先日「マクロ美風の体験的マクロビオティック」という新しいカテゴリーを作りました。
ブログのお引越しで崩れてしまったカテゴリーをまだ整理できていないのですが、これを機会にカテゴリーを見直せということなんだと受けとめて、これから徐々にカテゴリーを変えてみようと思います。
第一弾として「マクロビオティック料理とマクロ美風の体験(陰性の質)」と題して記事を書いてみました。
早速反応があって、「なんでも食べていいんですね〜♪」というメールが届きました。
あ〜、やっぱりこうして早とちりする人がいるんだよね〜、だから一方的な発信は難しいし危険なんだよねと改めて思った次第です。
ですから私はお会いした人でなければお食事の詳しいアドバイスはしないことにしているのです。
マクロビオティックの食事法は、桜沢如一先生が陰陽という二つの視点で物事を考えた場合、人間に一番ふさわしい食べ物はこんな食べ物でこんな食べ方だよ〜って言い出したわけです。
そうしたらその食事法を実践した人の病気がどんどん良くなる事例が相次いだので、いつの間にか病気治しの一方法として一人歩きしてしまったわけです。
ですから病気を抱えた人たちが藁にもすがる思いでマクロビオティックを実践するというケースが多かったのでした。
でも私は思います。
ひとたび病気になってしまうと、なかなか元通りに戻れないものです。
いや、薬を飲んだり手術をしたりして元通りになったとおっしゃる人もいるでしょう。
しかし正確にはそれは元通りではなく、最悪の時より少し(あるいはかなり)マシになったというだけで、薬や手術で受けたダメージは多かれ少なかれ尾を引くものです。
ですから私はまずは病気にならないことが一番だと思います。
私は幸か不幸か胃が弱いです。
そのために食べ物の反応もよく判り、薬の反応もすぐ感じてしまいます。
体に異物が入ると必ず伴う不快感。そんな不快感を抱えたまま生活をしたくないので、極力病気にならないように精神面をいつも変化させながら生きてきました。
私が重度のアトピーという生まれながらの難題とつき合いながら知らず知らずに身についた生き方は、ふと気がつくとマクロビオティック的な内容を多く含んでいました。
それまでは「私って変わり者なのかな?」と漠然と思っていた自分の生き方が、マクロビオティックを知ってみると「な〜んだ、これで良かったのね」という安心に変わりました。
まるで自分のそれまでの人生を認知してもらったような気がしたものです。
その私の安堵感はひとり私だけのものではなく、多くの人がそれぞれ自分の中に抱えておられるはずです。
ただそのことに気づかず、漠とした不安を感じたり、自分に自信が持てなかったりしているだけなんですね。
そこをマクロビオティックの考え方は、救世主のように価値観の変化も含めてあなたを助けてくれると確信しています。
どんなに崇高な理想を掲げていても、どんなに楽しい夢を描いていても、健康でなければ実現できません。
健康があってこその夢なんです。
ですから夢を実現するためにもまずは健康を手にしましょうと言い続けているのです。
それを説いたのが桜沢先生のマクロビオティックの世界だったのです。
その健康はどうしたら手にできるのか? 方法は?
巷に色々な健康法がありますが、誰でも簡単にできて長続き出来る方法として私は食事法を意識するのが一番だと思います。
生きている限り人間は食べるからです。
毎日続けられる方法は食べ物を自分の体に合わせてあげることです。
そのためには一人ひとりの顔が違うように一人ひとりの体も違うのですから、一人ひとりの「その時」に合わせたお食事をするのがベストになります。
そのためにマクロビオティック料理は有効なので採用されるといいなって思います。
ただお食事は美味しい方が楽しいのは事実です。
治したい病気のために薬代わりにまずいお食事をするのは地獄です。
それよりも病気にならないために健康に寄与できる美味しいお食事を食べた方が楽しいですよね。
マクロビオティックのお食事は色々制限が多いと思われている方が圧倒的多数でしょうが、健康な人はそんなに制限する必要はありません。
ただ、自分の体をよく理解して納得した上でお食事をされると、もっと体が軽くなってパワーがつくような体験ができると思います。
もし不幸にも病気になったとしたら、ひたすら血液をきれいにする方向に舵を切ってそれに専念するべきです。
その時には制限のあるお食事にした方が効果が出てきます。
私はその辺をきちんと使い分けることがある意味でのストイックなマクロビオティックではなかろうかと思うのです。
ですからマクロビオティックのいわゆる制限食を実践することが正しいマクロビオティックではなく、自分の体調に合わせるために時として動物性も取り入れることが本来のマクロビオティックであることを理解してほしいと思います。
現に昔から食養の世界でも動物性を取り入れて症状に対処していることはよくあることですからね。
そんな柔軟な対応ができて、家族みんなで「美味しいね♪」って笑顔でお食事ができる毎日。
それを「むそう塾スタイル」として提案します。
(結び紅白 本結び by 中川善博)
あなたの人生が本結びでありますように。