“玄米食、長い食経験こそがエビデンス” 渡辺昌先生のインタビュー記事

渡辺晶先生は、かねてから玄米の良さをエビデンスの本でも取り上げておられて、マクロビオティックのシンポジウムでも度々お話をされているので、ご存知のかたも多いと思います。
私もかつて先生の講演会に出席したことがあります。

先生ご自身が玄米食で2型糖尿病を克服されて、そのご体験も踏まえてお食事の大切さをあちこちで発信されています。
たとえばこの記事。
転載して記事を残しておきます。

 
 

“玄米食、長い食経験こそがエビデンス”

日本綜合医学会 会長
一般社団法人統合医療学院 学院長
渡邊 昌氏


(画像はこちらからお借りしました。)

今春より食品の機能性表示制度がスタートした。米国の機能性表示制度を参考にしたもので、「食」による予防で、膨れ上がった医療費の抑制を目指す。日本の和食はユネスコ無形文化遺産に登録されるなど世界的に注目が集まっているが、中でも見直されつつあるのが未精白米の健康効果。日本綜合医学会会長の渡邊昌氏に玄米の効用について伺った。

 
 

— 食品の機能性表示制度がスタートし、食品機能のエビデンス(科学的根拠)が指摘されるようになりましたが

渡邊:大方の人が臨床試験をやれば、それがエビデンスだと思っています。統計学的に有意差が出ればそれでエビデンスが出たという人がいますが、それは大間違いで、単にそれは稀な出来事が起きたということにしかすぎません。

臨床試験を短期間で行い、その研究論文が雑誌に載るといったことが機能性があるというエビデンスに使われますが、食品の機能性表示が企業の営利のためだけに利用されるようなことがあるとちょっと問題です。

食品についていえば、玄米食がよい例です。玄米食は、明治の軍医で食養の祖といわれた石塚左玄が広めましたが、玄米で健康になった、病気が治ったという人がたくさんいます。それこそがエビデンスではないでしょうか。

 
 

— エビデンスは、食経験の長さが問われるということですね

渡邊:私は1992年に国立がんセンターで疫学部長の職にあった頃、糖尿病になりました。糖尿病については専門外でしたので、どうしたものかと思いました。

それまで毎日ビフテキやハンバーグの生活でしたが、玄米菜食中心の食事に切り替え、運動を行い、糖尿病に挑戦しました。 私のⅡ型糖尿病は肥満が原因です。欧米型の食事は脂肪分が多いですから、まずそれを減らし、肉を魚に、野菜を多めに、小豆を混ぜて炊いた玄米を主食にし、納豆にワカメやきのこ類の具だくさんの味噌汁といった「一汁三菜」の和食にしました。
そうした食事と運動で78kgから60kgになり、検査値は全て正常になりました。1993年に東京農大に移り、食と健康の問題をとことん研究。2005年に糖尿病予防の司令塔を期待され、国立健康・栄養研究所の理事長に就任し、内閣府の食育推進委員会に加わりました。

その時、日本で「食育」という言葉を最初に使った人を調べていて、明治陸軍の薬剤官の石塚左玄にたどりつきました。

石塚は、食事が清浄であれば身体も清浄になると、食事の大切さを説き、玄米菜食をすすめました。この石塚の食養生で重度の結核から命を救われたのが桜沢如一です。その後、桜沢はマクロビオティックを世界に広めました。

石塚左玄の流れで、現在、玄米菜食の普及活動を行っているのが、日本CI協会、世界正食協会、久司マクロビオティック、日本綜合医学会の人たちです。全て合わせると1万人以上いるでしょうか。

ただ残念なことに、玄米が本当に身体に100%いいのか、朝昼晩食べないといけないのか、といったことをきちんと調べた研究がありません。

私は国立がんセンターの疫学部長の時に全国の保健所管内で14万人が参加する「厚生省多目的コホート」をスタートさせました。

コホートというのは、古代ローマ時代の百人隊や千人隊の単位のことですが、コホート研究では、例えば、喫煙の影響を調べる際、ある集団の生活習慣を10年、20年と追跡調査し、どんな人が肺がんになったかを確かめ、その病因を特定していきます。全国12保健所で14万人を対象に300以上の論文が出ています。

