自分はなぜ変わらないのか?

変わりたいけれど変われないという人が多いですね。
そんな自分が嫌いなんですとも。
そして最後は「頑張ろう!」となるのですが、またしばらく経つと元の自分に・・・。

私はね、そういう人は恵まれている人だと思うの。
人間って無意識に暮らしていると、自然に楽な方に流れて行くものです。
だから、変わらない方が楽だから変われないのです。

それでも変わろうとするには二つあります。
一つは徹底的に今を極限状態に近づけること。
一番望ましいのは命がかかるか、生活がかかるかの状態です。
一種のハングリーな状態ですね。
もう一つは真剣に変わろうとする意志を持ち続けることです。

上の二つともなければ、それは変われませんね〜。
日々の生活が恵まれていても、なおかつ変わろうとするにはそれ相当の意志が必要なのですが、それが弱い人が多いですね。
仕方ありません。
変わらなくても食べて行かれるからです。
変わらなくても生きて行かれるからです。

でも、現状を打破したいと強く思っていたら、自ずと変化を求め、気がついたら現状からの脱出をしているはずです。
端的に言えば「いかに変わることをいつも意識しているか」ということになりますね。

そういう私も昨年HPの製作にあたって、考え方を変えるようにご指導をいただきました。
ご指導の内容を実行する段階にあたって、ついつい過去の自分の考え方が顔を出していることに気づかず、後で指摘されて初めて「あっ!」という状態でした。
でも、これを直すには自分の無意識のレベルに「新しい考え方」を刷り込んでおかなければなりません。
それが「いつも意識する」ということです。

これは口でいうのは簡単ですが、現実化するのはなかなか大変なものです。
それほど人間って慣れた方向に無意識に進んでしまうものなんですね。
でも、変えた方が良いと納得するなら、絶対に変える努力をするべきだと私は思います。
そして、その努力は大変なものではないのです。
切り替えるだけですから。

でもその切り替えができない人は、どこかで「納得していない」からだと思うのです。
どこかに「このままでもいいや」という気持ちが針の穴ほどでもあれば、変化は不可能になります。
変わるには陽性なエネルギーが必要になります。
ギュッと氣を集中させて決断する力ですね。

納得出来ることって気持ちのよいものです。
気持ちのよいことを見つけたらそれを続けましょう。
そうすれば気づかずに変化していることが多いです。
いつも意識し続けることが苦手な人は、とにかく気持ちのよいことを続けましょう。
でも、このように書くと、「気持ちのよい」物差しが人によってかなりズレてしまうのが気になるところです(笑)

このブログは一応マクロビオティックを前提として書かれていますので、ここでいう「気持ちのよい」は、マクロビオティックでいうところの「陰陽のバランスが取れていること」を指します。
具体的には日々の生活の随所にありますので、これから開催する「マクロビオティック落とし込み講座」でも解説します。

 
 

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コメント

  1. より:

    美風さん、おはようございます。
    新年会で無意識レベルに切り替えられるように、
    とアドバイスいただいてから
    トラウマについての想いが浮かんできたらさっさと切り替える、
    を意識しています。

    そうしたら、今までさほど気にしていないつもりだったけれど
    実はものすごく、日常のあちこちで囚われる癖がついていたことに気づきました…。

    今まで、それを考えなくするのは
    逃げているということだと思っていました。
    かといって受け取ることも到底できずに悩んだ挙句に逃げることしかできない自分に、いつも罪悪感を持っていたのです。
    でもそのためにそのループに自分で浸ってしまって、
    何年もかけて自分に染み込ませてしまってきたものがトラウマになったのだな、と気づきました。

    無意識のうちにものすごく意識していた、というところから、
    意識しないように意識する、を経て
    ほんとに無意識なる、というところまではなかなか遠い道のりだと感じていますが、
    (ややこしい言い回しですいません。。)
    これも練習です、の言葉を信じて頑張ります。

    遠い道のりでも、わけもわからずどうしたらいいのか見えないままに辛いよりは、
    信じるものがある今は、ずっとずっとありがたいです。

    記事をありがとうございました。

    • マクロ美風 より:

