むそう塾幸せコースの出汁巻き授業風景より

出し巻き玉子 中川善博 むそう塾

(出し巻き玉子 料理:中川善博  お箸の添え方に注意)

 
 

むそう塾ではマクロビオティック料理教室でありながらも、だし巻き玉子の作り方がカリキュラムに入っています。
それはむそう塾が単なるマクロビオティック料理教室にとどまらず、日本の食文化を次世代に伝承するという本来の役目を大切にしているからです。
12月はお正月を控えているので、幸せコースでは出汁巻きが授業内容でした。
新たに夏目式も採用して、進化した授業内容でした。

お正月に間に合わせるべく、今は塾生さんたちが日夜練習に汗を流しています。
中川さんのブログも連日出汁巻きの応援記事が登場し、ついには出汁巻き投稿のカテゴリーまで作っちゃいました。
というわけで、私のブログでも応援を。

動画は先日の授業中に撮影したものです。
中川さんの声が入っていて臨場感がありますね。
中川さんの言葉から学ぶことがあります。
お二人とも幸せコースは再受講組なので、初心者よりは上手なのですが、それぞれに改善点があります。

まずはAさん。

[youtube]

最後の卵液と自分がするべき巻き方の見極めがまだ出来ていませんでした。
きっと今頃はそれも解消されていると思いますが、後輩たちの中で、今その真っ只中にいる人もいますので、参考のためにアップしました。
最後は、卵液が多くなる場合と足りなくなる場合の二つがありますが、この動画は足りなくなったパターンでした。

次はBさん。

[youtube]

まだ練習量が足りないので改善点は多々ありますが、お箸の使い方が教えられた方法とは異なります。
出し巻き玉子の最後の壁を突破するのは、お箸の持ち方が明暗を分けるくらい箸使いは重要です。
そのためにむそう塾では、お箸の正しい持ち方を講座に入れているくらいなのです。
原点を大切にしましょう。

 


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極上を生み出すための道具選びから学んだこと 中川善博の世界

中川善博の道具 ラテ・アート

 
 

中川さんは今、ラテアートに夢中になっています。
まるで子供が欲しかったオモチャを手にして、夢中に遊んでいるかのような感じです。
ご自身は普通の珈琲をブラックで飲んでいるのに、そんなにラテアートに夢中になるのが最初は分かりませんでした。
エスプレッソマシーンを購入したり、どんどん居住空間は珈琲関連の品物で狭くなって行きます。

先日も子供のように目を輝かせて、ミルクピッチャーの話をしてくれました。
その時に思いました。
「ああ、この研究熱心さはお料理を美味しくさせる研究と一緒なんだな」って。
私は珈琲を飲むと胃が痛くなるので、よほどのことがない限り飲みませんが、何回か中川さんの珈琲を試飲させてもらいました。
すると、私の嫌いな苦味がどんどん改善されているのです。
淹れ方はもちろんですが、豆の選定も大きく影響しているようです。

珈琲にはまったく門外漢の私ですが、中川さんがラテアートに取り組むにあたって道具をあれこれ工夫される姿は、包丁砥ぎの角度や、玄米炊飯のお鍋の選び方や、様々な食材の選び方と共通していました。
それは徹底して妥協を許さないことです。
そのためには新しい道具を創り出してでも、自分の考えている世界を実現させるという徹底ぶりです。
創り出そうとしている改良点は、素人の私でも説明されるとコックリと納得できます。

ふと、なんでこんなに中川さんは自分が飲まない珈琲のラテアートに没頭するのだろうと思いました。

ある日ボソッと中川さんからその答えをもらいました。
「塾生に、出来ないことを出来るようになれと言っているだけでは申し訳ない。自分にも、出来ないことを出来るようになる姿勢は必要だ。」ということでした。
玄米炊飯をはじめとして、桂むきや出汁巻き玉子など、難しい技術に取り組むむそう塾生はたくさんいます。
その指導は単に中川さんがすでに身につけている技術のみで行なっているわけではなく、こうしてご自身も一緒に塾生の気持ちを共有しながら上を目指しているのです。

そのために、写真のように様々なミルクピッチャーが改良を重ねて並んでいます。
まだまだ中川さんの研究は続いています。
今、出汁巻き玉子の練習をされている皆さんも、中川さんの基本に忠実な生き方を励みに頑張ってください。

つくづく思います。
上達とは、奇策があるわけではなく、たゆまぬ練習と工夫する心が裏打ちするのだと。

 
 

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京料理人が作るほんまもんの粕汁が大集合(作り方付)

粕汁 マクロビオティック

 
 

