うれしかったこと」カテゴリーアーカイブ

「玄米ちらし寿司」の上手さに感動 料理の「こころ」が伝わった喜び

1月の「上級幸せコース」の授業は「玄米ちらし寿司」でした。
3月のお雛様までに練習ができるように、余裕をもってお教えしたのですが、なんと、プロもビックリするような美しい出来上がりの復習投稿がありました。
あまりにも素晴らしい内容だったので、こちらでも記事にさせていただきます。

 
 

<まりりんさんの投稿文>

中川さん、こんばんは。
◯◯◯◯(130-2)です。

蛤のお吸い物と、ちらし寿司の復習をしました。

蛤のお吸い物は、教室でいただいた鶯菜で作りました。
少し剥きすぎてしまったかな、と思っています。
仕事に行く前にいただいたのですが、身体がしゃきーん!とするのが分かりました。
私には貝類が必要なんだなぁと感じたので、何度も作って食べたいと思います。

ちらし寿司は、作る前から色々大変だぞ!と思っていたのですが、想像以上にバタバタしてしまいました。
海老に串を刺す時も、何度も海老に「ごめん!ごめんて!」と謝ったり、焦ってバーナーの使い方が分からなくなったり、卵がぐしゃっとなったり…

大変でしたが、玄米炊飯から始まり出汁取り、高野豆腐、桂剥き、出汁巻きを思い出す薄焼き卵…と、今までの色々な習ってきたことがたくさん入っているんだなぁと感じて、なんだかじーんとしました。

そしてヘトヘトになったのですが、主人の「衝撃的に美味しいね…!」「これだけ美味しいと幸せになるね」という言葉で頑張ってよかった!と思いました。

盛り付けた時は精一杯で見えていなかったですが、改めて写真を見ると、絹さやや海老の端をもう少し切り落とせばよかったな、と思いました。
色々気になるところもありますが、作るうちに慣れていきたいと思います。
両親にもいつか食べてもらうのが楽しみです。

ご指導よろしくお願い致します。

*   *   *

<マクロ美風より>

いやあ、本当に素晴らしい投稿で感動しました。
一つひとつの繊細で緻密な技術が、単に技術を再現するだけでなく、その技術の「こころ」まで表現出来ていたことに、心底驚いたのです。
「こうあってほしい」ところを、ちゃんと再現されているのですから、驚かずにはいられません。

たとえば、「花びら生姜」や「花びら独活」の3Dの世界や、切込みの角度は、お若いあなたがここまで表現出来ることに唸りました。
よく中川さんは、お料理を作る人には色気が必要だと言われますが、その色気部分がこの花びらには必要です。
見事にクリアできていて、素晴らしかったです。

それから、このお写真はiPhone撮影とのことですが、iPhoneでもここまで上手に撮影出来ていることも驚きでした。
朝でもここまでの写真が撮れるのは、日々のお弁当投稿の賜物ですね。
いつかカメラを購入されたら、もっとお写真が綺麗になってビックリされることでしょう。

大変でしたが、玄米炊飯から始まり出汁取り、高野豆腐、桂剥き、出汁巻きを思い出す薄焼き卵…と、今までの色々な習ってきたことがたくさん入っているんだなぁと感じて、なんだかじーんとしました。

そうなんです。
ちらし寿司は今まで習った技術が総動員されているのです。
ですから、これをこんなに美しく仕上げられたということは、今までの一つひとつをちゃんと身につけて来られたということです。
今まで頑張って来たご自分を褒めてあげましょう。

最後に、ご主人さまのお言葉が嬉しいですね。
素敵なご主人さまだなあと思いました。

 
 


(玄米ちらし寿司 料理:塾生のまりりんさん マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 


(蛤のお吸い物 料理:塾生のまりりんさん マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 
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「中川式七草粥」の復習投稿より 授業の前後での違いに驚き

1月7日の「七草粥」の前に、七草粥の作り方を動画や写真でアップしていたのですが、満足コースの1月の授業では、中川さんが目の前で作り方を見せて、実際にそれを召し上がっていただきました。

すると、あちこちから「美味しい! 私のと違う」との声が(笑)
そうかも知れません。
まだ本物を召し上がった経験がないのですから。

1月7日の七草粥 Tweet 「むそう七草」を見ても、色や量、そしてお粥の表情も違います。
ということは、きっと中川さんが伝えたかったお味とは少しズレていると思うのです。
それを感じているので、満足コースの授業で正しい七草粥をお教えすることにしたのです。

