家具には感情が染み込む 景色は人の心を動かす

現在「マクロ美風の家事アドバイス講座」を受講中のFuさんが、家具を決めかねているので、私が先日新宿と池袋に行きました。
とても難しい寸法なので、ネット検索ではメチャクチャ安かったり、納得できる商品に出合わないからです。

家具というのは長い間生活をともにするものなので、どうしても感情が伝わります。
逆に家具からも氣を受けます。
そこらへんに私のこだわりがあるので、なかなか納得のできるものに出合えません。
最終的にはオーダーが一番早いのですが、予算の関係でそれが許されません。

 
 

人は目にするものから常に刺激を受けるので、部屋の中の景色も当然のことですが精神面に影響します。
ですから、レイアウトが良い悪いだけでなく、物の陰陽も考えます。
物の陰陽には材質も含まれます。

寸法が合えばめでたしめでたしではないのが、私の家事アドバイスの特長です。
陰陽は人にとても影響するからです。
先の記事で引き寄せの法則が登場しましたが、これも陰陽で考えるのと同じです。

 
 

ところで、お住まいもどんな所に住んでいるかがとても重要です。
窓から見える景色も重要です。
それらはすべて氣に影響するからです。

新宿では繁華街を歩き、裏道も通り、その独特の景色に一種の懐かしさや、妙な誘惑を感じました。
若いときにはあのネオンが活力源だったのに、長らく京都でネオンの少ない場所に住んでいると、すっかり変わってしまった自分を感じました。

でも、しばらくすると、「ああ、こんな所で壊れてみるのもいいな」なんて思えるから不思議です(笑)
その場所の景色に心が動くからでしょう。
一瞬でもそんな気持ちがよぎったことに驚きです。

やはり人間は、どんな景色を見ながら暮らすかは重要です。

 
 

テレワークでこの商品が売れているらしい。
あと10センチほしい!

 
 

これは寸法も色合いもピッタリなのですが、お値段がピッタリではありません(泣)
これは材質もよかったし、長く使える良品でした。
私個人の買い物なら、脚の形をオーダーしてしまうところですが・・・。

 
 

 
 

また探します。

 
 

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中川さんが「エイブラハム 感情の22段階」を意識?

先日の朝、中川さんからこんな画像がiMessageで届きました。
「1〜7までで生きていきましょう!」という言葉を添えて。

 
 

(エイブラハム 感情の22段階)

 
 

おお!
エイブラハムだ!
懐かしいなあ。引き寄せの法則だ。

一時期引き寄せがブームになったことがありますが、これは別にブームにするというより、当たり前のことかなと私は思います。
多かれ少なかれ、皆さんはこういうことを意識して生きておられるのではないでしょうか?

問題は、下の方にどっぷり浸かってしまっている人が、いかに上の方に上がって行くか。
ここですよね。

私の友人にチャネラーがいるのですが、彼はとても22という数字が気になるらしく、何かを決めるときによく「22」を使います(^^)

 
 

ところで、これを陰陽の考え方で見てみると、符号することが多いのにお気づきですか?
まあ、引き寄せって宇宙規模で考えることだから、陰陽とリンクするのは当たり前ですが。

名前は違っても、陰陽もそんな世界を意識しているんですよ。
ですから、マクロビオティックの指導者でも、引き寄せの方に傾いている人もいます。
それぞれの指導者や教室で特徴がありますね。

 
 

それにしても、あの中川さんがなぜこの画像を。
忙しくて真意を確認できていないのですが、どういう風のいたずらなのかしら?

 
 

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京料理人中川善博はなぜそんなに熱い想いを持ち続けられるのか?

2008年の7月31日に開いた玄米の炊き方講座に続いて、9月17日からは「むそう塾」がスタートしました。
大勢の人が集まってくれて、お店の中は活気でいっぱいです。
第一回 むそう塾 終了致しました ※画像追加 2008.9.17

9月23日にも玄米ご飯の炊き方講座を開催しました。
今回は特別講座として、焼きそばの作り方付きです。
なぜなら、8月にすごく美味しいお料理があったからです。
ヤキソバーン (ふるっ) 2008.8.20

 
 

マクロビオティックのお店「なかがわ」を営業しながら、時々玄米講座を開催しているうちに、2008年11月18日、中川さんのお母様が亡くなられました。
紅葉とともにさようなら 2008.11.27

長かった介護生活に終止符が打たれました。
子どもとしての務めを果たし、肩の荷が降りた中川さん。
色々な意味で環境の陰陽が変わりました。

 
 

