今年も幸せコースの食事日記を拝見する受業が終わりました。
これは1か月間受講生に食事日記をつけてもらって、その結果に対してマクロ美風からアドバイスをするものです。
食事日記は決められた項目ごとに分けて記入するのですが、その項目はずっと変わっていません。
それほどそれらの項目は重要であり、心身への影響が大きいからです。
今回3クラスの食事日記で感じたことをまとめてお伝えしますので、それぞれの方がご自分のことと思って受け止めてほしいです。
(1)<記入方法>
第三者が読むことを前提に「読みやすさ」を心がけて記入されている人とそうでない人の差が大きかったです。
このことは「伝え方」としての陰陽を表しますので、これも陰陽判断しています。
・整理されていて見やすい=陽性
・要点がなく記入も怠りがち=陰性
(2)<主食の量>
残念ながら主食の量がほとんどの人で理想的割合を満たしていませんでした。
これだけ玄米ご飯に力を入れているむそう塾ですらこの有り様ですから、一般家庭ならどのようになっているかを想像すると、それは病気になるだろうなぁと思いました。
最低でもおかずの2倍はご飯を召し上がってください。
それを簡単に実行出来るように「ご飯2口おかず1口」とおまじないのようにお教えしているのですから。
(3)<主食の種類:白米>
むそう塾生でありながらほとんど白米を召し上がっている人がいました。
申し訳なさそうに玄米ご飯が登場する日がありましたが、それはまず玄米ご飯の炊き方がパスポートレベル未満になっていることが予想されます。
ご家族のご希望を聞いて白米という人もいましたが、それなら炊き分けをするべきですね。
白米を召し上がっていて体調が悪いなんておかしいと気づいてほしいです。
それだったら玄米ご飯に変えて少しでも体調の向上を目指すことは1か月間でも可能です。
そして、たった1か月間でも玄米ご飯はその効力を見せつけてくれます。
(4)<主食の種類:パン>
忙しいからとの理由でパンに逃げている人がいました。
でも、本当にご飯を炊く時間がないほど忙しいのでしょうか?
私はむしろご飯を炊いて体力をつけて仕事をササッとこなして、お料理を癒やしと気分転換として生活のリズムに組み込んだら良いと思います。
これができればプラスの循環に、出来なければマイナスの悪循環に陥ってしまいます。
一念発起してこの循環を良い方向に回してください。
なお、パンが好きな人はストレスいっぱいの人が多いです。
こんな人はせめてパンではなく、麺類に逃げてください。
できればお汁のある麺類に。
(5)<主食の波動と格>
玄米であっても白米であってもプレーンで召し上がるのが最も波動が高く、混ぜ物をするとその分だけ波動が落ちていくことになります。
異質のエネルギーが入るので波動が乱れるのです。
ですから、混ぜご飯は毎日ほしくありませんね。
体は無意識に知っているのです。「飽きる」という状態で。
また玄米に雑穀を混ぜることは主食の格を落とします。
主食はピュアな状態で取り込むことが最も精神性を高めます。
(6)<副食の量>
皆さんに共通していること。
それはおかずが多いことでした。
おかずが楽しみなんですね〜。
でも、どんなに好きなおかずでも上記の割合を守ってください。
「一汁一菜」は貧しいことではなく、究極の健康食であることを忘れずに。
好きなおかずをお腹いっぱい食べて、それでも元気に長生きしている人もいますが、その数は圧倒的に少ないです。
ストレスのはけ口を食事に求めてしまうと、おかず食いになってしまいます。
(7)<発酵食品>
これが80%満たされていませんでしたね。
そもそも発酵食品を知らなさ過ぎます(泣)
発酵食品は自分でも作れますから、ぜひ毎日少量で良いですから摂ってください。
毎日摂ることがポイントです。
腸の働きがグンと良くなります。
そういえば糠床を死守しておられるご家庭で、ご主人の腸が快適なのでご主人が糠床ハウス(勿論家の中に)を作ってくれたという話を聞きました。
微笑ましいですね。
(8)<水分の種類>
お味噌汁やお吸い物は主食がご飯物なら毎回ある方が好ましいです。
たとえば温かいおうどんを召し上がった時に、汁を全部飲み干すことはしなくても、ホッとすることを実感されていませんか?
あれは水分が人間には必要で、それが入ると体がホッとする好例です。
これらの水分が不足していると、お茶やコーヒーを飲みたくなります。
しかしこれらは利尿作用があるので、そんな時には真水を飲む方がよいです。
水分の摂り方は塩分があるかどうかも重要なポイントです。
なお水分には体に吸収されるものと素通りするものがあることをお忘れなく。
* * *
以上ザックリと食事日記に対する感想をまとめてみました。
今回も私が手応えとして感じたこと。
それはやはり「人は食べたもののようになる」ということでした。
目の前の人をパッと見ただけでその人の食べているものが判ってしまうのがマクロビオティックの凄いところなのですが、今回も3クラス分の食事日記を拝見して見事にそれを感じています。
ますます自分の眼に自信を持ちました(笑)
身体は食べているものを隠せませんね。
内面の精神性まですべて丸わかりです。
ああ、あの人のちゃらんぽらんさはこのおかずが原因ねとか、こんなものばかり食べているから体力がつかないのよとか、これが少ない(多い)から太れないのよ(痩せないのよ)とか、はたまた、この器が原因ねとか、その考え方では何を食べてもダメねとか、ポイントは多岐にわたります。
そのポイントはすべて陰陽で判断できるのですから陰陽って万能です。
そしてマクロビオティックでよく言われる「食べたもののようになる」という言葉は、私の中で日々確信の更新をし続けています。
精神面への影響も含めて食べ物の影響は強烈です。
「You are what you eat.」
(あなたはあなたが何を食べているかで決まる)
この格言に嘘はありません。
(蓮根ボール マクロビオティック料理教室 むそう塾)