*   *   *

先日、授業を受けてから、ご自宅で復習された友紀さんが復習投稿メールを送ってくれました。
その投稿文がとてもよかったので、ここで記事にさせていただきます。
満足コースに通っていて、本当によかったですね。
いくつものポイントに(。゚ω゚) ハッ!とされたことでしょう。

 
 

中川さん、おはようございます。
塾生番号120−2、◯◯友紀です。
満足コース(1月)の復習投稿(七草粥)です。

昨日、教室で中川さんの作った七草粥をいただいた時、自分が今まで作ってきたものと全くの別物だったことに衝撃を受けました。
「美味しい、おいしい」と家族みんなで今まで食べてきた中川さんレシピ風の七草粥が、どれだけ本物と程遠い出来上がりだったのか!
私が作ってきたものは、ものすごく味がぼんやりしていました。餡を注いだときに七草が散らばらない秘訣も分かりました。

今朝、家族みんなで改めていただきました。
主人は、「全然違う、こっちの方が美味しい」、娘も「前のと違う〜」と言って大絶賛でした。
娘は、盛り付け前にキュッと並んだ七草を見て、「クリスマスツリーみたい」と言って喜んで、「自分でお粥に◯◯〜」と言って盛り付けていました。
やっぱりお粥はほっこりして良いですね。普段から、たまに作ってほっこりしようと思います。

本物の七草粥レシピ、授けてくださってありがとうございます。
ずっと作り続けていきます。
満足コースに通ってよかったです!

以上です。

 
 


(授業後の友紀さんの七草粥)

 
 


(授業前の友紀さんの七草粥)

 
 

ほっこりしたい時に、七草ではなくてもお粥を召し上がってみましょう。
銀餡が美味しくて、体の中から温まるのが実感できるはず。

 
 
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「お宝さんDIRECT」のご感想が続々と届きます まるで便利屋さん

今年から始まった「お宝さんDIRECT」
毎日少しずつ遠慮がちにメールが届いていて微笑ましいです。

というのは、どこまでお願いしていいのか分からないから、という感じなんですね。
でもね、面白いですよ。
個人差があって(^o^)

ちょっと例をあげてみますね。

【Aさん】
・寿司揚げ 2
・油揚げ 2
・お箸 2
・鉄火味噌 1
・じゃい安 1
・白ワイン 1
・かつお節 2
・ひじき 2
・くわい 1

【Bさん】
1. ぬか漬け 1袋
2. 珈琲豆 1袋
3. 鉄火味噌 1個
4. シリット2.5L用 パッキン 1個
5. シリット4.5L用 パッキン 1個
6. シリットeコントロール圧力表示ピン用ゴム 1セット
7. シリットtプラスメインバルブ 2個
8. シリットtプラス圧力表示ピン用ゴム 1セット
9. 油揚げ 3枚
10. 稲荷寿司用油揚げ 4袋
11. 京都◯◯◯ 赤板こんにゃく 2袋
12. 京都◯◯◯ 白板こんにゃく 2袋 ←これは廃盤
13. 箸3膳
14. 味噌

【Cさん】
1. じゃい安DIRECT
2. 醤油 x1
3. 合わせ味噌 x1 (空きがあれば2つお願いいたします。)
4. ハチミツ x1
5. 白味噌 x2(可能ならお願いいたします。)
6. 油揚げ x2 (可能ならお願いいたします。)
7. ベーコン x2 (可能ならお願いいたします。)

【Dさん】
⭕独活1本
⭕鶯菜10本
⭕木の芽 適宜
⭕絹さや 適宜
⭕蓮根 2節
⭕生姜 適宜
⭕海老串 20本?適宜
⭕ガーゼ 1袋?(枚数なら2枚)
⭕有次ハケ 1本
⭕じゃい安

*   *   *

昨日、この「お宝さんDIRECT」の荷造り現場にいたのですが、麗可ちゃんがまとめて、中川さんがせっせと荷造りをしていました。
ちょうど良い大きさのダンボールがない場合は、ダンボールを切ってピッタリの大きさに作り変えていました。
器用な中川さんらしいです。

