しているのだと感じています。

過去にも「食を制する者は人生を制する」なんて生意気な記事を書いたことがありますが、これはかなり実感です。
こんなに食べる物が溢れている日本ですが、食に関心のある人はグルメ派と健康オタク派に分けられるでしょうか。
グルメ派でも健康な人もいますし、健康オタク派でも不健康な人もいます。
要するに食べ方に正解はないのですが、「過去の自分より今の自分の方が身体がラク」という実感がもてる食べ方が正解に近いのだと思います。
そのための一つのツールになり得るのがマクロビオティックかなと思っています。

そんな視点で参考になるのが下記の本です。
情報整理のつもりで確認的に読まれると良いでしょう。
食べ物に無頓着だった人は、食害の存在を知るだけでも有益です。

 
 

医者いらずの食1 マクロビオティック

医者いらずの食2 マクロビオティック

(医者いらずの食:内海聡著)

 


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マクロビオティックの指導現場から(4)陰陽表の裏事情

マクロビオティックに出会うと最初に「陰陽」という言葉の洗礼(笑)を受けます。
私はマクロビオティックに出会う前に東洋医学に関する本を何冊か読んでいたので、陰陽という言葉は抵抗なく入って来ました。
しかし、まったく初めてマクロビオティックの世界に足を踏み入れた人は、この陰陽の概念を把握することに抵抗を感じる人がいます。
それは義務教育で習わなかったからです。
さらに高校進学の時にも大学進学の時にも試験内容になかったからです。
ただそれだけなんですね。
そんなことが世の中にはいっぱいあります。
 
さて、マクロビオティック料理を作るために、「マクロビオティック食材の陰陽表」があります。
最新版は日本CI協会が出版している次のようなものです。
 
マクロビオティックの陰陽表2
(食材の陰陽表:日本CI協会)
 
三つ折になっていて、開くと簡単なイラストが描いてあります。
前のものより情報量が少なくなったかな?マクロビオティックの陰陽表3
(食材の陰陽表:日本CI協会)

表では少なくなった情報量を裏にまわしてあります。
この中の「陰陽表を使用するにあたって」が一番重要です。
(むしろこれを表に出してもらいたいくらい。)
実際はこの部分でとんでもなく苦労するからです。マクロビオティックの陰陽表4
(食材の陰陽表:日本CI協会)

 
さて、この陰陽表ですが、以前はこのような表を使っていました。
「食物の陰陽表」となっています。
私にとっては懐かしい、目に焼きついた表です。マクロビオティックの陰陽表1
(食物の陰陽表:日本CI協会)

 
実はこの陰陽表を巡っては色々な問題点があります。
その一つは平面で陰陽を表そうとするために誤解を生じてしまうことです。
つまり、位置的に見て食材を決めつけてしまう傾向に陥るのです。
陽性至上主義みたいな色合いが濃くて、それによって体調がイマイチの人も現れました。
しかし、陰性の病気を治そうと思ったらかなり効果的です。

実際に体調不良の人に接していると、陰陽両面のバランスを考えなくてはいけないので、どれか一方だけでは長い目で見ると片手落ちになります。
そして、一方だけでは体調は良くならないことを実感します。
そのことを実感した指導者たちの中には、独自にもっと3Dになるような陰陽表を作っている人が何人かいます。
私もそれらを入手して参考にしていました。

ご紹介した日本CI協会の「食材の陰陽表」は、あくまで食材の陰陽であって、それをどんな料理方法でどのくらい食べるかはまったく別問題です。
極論すれば、陰性な食材でも陽性に食べられるし、陽性な食材でもかなり陰性に近づけて食べることも可能です。
それらをも考えて、決して平面で陰陽を決めてしまうのではなく、「口にはいる段階での陰陽」を立体的にとらえてほしいと思います。
それを忘れた陰陽の把握は、体調に合うマクロビオティック料理になるとは言えません。

ちなみにむそう塾ではそれらの経験を踏まえて、独自に可能な限り3Dになるように、究極的な陰陽表を作成しています。
しかしそれは、実際に味覚とセットでなければ伝わらない部分があるために、一般販売はしていません。
毎年内容を更新して、常に最新情報を織り込んでいます。
実際に受け取った塾生さんが、その表を見てメニューを決めればそれで陰陽バランスが取れるようになっています。
もちろん、量を逸脱してはバランスの保証は出来ませんが。

 


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学び方にもマクロビオティックの陰陽バランスを!