これまでのコホート研究で、白米を食べ過ぎると糖尿病になる、ということは分かっています。ただ、そうした調査では白米、玄米の区別がなく、玄米の実態については明らかにできませんでした。

それで、いろんな団体と協力して、玄米菜食の実態調査をと考えていたところ、姫路の開業医の先生で、昭和50年頃から玄米食のコホート研究をされている方と連絡がとれました。その方は、600人くらいの追跡調査をされていましたが、玄米食を食べ続けている人で90歳以上の人が結構いることもわかりました。

よく玄米食をしている人で100歳以上の人はいないといわれますが、それでも3人いました。ですから、玄米では長生きできないということではなく、おそらく食事の仕方が問題なのではないかと思います。

この玄米菜食の実態調査は今秋ぐらいからスタートさせる予定です。

 
 

— 玄米には適切な食べ方のようなものがありますか

渡邊:石塚左玄の後、玄米食の普及に努めたのが桜沢如一と二木式健康法で知られる二木謙三です。

桜沢は自身の結核を食養で治しましたが、高塩分食でした。二木は石塚左玄と同じく腎疾患でしたので、塩分は摂りませんでした。この為、玄米食に二流派あるような印象がありました。

桜沢の命日の忍ぶ会の時、50代の女性で水ぶくれの方がいらしたので、腎臓がお悪いですねと尋ねたところ、桜沢方式で玄米にゴマ塩をいっぱいかけて食べているとのこと。塩を1日20g以上摂っていたのです。

こういう摂り方は絶対にダメで、やはり人それぞれにあった玄米の摂り方というものがあります。桜沢、二木のいっていることだけを守るのがベストという考え方はよくないです。

 
 

— 玄米は治療食にもなれば、間違った摂り方で逆にもなるということですね

渡邊:玄米を治療食として積極的に用いたのは沼田勇(日本綜合医学会第4代会長)です。沼田氏は戦前は北里研究所の生化学室に属し、1935年にビタミンC酸化酵素を発見し、1941年にはビタミンB1分解酵素サイアミナーゼを発見しています。1944年には野草600種の栄養分析も行っています。

軍医として従事し終戦後の1947年に上海で兵隊と在留邦人の200万人の引き揚げ担当の軍医になった際、不衛生な慰留地で当時コレラが流行り始めました。沼田氏はコレラ菌を殺す胃酸の酸度を保つため食前食後30分湯茶を飲まないようにしたらどうかと提案しました。

水を飲まなければ胃酸濃度が高いためコレラ菌は死ぬはず、と考えたのです。それでみごとコレラを抑えこむことができました。これは沼田方式といってWHOも後に認めています。イラクでコレラが流行った時も、この沼田方式でコレラが治まっています。

 
 

— 戦後、GHQによる占領政策で日本の食事が替えられたといわれますが

渡邊:戦前は玄米が主食というより、3分搗きくらいのあまり精白していないものを食べていました。それが良かったわけです。未精白米の力はすごいもので、それに比べると白米はカスです。

玄米の糠の部分にはビタミンB1、ミネラル、食物繊維、葉酸などが豊富に含まれています。また、γオリザノール、アラビノキシラン、イノシトール、フェイチン酸、GABA、フェラル酸などの有効成分が含まれています。フェラル酸は認知症の予防にもいいといわれています。また玄米は抗酸化能も高いです。

玄米を摂ることで、腸内環境も良くなります。腸内には大量に腸内細菌が棲みつき共生状態にあります。腸に良い細菌がたくさんいて、ちゃんと機能していればみんな健康でいられます。

 
 

— 健康は食だけでなく心のあり方も大いに関係しますね

渡邊:私は全人的な医療、統合医療を提唱しています。食と心と体を軸にした正四面体モデルで、スピリチュアルライフを達成しましょうといっています。

スピリチュアルライフというのは、ただ本能の赴くままに生きるというのではなく人く、人間らしく生きる、我執を超えて他のために尽くすという生き方です。間らしく生きる、我執を超えて他のために尽くすという生き方です。

