京料理の特徴や唐辛子が体に及ぼす影響を陰陽で考えてみる

私は常々唐辛子を多用する食生活はしていないのですが、おととい「スンドゥブチゲ」をいただいて、横浜時代を想い出しました。
仕事仲間と韓国料理のお店に行ったり、たまたま知り合いが韓国の人だったりして、今より異文化のお料理に接していました。

京都でむそう塾がスタートしてからは、どっぷりと京料理の世界に浸かっています。
他の国のお料理に比べて、やはり京料理は作り方が繊細ですね。
そして、楚々とした美しさがあります。

京料理をいただくと、穏やかな気持ちや、繊細な感性、そして優しい心根が育つように感じます。
京都の街並みや、京都の言葉にも感じるように、静かでゆっくりとした、でもなかなか手強い面を裏に忍ばせた、まさに二面性のある世界がありますね。

一方、中国や韓国系のお料理をいただくと、スピードやエネルギーを感じ、即効性のパワーを感じます。
作り方が京料理に比べると大胆で、野性的な一面が残っていたりします。
でも、だからこそ、それらがパワーの源になるんですよね。
京料理より一物全体に近い作り方だからかもしれません。

*   *   *

先日、唐辛子を見ていて、こんなことを想い出しました。
私の故郷北海道では、真冬になると長靴の底に唐辛子を入れる人がいました。
私は経験したことがないのですが、クラスの男子にそういう子がいて、おばあちゃんがしてくれたと言っていました。

それから何十年も経って、たまたま「八甲田山死の彷徨」という映画を観たら、その中で凍てつく寒さから身を守るために、やはり靴の中に唐辛子を入れている場面がありました。

これをマクロビオティックの陰陽で考えると、唐辛子(陰性)が血管を開いて熱を生み出す(陽性)ので、まさに陰陽の勉強に最適な場面なのです。
食べ物には陰性が陰性を生み出すものや、陰性が陽性を生み出すものがあって、実に奥深いのです。

ですから、食べ物の一部分だけを見て、「陰性だ 陽性だ」と決めつけてしまわないようにしないと、本当の健康は維持できません。

なお、中医学では唐辛子は陽性に分類されます。
(マクロビオティックの分類とは異なることに注意。)

 
 

(スジコン 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

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「中川式アジア料理講座 第7弾」開催のご案内

昨夜「中川式アジア料理講座 第7弾」の試作会がありました。
まだ全部のメニューを決めたわけではないのですが、飛行機の予約のために早い方がよいと思って、ご案内させていただきます。

かねてからこの「中川式アジア料理講座」シリーズは大人気なのですが、その理由の一つは、やはりパワーがつくということだと思います。

「第1弾」で参鶏湯をご紹介したのは、私が中川さんにお願いして、過去に私もこれで何度も元気になれた経験があったからです。
まだマクロビオティックを知らない横浜時代のことです。

1回目を開催したところ、すぐ塾生さんから反応があって、その効果にビックリされました。
「やっぱり!」と思って、私もとっても嬉しかったです。

以後、私はもちろん、中川さんもスタッフの麗可ちゃんも、参鶏湯は冷凍庫に常備するようになりました。
これでどれだけ助かっているか分かりません。

昨夜は、「スンドゥブチゲ」と「中川式ポッサム」の試作をしました。
途中でTwitterに写真や動画を漏洩しましたが、あの段階ですでに美味しそうだったのです。

試食した結果はもちろんOKです。
このお料理に合うお酒も飲みながら、体が温まって、幸せな気持ちになりました。


(フルーツ羹 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)


(海老マヨ 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

他の写真はこちらの記事から見られます。
よだれの出る写真ばかりですよ。
「中川式アジア料理講座 第7弾」のメニュー写真の一部を追加します 2022.3.17

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さて、きょうになって気づいたことがあります。
京都の四条通を歩いていたら、下半身がいつもより軽く感じます。
特に膝のまわりがなめらかに動きます。
もしかしてと思って、ほっぺを触ると、いつもよりツルツルします。

すぐに昨夜食べたお料理の影響だと思いました。
「スンドゥブチゲ」のスープが美味しくて何度も飲んだこと。
「中川式ポッサム」のお肉がやわらかくて、クセがなくて、サンチュ好きの私は大喜びで何枚も豚肉を食べたこと。
これに尽きます。

韓国の女性のお肌が綺麗なのも納得できるお料理ですね。
カプサイシンの力で血行もよくなったのでしょう。
食べ物の力って本当に面白いものです。

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ところで、マクロビオティックでは動物性を摂ってはいけないとか、唐辛子は陰性だと思って避けている人が多いですね。
でも、実際に人間の体の状態を見ていると、むしろ動物性が必要な状態だったり、唐辛子の力を借りた方がよい場合があります。

ですからむそう塾では、動物性のお料理もたくさん教えています。
そのときにはちゃんと陰陽のバランスが取れるように、お料理方法も食べ方も伝授しています。

ですから、安心してパワーをつけるために、このアジア料理シリーズを活用してくださったら嬉しいです。

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【講座名】
「中川式アジア料理講座 第7弾」

【開催日】
・2022年3月26日(
・2022年3月27日(

【会場】
むそう塾(京都市左京区孫橋町18)

【内容】
<下記メニューのデモ&実習&試食>
・スンドゥブチゲ 実習
・ポッサム
・海老マヨ
・韓国風おひたし
・韓国風おすまし
・フルーツ羹

<昼食>
デモ&実習のお料理

【タイムテーブル】
11:00      開場
11:30~17:00 デモ&実習&試食
17:00      解散

【定員】
8名

【受講資格】
幸せコース在籍以上(2022年度幸せコース申込者もOK)

