マクロビオティックでは陰陽で物事を判断しますが、日常の行為を陰陽で考える癖をつけると、より客観的に人間観察が出来て参考になります。
日々ブログやメールを通じて、あるいは教室で塾生さんと接しているので、この行為の陰陽はかなり精度が高いです。
結論からいいますと、「物事を絞り込めるか否か」です。
陰性の人の行為はあらゆる場面で絞り込めません。
ですから、お部屋が散らかったり、お片付けが出来なかったり、行動に無駄が多かったり、話に勘違いが多かったり、仕事を間違えたり、無駄に文章が長かったり、とにかくまとまりが悪いのです。
ですから、こういう人は物事を特定することが苦手なので、話がこんな感じ ⇄ で微妙に食い違ったりします。
つまり、ピタッとかみ合わないんですね。
その結果として、それを修正するためにまた時間を使ってしまうので、時間が無駄になります。
結果として、1日24時間を効率悪く過ごすことになって、人によっては後始末に大半の時間を割くはめになります。
それでは人生は楽しくないですね。
よく「的を得た質問」と言ったりしますが、まさにこれが「絞り込めている」結果です。
つまり「特定」出来ているんですね。
この「特定」はマクロビオティックの陰陽でいうなら陽性です。
反対に特定できていない場合は陰性ですね。(=不特定)
この特定出来るか否かの能力は、実社会で仕事をするときに、「問題の所在」を見極める能力になりますから、この能力が高い人はいわゆる出世街道を走れます。
ということで、それぞれの行為には陰性陽性がありますから、現実の生活で自分はどのパターンだろうかと考えてみると参考になりますよ。
たとえばTwitterで「独り言」を多くTweetする人は陰性が強いですね。
意味ある内容(特定できている)でも沢山Tweetするのは、それだけ陰性さが増します。
出す(吐く=呟く)行為は陰性だからですね。
反対に一切呟かないでもっぱら読むだけという人もいます。
こういう人は出さない点だけとらえると陽性に思ってしまうでしょうが、「出せない」のなら陰性になります。
特定して出せるのは陽性です。
特定して出さないのも陽性です。
ここではTwitterを例にあげましたが、日常的に会話する周りの人でも同じように考えられます。
意味のないことを喋りすぎる人、いつも無口で何を考えているの分からない人、寡黙だけれどたまに口にする言葉には重みのある人、うまくキャッチボールの会話が出来て楽しい人、色々いますね。
この世は人間社会ですから、双方向でほどほどに気の交流が出来た方が気持ちよく過ごせることも多いです。
そんなことを思いながら、「特定の癖」をつけてみましょう。
人生の景色が変わってきますよ。
(牡蠣の時雨煮 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)
牡蠣はミネラルの宝庫。
貧血気味の女性やときめきが少なくなった男性にもおすすめです。