私が「まるで便利屋さんですね」と言うと、中川さんは「うん、それでいいんや 地方の人は買い物が大変だから」と言います。
個別に取り寄せると送料がかかったり、つい多めに注文してしまって、食材が劣化することになってしまうので、常に最適な状態にするための応援システムでもあります。

お料理をするには、買い物が大変だから作りたくないという人がいますが、ここまで準備をしてくれたら、あとは作るのみですね。
きっと優秀なお手伝いさんが、買い物を手伝ってくれているような感じになると思います。

なお、5月から幸せコースに通われる塾生さんも、鉄火味噌や糠漬けや圧力鍋の部品などを注文することができます。
なんでもお気軽にご利用ください。
迷ったときには、積極的にメールやiMessageでご相談してください。

*   *   *

すでにご利用してくださった塾生さんから届いたメールもご紹介しましょう。

【Eさん】
いつもは大丈夫なのに、アロマキャップが立て続けに穴開いたので、焦りました。お宝さんDIRECTが出来て、とっても有り難いなと感じてます!

【Fさん】
ありがとうございます
油揚げは一緒に注文できたのかな、とメールを送ってから気になってました。
なんでも用意してくださっているのですね!
講座の後のマルシェ感覚で注文出来て感動です^^
活用させていただきます
材料を揃えるのが楽になったので、メニューがまた広がりそうです。(家族には人気だけど、作る回数がつい減ってしまうものもあったので(-_-)

【Gさん】
とても助かります。ありがとうございます。私通販も結構手間取ってる方なので、麗可さんの仕事増えることになりますが、これからも利用させてもらいますね。よろしくお願いします。

【Hさん】
いろいろ買いに行ってくれたんだね。ありがとう。
なんだか申し訳ない…と思いつつ、とっても助かります。
たしかに送料問題は悩ましいです。
出かけた時に買えるものは買うんだけど、こっちではアラメとか見かけなくて。
お言葉に甘えて今後もお願いします。本当にありがとう!

【Iさん】
麗可ちゃん、色々とお知らせありがとうございます。
私が想像していた以上にあれやこれや送っていただけると分かり感動しています。
糠漬けは急ぎませんので、揃ったらまとめて発送でお願いいたします。

【Jさん】
お宝さんダイレクト追加依頼分のお願いです。
お宝さんダイレクトにどこまでお願いできるかわからず不安のままメールを送ったのですが、全部叶えていただき、おまけに追加希望できるなんて、本当にお宝さんだ!と感動しています。
いつも塾生のことを考えていただきありがとうございます。

【Kさん】
図々しく沢山お願いしてすみません💦❗
麗可ちゃんの仕事がどんどんと増えていきますね。
でも、とっても助かります❗❗
いつも有難うございます🙏

【Lさん】
授業の帰りいつも大きな重い荷物を持ち帰り、
帰宅して整理するのも大変でしたので、
お宝さんダイレクトにとても助けられております。
各種食材の準備や丁寧な梱包をしていただいて、
ありがとうございます。
切り干し大根も最近手に入らずで、
作っていなかったので、とても助かります。

【Mさん】
すっかり中川さんのコーヒーに魅了された夫です。
インドネシア マンデリンシナール?!飲みたい!と
せっつかれました(笑)
またお宝さんDIRECTも、本当にありがとうございます!
地方民には涙が出るほど助かります。
お忙しいところお手数をおかけしますが、よろしくお願いいたします。

【Nさん】
今は京都に頻繁にいけるなと思っていましたが、こんな形でお宝さんDIRECTに助けられるとは思っていませんでした。
今年はお宝さんDIRECTを始めて下さってありがとうございます。

【Oさん】
お宝さん、ありがとうございました。
受取まして、振込もさせていただきました。
鉄火味噌、一緒に注文できるようになり、嬉しいです。
じゃい安と同じ様に、きらさず毎日頂きます。節多めのご配慮ありがとうございました!