【お子様】
会場が狭いため、申し訳ありませんがご同伴出来ません

【受講費】
55,000円(消費税込)

【受講費の支払期限】
開催日の1か月前まで

【申し込み方法】
こちらの予約システムから 随時受付

【締切】
定員になり次第

【キャンセル料】
・開催日の15日前〜8日前:受講費の50%
・開催日の7日前〜当日:受講費の100%
(ご返金に伴う振込手数料はいただきません)

 
 

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中川式鉄火味噌が出来上がりました

「お宝さんDIRECT」の開始とともに、鉄火味噌をご希望される方が増えています。
「他の食材等と一緒に注文できるので助かります」という声とともに。

今日も鉄火味噌が出来上がりました。
無農薬の食材であるのは当然ですが、蓮根も節の部分を多めにして陽性力を高めてあります。

「お宝さんDIRECT」と希望としてメールをどうぞ。
事前にご連絡いただければ、教室でお渡しすることもできます。

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【注文できる人】
①むそう塾の幸せコース在籍以上
②現在コースに通っていなくてもOK
③2022年度幸せコース申込者
④むそう塾が特別に許可した人

【注文先】
中川善博
メールアドレス:order.musojuku@gmail.com
<メールの記載事項>
・お名前
・塾生番号
・郵便番号
・住所
・電話番号
・個数

【代金の支払方法】
1)代金の支払時期:品物を受け取ってから
2)鉄火味噌代金:22gで5,000円(消費税込)
3)送料の支払先:受領時にヤマト運輸へ
4)代金の支払先:PayPay銀行のジョブズ口座へ

 
 


(塾長によって刻まれていく牛蒡)

 
 

(中川式鉄火味噌 料理:京料理人 中川善博&スタッフ麗可 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

(中川式鉄火味噌 料理:京料理人 中川善博&スタッフ麗可 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

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「中川式七草粥」の復習投稿より 授業の前後での違いに驚き

1月7日の「七草粥」の前に、七草粥の作り方を動画や写真でアップしていたのですが、満足コースの1月の授業では、中川さんが目の前で作り方を見せて、実際にそれを召し上がっていただきました。

すると、あちこちから「美味しい! 私のと違う」との声が(笑)
そうかも知れません。
まだ本物を召し上がった経験がないのですから。

1月7日の七草粥 Tweet 「むそう七草」を見ても、色や量、そしてお粥の表情も違います。
ということは、きっと中川さんが伝えたかったお味とは少しズレていると思うのです。
それを感じているので、満足コースの授業で正しい七草粥をお教えすることにしたのです。

*   *   *

先日、授業を受けてから、ご自宅で復習された友紀さんが復習投稿メールを送ってくれました。
その投稿文がとてもよかったので、ここで記事にさせていただきます。
満足コースに通っていて、本当によかったですね。
いくつものポイントに(。゚ω゚) ハッ!とされたことでしょう。

 
 

中川さん、おはようございます。
塾生番号120−2、◯◯友紀です。
満足コース(1月)の復習投稿(七草粥)です。

昨日、教室で中川さんの作った七草粥をいただいた時、自分が今まで作ってきたものと全くの別物だったことに衝撃を受けました。
「美味しい、おいしい」と家族みんなで今まで食べてきた中川さんレシピ風の七草粥が、どれだけ本物と程遠い出来上がりだったのか!
私が作ってきたものは、ものすごく味がぼんやりしていました。餡を注いだときに七草が散らばらない秘訣も分かりました。

今朝、家族みんなで改めていただきました。
主人は、「全然違う、こっちの方が美味しい」、娘も「前のと違う〜」と言って大絶賛でした。
娘は、盛り付け前にキュッと並んだ七草を見て、「クリスマスツリーみたい」と言って喜んで、「自分でお粥に◯◯〜」と言って盛り付けていました。
やっぱりお粥はほっこりして良いですね。普段から、たまに作ってほっこりしようと思います。

本物の七草粥レシピ、授けてくださってありがとうございます。
ずっと作り続けていきます。
満足コースに通ってよかったです!

以上です。

 
 


(授業後の友紀さんの七草粥)

 
 


(授業前の友紀さんの七草粥)

 
 

ほっこりしたい時に、七草ではなくてもお粥を召し上がってみましょう。
銀餡が美味しくて、体の中から温まるのが実感できるはず。

 
 

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京大に留学したフランス人のお弁当箱専門店が京都に! #BENTO

お弁当箱を検索していたら、京都に変わったお弁当箱屋さんがあることを知りました。
「Bento&co (ベントーアンドコー)」というお店で、なんと塾生さんたちがよく通る、京都の寺町通りや錦市場の近くにあるようです。
現在は店舗を休んで通販だけみたいですが、コロナの関係でしょうかね。

お弁当箱を入れる巾着袋やランチバッグなども可愛いのがあって、さすが色使いが楽しい商品が多いです。

 
 

詳しくは下の記事に書かれていますが、日本人の感覚とは異なる視点が面白いなと思いました。
「京大に留学したフランス人が弁当箱で起業、世界105カ国に輸出 その魅力を語る」
2019.12.6

 
 

日本のお弁当は世界でも注目されていて、「BENTO」で通じるほどですが、肝心の日本人がお弁当離れしつつあるかもしれませんね。

でも、むそう塾では毎朝「お弁当投稿」があります。
塾生さんが早起きしてお弁当を作り、それを投稿してくれるのです。
今日もその中から「100点」のお弁当を一人だけ選ぶコーナーが2400回を迎えました。

キリ番に当たった人にはプレゼントがあります。
今回は“好さん”が選ばれました。

お弁当は日本が世界に誇れる文化です。
今後も大事にこの文化を伝えていきます。

 
 


(マクロビオティック京料理教室 むそう塾 好さんのお弁当)

 
 

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