マクロビオティック指導者田中愛子先生の言葉を想い出す

マクロビオティック指導者である田中愛子先生の言葉。
【80歳のとき、みんながお祝いをしてくれて、はじめて「あら、私、80?」と歳を感じ、それからババになっちゃった。】
あの先生らしい、ユーモアある言葉です。
その愛子先生も、今年は90歳。
今度はなんと仰るのでしょうか?(^^)

ところで、私はマクロビオティックに出会うずっと前から、年齢は不可抗力と同じだと思っていました。
だって、自分の意志とは無関係に勝手にカウントされるんですもの。
これは人間を識別するために、生年月日で分けただけなので、私の中で年齢は単なる識別情報でしかないわけです。
どんなふうに生きるか? そのことの方が大事だったので、私はあまり年齢に関心を持たずに生きて来ました。
ですから、冒頭の田中愛子先生の言葉も、凄くよく理解出来ます。

食べたいものを食べ、着たいものを着て、ああでなければ、こうでなければという考えは排除して生きると、かなり人生って愉しいものになります。
今はマクロビオティックを中心に据えて生きていますけど、がんじがらめに生きることなく、大いに自由にマクロビオティックを愉しんでいます。
そういえば、日本CI協会の勝又会長を初めて邪食(この言い方はあまり好きではないのですが、ご本人の言葉なので引用します。)に誘ったのは、愛子先生だったそうです。

他にも愛子先生からいわゆる「不良のススメ(邪食のお誘い)」をされた人は多くいて、どの人にも愛子先生は想うところがおありだったのでしょう。
国を越えて、人種を越えて、人間の身体と食べ物の力に向き合って来られた愛子先生には、きっと今の私達に伝えたいことがいっぱいおありなんだと思います。
その一つが、マクロビオティックを愉しみなさいということだと想像します。

むそう塾もそんな視点で、マクロビオティックを愉しめる食べ方や生き方をお伝えしています。

 
 

マクロビオティック指導者 田中愛子先生1

 
 

(写真:砂糖を使わない和風のお菓子/別冊主婦と生活より)

愛子先生のお着物姿は、凛とされていてとても好きです。
このお写真は私が持っている本からお借りしました。

 
 

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とにかく美味しかったです!

先日の授業前、中川さんがお味噌汁を用意してくれました。
喉があれ?という感じだった私を気遣ってくださって、そのお気持ちとともにとても嬉しい朝となりました。
お出汁がバッチリなので、なんとも美味しくて幸せでした。
葱の切り込みが中川さんらしいですね。

お味噌汁 中川善博 京都

 
 

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続 料理人中川善博による出汁巻き玉子の盛付け例

昨日、出汁巻き玉子の盛付け例を軽く記事にしたのですが、まだまだあったよね〜と思いながらiPhotoを探していたら、やはり出てきましたのでもう1本の記事にします。
これらは主に「じっくりコース」や「満足コース」で中川さんが盛り付けたものですが、サービスで出汁巻き玉子の切り方も載せておきました。
縁起の良い切り方も含まれていますので、お正月に向けて練習してみてください。
なお、盛り付けはちょっとしたバランス感覚が美しさを決めるので、日頃からバランス感覚を養うように心がけると良いです。

たとえば真っ直ぐであるべき物が斜めになっていても気にならない性格は盛り付けにはマイナスです。
建物を見ても、お洋服を見ても、「あ、この角度素敵だな!」と思えたり、「このちょっとのカーブがたまらないね〜」と思えるような感性のある人は、案外盛り付け上手になる素質があります。
でも、どんな人であっても、きちんと盛り付けられたお料理を回数多く見ることによって、目が肥えてきますから、その機会を増やすために盛り付けの記事を書いているわけです。

OBENTERSの皆さんは、毎日中川さんから盛り込み指導を受けることによって、メキメキその力をつけています。
良き師との出会い、そして学べる場があることは、どれほどラッキーなことか!
人生にチャンスは度々ありますが、そのチャンスをどれだけ自分のものに出来て、強く大きく育てることが出来るかはあなたの器量次第です。
その時にその人の陰陽差が出るのです。
何のためにマクロビオティックを学んでいるのか?
それはそんな人生のチャンスを上手く味方につけて生きられるように、チャンスを引き寄せられるように、感性のアンテナをピカピカにしておくためです。
生き方を陰陽で考えて、それを実践するのがマクロビオティックです。

盛り付けの記事なのに生き方まで関係するのかと思われるでしょうが、盛り付けには生き方まで反映されてしまうのです。
丁寧に生きている人、大雑把に生きている人、やたらと時間を無駄にしながら生きている人、自己満足の世界で生きている人、思いやりに欠ける人、物事の秩序を意識していない人、美意識のない人、などなど挙げればきりがないほど盛り付けから透けて見える世界があります。
美しく気持ちのよい盛り付けが出来るように、そんな生き方が出来るように、日々意識しながら暮らすようにしましょう。

