絶品! 京料理人中川善博の「お持ち帰り鍋」レシピ動画付

今日は上級幸せコースの授業でした。
お食事の合間の話で、むそう塾名物の「お持ち帰り鍋」のことを知らない人がほとんどで、「えーっ!」となりました。
たった1名だけが作ったことがあるという人がいました。
そんなに多くの人が知らないとは・・・。

2009年12月29日に「お持ち帰り鍋」のレシピが公開されたとき、むそう塾生はビックリしました。
だって、作り方が丁寧に書いてあるんですもの。
塾生さんたちは、大歓声をあげながら作り始めました。
関東では生の穴子が手に入りにくくて、苦労しながら作った塾生さんもいます。
今では大阪のたくやさん経由で仕入れができるので、ずいぶん作りやすくなりました。

それから何年かおきに私のブログで取り上げているのですが、そのとおりに作ってくれた人からのコメントがまた読み応えがあります。
とにかく美味しいので、ぜひ作ってみてください。
まだ知らない人のために、今年もまた記事にしておきます。

*   *   *

(お持ち帰り鍋 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

【お持ち帰り鍋の作り方】
おまたせ! お持ち帰り鍋のレシピだぁ!! 2009.12.29

一部のファンの皆様、お待たせ致しました。
絶対男が喜ぶ鍋物のレシピを伝授しましょう。
歳末大サービスです。

【材料】
白菜 1/6玉  思ったより粗い目に切る
レタス 1玉  1/4に切り、水通ししておく
椎茸 2個   十文字に切り目を入れておかなければ男心をつかめない
えのき 1袋  ばらばらにならないぎりぎりで根を切る
葱 2本    粗い笹切りにしておく
豆腐 1/2丁  3切れにしておく。1きれずつ取り、最後の1きれを男に勧めること。
冷凍うどん 1玉 後半に具が減ってから入れること
あもさん 2個 うどんと同時に入れてうどんが煮えるまでに食べる
穴子(焼きでも生でも) 1本 焼きならそのままで、生なら霜降り後、醤油に10分ほど漬けて
はまぐり 2個 初期から入れておく事 蓋が開いてしばらくしたら勧める事
地鶏 1/2〜1枚 一口で食べられる大きさの1.6倍の大きさに切る事

【つみれ】
地鶏ミンチ 200g
パン粉 大さじ2
粉山椒 小さじ1
白味噌 大さじ1
白胡椒 少し
鍋の出し 50cc
全てをよく混ぜ、粘りが出るまで練っておく事。
スプーンで丸にとれれば煮えている鍋の中につみいれる。
できなければ男に任せること。
浮き上がるまで食べてはいけない。

【鍋だし】
2番だし 2000cc
酒  150cc
醤油 150cc(120cc+塩小さじ1でも可)
利尻昆布 はがき1枚大
2番だしが無い場合は水に野菜のおかげ2袋でも可。

【食べ方】
土鍋に鍋だしの材料を合わせて沸騰させる。沸騰したら昆布は出しておく。
はまぐり、地鶏、しいたけ、穴子、白菜の硬い部分を始めに入れる事。
火が通ったら出しの味が整うので、取り鉢に出しを少し取り、レモン果汁を少しと
黒七味(なければ普通の七味)を振って食べる。
他の具材も順に入れて食べるのだが、レタスだけはしゃぶしゃぶのように、食べる量だけ鍋に入れて、色が鮮やかになればすぐに取り出して食べること。しゃきしゃきが命。
鍋出しにしっかり味がついているのでそのまま食べられるうどんすきである。
決してポン酢につけて食べないように。
あくまでレモンを少し絞り、酸味を加えるだけで食べるのが格好よいのである。
健闘を祈る!

【つみれの取り方】(動画)
「お持ち帰り鍋」用つみれ丸 2010.1.20

【穴子の下処理】(動画)
「お持ち帰り鍋」用の生穴子の下処理 2010.1.20

【注意点】
●材料が全部揃わない時には絶対作らないこと
●コメントにはヒントがいっぱい隠されているので、必ずコメントもすべて読むこと。(こちらの記事のコメント
●男性には大喜びされること間違いなしなので、意中の男性と一緒に食べ終わったら、火元の確認だけして急いでベッドに行くこと。

 
 
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