【お店をやめてマクロビオティックの教室を始めよう!】

2009年3月30日、「なかがわ」は閉店して、4月29日から「マクロビオティック京料理教室 むそう塾」がスタートすることになりました。

1か月間でリニューアル工事です。
内装をチョコチョコいじる工事ではなく、床を何十センチも削(はつ)る工事や、水回りや、壁や天井もすべて作り直す大掛かりな工事です。

1,000万円以上も借り入れして、私が気になっていた建物としての氣をベストの状態にしてくれました。
CSの塾生さんが来られても、安心して授業を受けられるように、炭や珪藻土、天然木だけで教室を作りました。
おかげさまで、教室が心地よいと皆さんがおっしゃってくれます。

 
 

【責任感と愛情はどこから?】

中川さんがなぜ強い責任感と、深い愛情を塾生さんに持ち続けていられるのか?
それは、私が感じるところでは、亡くなった奥さまに対する愛情だと思っています。

乳飲み子を残してスキルス癌で亡くなってしまった奥様のことを、心から愛しておられたのだと思います。
奥様を救いたい一心で食養を勉強し、出来る限りのことをしたけれど奥様は亡くなってしまった。
そのことがトラウマのようになっていたのだと思います。

 
 

ある日中川さんは、私にこう質問しました。
「大森先生だったら家内を助けられましたかね?」
私:「いや、スキルス癌は進行が速いから、食養のスピードでは間に合わなかったと思う」と答えました。
それを聞いて中川さんは吹っ切れたようです。

奥様が亡くなって何十年経ってもなお、他に助ける方法はなかったのか?と引っかかっておられたのでしょう。
そこに中川さんの愛情の深さを感じるのです。

大森先生とは、大森英櫻氏のこと。
食養で病人を沢山治したマクロビオティックの指導者。
私の恩師でもあります。

 
 

【塾生さんのために生きよう!】

ちょうど子育ても終了したので、これからは塾生さんの幸せのために、自分のすべてを捧げようと決意された中川さん。
そのお料理の数々は、「妻が生きていたら食べさせたかったお料理」なのだそうです。
(病気にならないような料理を教えよう。)

そんな背景があるからこそ、あの驚異的な仕込みができたり、強い責任感があったり、塾生さんを守ってやりたい愛情がたっぷりあったりするのです。

それに、持ち前の男気質が強いので、頼られたらなんとしても応えようとするところがあります。
そうでなければ男じゃないみたいな(笑)
そこが中川さんの素敵なところでもありますが。

塾生さんのために生きよう!
こうして中川さんは、まさに水を得た魚になりました。
もう、「京都の片隅で…」とは言いません(笑)

 
 

とまあ、こんなふうにして、あの熱血指導が続くわけです。
まだまだ書き足りないことはいっぱいありますが、あまり長くなってもいけないので、このへんで中川さんの「熱さ」の源泉探しを終わりたいと思います。

 
 

むそう塾ができるまで こちらにも詳しく書かれています。

(2008.4.29 リニューアル記念の日)

 
 

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「私は京都の片隅で朽ち果てていくつもりです。」 えっ?

【こんなときもありました】

私が京料理人中川善博さんと色々な話をするようになったある日、中川さんはこんなことを口にされました。
「私は京都の片隅で朽ち果てていくつもりです。」
(えっ?)

なんだか聞き返してはいけないような気がして、そのままその言葉を胸にしまい込みました。
屈強な肉体を持ち、こんなにも美味しいお料理ができる腕を持っているのに、その体から出てくる言葉とは思えませんでした。
(どうしてそんな言葉が出てくるのだろう?)

当時の中川さんは、寝たきりのお母様の介護のために会社を辞めて、マクロビオティックのお店をしながらお子さんを育てていたのです。
思いどおりにいかない人生を、いっぱい味わっていたのでしょう。

 
 

そんな後ろ向きな言葉を払拭してほしくて、私はある日改名をすすめました。
2008年1月のことです。
改名に至る法律的な手続きを説明したところ、陽性な中川さんはピューと自転車で関係官庁をまわって手続きをしました。

そして、2008年2月には、お店の名前も変えました。
はじめまして 2008.2.7
これで私が気になる名前の環境は整えてくれました。
あとは物理的な(店内)環境です。

 
 

【環境の影響】

人は誰しも環境の影響を受けます。
それは、土地の氣だったり、建物や家財道具だったり、人間関係だったり、名前だったり、たくさんあります。
それらを一つひとつ良い方向に改善することによって、本来持っているその人の力が発揮できるようになるのです。

中川さんもご多分にもれず、この改名を境に精神的にグングン変化されました。
正しくは、変化というより本来の中川さんに戻り始めたというのが正しいと思います。
もう「朽ち果てて…」と言った中川さんのかけらはどこにもありません。

そうなると、人は夢を持てるようになります。
行動力が出てきます。

私:「中川さん、新しいことをしませんか?」
中川:「いいですよ。」

ということで2008年の7月に、中川さんのお店で初めて、玄米の炊き方を教える講座を開催したのでした。

 
 

(中川さんがお客様の注文で作ったNOZOMI弁当

 
 

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関節リウマチの薬をやめて丸1年経ちました ありがとうコロナ!