      舞ちゃん、おはようございます。

      舞ちゃんの書いてくださったこと、とってもよ〜く分かりますよ〜。
      長くかけて作り上げて来たことなので、一朝一夕には変わらないけれど、ふっと出てきたらそれを受け止める癖の方法を変えるだけで、新たな癖がつくから大丈夫です。
      つまりその度に過去を上書きして行くんですね。
      そうすると上書きの方が多くなって、過去が薄くなって行くんです。

      何だか桂剥きの練習と似ていませんか?
      中川さんが桂剥きで「紙一枚の進歩」と言われました。
      そんな気持ちがトラウマにも通じます。
      舞ちゃんなら必ず達成できます!
      頑張りましょう♪
      いつでも見守っているからね。

  2. 子象 より:

    美風さん、こんにちは。

    つい数日前、野口整体の操法の指導をいただきました。
    担当の先生は、より身体に変化が見られるように、足を意識して使ってみて下さいとおっしゃいました。
    それも、ただ動かすレベルではなく、
    指の先から、かかと、ふくらはぎ、すね、ひざ、太もも、関節と、
    1つ1つの箇所を丁寧に、ちゃんと使ってると意識しながら。
    このように意識して使ってあげると必ず身体は反応してくれます、という先生の言葉がとても印象的でした。

    こちらの記事を拝読した時、その先生の言葉と重なったんです。

    早速帰り道に意識して使ってみたのですが、
    お買い物途中や電車の中で気がつくと、いつもと同じ姿勢だったり、歩き方をしていました。
    美風さんが書かれていたように、慣れた方向に無意識に進んでしまいます。

    でも、ほとんどの場合、物理的にできないことをするわけではない気がします。
    一番大変なのは、意識し続けること、実行し続けること、「続ける」ことだと思いました。

    自分を信じて、続けることができる陽性さをいつも持っていられるようにしたいです。
    私にとって、むそう塾で教わることは、いろいろな側面からその陽性さを強化して下さっています。
    力強い存在に感謝する毎日です。

    • マクロ美風 より:

      子象ちゃん、おはようございます。

      はは〜ん。
      それはね、「その部分に氣を向ける」っていうことなんです。
      人間の体は「氣」の向けた(集中した)ところに変化が起きるからです。
      だからつま先からかかと・ふくらはぎと順に氣を注ぐ位置を移動するようにご指導されたわけです。
      「氣」って本当に凄い力を持っているんですよ〜。

      ところで、継続っていうのが実に難しいですね。
      それは多くの場合、「努力」の連続だから続けるのが難しくなるのです。
      でも私はそれを楽しく置き換えます。
      楽しいことは「またやろう」というエネルギーを生むからです。
      そうなればしめたもの。
      知らず知らずにそれを繰り返して、気がついたら続いていた、変化していた、ということになります。

      意識して継続するのは疲れるから続きません。
      無意識に継続できるレベルが必要です。
      そのためにむそう塾では私や中川さんとやり取りしながら、楽しいことを増やせるように、あるいは楽しいことを実感出来るように工夫しています。
      独りぽっちでは挫折してしまうのでね。
      相手や仲間がいれば頑張れることがいっぱいあります。
      むそう塾ではそれを大事にしています。

  3. 夏目 より:

    美風さん、こんにちは。
    まさしく、慣れた方にと戻ってしまいます。
    でも、それは、なんとな〜く過ごしているからですね。
    しっかり、1つ1つのことを意識して、ちゃんと
    向きあうことができれば、変わっていくのに、
    逃げてばかりのように感じています。
    講座までに、1つでも納得できる気持ちのよいことを
    みつけてみます。
    新しい講座を楽しみにしております。

    • マクロ美風 より:

      夏目ちゃん、おはようございます。

      うふふ(笑)
      「恵まれた人」を地で行っている人ですねლ(╹◡╹ ウフ
      そのままでいることが許されるし心地良いんだと思います。
      そして慣れた方に行く方が楽だからですね。
      逃げるというより楽な方を選んでしまう癖がついているのだと思います。
      だから、その癖をちょっと直せば良いのです。
      ズレているボタン穴をかけ直す感じで。

