ブログでマクロビオティックを発信し続けて13年目に入りました

私がブログを書き始めたのは、2005年8月15日でした。
その日からほぼ毎日更新し続けて12年の歳月が過ぎました。
これから13年目に突入するこのブログは、もう私の細胞の一部のような気がします。

ブログを書き始めてからの私は、ドドドーっと忙しい日々になりました。
それまでにしていたマクロビオティックを、全国各地の人と語り合うために、まさに東奔西走の日々が始まったからです。
そんな中で、お互いのブログがご縁で京都の中川善博さんと知り合い、さらに2008年には「むそう塾」まで始めることになって、まるで無から有が生まれたように感じたものです。

「石の上にも三年」と言いますが、まさにブログを始めてから3年で目に見える形の「むそう塾」が出来たときには、ブログの力を感じたものです。
一文字一文字に込めた気持ちは、ブログを通じて多くの皆様と心を通わせることができ、今なお「むそう塾」が塾生さんと熱い想いを共有していられるのは、すべてブログのおかげです。

今はブログの他にTwitterやFacebook、それにInstagramなども手がけ、12年前より発信の手段が多くなってきましたが、一番好きなのはやはりブログです。
このブログのアーカイブをプルダウンして行くと、12年間の想いがビッシリ詰まっていて感慨深くなります。

2012年11月1日にはむそう塾のサイトが完成し、その中に入れ子形式で中川さんのブログと私のブログが仲良く並ぶことになりました。
むそう塾のサイトは、インターネット上に家を建てることをイメージしました。
そして、その家にはお父さんとお母さんがいて、いつでも帰れる茶の間の役割を果たしたいと思ったのです。

私はgooブログから、中川さんはExciteブログからWordPressに移行して、ずいぶん過去記事のレイアウトが乱れてしまったのが一番の心残りですが、それでもこうして12年間ブログを書き続けて来れたことがありがたいです。
そして、記事を読んでくださる方々に心から感謝しています。

過去記事をプリントアウトしてファイル化してくださった人、アンダーラインまで引いて一字一句を丁寧に読み込んでくださった人、気になる記事を携帯電話からすぐ読めるようにアイコンまで作って保存してくださった人、Excelで動画一覧を作ってくださった人などがいらして、本当に頭が下がります。

これからも、ブログがつないでくれるご縁に感謝しながら、魂の触れ合う生き方を実践して、正直な記事を書き続けて行きます。
ほんまもんを発信するブログとして。

 
 

 
 

(獅子唐と小茄子の揚げ浸し 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

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カテゴリー: マクロビオティックが楽しい♪, こころ・想い, その他 | 8件のコメント

京料理人中川善博のパスタ料理は新しいパスタの世界

私は食べる回数でいうなら、パスタより圧倒的にお蕎麦やおうどんに軍配が上がっていました。
外に食べに行くときも、「美味しいお蕎麦を食べに行こう」ということはあっても、「美味しいパスタを食べに行こう」というほど魅力的なパスタのお店を知らなかったせいもあります。

外でパスタを食べることがあっても、「後を引く美味しさ」までには至らないお店が多く、どちらかというと、油っぽさが苦手でもありました。
お蕎麦やおうどんにあるサッパリ感がパスタにはないように感じたのです。

しかし、10年ほど前に中川さんの作るパスタを初めてご馳走になって、そのあっさり感に驚いたのでした。
それはどこのお店にもないあっさりしたお味で、でも旨味はあって、食べ終わった後のお皿に油が残らないことが新鮮な驚きだったのです。

それから時々中川さんが作ってくれる季節のパスタの虜になって、ついには上級幸せコースのカリキュラムにも入れてもらったのでした。
授業で習った人たちには、それまでパスタをそんなに食べなかった人も多く、またパスタが苦手という人もいたのですが、試食したら一気に中川式パスタのファンになってしまいました(笑)

パスタは外で食べるものであって、自分では作らないと言う人も多かったのですが、中川さんから習ったパスタは、自分で作らなければ外では食べられないので、必然的に作ることになります。
でも、人間って美味しいものへのエネルギーって凄いと感心するのですが、今までパスタを作ったことがない人でも、「あの美味しいパスタ」のためなら作ろうとするんですね(笑)
次々と復習されていて偉いなと思います。

*   *   *

ところで、パスタの授業では、おかずになるパスタ料理も教えています。
「ひじきとコーンのパスタ」ですが、その復習投稿をされた“ゆこ”さんの投稿文の感想が嬉しかったです。