そして、「未病」を治すことを提案しています。「未病」とは「検査値異常はあるが、症状はない状態」もしくは「症状はあるが、検査値異常はない状態」のことです。

「未病」の状態は、それぞれの患者に応じた適切なアプローチを行えば、再び健康体に戻ると考えています。

ポイントになるのは、食事と運動を中心とした生活習慣の改善です。以前、私達のグループが長野県佐久市で250人を対象にした「食事と運動による介入試験」を行いましたが、この調査で実際にかなりの人が健康体に戻ることが分かりました。

食事については、「食品ピラミッド」というものを考案しています。これは90年にアメリカで発表された「フードガイドピラミッド」を日本の食文化に合わせたものです。

具体的には、穀物を1日400グラム、これは玄米がお薦めです。そして、野菜を350グラム、魚、肉類、大豆食品は100~200グラム、乳製品は100~150グラム、果物は100~200グラム。これで1日当たり1600~2000キロカロリーになります。メインは和食で、青魚や大豆、緑茶はがんや糖尿病、高血圧症、心臓病などの予防にもなります。

現在、生活習慣病が国民の医療費の約3割を占めるといわれています。こうした食事改善で10兆円の医療費削減も可能です。

日本綜合医学会は玄米食と健康をテーマにし、60周年になりましたが、4代目の会長を勤めた甲田光雄は、少食こそが世界を救う、といって「医・食・農」一致を説きました。私もその通りだと思います。

これからの時代はサスティナビリティ、私たちの社会や地球環境の持続のために、誰もが「食」を選択していく必要があると思います。

 
 

<マクロ美風より>

この記事を読む上でとても大事なことは、「玄米さえ食べれば健康になれる」とか、「玄米菜食をすれば癌にならないのだ」と早合点しないことです。
病気は食べ物だけが原因ではなく、精神面も合わせて考える必要があるからです。
特に癌はストレスの影響が大きいですね。

渡辺先生も「全人的な医療、統合医療を提唱して、を軸にした正四面体モデルで、スピリチュアルライフを達成しましょう」と話しておられます。「スピリチュアルライフというのは、ただ本能の赴くままに生きるというのではなく、人間らしく生きる、我執を超えて他のために尽くすという生き方です。」とも。

ここがとても大事なところで、そのことについては書きたいことがいっぱいあるのですが、長くなりますので別記事に譲りたいと思います。

なお、玄米を食べる場合は、炊きあがりの結果が体調に大きく影響しますので、下の記事をぜひお読みください。
玄米のエビデンスに頼っていると危険な場合がある 炊き方に注意! 2018.7.14

渡辺先生が監修された本がこちらに載っています。
医師たちが認めた「玄米」のエビデンス
玄米とフィチン酸(IP6)情報の今昔 2017.1.12

 
 

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京料理人が考案した「和栗のヨシヒロール」が感動の美味しさ

今月の「自由人(びと)コース」では、お待ちかねの「ヨシヒロール」をお伝えしました。
・授業の様子:土曜クラス
・授業の様子:日曜クラス
私が昨年、中川さんが作ったロールケーキをいただいて、その美味しさに感動して、「これをぜひ塾生さんにも教えてあげたい!」と思ったのが、「自由人コース」を始めるきっかけだったのです。

何回いただいても、生地のやわらかさや、しっとり加減に、そこはかとなく癒やされるのですが、それは私以外の人にも同じように感じていただけたようです。
先日復習投稿してくださった塾生さんの投稿文が、とても素敵だったので以下に引用させていただきます。

 
 

<好さんのメールより> 抜粋

【ヨシヒロール】
 教室で頂いた時今まで食べた中で一番美味しい生地と感じました。
生地のきめ細かさもしっとりした感じも『!?』という美味しさでした。 
甘さも優しさも中川さんのお料理と同じで優しいお味。自分で作れるか?と
思いました。工程を思い出しながら作りましたら生地は
今まで焼いたものとは全く違う生地が焼けました!
 