【Pさん】
中川さん、こんばんは。
お宝さんDIRECTありがとうございました。
仕事が休みだった夫が午前中に無事受け取りました。

圧力鍋のパーツから食材まで本当に大助かりです。

京都のお揚げさん、こんにゃく、おからを久々に手に取り
なんだか嬉しすぎて、帰宅後すぐにおからを炊きました。
夫も息子も大喜びで、どんどんおからがなくなってしまいました。

やっぱり教室で使っている食材で作ると全然違うなぁと実感した次第です。
稲荷寿司、ひじき豆など、料理をするのが今からとても楽しみです。

こんなにたくさんの商品を揃えるために
中川さん、麗可ちゃんにはたくさんの時間と労力を使っていただいたのに
手数料なども一切なかったので申し訳ない気持ちでいっぱいです。

いつもいつも塾生のためにありがとうございます。

お宝さんDIRECTのヘビーユーザー大決定です。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

 
 

(お宝さんDIRECT マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 
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塾生さんからの復習投稿があまりにも素晴らしくて涙が流れた 

心が洗われるような場面 思わず涙が出てくるような場面

そんなことは しょっちゅうあるわけではない

しかし けさ 涙が流れる感動をした

 
 

(実山椒の佃煮 料理:Ryokoさん マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

(穴子の飯蒸し 料理:Ryokoさん マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

(菜花の伊風お浸し 料理:Ryokoさん マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

これらの写真を見たら なぜか涙が流れた

澄んでいて

迫力があって

爽やかで

心をつかまれた

 
 

コメントにも感動した

師弟のやり取りに

厳しさだけでない

愛を感じた

 
 

実は 彼女は病気を抱えてむそう塾にやってきた

だが 今はこんなすごいことができるようになった

この写真に彼女のすべてが反映されている

 
 
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「開墾のはじめは豚とひとつ鍋」 北海道の十勝と曽祖父とお菓子

北海道の十勝には、「ひとつ鍋」というお菓子があります。
これは北海道開拓に当たった依田勉三という人が、「開墾のはじめは豚とひとつ鍋」という言葉を残したところから来ています。
中に求肥が入っていて、私の大好きなお菓子でした。
もう、50年近く食べていませんが・・・。

私の母方の曽祖父・曾祖母は、鹿児島から大勢の人を連れて十勝入りして、開墾の果てに十勝の地に骨を埋めました。
まだまだ士農工商が身についた時代ですから、曽祖父自身は鍬を振るうより指揮する立場にあったそうです。

曽祖父は鉱脈探しをしていたそうですが、膨大なお金がかかるので、その資金は鹿児島の実家から送られていたようです。
十勝でも海沿いの離れた所に住んでいたため、私は写真でしか見ていないのですが、胸まで伸びた白いお髭が堂々としていて素敵でした。

その曽祖父の写真を、小学生の私はずっと筆箱に忍ばせて御守りのようにしていました。
ですから、特別な想いがあるのかもしれません。

母は5歳の時に実母を亡くし、その後尋常高等小学校(今の中学校)を卒業するまで、曽祖父母に育てられました。
ですから、武家教育の片鱗とともに女性としての嗜みも古いものでした。
嫁入り道具の中にお琴があって、母の鏡台の引き出しからお琴の爪を見つけて遊んで怒られたのをよく憶えています。

母はよく曽祖父や曾祖母の話をしてくれたので、鹿児島は九州で一番最初に旅行先に選びました。
兄も私と同じで、曽祖父のことが大好きで、鹿児島の曽祖父の実家を訪ねたそうです。
今も立派で長〜い塀に囲まれた中に、当主が住まわれていたそうです。

こうして、自分のルーツを辿れるのはありがたいものです。
精神的な支えにもなって、自分も頑張ろうというエネルギーが湧いてきます。

兄と私はどうやら曽祖父の性格によく似ているようで、新しいことに強く興味を持つようです。
何歳になっても夢をもって、新しいことに挑戦できるなら、そんなに嬉しいことはないのですが、そのためには健康を確保しなくてはなりません。

鹿児島には美味しい黒豚があるので、それを使って健康のために活躍してもらいましょうか。
中川さんは、京都は牛肉文化だと話していましたので、それで豚肉はそんなに使いたくなかったのかもしれません。
でも、私にはこんな想いがいっぱいこもった豚肉なのです。

長生きだった曽祖父(96歳没)と曾祖母(94歳没)も食べたであろう豚肉料理を、中川さんの腕でさらに美味しくしてもらうことを、とても楽しみにしています。

 
 


(十勝日誌 画像は六花亭のサイトからお借りしました。)

 
 

「ひとつ鍋」単体より、私は「十勝日誌」であれこれ入っている方が好きです。
十勝にはお菓子の材料がいっぱいあるので、案外お菓子王国なんですよ。

 
 
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