シンプルな調味料でしっかり味が纏い、油こくもなく、パサパサ感もなく、食べ続けてしまうショートパスタは初めてです。
動物性がなくても主人も美味しいと食べていました。
息子も食べやすく、朝から糠漬けと共に黙々と食べてくれました。
主人、息子共によく食べてくれる姿が1番好きなので、家族が美味しく食べてくれることが1番幸せです。
もう外のパスタはいらないなぁ、と言っていました。
また外食率が減りました。

ご主人様のお気持ちは、すご〜くよく分かります。
私も中川さんのパスタをいただいてから、もう外でパスタを食べたいと思わなくなりましたから。

*   *   *

中川さんがピザの商品開発時代に、体を犠牲にしながら研究したイタリア料理の世界は、京料理の世界と見事に融合して新しいお料理の世界を生み出したと思います。
そして、上級幸せコースで教えているパスタは、マクロビオティックの陰陽が加わっているので、さらに「健康パスタ」とでも言いたくなるほど体に負担を感じません。
これは凄いことです。

中川さんのパスタの世界は、一般的な認識を覆す驚きの世界です。
こんなにも爽やかに、こんなにもライトなパスタがあるなんて、なんて幸せなことでしょうか。
う〜ん、お米に例えるなら、お茶漬けの軽さとでも言いましょうか。
そんなお料理を生み出せてしまう中川さんのことを、改めて尊敬しています。

 
 

 
 

(梅紫蘇パスタ 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

私はこの「梅紫蘇パスタ」が大好きです。
「壁の穴」では「若者のアイドル」を注文する息子ですが、その若さでもこの「梅紫蘇パスタ」が気に入ったそうです(^^)

 
 

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カテゴリー: マクロビオティックの指導現場からシリーズ, マクロビオティック京料理教室 むそう塾, 料理人 中川善博の陰陽料理 | 4件のコメント

マクロビオティックの陰陽を活かした家事アドバイス講座(83) カウンター下収納・机

「マクロビオティックの陰陽を活かした家事アドバイス講座」を、今年の2月から3月(一部は4月)まで開催しました。
その時に受講された“さえ”さんのオーダーした家具が、先日やっと到着して、全部そろいました。
さえさんは、かなりの種類の家具を買い替えたり買い足したり、相当出費もありましたが、心地よい生活が実現できて、私もホッとしています。

家事アドバイス講座では、その人に見合ったアドバイスをして、ご予算の範囲内に収めるよう努力していますが、さえさんのようにかなりの部分を入れ替えすると、相当陰陽も変わります。
しかし、一番肝心なのは、ご本人の自覚であって、お金だけ投入してもご本人に感謝の気持ちがないと、陰陽の変化は小さくなってしまいます。

とてもご理解のある、素晴らしいご主人様がついていらっしゃるのですが、さえさんにはそのご主人様のよさが充分理解出来ていなかったフシがあります(笑)
でも、さえさんが授業で京都にいらしてくれた時に、あれこれ具体的なことを話して、ご主人様のことを理解できるようにアドバイスをさせていただきました。

人間は得てして変化を嫌ったりします。
楽な方に流れる傾向にあるからですね。
ですから、肝に銘じて、ご主人様への感謝の気持ちを持ち続けてほしいと思います。
その想いがちゃんとあれば、考え方や行動や気持ちが確実に変化してくるのです。

そして、さえさんの今回のメールにも、そのような変化が書かれていたので、とても嬉しかったです。
家事アドバイスを通して、「感謝の心」についても学べたのかなと思います。もう夫への感謝の気持ちは忘れません(笑)。
この文章が一番嬉しかったです。

そして、さえさんもお仕事をお持ちなので、なるべくご主人様と同じエリアでお互いの氣を感じて、距離感をなくしてほしいと思って、机を並べて座る「同級生」感覚を提案しました。
さえさんがお料理をしていても、後片付けをしていても、会話の出来る距離感。
そして、一番設けたかったのは「奥様の定位置」です。
さらに、そこはグリーンで自然を感じられる色合いにして、キッチンから目に入る色合いを優しいものにしたいという想いがありました。

さらに、カウンター下収納は、徹底的に機能優先にこだわりながらも、質感も大事にしてオーダーとなったのでした。
これが結構難航して日数がかかったのですが、良い仕上がりと使い勝手になって、私も安心しました。
さえさんも相当頑張ってくれましたので、良い結果になったことで私も責任を果たした気持ちになっています。

なお、机を並べる提案については、次の過去記事でアドバイスしていますので、そちらの記事も読まれると理解しやすいかと思います。
86-4がさえさんの塾生番号です。
家事アドバイスの詳細を時系列でお知りになりたい場合は、「86-4」(「 」は不要)でブログ内検索をしていただくと関連記事があがってきます。

