働き詰めだけど楽しい私の人生♪

昨日の放課後に塾生さんと話をしていて、ふと私の若い時代を想い出した。
今は働くことが複雑な時代になってしまったけれど、それでも労働意欲さえ失わなければ、なんでもできると思っている。

私は16歳から一人暮らしを始めたから、その時から働き詰めだ。
自由に生きたかったら、経済的に自立することだと思っていたので、他の人より早く働き始めたことになる。

北海道から離れると、楽しいことがたくさんあったけれどお金も必要になる。
だから、その分のお金を作るために昼だけでなく夜も働いた。
昼も夜もそろばん(古いねw)を弾いていたけれど、疲れることも飽きることもなく、楽しかった。

それは、お金が貯まって行ったから。
生活は昼間の給料でまかない、夜の給料はすべて貯金した。
何しろ遊びに行く時間がないので、お金を使う場面がないのだ。

そんなことをしていても楽しかった。
だから、人生に遊びってそんなに必要ないのかもしれない。

何年間も働かないで食べられるだけのお金を貯めてから、一気に法律の勉強を始めた。
これが実に楽しかった。
新しいことを知るのは、本当に楽しいものだった。

あ、そういえば、今も似たような生活をしているなぁって思う。
もちろん、今も楽しい♪

それは、きっと私が好奇心の塊で、その好奇心のおもむくままに生きてきたからだと思う。
その過程でお金が必要な時には、仕事を掛け持ちで働く。
ただそれだけだった。

何十年も働き続けて思うことがある。
10代のときには、職業に貴賎はないと思っていたけれど、20代になったらそうは思わなくなった。
生き方への姿勢が問われるんだなと思った。

私はとにかく、後ろ指を指されるような生き方はしたくなかった。
恩を忘れる生き方もしたくなかった。

はたと思った。
なんだ、それって私の両親の生き方そのものじゃないかと。
私は、真面目に生ききった両親の背中を見ていただけなのかもしれない。

背中って大きいな。
息子は私の背中から何を感じ取ってくれるのだろうか?

 
 

 
 

(うざく 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

私は小さいときから酢の物が大好きだ。
だから、あちこちのお店で酢の物をいただいてきたけれど、中川さんが作ってくれる酢の物は抜群に美味しい!
マクロビオティックの陰陽を知った今は、その美味しさの秘密がコトンと納得出来る。

 
 

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カテゴリー: こころ・想い | 2件のコメント

主食と副食の陰陽バランスには料理方法が影響します

むそう塾では圧力鍋で玄米ご飯を炊く方法を教えています。
なぜなら、圧力鍋が最も玄米を理想的な状態に炊き上げられるからです。

圧力鍋で炊く方法は陽性な料理方法なので、白米を電気炊飯器で炊いていた人がそのまま圧力鍋で炊いた玄米を食べていくと、徐々に陽性さが増えてきます。

それが良いところなのですが、マクロビオティックで陽性に偏っている人は、主食のみならず、おかずも陽性にしている人が多いです。
そういう人たちは、圧力鍋が陽性だから悪いのだと土鍋に移行したり、玄米以外の陰性な穀物を混ぜたりしますが、それでは玄米の本当の美味しさが減ってしまいます。

そういう人たちは、暑い夏になると玄米ご飯すら入らなくなって、他の主食に逃げたりします。
そして、徐々に体調が変化して秋を迎える人も多いですね。

マクロビオティックは、陽性が良いのでもなく、陰性が悪いのでもなく、弾力のある中庸が一番都合がいいですね。
それを知っているのに、陽性に偏ったお料理をして体調が思わしくなくマクロビオティック歴の長い人が多いです。

人間はあくまで全体で判断するべきなのですから、主食を陽性に仕上げたら、おかずは陰性さを考慮することも当然できるのが本当の陰陽使いになります。
しかし、頭のどこかに陽性信仰があると、そこを素通りしてしまうんですよね。
そして、体調不良の原因を圧力鍋に押し付けてしまう人も多いです。

しかし、主食を陽性な料理方法にしたら、おかずは中庸や陰性の料理方法にするのが最も体に負担なく陰陽バランスを取れます。
ここのところが認識できていないマクロビオティックの料理教室が圧倒的多数です。

多くの人は体調を調えるために、主食と副食の食材の陰陽ばかりに目が行っていますが、実は料理方法の陰陽というのがとても大事なのです。
むそう塾では、そこを大切に教えています。

 
 

 
 

