第132次「むそう塾 パスポート取得者」を発表します

生きていると不安なことはいっぱいあります。
でもそれらは体験や考え方でどんどん減らすことができます。
一つの経験が根っこになって、そこから色々なことに変化が生じ、気がつくと物凄く精神的に楽になっていることは良くあることです。
Deさんは愛クラスを受講された時、放射能汚染のことが心配で心配で表情も固く思考停止状態でした。
でもその厚い壁を乗り越えて見事にパスポート品質の玄米ご飯を炊きあげてくださいました。
その努力に熱い拍手をお送りください。

<第132次 むそう塾 パスポート取得者>
De(66−3)さん

<寸評>
◆中川善博より
不信や心配や恐怖でいっぱいになっていたあなたが炊く玄米ごはんは、気の毒なほど開いていませんでしたね。
これは困ったぞ。と思いましたが、あなたは「何とかしたい、なんとかして」という強いシグナルを毎回私に発しておられました。
そのガッツがある限り大丈夫だと思い、ご指導致しました。
テクニカルな事は愛クラスで正確にお持ち帰り下さったのですから、あとは米を火を鍋を水を「信じる」ということだけでした。
それができかけてきた7回目あたりから、開いていくのを楽しみに見守っていれば良いだけでした。
よく最後までがんばりました。 おめでとうございます。

◆マクロ美風より
傍で見ていると可哀想で、気になって、ハラハラするほど精神的にまいっていたあなたでした。
子供を持つ人なら誰でも同じ気持ちです。
子供に少しでも安全な食べ物と環境を。
あなたのお気持ちはみんなが共有して、みんなが乗り越えようとされていますので、孤独にならずにぜひむそう塾生と交流して不安材料を一つずつ消し去ってください。
そうすることによってもっともっと素敵なあなたになり、お子さんも安心します。
お電話で話したとき、「玄米ご飯を炊くのは子育てと同じだと思いました」とおっしゃっていたのが嬉しかったです。
一番大切なことが理解できてのパスポート取得。
おめでとうございます!

 
 

 

<パスポートの説明>
(1)絶対美味しい玄米ご飯の炊き方をマスターしていただきたい。
(2)その玄米ご飯を炊く行為を通じて、自分を見つめ気づきを得て、幸せに繋げてほしい。
(3)まわりの人と一緒に幸せになろうとする意識を持ってほしい。
これが「むそう塾」の願いなので、この(1)~(3)をおおむね理解され、なおかつ実践出来ていると思われる方に、パスポートを発行させていただきました。これからは、ご自身と向き合いながら、日々の心の持ち方を大切にして、中川さんに言われたことを思い出しながら、人間性をより高めて幸せな日々をお過ごし下さることを願っております。
パスポートを手にされても気を緩めないように、引き続き真剣に玄米と向き合ってください。パスポートは出発点であり、到達点ではありません。

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ある日の京都駅

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むそう塾生には見慣れた京都駅構内。
新幹線を待つ間に買い物をする人も多いことでしょう。

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右上に「いづう」の文字が見えますが、現在は「いづう」の商品はこれより右側の売店(上の写真側)で独立して売られています。
この看板で間違って鯖寿司を買ってしまうと、値段が安いだけで「いづう」の鯖寿司ではないのでご注意を。

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中川さんが修業された「萬亀楼」さんの文字も見えます。

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海老芋って美味しいんですよね。
これを揚げると絶品です。

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関東人には聖護院蕪と聖護院大根の区別がつかないわ〜、なんて思いませんか?
聖護院蕪はもっと南瓜の形に近くなります。

きょうは上級幸せコースで聖護院蕪を使った「あちゃら漬け」を作ります。
お楽しみに〜♪
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しょうが湯

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先日、雪の舞う寒い日の京都で器選びをしていたら冷えました。
京都駅で帰り際に「しょうが湯」を注文。
葛でとろみをつけて甘味は麦芽糖です。
最初口に運ぶとそれほど強い甘味ではないのですが、半分くらいまで飲むと「もういいかな」と思えたので止めました。
黒豆の塩分がことのほか美味しく感じるのは陰陽ですねぇ。

