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話し方の陰陽
東京都知事選が終わった。
候補者の演説を聞いていて感じたことを一つ。
とくとくと静かに語り、ずっとこの人の話を聴いていたいなと思わせる人。
感情移入たっぷりに早口でしゃべり続ける人。
演説内容はともかく、話し方だけを取り上げる。
そもそも演説の目的は、自分の話を聴衆に聴いてもらうことだから、聞き手が聞きやすいスピードであるべきだ。
しかし、陽性タイプの人はとかく早口でまくしたてる喋り方をする人が多い。
特に自分の得意分野の話となると、立て板に水のごとく喋り続ける。
でも、実はそれって、聞き手にとってはあまり内容が残らないのである。
勢いよく話している印象は残るけど、聞き手が自分の頭で考える時間が持てないので、深く共感すると言うより、聞き流してしまう部分が発生する。
熱いとか、濃いとか、熱量があるとかいうのは、その人が訴えたいことが強い想いで持っているからであるが、早口で喋りだすと吐き出しているように感じてしまう。
これはあまり得策ではない。
事実、某候補者の演説に「暑苦しい」と感じて距離を置いた人もあると聞く。
それはそうだろう。
それは一種の排毒演説になるからである。
ところで、若いうちはパワーがあるので、勢い余って熱い演説になることはあろう。
某候補者の応援に入った某国会議員のマッチョ感溢れる演説のように。
しかし、その場が盛り上がることと、話が理解されて支持を得ることとは別問題だ。
私の経験から一つ。
とても陽性な人は実は寡黙であったりする。
だから、一言の重みが半端ない。
それは、排毒演説をする人の方がまだ陰性さがあるということでもある。
私たちは自分の話し方には無頓着かもしれないが、マクロビオティックの陰陽で考えると、実に多くのことがわかる。
それを「なりたい自分」に合わせて調節できたら、もっと満足感の多い人生になる。

(鱧寿司 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)
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カテゴリー: マクロビオティック京料理教室 むそう塾, からだ, こころ・想い
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美容室
昨日は久しぶりに埼玉に帰って、いつもお世話になっている美容室に行った。
この美容室にはかれこれ30年以上前から通っていて、息子も幼いときからお世話になっている。
当時はお父様ご夫妻の経営だったのだが、途中から息子さんが経営を引き継がれて今に至っている。
お父様はなかなかの事業家なので、いくつもビルを所有していて、その一部分にその美容室がある。
その美容室を知ったきっかけだが、ある時デパ地下で買い物をしていたら、ショートカットの素敵な女性が買い物をしていて、そのヘアスタイルが私のしたいヘアスタイルととても似ていたのだ。
失礼とは思いながらも、ちょっと離れたところで、横から斜めから後ろからとその人を観察していた。
そして、近寄って声をかけた。
とても素敵なヘアスタイルですねと。
もちろん、その女性はビックリされたけど、次の瞬間とても嬉しそうにして、今、美容室の帰りであること、そして、お店の名前や担当者のお名前も教えてくれた。
その人のファッションも素敵だったのは言うまでもない。
翌日その美容室に行って、教えてもらった担当者を指名させてもらった。
すごい美人さんで、女性でも憧れてしまうほど♡
スタイルも抜群だった。
口数が少なく、浮いた感じもなく、着実に仕事をこなす感じは好印象だった。
晴れて私の希望通りのヘアスタイルが出来上がり、大満足でその美容室に通い始めた。
それから何年もして、そんなに腕のよい美容師さんなのに、色々個人的な事情があって、美容師の世界から離れてしまった。
さらに少し経って、他の場所で美容室を経営されていたオーナーの息子さんが、お父様のお店を引き継いでお父様ご夫妻は引退された。
でも、お父様ご夫妻は同じビルにお住まいなので、私が行くといつものようにお店に顔を出してくださる。
とりとめのない世間話をするだけなのだが、それでも人前に姿を見せるのは、身なりも含めてきちんとした生活をしていなければならないから、負担だと思う。
でも、それをされるところが偉いなぁと感心する。
ところで、昨日は息子の誕生日だった。
いつも行く近くのレストランでお祝いのお食事をしていたら、お店の方が「〇〇さんからです」といって、大きな花束を届けてくれた。
??
昼間美容室で、「今日は家族3人の誕生日を一緒にするんですよ」と話していたので、美容室がお花屋さんに手配してくれたらしい。
粋なことをなさる。
すごく大きな花束というところが、彼らしい選択だなぁと納得。
ふと思う。
私は美容室に何を求めているのか?
一つは技術そのものだけど、もう一つは空間だと思っている。
だから私は美容室の雰囲気はとても重要視する。
インテリアはもちろんだが、経営者の経営理念や態度、スタッフのファッションや言葉遣いもポイントになる。
そのうえで、お客に最新情報(や技術)を提供できるか否かも気になる。
そういう意味では、このお店はお父様ご夫妻の経営時代から、これらのポイントをすべてクリアしていた。
おつりが来るほどに。
そんな経営精神を息子さんが引き継いで、地元の人たちに愛されるお店として頑張っているのが素晴らしいと思った。
経営を引き継ぐというのは、なかなか難しいことだから、それを見事に実現されていることも良い氣を放っている。
コロナ禍にも上手に対応しながら、良い氣を放つのはなかなか大変だが、これからもお世話になりたい美容室である。
緊急事態宣言が解除になったら、血液をどんどん流そう!
2020年5月21日、やっと大阪・京都・兵庫の緊急事態宣言が解除の方向になった。
むそう塾のある京都は、休業していているホテルが多く、観光都市としては死に体になっていた。
夜は今まで沢山ついていたホテルの明かりも見えず、一面が暗くなってしまった京都を見るのは初めてのことだった。
京都の自然は何も変わらないのに、経済だけが変わって行く。
つくづく経済とは人間の血液と同じだなと思う。
これからは質の変わってしまった血液をきれいにして、滞りなく流れるようになるまで時間がかかるだろう。
街も人も同じ。
パワーのあるところが元気になれる。
では、人間のパワーはどこから来るのか?
それは、親からもらったものが大部分だ。
しかし、それがすべてではないから、後で自分でパワーを育てることもできる。
生まれつきパワーのある人は、疲れを知らないことが多い。
体つきからもそれを確認することができる。
そういう人は処理能力が高い。
しかし私はパワーのないタイプに生まれた。
小さい時から薬まみれだった。
そんな私の陰性部分を補ってくれたのが野口整体であり、マクロビオティックの食べ方だった。
今ではまったく薬に無縁の生活をしているから、気分も清々しい。
いつも考えているのはただ一つ。
血液がきれいに流れますように、ということだけ。
そのためには、ストレスなどもってのほか。
人は考え方一つでストレスとはおさらばできる。
その考え方は限りなく陰陽である。