(中川式金平牛蒡蓮根入り 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

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<必読>幸せコース受講生の皆様へ 〜持ち物のご連絡〜

今月の幸せコースのメニューは酢の物・和え物です。
甘酢やぬたのお持ち帰りがありますので、100cc・200cc・300ccくらいの保存容器を3個ほどご持参ください。
その他にも酢の物の材料をお持ち帰りしたい場合は、平べったい小さな容器があると便利です。
ジップロックの大小をいつも用意されておくと、思わぬお持ち帰りが発生した時に便利です。

一昨年の授業風景はこんな感じです。
「マクロビオティック料理教室 むそう塾 第7期幸せコース」

 
 

 
 

(うざく 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

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食べ物の旬とマクロビオティック

むそう塾がいつもお世話になっている、京都上賀茂の京野菜農家さんが先日配達をしてくださったとき、「これで今年の胡瓜はおしまいです。トマトもこれから根を抜きます。」とおっしゃっていて、「ああ、夏が終わるんだなぁ」と思いました。

今は「大暑」ですから、暑さ真っ盛りですが、8月7日の「立秋」を境に、季節は秋に向かって行きます。
お盆の最中はまだまだ暑いですから、秋といってもピンと来ないのですが、自然界は人間より敏感に宇宙の秩序を感じて生きています。

ですから、自然相手の農家さんは、ちゃんと宇宙の秩序どおりにお野菜を栽培しているわけです。
トマトや胡瓜の後には、「すぐき菜」が育てられて冬の「すぐき漬け」に備えます。

一方、糠床は人間より繊細なセンサーを持っていて、ちゃんと樽の中で季節の変化を感じていますから、立秋を境に糠床の状態も秋仕様に変えて行きます。
春から夏の状態と同じではいけないことを知っておきましょう。
私達は季節の変化とともにお洋服を着替えますが、糠床はまるでデパートのお洋服売り場のように、季節を先取りして生きているのです。
中川式糠漬けを育てている新人さんは、これからが要注意です。

窓を開けていると、東山の方からたくさんのヒグラシの合唱が聞こえて来ます。
まるで、これから去りゆく夏を惜しむかのように。
昆虫もまた季節とともに生きていて、季節を忘れがちな人間が病気になるのも無理はないかなと思えてしまいました。

そんな人間はせめて、食べ物だけでも「旬」を大事にしたいですね。
マクロビオティックでも、「旬のお野菜」のエネルギーをいただくことによって、より健康になることを目指していますが、こうして農家さんと直接接していないと、旬を肌で感じられなくなってしまいます。
せめて食べ物の旬を意識したお料理をするようにしましょう。

旬の食べ物をいただくことによって、その季節に必要なエネルギーを補い、体調を調えますが、いただく人の体調によって、食材や料理方法を変えることをマクロビオティックでは陰陽で考えていきます。
旬とともに大切にしたい考え方であり、旬のエネルギーを最大限に活用する方法でもあります。

 
 

 
 

(京都上賀茂産のトマト 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

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京料理人中川善博の盛り付けには京友禅の世界が重なる

「マクロビオティック京料理教室 むそう塾」では、盛り付けにとても時間を費やしています。
それは、「盛り付けまでが料理である」という塾長中川善博の熱い想いがあるからです。
どんなに美味しくお料理が出来ても、最後の盛り付けがいい加減だと悲しくなってしまいますので、毎朝お弁当投稿(OBENTERS™)の指導もしています。
ですから、むそう塾生は知らず知らずのうちに、盛り付けに対する目が肥えてきますね。
肥えてこなければ鈍感だと思いましょう(笑)

下の写真は7月の満足コースで盛り付け教材として出された「美山炒め」を塾長がお手本として盛り付けたものです。
まるで京友禅の「束ね熨斗」(たばねのし)を思わせる盛り付けに、私は思わず声が出ました。
きっと彼の頭の中には、あの優雅な京友禅の世界や、魯山人の力強い世界や、美しい世界がいっぱい散りばめられているのだと思います。
この盛り付けは勝手に手が動いた結果なのですが、美しいですねぇ。

 
 

 
 

(万願寺唐辛子の美山炒め 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

実は、この盛り付けですが、中川善博の世界にはしっかりとマクロビオティックの陰陽が住み着いていますので、盛り付けの解説にある「マトリックス理論」には、膝を叩いて腑に落ちることがあります。
9月15日に開催する「中川善博の盛付秘伝&料理写真の撮り方講座」では、そこのところをしっかり納得していただけたら嬉しいです。
中川善博ならではの盛付秘伝ですから。

ちなみに、「束ね熨斗」とはこのような模様です。
縁起の良い吉祥模様の代表格ですね。
和服に興味のない方のためにご紹介しておきます。

 
 

こちらのサイトからお借りしました。)

 
 

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