生姜は血管を拡げる作用があるので、冷えている時や血液の循環の悪い時に摂ると体が温まっていいですね。
加熱するより生の方が効果は強く、皮を剥かない方が成分も多いです。
すりおろしたらすぐ使うのがよく、時間の経過とともに酸化を招きます。
胃の弱い人にも生姜はおすすめです。

そういえば甘酒にも生姜が入りますね。
寒い季節には血管もしまりがちになるので、生姜を落として甘酒をいただくのは滋養的にもうなずけます。
そもそも甘酒は本来夏の飲み物でした。
暑気払いとして甘酒の栄養の豊富さを取り入れていたんですね。
だから今でも甘酒は夏の季語です。

マクロビオティックのお手当てで「生姜湿布」というのがありますけれど、これも生姜が血管を拡げることに注目したものです。
生姜を巡っては陰陽の面白い勉強が出来ます。
身近にある物から陰陽を学ぶってとっても楽しくてエンドレスなんですよね。
これが私がマクロビオティックに惚れている一番の理由です。

あれあれ、しょうが湯から話がずいぶん脱線してしまいました。
でも、こんな話って楽しいですよね。

 


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「むそう塾 @東京新年会」開催のお知らせ

うっかりして新年会のことを忘れておりました。
塾生さんから「新年会はやらないんですか〜?」と聞かれて、「あ、そうだった!」と気づいた次第です。
というわけで大急ぎで会場の手配をしました。
かつて「マクロ美風の家事アドバイス講座」で使用したことのある、飯田橋のキッチン付きのお部屋です。
日程の関係上、来年の新年会は東京のみでの開催となりますので、東京以西のかたは東京まで来てくださいね。
新年会の内容は例年どおり「何でもあり」です。
いっぱい話して、いっぱい笑って、いっぱい勉強して、最後は東京駅でお蕎麦を食べて終わりにしましょう。
なお、昼食は各自でご持参してくださいね。
キッチンがありますので温めることも出来ます。
中川さんに試食して欲しい人は他の人にも味見をしてもらうため、少し多めにお持ちください。

【イベント名】
「むそう塾 新年会@東京」

【開催日】
2013年1月14日(月)

【会場】
「飯田橋レインボービル」2階 2C会議室

【内容】
・交流を楽しむ
・友達をつくる
・圧力鍋の調子をチェック
・包丁の砥ぎ上がりをチェック
・お米やお塩のチェック
・玄米ご飯やお料理(お味噌汁を含む)のチェック
(玄米ご飯とお味噌汁は保温状態が望ましい)
・お弁当の盛りつけチェック
・糠漬けや糠床のチェック
・iPhoneなんでも相談
・Macなんでも相談(パソコン持ち込み可)
・デジカメなんでも相談
・マクロ美風のよろず相談

【タイムテーブル】
10:30 開場
10:30〜17:30 入退室自由(ご都合の良い時間にどうぞ)
17:30 片づけ・記念撮影
18:00 解散
(ご都合の良い人は夕食をご一緒に。お蕎麦ですがご馳走します♡)

【昼食について】
各自持参のこと

【定員】
35名

【参加資格】
むそう塾の塾生番号がある人(パスポートがなくても良い)

【お子様】
迷惑にならない範囲で同伴可能

【参加費】
10,500円(消費税込み)

【参加費の支払い期限】
返信メールが届いてから7日以内

【申込方法】
HPの予約画面から

【締切】
定員になり次第
(満席になりました 12/16 9:55追記)

【キャンセル料】
なし

【お問い合わせ】
マクロ美風まで

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(スズカケノキ科 すずかけ 俗名:プラタナス)

 


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むそう塾スタイル

先日幸せコースの放課後に立ち話をしていたときのこと。
Sさんが「上級には再来年行こうと思っているんですけど・・」 とおっしゃっていました。
もちろん個人のご自由なのでいつでも構わないのですが、勿体ないなぁと思いました。
それは幸せコースを受講してから上級幸せコースまで間をあけると、気がゆるんでしまって元に戻ってしまう人がいるからです。
特にむそう塾では遠方から通われる方が多いので、正直なところ「ちょっとゆっくりしたい」と思われる人もいらっしゃることと思います。