マクロビオティックの陰陽を活かした家事アドバイス講座(51) 食器棚・机・椅子・カウンター下収納 2017.3.17

この時に次のようなレイアウトを提案したのでした。
ブルーの枠が私からの提案です。

 
 

そして、納品された家具がこちらです。
素敵ですねぇ。

 
 

老婆心ながら付け加えておきます。
注文時点で確認されているとは思うのですが、もし椅子のキャスター跡が床につくようであれば、薄くてもよいのでカーペットを敷かれることをおすすめします。
その方が足あたりも柔らかくなって、もっと心地よくなりますよ。
板(フローリング)よりカーペットの方が陰性だからですね。
高級でフカフカした絨毯にすると、椅子の滑りが悪くなるので、ここは薄いことが条件です。
大きさはお二人の机の脚も収まってしまうものにしましょう。
カウンター下収納のところまでピタッとくっつけて敷くと綺麗です。

最後に、さえさん、ご主人様、長い間家事アドバイスにおつき合いくださってありがとうございました。
末永くお幸せに♡

*   *   *

美風さん

こんばんは。

先月下旬に納品された収納棚を使い出して約2週間が経ちました。
すこぶる快適です!(笑)
机のすぐ後ろに文房具から書類まで全て揃っていることがこんなにも便利なのかと驚きの快適さです。
請求書などの書類類をしまう際に、以前の扉を開けてファイルを出して片付けるといった動線と比べると、扉を開けるといった動作が一つ無いだけで、スムーズで、また面倒な感じがしないのがとても不思議です。
テーブルの上に片付けを待っている書類等がごちゃごちゃと溜まらないのも、とても気に入っています。
どこに何が入っているかもわかりやすいため、とても使いやすいです。
夫も「便利だね〜♩」と楽しそうで、とても喜んでくれています。

夫と机に座ってそれぞれ別の作業をしていても、横並びのおかげで一体感があるというか、前よりも同じ時間を共有している感じがします。
机を並べるという美風さんのアドバイス、振り返ってすぐ収納できるカウンター下収納のアドバイスのおかげで
以前よりも格段に生活の質も上がり、夫婦の時間も増えました。
本当に素敵なアドバイスをありがとうございました。

それから、カウンター下収納もGNASHさんにして正解でした。自分たちの希望通りのものが出来上がってきましたし、
机と似たような色合いの合板も選ぶことができましたので、部屋全体に統一感があり、とても気の良いお部屋に変えることができました。
そして私の椅子もとても座りやすく、体の負担が感じられないくらいです。
グリーンもいつもキッチンから見えるので、目にする度に優しい気持ちになります。
私一人では到底思いつかないことばかりでした。家事アドバイスに参加させて頂けて本当に良かったです。
家は美風さんと夫のおかげで整いました。あとは私次第なんだと、身が引き締まる思いです。

夫の電気つけっぱなし、引き出し開けっぱなし、物の出しっぱなしに不満たらたらの私でしたが、
前回の上級幸せコースの授業の後2〜3日は、美風さんや中川さん、麗可ちゃんの言葉を思い出し、
「イライラしたら罰当たり」「これも常夜灯」「京都に行くことに文句を言う旦那さんより全然マシ」等を呪文のように
唱えていたら、いつの間にかもう全く気にならなくなりました。今では本当に不思議なくらい負の感情がなくなりました。
夫にも美風さんや中川さん、麗可ちゃんから言われたことを話したところ、「そうゆう考え方もあるんだね〜」と、面白いと笑っていました。

本当は自分の中にある、なかなか変わることができない自分への不満や苛立ちを夫に責任転嫁していただけなんだなとわかりました。本当に罰当たりですね(苦笑)。やっと意味がわかりました。
ちょっとした日常の不満で小さなことだと思っていましたが、解決できた今は、大きな気づきだったと実感しています。
大切な気づきをありがとうございました。
家事アドバイスを通して、「感謝の心」についても学べたのかなと思います。もう夫への感謝の気持ちは忘れません(笑)。美風さんが「優しくしすぎるくらい優しくしてあげて」と以前おっしゃって下さったことを日々実行できるように頑張ります。

美風さん、家事アドバイスを通して本当にいろいろなことを教えていただきました。ありがとうございました。
自分を変えることに諦めないで、これを機に人として成長できるように、より良い人間になれるようにまた気持ち新たに頑張ります。
これからもどうぞ宜しくお願い致します。

さえ

 
 

▽▲ 過去の「マクロビオティックの陰陽を活かした家事アドバイス講座」は、こちらからご覧ください。▽▲

 
 

