第85回玄米の炊き方秘伝(愛クラス)を終えて

むそう塾 玄米ご飯の炊き方

(Mさんと一緒に)

今年最初の講座は「第85回玄米の炊き方秘伝(愛クラス)」でした。
今年から少し雰囲気を変えて、しっぽりとしたほんわかムードの一日でした。
受講者の内訳は、新人さん3名(秋田1名・東京1名・愛知1名)、再受講者3名(愛知1名・熊本1名・フランクフルト1名)です。
大学生のOさんは秋田から来てくれました。
写真のMさんはフランクフルトから羽田に着いて、その足で京都まで来てくれました。
そんなに熱い想いを抱いてむそう塾にいらしてくださることが本当に嬉しい今年の幕開け講座でした。

愛クラスはむそう塾の原点講座です。毎回開催する度に「やっぱり愛クラスっていいなあ」と思います。
涙あり、笑いありの人生があって、他の人からも生き方や考え方を学べる自己紹介タイムも好きです。
この後玄米ご飯の炊き方を伝授して、懇親会をして、濃厚な一日が終わりました。
どうぞ早いパスポート取得を目指して頑張ってください!

むそう塾

(受講生の皆さん)

愛知県から初めて来られた方が、「私が一番遠いと思っていました」とおっしゃっていましたが、いえいえ、むそう塾は遠くからの人がとても多いのです。
何しろ、むそう塾生の半分以上は東京方面からなんですよ。

 
 

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「アトピー親子の死闘が報われた」に対する補足

Facebookでシェアしたアトピーの記事が未だに読まれているようなので、きっとアトピーの方が情報を求めているのだなあと思っています。
その記事はこちらです。
「アトピー親子の死闘が報われた」

アトピー

 
 

情報はとかく尾ひれがついて正しく伝わらない面がありますので、老婆心とは思いますが誤解を避けるために私からコメントをしておきます。

この記事がなぜ読まれるかというと、「掻きたいだけ掻かせて出血させる」というところにハッとするからだと思います。
これは重度のアトピーを体験した私と息子の例だけでも分かることなのですが、掻きむしると必ずその後はひどいことになります。
ですから、アトピーを治すためには「掻かない掻かせない」ことが良いと思われるのですが、それはとても現実的ではありません。
だって、痒いのは本当につらいんです。落ち着けないんです。
何しろ拷問に匹敵する痒さなんですから。

アトピーでは「1掻き1週間」といわれて、掻いたことによる傷口が元に戻るまで1週間くらいかかるのです。
でも、痒い時にはそんなことなんかどうでもよくなります。
とにかく目の前の痒さから逃れたいだけなんです。
でも、これって案外本当のことを教えてくれているのだと思います。

なせ痒いかというと、複数の原因はありますが、その最たるものは血液が汚れてしまっているから痒みを発生させているんですよね。
ですから、アトピーを治すためにはまず血液の質を変えていくことが先決です。
でも、血液はすぐには変わらないから、急いでその血液を少しでも外に出そうとして掻く(=出血)のかも知れません。
そうだとしたら、掻く行為は自分で自分を治そうとする自然な姿であるように思います。
「瀉血」という治療行為がありますが、あれもこれと似たようなもので、悪い血液を早く体外に出してしまうことを目的とします。

私が誤解してほしくないなと思うのは、「掻いて治すのではない」ということです。
掻きこわせば患部が感染症にかかる危険性も増えますし、患部の改善も後戻りしてしまうのですが、「掻くこと=禁止」という思い込みは捨てたらいいと思うのです。
もし周りのアトピー患者さんが掻きまくっていたら、それを止めるのではなく、「ああ、自然の行為なんだなぁ」と思って、むしろ一緒にその手を撫でてあげる方が効果的です。
とにかくストレスはアトピーの大敵ですから。

そうして、汚れた血液を早くきれいにするために、腸を改善することが重要です。
赤血球の寿命を考慮して100日。
まず3か月を目安にお食事を見直すことと、汗をかくことをしましょう。
これを早く改善したいときには、温泉(できれば源泉で湯治)を併用すると効果的です。
今でも温泉でアトピーを改善する人が多くいます。
私も息子も最終的には温泉のお陰で完治しました。

ところで、ご紹介した記事の赤ちゃんは、このまま治ってしまえば良いのですが、もしかしたら何年か経ってまたアトピーが出てくるかもしれません。
でも、そんなものなんです。良くなったり悪くなったりしながら、人間の体は整って行くのです。
右肩上がりに一気に良くなればスッキリするのですが、体の中では色々と対応していて、ちょっと無理かなという時には外に出してお知らせしているわけです。
出るときにはもうどうしようもありません。
止めないで出るだけ出してやることです。それが一番早い治り方です。

アトピーは皮膚だけを見ていては良くなりません。
皮膚は体の中の状態をお知らせしてくれているだけですから、皮膚を治そうとするのではなく、体の中を治さなければなりません。
このことが理解できたら、アトピーに取り組む姿勢も変わるはずです。
今アトピーで苦しまれている方々が、この記事を参考にして一日も早くツルツルのお肌に戻ってくれますように。
そして、アトピーは必ず治ると信じて頑張ってください。
しつこいようですが、アトピーになったら腸を改善しましょう。
改善方法は別記事で。

 
 

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マクロビオティックの指導現場から(動物性のこと) 

むそう塾 マクロ料理教室

(リマ新宿店にて)