でも技術の習得は続けた方が身につくのは、スポーツでも習い事でも同じことです。
幸せコースが来年から原則として2年制を採用したのはそのような理由によるのです。
2年続けてむそう塾に通われた方の上達度はやはり目をみはるものがあります。
「素人さんなのにこんな凄いことも出来るようになるのか!」とビックリしています。
それは中川さんの指導力の凄さもありますが、やはりマンツーマンでその人の癖や個性に合ったきめ細かなアドバイスと、何よりも本人の「ヤル気」がものを言います。

笛吹けど踊らずという言葉がありますが、本人がその気にならないと技術の習得は出来ません。
では本人はどうしたらその気になるのでしょうか?
それはどれほど人生を考えているかに尽きると思います。
今のままで良いと思えば前進はありませんが、今より少しでも前進して自分の人生をより良いものにしたいと思えば、自ずと前向きな姿勢が芽生えてきます。
前述のSさんはその後上級幸せコースにご予約を済まされて、人生をさらにレベルアップする決心をされました。

*   *   *

しかし人間は誰でも不得手なことを克服するのが苦手です。
不得手を不得手としてそのまま生きる人生もありますが、ちょっと他人の力を借りることによって予想以上の結果を出すことが可能になります。
最初は「お料理がぜんぜん出来なくて・・・」と恥ずかしそうに幸せコースに来られた方が、今では包丁も上手に砥げるようになって「お料理が楽しいです♪」と笑顔で語ってくれる姿を見るのは何とも嬉しいものです。
ハッキリ言ってお料理には「知らなかったから出来なかった」側面があります。
理論的に教えてもらえばコトンと納得できて、出来るようになることがいっぱいあります。

私が「リマ・クッキングスクール」に通っていた時、上のクラスに進むにあたって信頼出来る先生に相談したことがありました。
私の場合は最初から師範科を修了することを目的にして通い始めたので、上のクラスに進むことへのためらいではなく、初級クラスで陰陽理論が身についていないことをそのままにして中級クラスに進むことにためらいがあったのです。
ですからもう一度初級クラスを受講して陰陽が納得できてから中級クラスに進もうかと思ったのでした。
先生のお答えは「師範科まで一気に行った方が良い」でした。
「上に進んだからこそ理解できることがありますよ」という言葉を信じて、そのまま師範科まで進みました。
でも気になる授業はスポット受講をして反復学習をしました。
今でもあの時の先生のアドバイスは適切だったと思います。

むそう塾でも上級幸せコースに進むべきか、幸せコースの再受講をするべきか迷っていらっしゃる人がいた時、私は同じようなアドバイスをしました。
上級幸せコースに進んで改めて幸せコースの重要さが認識できたと言い、幸せコースを再受講されている人も多いです。
一段高い所に上がると景色が変わって見えるように、お料理も一段上に進んだからこそ味わえる楽しさや理解力や習得力があると思います。

はっきり言って幸せコースでは、桂剥きや出汁巻き玉子のように、上達するには練習あるのみという講座内容も含まれます。
しかしそれはお料理の基本中の基本だからカリキュラムに入れているのです。
でも上級幸せコースでは、グンとメニュー数が増えて美味しく食べることが目白押しになります。
毎月美味しいものが習えるので、ご本人はもちろんですがご家族の方が楽しみに待っているという話をよく聞きます。

一番嬉しいのはご主人が「むそう塾に行って良かったね」と言ってくださることです。
マクロビオティックではとかく奥様たちがマクロビオティック料理にのめり込んで、ご主人たちはまずいお料理を我慢して召し上がっているケースが多いからです。
マクロビオティック離婚なんていうのもよくあることです。
でもむそう塾では「一家で美味しいね♪」って笑顔で食べられるお料理をお伝えしています。
たまには動物性も負担なくいただく方法を知って、食べることの楽しさを味わいながら真の健康を手にして欲しいと思います。
これを「むそう塾スタイル」として、ぜひ一気に集中して身につけてください。

 


(紅白むすび) たったこれだけのことでも案外加減が難しいのです。
上級幸せコースの12月で学びます。

 


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