 
 

出汁巻き玉子 中川善博 むそう塾 マクロビオティック料理教室10

 
 

出汁巻き玉子 中川善博 むそう塾 マクロビオティック料理教室12

 
 

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出汁巻き玉子 中川善博 むそう塾 マクロビオティック料理教室14

 
 

出汁巻き玉子 中川善博 むそう塾 マクロビオティック料理教室13

 
 

出汁巻き玉子 中川善博 むそう塾 マクロビオティック料理教室11

 
 

出汁巻き玉子 中川善博 むそう塾 マクロビオティック料理教室15

 
 

出汁巻き玉子 中川善博 むそう塾 マクロビオティック料理教室17

 
 

出汁巻き玉子 中川善博 むそう塾 マクロビオティック料理教室16

 
 

(中川式出汁巻き玉子の盛り付け例 料理&盛付け 陰陽京料人 中川善博)

 
 

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料理人中川善博による出汁巻き玉子の盛付け例

せっかく超一流の出汁巻き玉子を巻けるようになっても、盛付けがお粗末では美味しそうに見えませんし貧弱になります。
むそう塾生なら出汁巻き玉子の盛付けも「さすが!」と思えるように盛りつけましょう。
まずは正しいお手本を目に焼き付けるところからスタートしましょう。
どんなお料理の盛付けでもそうですが、一番アピールしたいのは何なのかをはっきりさせることが必要です。
自己主張ある盛付け。でも、全体のバランスを壊さない盛付け。
これって人間関係と同じですよね。
「なんとなく」では美味しいお料理も美しい盛付けも遠い世界です。

過去記事でも登場した中川さんの出汁巻き玉子の写真を集めてみましたので、じっくり眺めて違いを研究なさってください。
そして、ご多分にもれず、この盛付けはあっという間に盛られていることをお忘れなく。
①スピード、②お料理になるべく触れない、という盛付けのお約束事を守って、躍動感のある盛付けができるようになりましょう。

 
 

むそう塾 出汁巻き玉子の盛付け マクロビオティック6

 
 

むそう塾 出汁巻き玉子の盛付け マクロビオティック8

 
 

むそう塾 出汁巻き玉子の盛付け マクロビオティック1

 
 

むそう塾 出汁巻き玉子の盛付け マクロビオティック2

 
 

むそう塾 出汁巻き玉子の盛付け マクロビオティック9

 
 

むそう塾 出汁巻き玉子の盛付け マクロビオティック3

 
 

むそう塾 出汁巻き玉子の盛付け マクロビオティック5

 
 

出汁巻き玉子 中川善博 むそう塾 マクロビオティック料理教室

 
 

(中川式出汁巻き玉子の盛り付け例 料理&盛付け 陰陽京料人  中川善博)

 
 

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桂剥きをすると大根シートに横線が入る理由(プロの動画付き)

桂剥き むそう塾 マクロビオティック料理教室

昨日の授業中、中川さんが大根のしっぽ部分を手にとって皮を剥き始めました。
何をするのかなと思っていたところ、どうやら桂剥きを始めたようです。
あわてて途中から動画を撮りました。
とっても参考になるので公開します。

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桂剥きをすると、大根シートに横線が入ってしまう人がいます。
シートの真ん中あたりなら左手の親指が、シートの真ん中と下あたりの横二本線なら左右の親指が原因です。
それを何回、何十回口で言っても直らない人がいるため、指のせいであることをはっきりさせるためにこんな行動をとったのでしょう。
むそう塾を始めてから初めて見た桂剥きでした。
これで横線の解消できる人が続出してくれたら嬉しいんだけど・・・。
(そんなに甘くないよね、この問題)

マクロビオティック料理教室なのに、なんでそこまでするの?
そんな声が聞こえてきそうですが、この満足コースはとにかく頑張る人の集団なんです。
むそう塾で最も熱い人たちと言うべきかも知れません。
ほとんどの人が涙を流しながら、自問自答しながら練習を続けています。
その理由はそれぞれおありでしょうが、基本の大切さを知ってしまったからでしょうか。
包丁をちゃんと使えるとお料理がもっと美味しくなることが解ったし、自分の改善点も見えてきたので、向上心がメラメラしているのかも知れません。
それが出来ると、その上の世界が見えてくることも肌で感じはじめています。

素敵ですね、その世界。
ワクワクしながら時間を使うのって最高の生き方です。
一緒に頑張りましょう!

 
 

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