昔はこのような商品は並んでいなかったなあ・・・。
これらの商品が並ぶようになった経緯には複数の理由があるけれど、販売の現場ではこうして消費者のニーズに応えている。
でも、マクロビオティックを啓蒙する人たちは「動物性抜き」を原則として主張する。
しかし、マクロビオティックの理念が一人歩きしているため、動物性を排除するのがマクロビオティックだと信じて疑わない人がいっぱいいる。
体調が悪くなっても、陰陽バランスが崩れているのに気づかず、マニュアル料理を繰り返してどんどん健康から遠ざかっている人もいる。

マクロビオティックは原則として禁じている食べ物はない。
もし体調が悪いなら、避けると良い食べ物があるよと教えているのだ。
その「避けると良い食べ物」がグーンと全面に出てしまって、どんな体調の人にも適用してしまう人が出てくるからおかしなことになるのだ。
ちょっと常識で考えたら分かりそうなことでもあるのに。

海に囲まれた日本で、鰹節くらい食べるのは当たり前じゃないか。
物にはすべて陰陽両面があるのだから、片方だけを見てあーだこーだと目くじらを立てる方がおかしい。
それこそマクロな視点じゃないよね。
もっとノビノビしようよ、息切れしている人たち。
今信じているそのマクロビオティック、本当のマクロビオティックなの?
まっとうな判断が出来てこそ、マクロビオティックを知ってよかったとなるよね。

 
 

◆サイトの次の記事も併せてお読みください。
今年のマクロビオティックは拡散から収斂の方向へ

 
 

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玄米ご飯をふっくら炊くための必需品導入のお知らせ

厳しい寒さが続いています。
そんな季節は玄米をふっくら炊くのに一番苦労する時季でもあります。
でも、むそう塾ではそんな寒さに影響されずに、白米のようにやわらかい玄米ご飯を炊くためのノウハウが蓄積されており、その一つが写真の「ふうわりさん」を使用することです。
今まではパスポートを取得してからふうわりさんの使用を認めていましたが、1月10日の愛クラスからふうわりさんを使用したデモを開始します。
本当はパスポート取得まではふうわりさんの力を借りることなく、炊飯の技術力を上げてほしいところなのですが、少しでも早く美味しい玄米ご飯が炊ける喜びを味わっていただくために解禁することにしました。

 
 

むそう塾 ふうわりさん 玄米炊飯

 
 

(ふうわりさん むそう塾のオリジナル商品です。)

「玄米の炊き方秘伝(第85回愛クラス)」の告知段階では、まだこのふうわりさんが完成していなかったため、ふうわりさんの使用を告知内容に盛り込めませんでした。
1月10日の愛クラスでは、このふうわりさんの使い方をご説明して、最新の保温方法をお教えします。
したがって、初めて愛クラスを受講されるかたには、当日ふうわりさんを購入していただくことになってしまいますが、何卒よろしくお願いいたします。

なお、このふうわりさんはオリジナル商品のため、原価がとてもかかっておりますが、愛クラスを受講されるかたには特別割引価格の6,000円(送料込み)でお分けいたします。(あ〜、原価を切ってしまいました。)
それでも、美味しい玄米ご飯を食べて欲しい一心で、愛クラスを値上げせず頑張って行きたいと思います。
どうか多くの方が胃腸にやさしい玄米ご飯が炊けるようになりますように。

余談ですが、むそう塾の玄米炊飯はこうして少しずつ進化して行くんだなぁと感慨深い気持ちになります。
初代は新聞紙でした。それから米袋、そしてふうわりさん。
だんだん使いやすくなりますね。

【追記】
愛クラス受講者以外(むそう塾のパスポート取得者に限る)のふうわりさんのご購入はこちらから。
ただし、パスポートを取得してから長期間経っている人は、その間にお鍋の変更、炊き方の変更、保温方法の変更がありましたので、愛クラスを再受講なさることをお勧めします。
このふうわりさんは単に販売目的の商品ではなく、あなたの体調にピッタリの玄米ご飯を炊くための応援商品だからです。
ふうわりさんに頼るのではなく、もともとの炊飯技術を確認してから、ふうわりさんの使い方をアドバイスさせていただきたいと思っています。
どうかご理解いただけますように。

 
 

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今年初の「中川式鉄火味噌」が出来上がりました

むそう塾では「京料理人  中川善博」が、正統派の京料理をさらにマクロビオティックの陰陽で見直して、「絶対に美味しい健康料理」をお伝えしています。
とかく健康になるためのお料理は、体には良いかも知れないけれど美味しくないというのが多かったりします。
しかし、本当に体に良いお料理は美味しくなければ効果は半減します。
なぜなら、人間には「美味しい!」と感じた時に幸せ感や満足感が一緒になって、その時に放出されるホルモンが治癒に導く効果があるからです。

マクロビオティックでお馴染みの鉄火味噌は、市販されているものはあまり美味しくないのですが、中川善博の腕にかかるとまったく別料理かと思うほど神々しいお味に変化します。
そして、それを召し上がった時の美味しさに感動する人が続出したため、根性のある塾生さんが練習に練習を重ねて、むそう塾生のために作ってくれるのが「子象さんの鉄火味噌」です。

今年も子象さんは2日に初仕事をされました。
蓮根が最高に美味しい寒い季節の鉄火味噌は、1年のうちでも1番蓮根の粘度も増し、それだけ甘味も増すことになります。
極陽性の鉄火味噌が陰性な環境や体を守ってくれることに感謝しながら、今年もこの鉄火味噌で元気になる人が増えますように。

 
 

中川式鉄火味噌 マクロビオティック料理教室

 
 

(中川式鉄火味噌 料理:子象さん トップにあるのは粒の細かさを比較するための玄米)

 
 

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