(教室の掛け花 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)
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カテゴリー: 食べたもののようになる, からだ, こころ・想い
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コロナ禍の中で受講してくださった塾生さんのコメントより
緊急事態宣言による自粛生活が、人々を死の恐怖にさらしたり、ストレスによると思われる問題が多々起きています。
戦争を体験していない者にとっては、初めての不自由な生活で、経済的にも精神的にも追い詰められている人が増えてきました。
むそう塾の塾生さんは、北海道から九州までの各地から通ってくれますので、自粛要請は直接影響して、欠席を余儀なくされる人が続出しました。
しかし、全員が欠席するわけでなく、それぞれが置かれた環境で出欠を自己判断してくれました。
この判断はとても陰陽的で、現実の場面で個々人がどのような判断をされるかは、こちらにとっても大変学びになりました。
というか、普段から感じているその人の陰陽が、100%反映された結果に納得するばかりでした。
やはり、普段のとおり人は結果を導き出すのだなぁと改めて確認しました。
ですから、日常的にいかに生きておくかということがとても大事ですね。
場合によっては生死を分けるかもしれないのですから。
ところで、そんな自粛要請中に受講してくれた人たちのコメントで、心に響くものが沢山あったのですが、いくつか抜粋でご紹介させていただきます。
(中川式アジア料理講座第4弾より マクロビオティック京料理教室 むそう塾)
【舞さん】
美味しくて楽しくて、心ほぐれた一日でした。
安心して人と会い、お料理をしてみんなで食べ、心置きなく話をする、というのが
ずいぶんひさしぶりだったな…と気付きました。
いい陽性な繋がりの場があって、このタイミングで京都へ行けて、とてもありがたかったです。
【まりーさん】
皆さんとわいわいしながらの実習が楽しくて、
人の目を気にせず、こんな至近距離で話したり笑ったりするのは久しぶりでした。美味しいお料理と、繋がれる人が居れば大丈夫、と気持ちがふわっと軽くなりました。このタイミングでむそう塾に集えた事がありがたいです。
【めぐさん】
皆さんとの会話で気づきましたが
家族以外とこんなに近くで向き合って話をするのは本当に久しぶりでした。
みんなで集まってお料理を食べる、話す、笑う、以前はごく普通にしていた事でしたが、
心の充実にこんなに関係していたと改めて気づきました。
参加できて良かったです。
(自由人コースより マクロビオティック京料理教室 むそう塾)
【ゆみさん】
京都駅に降り立った時、今まで経験したことのない静けさに身がすくみましたが
むそう塾ではいつもとなんら変わらぬ姿で迎え入れていただけることにどんなにホッとしたことか。
お二人のぶれることのない腹の据わった生き方に多くを学ばせていただきました。
お二人のSNSやブログを拝見して様々な形での塾生への応援メッセージを感じていました。
私も実際に鼓舞され、感じることも多かったのですが(リアクション全くなくて申し訳ございません。。)
久しぶりにむそう塾のあの場に臨み、お料理、陰陽談義を通して様々なメッセージを受け取りエネルギーをいただきました。
【ようこさん】
陰陽談義では、大きな変化を迎えている”今”という時代を生きることに対するお二人の考え方がとても印象的でした。まさに”人生を遊び抜く”を体現されており、自由人コースを創ってくださった想いをひしひしと感じます。通う選択をして良かったと、改めて思いました。

みんなでハフハフしながら美味しいものを食べるだけでも癒やされますよね。
安心出来る場所、普段の自分でいられる場所、素の自分を受けとめてくれる場所。
そんな場所を持っていると人は強く生きられます。
むそう塾はいつもどおり、生き方の基本と、人生で大事にするべきものを自分で作り出せる力をつけてもらえるように応援しています。
むそう塾が皆さんにとって「里帰りしたくなる場所」でありますように。
カテゴリー: マクロビオティックの指導現場からシリーズ, こころ・想い
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全部自分で作ったお料理で端午の節句を祝った塾生さん
秘伝コースで端午の節句のお料理を習った塾生さんが、一足早くお祝いをしてお写真を送ってくれました。
頑張って色々なお料理を作っておられます。
でも、これは最後の授業日に習ったものばかりなのです。
記念すべき日にお母さんの愛情いっぱいのお料理が並んでいて素晴らしいですね。
粽寿司も上手に巻けました。
そして、先日習ったばかりの手毬寿司も登場していて、お見事です!
そして、5日には柏餅を作るそうです。

(料理:マクロビオティック京料理教室 むそう塾 ゆこさん)
義理のお母様へのお土産も用意しました。
なんて素敵なんでしょう!

(料理:マクロビオティック京料理教室 むそう塾 ゆこさん)










