現代はお疲れの人が多い。
私はその一因を目の使いすぎだと考えている。
つまり、スマホに代表されるように、携帯電話や小さなタブレットの見すぎが影響していると思っている。
目は脳 (思考) と直結していて、目を使えば使うほど脳の酸素の消費量は増える。
東洋医学的にいえば、血を消耗することになる。
この「血を消耗する」というのが、ジワジワと疲れを誘引することになって、気虚に近づいて行く。
最近はZoomでミーティングが多くなっているが、本来は直接同じ場所で話した方が疲れない。
Zoom会議では、20インチ前後の小さな画面を見つめて、神経をそこに注ぐから疲れるのは当然だ。
新型コロナの影響で、在宅ワークをされる人は、変な疲れがたまって来てはいないだろうか?
【画面の大きさの陰陽】
今では小学生のうちからスマホを使うが、できれば大きな画面から見るような環境にしてあげた方がよい。
スマホ → タブレット → ノートパソコン → デスクトップパソコンというように。
スマホの小さな画面に集中すると、他のことに気がまわらなくなることが多いし、それだけ血液の消耗も多くなる。
揺れる車内でスマホの画面を見続けると、気持ちが悪くなる人もいるはず。 ← 私
同じページでも、パソコンの大画面から見た方が見やすいと感じた人は多いだろう。
画面が大きくなると陰性さが増えるので、姿勢もゆったりと構えるゆとりが出てきて、疲れ方が減ってくる。
(小さい画面ほど陽性)
【補血になる食べ物】
デジタル社会の今は、文字がどんどん小さく表示されてしまうが、それを無理して読み取ろうと思うと血液の消費が増えるのだと思った方がいい。
「そんな軟弱な〜」と思われる人もいるだろうが、体力のない人はそういうこともつらいのだ。
保険契約の約款を隅から隅まで読む気になれないように、それが体の自然な反応なのだ。
目を使って疲れたと感じたら、目を閉じているだけでも楽になった経験は誰にもあるはず。
(だから、病人は目を閉じて寝ているんだと納得)
ということで、現代人は昔の人以上に増血を意識した方がよい。
参考までにおすすめの食材をいくつか。
(まだまだたくさんあるので、これはほんの一例)
・烏骨鶏
・地鶏/豚肉/鴨肉/牛肉
・卵
・牛レバー/豚レバー/鶏レバー
・豚のハツ(心臓)
・牡蠣(かき)/なまこ/いか/タコ/赤貝/ホタテ
・黒ごま/落花生/百合根
・クコの実/ナツメ/レーズン/プルーン/ブルーベリー
・黒豆/小豆
・人参/小松菜/ほうれん草/金針菜/トマト/長いも/じゃがいも/干し椎茸
・ぶどう/ライチ
・紅茶/ライチ紅茶/くこ茶/ほうじ茶
(ニラレバ炒め 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)
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