 以前フランス料理の専門学校でロールケーキを
習ったことがあります。お菓子を作り続けているかたよりも
中川さんのレシピや伝えてくださる工程はきめ細かくてとてもわかりやすかったですし
何よりケーキそのものの感動の値が違います。
卵の黄身と白身の扱いかたも目からウロコでした。
生地の作り方を何度も目の前でデモで伝えてくださってありがとうございます。
家族も『生地が甘すぎないし柔らかくて美味しい』と
友達も初めは見た目の栗に喜び、
食べて『生地、しっとり柔らかい〜』美味しい、と。
あっと言うまにペロリとなくなりました。

 
 

<マクロ美風より>

専門学校で習ったことがおありなのに、それを超える美味しさが実現できていること、それをあなたの手で生み出せたことに感動しています。
1度習っただけなのに、再現可能なように工夫して教えてくれた中川さんに、私も感謝しています。

さっぱりしたクリームの美味しさは、もう病みつきになりそうですよね。
食べすぎ注意です(笑)
シメには、糠漬けを2切れでもよいのでモグモグして、陰陽バランスを取っておいてください。
お体への影響を最小限にするために。

 
 

(和栗のヨシヒロール 料理:マクロビオティック京料理教室 むそう塾 好さん)

 
 

和栗は「渋皮煮」をしてあるのですが、これがとても美味しくて、「栗の蜜煮」よりもっと栗の味がするのです。
私は断然渋皮煮の方が好きなのですが、こういう和栗を入れられるところが、さすが京料理人が編み出したお菓子だなあと感心したのでした。

 
 

カテゴリー: 塾生さんのメールから心に響いたこと, マクロビオティックの指導現場からシリーズ | 2件のコメント

「中川式アジア料理講座 第1弾」再開催のご案内

むそう塾を始めて12年目。
その間に受講してくださった塾生さんが結婚をしたり、赤ちゃんを産んだりして、毎日の生活の中で体力を消耗する人が多くなりました。
さらには、お子さんの離乳食に悩む人が多いこの時代ですが、そんなお子さんの離乳食の助けにもなるお料理を伝えてあげたいと、ずっと思っていました。

そして、私が横浜時代に体調が落ちそうだなと思った時には、いつも食べていた参鶏湯(サムゲタン)を、マクロビオティックの陰陽で見直して伝えたら、きっと皆さんが元気になってくれると思っていました。

そうして、すでに受講してくださった方々から、「参鶏湯すごい!」という反応がありました。
体調が悪いときに、この参鶏湯に助けられたという声が続々と寄せられて、「やはり!」と確信しました。

陽性な中川さんでも、この参鶏湯はお気に入りで、いつも冷凍庫にストックしておいて、これを食べると調子が良くなると話しています。
もちろん、私もスタッフの麗可ちゃんが作ってくれた参鶏湯がいつも冷凍庫にあって、お餅を入れて食べることもあります。

こんなお助けメニューの元気スープと、いくつでも食べたくなる「中川式餃子」の組み合わせは最強で、お子さんのいるご家庭では、お子さんも一緒に餃子を包んでいるようです。
時間のあるときにたくさん作って冷凍しておけば、お仕事などで忙しい時でも、ササッとお食事の用意が出来て、なおかつ安全で美味しくて、言うことなしですね。

また、夜遅くにお腹が空いているけど、そんなに量はいらないというときに、冷凍してあった餃子で「水餃子」を作れば、お腹がちょうどよい感じになります。
あれこれと使いまわしのきくお料理があると、忙しくても、体調が悪くても、とにかく安心してお食事の用意ができます。

そんな生活を可能にしてくれるこの講座を、多くの塾生さんに絶賛していただいて、企画した私もとても嬉しいです。
お料理が苦手だと思っているかたは、こういうストックできるお料理で、上手にお料理に向き合われたら、きっと楽しくなると思いますよ。

塩ターツァイのお料理方法は、とても簡単なのに美味しいこと間違いなしで、お酒にもご飯にもよく合います。
緑黄色野菜をたっぷり摂って、健康にお役立てください。
また、他の旬のお野菜に置き換えることも可能なので、「知ってて良かったー\(^o^)/」となります。

