HPに「塾生の声」というページがあります。
愛クラスから上級幸せコース経験者まで、ほんの数十人に登場していただきました。
マクロビオティックを実践していく上で他の人の体験は大いに参考になるので、いつでも皆さんにお読みいただけるようにまとめたものです。
HPを作ってからもお寄せいただいた原稿があり、それらをまとめて塾生の声欄に追加する時間が今までとれずにおりました。
そこで、こちらのブログで一度記事にして皆さんにご紹介してから、私と中川さんのコメントをつけて塾生の声欄に移そうと思っています。
ではまずHaさんの感想文からご紹介します。
【Ha(29−4)さん】
(第2期幸せコース・第1期上級幸せコース修了 東京都 2012.10.5記)
*マクロビオティックを始める前
お酒が大好きで毎日お酒を飲んでいた私の食生活は大変乱れていました。朝ご飯は食べたり食べなかったり…食べたとしても手作りバナナジュースのような物。お昼ごはんはお弁当を手作りしており、1膳分のご飯と適当なおかず。夕飯はおつまみになるような肉やお魚がメインのおかずに主食がアルコール!そのためお米は食べず。唯一お米を食べるのはお昼のお弁当のときのみ。お味噌汁や漬物を摂るということはほとんどありませんでした。そんな私がマクロビオティックを始めようと思ったきっかけは、仕事上アルコール性肝硬変で苦しむ患者に接する機会が多くなり、アルコールを飲みながらも末永く元気に過ごすためには食生活の乱れを正さなくては!と強く感じたからです。もちろん、その時点ではアルコールを辞めたいという思いは一切ありませんでした(笑)
*マクロビオティックに出会って
何か食生活を正せるような健康法を…と思い、ネットやら本で色々情報検索をしていたときに出会ったのがあるマクロビオティックの本でした。何でも色々調べて納得してからしか始められない私はまずその本を購入し熟読。何度も読み返した結果、これなら健康になれるかもしれないと思い、2002年の誕生日をきっかけにマクロビオティックを独学で始めました。何もわからない私はとりあえず玄米を炊くための圧力鍋を購入し、玄米を炊いて食べること、お味噌汁を作って飲むことから始めました。1日2食で主食のお米は1日1回しか食べないという生活から1日3食お米を食べるという生活にシフトしていったことで私の体はどんどん変化していきました。最初に効果が現れたのは体重減少でした。みるみるうちに体重が減少していき、あっというまに8 kgの体重減少。4-5 kg 体重が減った時には嬉しかったのですが、8 kg も減ってしまうとなんだか病弱に見えてきてなんだか怖くなったことを覚えています。体重減少と共に現れた症状は毎日の下痢と皮膚の湿疹・ただれでした。下痢と言っても腹痛を伴ったりはしません。毎日のお通じが固形便ではなく下痢便なのです。下痢症状は半年以上続きました。そして腕の裏や首回り、背中などに痒みを伴う赤い湿疹が広範囲に広がり苦しみました。この湿疹は部位を変えながら1年以上続いたと思います。これらの症状はすべて玄米を食べることによる排毒なんだと思い、私のマクロビオティック健康法は間違っていないはずという思い半分、このまま排毒が続いたら私の体はどうなってしまうのだろう?という不安半分を抱えながら毎日生活していました。
そんな排毒症状が続いていながらも、独学でマクロビオティックを実践するのは難しいと感じた私はあるマクロビオティックの単発教室に足を運ぶようになったと同時に、また別のマクロビオティック教室のコースに通うようになりました。どちらの教室も女性にはほどよい陰性が必要だ!という方針の教室でしたので、元々陽性傾向にあってアルコール好きの私がアルコールの量を減らすためには質の良い陰性を摂るようにアドバイスを受けることが多く、肉や魚を摂るなんて厳禁!昆布椎茸出汁は摂っていいけど、昆布だけの出汁を毎日摂ったらダメ。お酢など酸味のある陰性さを積極的に取り入れなさい!と良く言われていたので、マクロビオティックを過信していた私はそれを一生懸命実践しました。けれどもアルコール摂取量は全然減らないし、体重減少や皮膚の排毒に留まらず、だんだん集中力がなくなり、体力も落ちてきたように感じました。そしてマクロビオティックって本当に健康になれるのだろうか?と疑問に思ったのはマクロビオティック教室に通い始めて1年ちょっと経った頃でした。私を含め1年以上マクロビオティックを実践しているはずのクラスメイトの大半がお世辞でも健康的には見えなかったし、幸せそうにも見えなかったのです。1年以上マクロビオティックを実践しているのに健康にも幸せにも見えないっていうのは何か間違っているのではないか?と私の疑問や不安はどんどん募っていきました。私の通っていたマクロビオティック教室にはまださらに上のクラスがあったのですが、このまま教室に通っても無駄だと思い、さらに上のクラスに通うことはキッパリ辞める決意をしました。そして、本当のマクロビオティックって何だろう?と悩み色々模索する日々が始まりました。
*むそう塾との出会い
そんな私がむそう塾と出会ったのは、中川さん・美風さんお二人のブログでした。それまではあるマクロビオティック教室の信者のようだったので、その教室とはちょっと系統が違うと思っていたお二人のブログにはマクロビオティックを始めたころから目を通していたものの、あまり興味を示すことがありませんでした。そんな私がお二人のブログに興味を示すようになったきっかけはマクロビオティックって何だろう?と悩み始めたことでした。私の通っていた教室と系統の違う別のマクロビオティック教室も都内にありましたが、なぜかその教室に通いたいと思うことはありませんでした。それなのになぜか遠い遠い京都のむそう塾という教室が気になり始めたのです。当時の中川さんのブログには毎日炊いた玄米の写真が載っており、そしてご飯に対する評価が書いており、それはもう不思議なブログに思えました。炊いたお米の写真を見て何がわかるのかな?なんて疑問すら抱いていたくらいです。それでも中川さんのブログを見ているうちに主食である玄米の炊き方ってすごく大切なんだ。私が長期に渡り悩んでいた下痢や皮膚などの排毒は玄米のおかげじゃなくて、炊き方が悪いからずっと排毒していたのではないか?と考えるようになり、マクロビオティックを学び実践するには、まずは玄米をしっかり炊けるようになることが大切なんだと感じ、むそう塾の扉を叩く決心をしたのです。それが2009年秋のことでした。
*むそう塾に出会って
むそう塾、愛クラスに参加したのは2009年11月のことでした。今まで何でも卒なくこなしてきた私は玄米投稿のパスポートなんてすぐに取得できるだろう!なんて軽い気持ちで参加しました。しかしながらこれが大誤算!結果的にパスポート取得までに1ヶ月半近くかかってしまいました。今まで玄米投稿記事を見ながら、ご飯の写真で炊いた人の性格や状況なんてわかるわけないじゃん!なんて思っていた私の思いをすべて打ち砕いてくださったのが中川さんでした。玄米投稿写真を見ただけで、私の性格から私の考え方、今までの私の生き方までズバズバと当てられてしまい、その当時は怖くて怖くて仕方なかったです(笑)時には私の30数年間の人生を否定されたような気分にもなり落ち込んだりもしましたが、中川さんの真意がわかるととても救われた気持ちになりました。そうやって自分の今までの人生や性格を振り返り反省しながらの1ヶ月半でした。あの1ヶ月半の玄米投稿のおかげで自分自身を振り返り、たくさんのことに感謝をする機会をいただくことができました。そして新しい一歩を踏み出す決心もできた貴重な1ヶ月半となりました。私の人生はむそう塾がきっかけで大きく動き始めたのです。