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胡瓜の乱切り動画集

 
 

(胡瓜の乱切り 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

昨日開催した「夏から秋の極上お弁当講座」では、胡瓜の乱切りが出てくるのですが、過去には乱切りが出来ない人が予想以上に多くてビックリしました。
きっと今回もそういう人がいらっしゃると思うので、過去記事をもう一度あげておきます。
丁寧すぎる動画をたくさん撮ってありますので、乱切りが上手に出来るようになってくださいね。

乱切りの決定版! 前後から 筋入りまで!(動画付き) 2016.6.6
中川善博による胡瓜の乱切りお手本(動画付き) 2016.6.5
胡瓜の乱切り(ゆっくり動画付き) 2016.5.15
むそう塾の動画チャンネルを参考にしましょう(胡瓜の乱切り) 2015.8.19
胡瓜の中華風ピクルス(乱切りの動画付き) 2014.8.21

 
 

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少し早く産まれましたが、母子ともに元気です!

Aさんが初めて愛クラスに来てくれた時、つわりの真っ最中でいかにも体調が悪そうでした。
自己紹介の時に、「上のお子さん二人の妊娠・出産中にはマクロビオティックを知らなかったけれど、今度はマクロビオティックを実践していたから、どんなに軽くなるだろうかと楽しみにしていたのに・・・」という言葉が出てきました。
そして、流産の危険性もありました。

あ〜、可哀想ですねぇ。
Aさんはとても陰性に偏ったマクロビオティックをされていたので、もしかしたら本当に流産してしまうかもしれないと思い、大急ぎで陽性なお食事に変えるようアドバイスしました。
そしてAさんは、むそう塾から帰って翌日からピタリとつわりがなくなりました。
お味噌汁のお出汁も変えてもらい、せっせと玄米ご飯も食べてくれました。

その後、あの愛クラスでの体調不良は別人かと思わせるほどの変化を見せて、あのハードな桂剥き投稿期間中も毎日投稿して、見事「桂剥き美人」に選ばれて、まな板をゲットされたのでした。
単発講座にも東京から通ってくださって、元気な妊婦さんでホッとしました。

妊娠期間はいつも注意が必要ですが、Aさんは、8月3日に突然妊娠29週で出産されました。
予定日は10月17日だったので、赤ちゃんはまだ1,400gと小さく産まれたため、写真のようにいろいろな装置がついて保育器の中で成長中です。
お母さんのAさんは、8月8日に帰宅されて、翌日から上のお子さんのお弁当を作ったりしています。
これから本来の予定日近くまでは、病院におっぱいをお届けすることになりますが、上のお子さんを育てながらですから大変ですね。

お料理センスの良いAさんは、なかなか素敵なお弁当を作ってお弁当投稿も再開し、100点も取られていますが、ご出産のあとなので、ご自身のお体も労ってあげてほしいです。
くれぐれもご無理をなさいませんように。
これから早く、一家五人で揃って暮らせる日を、私も心待ちにしています。

*   *   *

Aさん、ご出産お疲れ様でした。
そして、お嬢ちゃんのご誕生、おめでとうございます。
流産せずに、無事に生きて産んであげられて本当に良かったですね。
あなたのメールに書かれていた文章を抜粋させていただいます。

玄米菜食が絶対と思っていた固定観念を打ち破られたように、
西洋医学を闇雲に否定してしまっていた頑なさもまた、
今回の妊娠が崩してくれたように思います。

上の子たちの時は
産まれた瞬間から必ず側に置いて
何が何でも完全母乳で…と
これまたものすごく頑固だったので、
子どもとの距離があり色んな方々からの助けを実感しつつの子育てはまた、
何かの思考に囚われてがんじがらめだった自分を解き放つことになりそうです。
育児とは、自分が視野を広げ成長させてもらうことなんだなと
改めて思います。

いつも子供は親に何かを伝えるために産まれて来るのだと思っています。
私はいまでも息子から無言に発信されるものを感じながら、日々をコントロールしながら生きています。
周りに存在する人すべてが、自分にとって意味のある存在なのだと思える時、心は穏やかになれるし、成長できると思っています。

お嬢ちゃんは、その身を以ってご両親に訴えたかったことがあるのかもしれません。
聡明なあなたは、そのことをすでに充分認識されていますが、時々むそう塾と一緒にそのことを想い出して行きましょう。
そうすると、子育てが楽になりますよ。
また京都でお会い出来る日を楽しみにしています。

 
 

 
 

{お母さんの手のひらに隠れてしまいそうな赤ちゃん)

 
 

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