最近はいろいろなセミナーがあって、夢を実現するためとか、生き方を変えるためとか、それはそれはあらゆる角度から切り込んでいて感心するほどです。
ネットをしていても何かの関係でそんなサイトに飛んで行ってしまうことがあります。
明らかに「それはまずいでしょう」という内容のものもかなり多くて、方法論が受け売りすぎるものが多いです。
中には詐欺まがいのものもあるのですが、そこに結構多くの人が集まっている写真を見ると、そちらの方に驚いてしまいます。

ま、セミナーの質云々はさておいて、問題は自分自身にあることを認識しましょう。
自分はそのままで、次から次へとセミナーを受けてもお金と時間の無駄だと断言します。
10のうち2つくらいは参考になることもあるでしょうが、それとてその時に感心して終わりでは時間の経過とともに何もなかったと同じになります。
感心したことは確実に自分のものにする受講態度が必要です。
セミナーを受けて満足しただけでは駄目です。
「◯◯インストラクター」なんて紙切れをもらっても駄目です。

マクロビオティックでは陰と陽という二つの視点で物事を考えますが、セミナーの受け方にも陰陽が必要です。
受け取るばかりで出すことをしなければバランスが崩れるのは当然ですね。
頭の中もまずは不要なものを出しておいて、新しいものが入って来やすくする必要があります。
セミナーの内容と対立するような過去の知識は、ちゃんと整理して決着をつけておきましょう。
それは修正だったり捨てることだったりしますが、お部屋の掃除と同じで頭の掃除も必須です。

しかし、いくらお掃除をした頭でも、詰め込むばかりではまた風通しが悪くなってしまいます。
自分で発信して確認する作業を経なければ、いずれそれらの知識は陳腐化するか、単なる受け売りの材料にしかならなくなります。
発信というと、すぐ教える側にまわる人がいますが、それはちょっと無責任な側面を抱えますね。
ですから私は、まず仲間に発信するのが良いと思います。
なぜ仲間かというと、間違いに気づいてくれるチャンスが多いからです。

私が法律の勉強をしていたとき、絶対クラスの人と親しくしないタイプの人が何人かいました。
理由は二つあって、話をしていると勉強をする時間が減ることと、自分が知っている知識を知られたくないからというものでした。
合格率1.6%レベルの試験を突破するには、まわりはみんなライバルだと思って心を許さないという姿勢です。
でも、私が教わった先生は「まわりとともに学びなさい」というスタンスでした。

誰しも勘違いや思わぬ見落としがあるものなので、それを確認する意味でもまわりとともに学びましょうということですが、もう一つ大事なことがあります。
それは一度入れたものを出す作業をするということです。
よく先生がおっしゃっていたのは、誰かに説明してごらんなさいということです。
習った内容を本当に理解していないと、相手が解るような説明は出来ないと言うものでした。
出し惜しみするのではなく、むしろ出しながら自分も学んで行くというのが基本姿勢なので、私たちはゼミ形式で勉強会を続けました。
何人かの弁護士さんにお願いしてチューターになっていただき、教えを受けました。
その間に自分の勉強もしなければいけないので、かなりハードな時間割でした。
一日に14時間は確実に勉強していました。
でも、とっても楽しかったです。

今むそう塾ではTwitterやブログを通じて仲間たちがタイムリーに学び合っています。
復習したお料理写真をTwitterにアップしたり、悩みをつぶやいたり、あるいは私や中川さんにメールや写真を送ったりして、仲間とともに学び合うことを実践しています。
これは自分が「出す」ことによって得られる学びです。
一人でコツコツお料理をしていても、果たしてそれが正しいのか間違っているのか分かりません。
(改善点のあるお料理が99.99%でしょう。)

一方的に受けておしまいにするのではなく、ぜひ発信まで含めて学んでほしいと思います。
それがマクロビオティックでいうところの陰陽バランスに適った学び方です。
学びの目的は、その内容の正しい把握と、間違った箇所の克服にあります。
資格試験であっても、お料理であっても、学び方の基本は同じだと思います。
間違った箇所の克服なしでは学んだとは言えません。

 
葉牡丹 京都府立植物園 マクロビオティックの陰陽
(葉牡丹 ルシールワイン 京都府立植物園にて 2012/12/24撮影)

 


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元旦に誕生したマクロビオティック赤ちゃん

マクロビオティック赤ちゃん1月1日誕生

 
 

元旦に誕生したマクロビオティック赤ちゃんがいます。
Ni(17−8)さんがついに出産されました。
お子さんが欲しくて欲しくて、やっと妊娠して、元気な男の子を産んでくれました。
助産院で自然分娩だったそうです。

妊娠中は熱心にマクロビオティックのお勉強をされて、「マクロ美風の陰陽落とし込み講座」にもご参加くださいました。
その度に体調や暮らし方や姓名判断の相談をして、ご家族で出産を待ちわびているのが伝わって来ました。
7月に38歳になりますが、順調な妊婦生活でした。
マクロビオティックでしっかり体調を調えて、トラブルなく出産できたことが本当に嬉しかったです。
おめでとう!

マクロビオティックの陰陽落とし込み講座

 
 

ちなみにママは、一番手前左側の黒いお洋服のかたです。
頑張って出席してくださって、ありがとうございました。

 


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