すでに受講された方々から大絶賛をいただいて、参鶏湯に助けられた人の声や、「餃子が美味しすぎて冷凍できなーい!」という嬉しい悲鳴も届いています。
今回は暮れも押し迫った日の開催となりますが、ご希望者が一番多かった日を選んでの開催となります。

冷えた体を芯から温めてくれる参鶏湯は、寒い冬にはピッタリのお料理ですし、冬休みやお正月に、餃子でご家族様の笑顔が増えたら嬉しいです。


 
 

【講座名】
「中川式アジア料理講座 第1弾」

【開催日】
2020年12月27日(

【会場】
「むそう塾」 京都市左京区孫橋町18

【内容】
・地鶏の参鶏湯(サムゲタン)風
・中華風炊き込みごはん
・中川式陰陽餃子
・中川式陰陽餃子を使った水餃子
・塩ターツァイ

<フォロー>
・iMessage
・お弁当投稿

<昼食>
デモで出来上がったお料理を試食

【タイムテーブル】
11:00 開場
11:30〜17:00 デモ&実習&試食
17:00 解散

【定員】
8名

【受講資格】
幸せコース在籍以上(2021年度幸せコース申込者を含む)

【お子様】
会場が狭いため、申し訳ありませんがご同伴出来ません

【受講費】
55,000円(消費税を含む)

【受講費の支払期限】
講座開催日の1か月前まで

【申し込み方法】
こちらの予約システムから 随時受付

【締切】
定員になり次第

【キャンセル料】
・開催日の15日前〜8日前:受講費の50%
・開催日の7日前〜当日:受講費の100%
(ご返金に伴う振込手数料はいただきません)

 
 

(中川式陰陽餃子 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

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【ご案内】
これから開催予定の講座案内 最新版
中川式糠床宅配のご注文方法
中川式糠漬け(じゃい安Direct)のご注文方法
中川式鉄火味噌のご注文方法
シリットecontrol 鍋のご注文方法
【サイト内の記事】
マクロビオティックの盲点
塾生のきょうの100点お弁当
中川善博から娘へのお弁当
中川善博厳選!おすすめ器具と食材

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「アジア料理講座第1弾」の開催日について

先日塾生さんから「アジア料理講座第1弾」の再開催ご希望がありました。
この講座はもうほとんどの塾生さんが受講済みのため、1回だけ開催しようと思います。
その開催日ですが、下記の候補日から一番希望者の多い日に決めさせていただきます。
お手数ですが、Tweetでもよいのでご希望日をお知らせください。

 
 

①2020年12月4日(金)
②2020年12月26日(
③2020年12月27日(開催日に決定! 10/12追記
④2021年1月11日(

 
 

<アジア料理講座第1弾のメニュー>
・地鶏の参鶏湯(サムゲタン)風
・中華風炊き込みごはん
・中川式陰陽餃子
・中川式陰陽餃子を使った水餃子
・塩ターツァイ

 
 


(参鶏湯 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

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朝日を浴びて刻々と変化する富士山は人生と同じ

【氣】

人は環境の影響を受ける。
良くも悪くも。
良い環境には良い氣がある。
観光地というのは大体氣の良い所にある。
そして、氣の良い所には人が集まる。

人は本来明日の命も知れぬはかない存在だ。
しかし多くの人は、明日も今日の延長だと思って生きている。

もし大切な家族に急な別れがあっても、後悔しないように、それだけは肝に銘じて生きていきたい。
もし愛している人がいたら、口に出して毎日伝えておこう。
照れくさいとか、以心伝心なんていわないで。

 
 

今回の旅行で私が一番気に入った写真がこれ。
iPhoneからの撮影だが、早朝でやっと明るくなってきたところ。
このあと富士山に朝日が当たり、刻々と表情を変えていった。

あまりに早く変化するので、写真を撮るのをやめたほどだ。
この肉眼で確認したかった。

その変化は、まるで人生のようだった。

さっきの「今」はもうない。
目の前にある「今」もすぐ過去になる。

ただ「今」がそこにあるだけ。

 
 


(芦ノ湖の夜明け 2020.10.7)

 
 

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