      でもね、人間は困難な方を選んだ方が間違いなく成長します。

  4. Lisa より:

    美風さん

    忙しい中いつもためになる記事をありがとうございます。

    この記事にあるようなことをずっと繰り返してきているように思います。
    最後突き抜けられない感じが何をやってもあります。

    今も2月末の仕事のミスをきっかけに、ズルズルと昔の私に戻ってしまいました。
    1月末の愛クラスの私はどこに行ったのという感じです。

    極限に身を置くとは、中川さんがおっしゃった、懸命に生きた今日を積み重ねていくことと同じことと読んでいて思いました。

    強い意志を持ってまた毎日頑張ります。

    • マクロ美風 より:

      Lisaさん、おはようございます。

      あらあら、また落ち込んでいるのね(笑)
      あのね、もしかしたら失敗を恥だと思っていませんか?
      あなたのように学校の成績が優秀だった人が陥りやすいパターンです。
      でもね、人間は失敗をするものです。
      人によって失敗の程度はありますが、必ず大なり小なりの失敗はつきものです。
      でも、失敗は絶対してはいけないと刷り込まれてしまっている人が多いです。
      そんな人は些細な失敗でも大きく落ち込みます。
      場合によっては笑って済ませる程度であっても、自殺まで突き進んでしまう場合もあります。

      しかし人間は失敗した後が肝心なのです。
      失敗した後どのようにその人がその処理をして責任をとるのか?
      そこがその人の器量の見せ所なんです。
      ですから、失敗をいつまでもグズグズと引きずっていないで、猛省をして次への一手を打つことを素早くしなければなりません。
      失敗をバネに信用を勝ち取る。
      そんな生き方をしてほしいです。

      失敗への認識を変えましょう。

  5. あやの より:

    美風さん、おはようございます。

    美風さんが以前、早寝早起きの記事を書いてくださって、宣言をしてからも、早起きできたりできなかったりの繰り返しで今に至っています。

    振り返ってみると、表面的には疲労や食事のとり方などが原因でも、根本的には楽な方に流れてしまう意志の弱さの問題でした。

    一方、過去に大きく変化できた時は、無力な自分が本当に情けなくて、「なんとか自力で娘と食べて行きたい!」とハングリー精神いっぱいでした。そして、無意識にですが確かに書いてくださった2つの条件が揃っていました。

    「針の穴ほどでも」というお言葉にドキッとしました。

    私にとって早寝早起きは、自分の時間を持てるかどうかが懸かっていて、それがさらなる変化に必要なことなので、もう一度真剣に考えてみようと思います。

    大切なお話をありがとうございます。

    • マクロ美風 より:

      あやのちゃん、おはようございます。

      まずあやのちゃんはするべきことが多すぎます。
      でも時間が足りない。
      そこから色々なひずみが来ます。
      今あやのちゃんの頭の中にあることを実現しようと思ったら、確実に誰かの手を必要とする内容です。
      でも一人で根性で頑張ろうとするから、いつも無理が来てしまうのです。
      あやのちゃんの生き方は、親も子も絶対に体調不良にならない前提なので、ひと度お子さんの具合が悪くなるとSOSになってしまいます。

      たくさんお伝えしたいことがありますが、上昇志向の高い生き方を希望されていますので、一般論はここでは遠慮しておきます。
      ただ一つだけ言えること。
      それは物事には緩急があるということです。
      それを無視するとどこかで狂い始めます。
      破綻を招きます。

      ですから、マクロビオティックに出会った意味を充分に噛みしめて、最高に効率の良い陰陽を実践するのが最良の方法だと思います。
      あやのちゃんにはそれを可能にする能力があります。
      今が一番大変な時ですから、ここを上手に乗り切って、あやのちゃんの能力を発揮できる生き方が可能になるよう応援しています。
      どさんこは強いです!
      一緒に頑張りましょう!

  6. じゅん子(21-2) より:

    美風さん、おはようございます。

    記事、コメント、拝読しました。
    一人で考えているとわからなくなることも、こうして共有していただくことでたくさんの気づきに繋がります。
    ありがとうございました。

    • マクロ美風 より:

      じゅんこちゃん、おはようございます。

      ここで具体的になっていることって誰にも共通の要素がありますね。
      そんな共通項を読み取っていただけたようで嬉しいです。
      コメントをありがとうございました。

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