先日の授業でうれしいことがありました。

 
 

単発講座を受けるため、教室に入って来られた塾生(N)さんの行動に軽さがありました。
以前ならキャリーケースを引いて来られるのですが、その日は見当たりません。

彼女は今年の4月まで2年間むそう塾に通ってくれました。
広島から毎月、さらに単発講座もいっぱい受講してくれました。

ですから、彼女を見るのはちょっと久しぶりなのです。
「からだの調子はど〜お?」と私は声をかけました。

元気です! 調子いいです!」と、素敵な笑顔が返って来ました。

 
 

実は、彼女はリウマチを患って、とてもつらいときにむそう塾に来てくれたのでした。
2年前、私は彼女に言いました。
・絶対あきらめないで、治しましょう!
・絶対冷やさないこと。
・リウマチでも薬がいらなくなっている人がいるから、希望を持ってね!

 
 

【コロナ登場!】

Nさんは、教室で実習をするとき、重い鍋が持てなかったり、フライパンを片手で振れなかったり、お箸を長時間持てなかったり、手の痛みで思うように動けませんでした。
ですから、そんなときにはこちらで助け舟を出したりしました。

ご主人さまは当初、そんな痛みのある体で、広島から京都まで通うことを心配しておられました。
でも、Nさんは嬉しそうに京都まで通い続けてくれました。

途中で何度も相談にのって、薬を減らす方向に舵を切っていたところ、2020年にコロナが登場。
まっ先に私は、塾生さんで薬を飲んでいる人たちのことが頭を占めました。

塾生さんの中には、1型糖尿病の人もいますので、免疫のことが気になります。
それですぐ、それらの人に個別のアドバイスをしました。
今までしなかったことをする内容でした。

Nさんは真面目に、しっかり私のアドバイスを実行してくれました。
完璧でした。

 
 

そして彼女は、お医者さんに薬をやめる宣言をします。
でも、お医者さんは鼻で笑って、「どうせ戻ってくるんだから」と言ったそうです。
無理もないでしょう。
脱クスリはそんなに簡単なことではありませんから。

薬をやめてから2ヵ月間くらいは、つらい日が続いたそうです。
でも、その後ジワジワと変化が出てきて、先日ついに薬をやめてから丸1年が経ったのでした。

本来のNさんは、こんなにも明るく、こんなにも行動が早かったのだと、先日目を見張る思いで見ていました。
つらいときも笑顔は絶やさない人でしたが、その笑顔にはどこか哀しさがつきまとっていました。当然です。

でも、先日の笑顔は「快晴そのもの!」、満面の笑みでした。
リウマチそのものもあるのですが、Nさんは薬の影響で、本来の良さが発揮できなかったのでしょう。
つまり、フタをした感じだったのですね。

リウマチのつらさだけでなく、薬の影響によるつらさを抱えていたところ、薬をやめたので、リウマチだけに対応すればよくなったわけです。

で、そのリウマチが、あれ? 大丈夫みたい。
となったのですから、あとは薬が抜けていくたびに元気になるのは当然かなと思います。
いや〜、ホントによかったです。

 
 

【Nさんの勇気】

私はNさんの勇気を褒めたいと思います。
コロナに負けないためとはいえ、薬を断つことには不安だらけだったことでしょう。
でも、頑張って踏み出しました。

Nさんはおっしゃっていました。
コロナのことがなければ、薬をやめられなかったと。
だから、コロナに感謝ですと。

 
 

今、この記事を書いていても、私は涙が流れます。
彼女の本当の強さに頭が下がります。

二人のお子さんのために、ご主人さまのために、最高のプレゼントだったと思います。
こんな強い塾生さんがいて、私はいっぱい教えられます。

ありがとうNさん!
つらい10年間が過去になりましたね。

うれしかった リウマチなのに薬がいらなくなったよ 2021.1.29

 
 

 
 

Nさんはこの本を読んで、甘いものをやめ、玄米を食べ、お味噌汁を飲み、糠漬けを食べ、体を温め、過度のストレスを手放すようにしたことが勝因だったと思います。
マクロビオティックに出合ってよかったですね。

 
 

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