【腸内環境】
免疫力。
昨年から急にこの言葉を使う人が多くなって、私はなんだか嬉しい感じです。
こんな言い方をすると不謹慎ですが、これも新型コロナのおかげです。
マクロビオティックを知った時、健康のかなめは腸内環境なのだと知り、これで息子のアトピーも治ったのでした。
ですから、それからずっと腸内環境を崩さない食生活や暮らし方を続けています。
そしてそれは、言い換えれば免疫力を高める方法でもあったのです。
昨年の1月末。
新しいウイルスが登場しても、今まで以上に腸内環境をしっかり守れば大丈夫という、すぐ対応できる見込みがあったので、不安はありませんでした。
そして、これは今もまったく同じです。
当時から塾生さんには、コロナ対策としていくつかの情報を発信してきましたが、今なおその情報は訂正するところがありません。
(新型コロナウイルスのカテゴリーで書いています。)
【長崎大学の研究】
昨年、今年と、いろいろな方向から長崎大学の研究情報が入って来ていました。
しかし、まだ研究開始の段階だったので、記事に取り上げることはしませんでした。
長崎大学による新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者に対する5-アミノレブリン酸(5-ALA)を用いた特定臨床研究開始のお知らせ 2020.10.29
5-アミノレブリン酸(5-ALA)による新型コロナウイルス感染症(COVID-19)原因ウイルスの感染抑制が判明 〜今後の治療薬候補として期待〜 2021.2.9
まだこの段階でも、私は記事を書くことに慎重になっていました。
ところが先日、大学で教えていらっしゃる塾生さんから、同じ情報が寄せられました。
「信頼できるjournalだと思います。」と添えて。
5-amino levulinic acid inhibits SARS-CoV-2 infection in vitro 2021.3.19
それは、私が前に目にしていた情報と同じ内容だったので、こちらで記事にしようと思いました。
記事を書くに当たって検索していたら、動画もありました。
「新型コロナ増殖100%阻害」 長崎大が研究結果発表【Nスタ】 2021.2.9
【むそう塾の糠漬け】
むそう塾では、13年前に塾をスタートしたときから、発酵食品と腸内細菌の大切さを伝えるため、糠漬けを欠かさないように指導してきました。
塾生さんの糠床が理想的な状態でキープ出来るように、教材用として糠漬けのDirect発送もしています。
そのおかげで、アトピーが綺麗に治った人や、体調が良くなった人は数知れずです。
その結果を見ていて、やはり発酵食品には力があるなと思っていたので、長崎大学の情報は、むそう塾での現状を追認してくれたような感じがしていました。
最近になって、むそう塾生のご家族(A)でコロナの陽性反応が出た人がいました。
しかし、その他のご家族は陰性ということでした。
もう1件(B)、やはり陽性反応だったそうですが、こちらも他のご家族は陰性ということです。
どちらも糠漬けを食べているので、ここで踏みとどまったのかなと思っています。
薬を使わずに回復してきているそうです。
2件ともコースに通われていないご家庭でのことでしたので、食生活の乱れはなかったかが気になるところです。
もちろん、むそう塾から強烈に発酵している本家の糠漬けをそれぞれに送りました。
【免疫力】
じゃあ、腸内環境をよくしておくにはどうしたらいいの?と思われることでしょう。
これに関する情報は、怪しげなものも含めて本も出されているし、健康食品もいっぱい出されています。
でも私はシンプルに、毎日出来ることをお伝えしたいと思います。
それは、
洋食より和食を。
パンよりお米を。
できれば白米より玄米を。(かたい玄米は絶対たべないこと。)
お野菜やきのこをたっぷり。
お味噌汁を欠かさず。
甘い物は最小限に。
食べすぎない。(内臓に負担がかかって免疫力が落ちる。)
ここで大事なことは、繊維質を摂るということです。
繊維質は腸内細菌の「エサ」になるからです。
腸内細菌は私たちと同じように、毎日「食べるものが必要」なのです。
それがエサであり繊維質なのです。
(他にもこまかなエサがありますが、わかりやすくするため省略します。)
【お酒の力】
お酒は種類にもよりますが、発酵しているものが多いです。
日本酒なんてその最たるものですね。
こんな記事もあります。
【寄稿】日本酒にも含まれるアミノ酸(5-ALA)がコロナを100%阻害!? 2021.2.10
もしかしたら、飲食業界を締め付け、お酒を出すなと言っているのは、コロナをなくしたくない勢力の陰謀?と思えてしまいます(笑)
もっと気楽にお酒でも飲んで、明るい気持ちで腸内環境をよくしましょう。
ストレスは腸内環境に大きなダメージを与えますから、くれぐれもご注意を。
(中川式糠漬け 料理;京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)