料理上手な人は最後に勝つ。
これが私の信条です。
どんな災害に遭おうと、どんな社会情勢になろうと、人は生きている限り食べ続けます。
だから、そのときに喜びとともに食べるものを用意できる人が生き延びられるのは当然のことでしょう。
私はもともと会社で経理を担当していたのですが、他人のお金を数えてばかりの生活より、実際にお料理を作る道へ転職しました。
その世界は底なしに広く、終わりのない世界でしたが、マクロビオティックの考え方を知って、一つの方向性を見出しました。
美味しいだけではなく、健康に貢献できるお料理。
それがハッキリとした目標になりました。
しかし、まだまだ世の中は“危ない美味しさ”がゴロゴロ転がっています。
その中から、“なにか違う”と感じた人たちが目指すお料理。
それがむそう塾の提案する「マクロビオティックと郷土料理の融合した料理」であり、陰陽を踏まえた料理だと思っています。
古くから都があって料理技術も発達していた京料理は、やがて日本全国の料理に影響して行き、日本料理となって来たのですから、京料理を学ぶことは日本料理の原点を知ることにもつながるでしょう。
事実むそう塾では、一つのお料理の時代背景を含めてお伝えしていますので、激しく移り変わる食の世界にあっても、正統派の学びが出来ると思います。
特にそれは盛り付けに歴然と反映されています。
その素晴らしさは、毎朝展開される「お弁当投稿」に如実に表れています。
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最近むそう塾には、お母さん世代の方が増えて来ました。
それは、子育てを終えて自由になった世代が、新しい美味しさを知る喜びだけでなく、自分の作ったお料理で体調をよくしたいからだと思います。
さらには、むそう塾での学びが夢中になれる対象となり得ているのかもしれません。
マクロビオティックの陰陽をしっかり駆使し、召し上がる人の体調に合わせて食べ方をご指導すると、とても変化して御本人が驚かれます。
お料理を習う過程で、尻込みしていたSNSに挑戦したり、写真や動画を撮ったりしながら、ご自身が成長する楽しさも感じておられる様子で、彼女たちに活気が出てくるのが伝わってきます。
人は成長する時嬉しいものです。
その体験は人を若々しくさせますし、気持ちもイキイキとしてきます。
それがお母様世代の輝きになっているのだなあと実感する日々です。
(マクロビオティック京料理教室 むそう塾 塾生作品のお弁当)
これは昨日の朝、麗可さんが作った差し入れ用お弁当です。
麗可さんも50歳になって、立派なお母さん世代です。
こうして大喜びしてもらえるお弁当を作れることは、彼女自身も嬉しいにちがいありません。
もう彼女は、人生のどんな場面でも強く生き切れる自信をつけたことでしょう。
お料理ができるということは、皆さんが想像される以上に精神面を強くします。
そのことが、冒頭の「最後は勝つ」につながるのです。
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