クリスマス寒波がやって来ました。
西でも東でも雪の心配をする頃になると、寒さが本格的になります。
先日も寒い日の朝、中川さんがそっと粕汁を作ってくれました。
体が芯から温まって、血液が体中を巡って行くのが分かります。
酒粕の陰性の力ですね。
そんな食べ物が体に悪いはずがありません。
マクロビオティック料理と名前をつけていなくても、その季節に体が喜ぶ料理がマクロビオティック料理です。

根菜と葉物の色合いが見た目にも美しく、思わず写真を撮りました。
京人参の鮮やかな色に元気をもらえます。
湯気の感じはこちらから。
ホッと癒されます。

[youtube]

そうそう。
中川さんはよほど粕汁がお好きらしく、ブログにもたくさん登場します。
きっと京都・伏見の血が粕汁を求めるのでしょう。
ところで中川さんは冷え性ではないのに、こんなに粕汁が登場するのは、単に伏見人のソウルフードだけが理由ではありませんね。
頻度多く粕汁が登場する2005年頃は、寒い中をバイク通勤していたせいもあるでしょう。

つまり環境の陰性が中川さんのように陽性な人でも、温かい食べ物を求めるんですね。
粕汁自体がそんなに陽性の強いお料理ではないので、なおのこと体が欲するのでしょう。
陰陽で考えると誠に面白いお料理が粕汁です。

粕汁を食べよう(2013.2.14)
熱々の粕汁(2012.12.25)
粕汁(2012.12.19)
粕汁(2012.12.13)
粕汁2011(2011.1.23)
淀大根(2006.1.17)
紅白(2006.1.3)
粕汁(2005.12.28)
粕汁(2005.12.7)
粕汁(2005.11.15)
粕汁(2005.1.26)
粕汁(2005.1.17)
粕汁(2005.1.7)
粕汁(2004.12.26)
粕汁(2004.11.7)
京芹(2004.12.3)

 
 

Twitterで中川さんが呟かれた作り方を追記しておきます。(12/26 13:02追記)
【作り方】
出汁に粕を溶かしてお揚げさんと大根人参を煮て薄口で味を付けてせりを載せる。 おしまい

あら、2行未満で終わってしまった・・・(;´Д`)

 
 

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お子さんからお母様に伝えられるマクロビオティック

今は情報社会なので、親世代よりお子さんの方が有益な情報を持っている場合があります。
マクロビオティックという言葉は、今ではかなり知られて来ましたが、親世代ではまだまだ知らない人が圧倒的多数です。

むそう塾はネットを中心に情報発信をしていますので、まったくインターネットをされない方にはご縁がありません。
しかし、最近ではお子様が先にむそう塾にいらしてくれて、そのお料理の美味しさやお嬢さんの体調の良さに感動してくれたお母様が、愛クラスを受講してくださるケースが増えて来ました。

来年度の幸せコースにも、お嬢さんに続いてお母様が来られます。
大阪からはともりんのお母様のゆきこさん。
東京からは陽子さんのお母様のミツコさん。
同じ日曜クラスでスタート予定です。

マクロビオティック料理だけではない、大きな視点で日本文化の伝承を掲げてきたむそう塾のことをご理解いただけたのかなと思って、じんわりとした喜びを感じています。
これからもこんな形で、日本人が日本人であるためのあれこれが親世代に受け継がれて行って、健康のためにむそう塾がお役に立てたら嬉しいです。

高度経済成長の陰でスポッと抜け落ちて、忘れられようとしている日本の味。
食生活の欧米化とともに激変している日本の食文化。
そんな中にあって、日本が世界に誇るべき格調高い和食の技術や味を、惜しげもなくお伝えするむそう塾。
マクロビオティックの考えと融合した健康になれる美味しさを発信し続けます。

 

中川式糠漬け

(乳酸菌たっぷりの中川式糠漬け 料理:中川善博)

 


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完全フォロー態勢だからこそ語れるマクロビオティックの危険性

2013年12月23日。
この日は私にとっても新たな決心の日になりました。
各地から集ってくださった皆さんとの出会いから今までの日々をずっと思い返していました。
そこにあるのはただ一つ。
中川さんと真剣にフォローし続けた結果の皆さんの姿でした。
皆さんに向き合って来ましたという生易しい表現ではなく、二人三脚で心を一つにして、がっぷり四つで歩んで来た日々でした。

単にマクロビオティックを伝えるのが目的ではなく、「間違いなく 確実に 体調を崩さないように」と、細心の注意を払っての完全フォロー体制だからこそ感じた思いの数々でした。
そして、その体制だからこそ学んだこともあります。
一方的にマクロビオティックを伝えるだけなら、絶対に嗅ぎ取れなかった数々の危険性はたくさんあります。
これからも、そんな危険と背中合わせになっているマクロビオティックを、受け売りではなく、きちんと見直してお伝えしたいと思います。

そんな、どうしても発信したい(するべき)ことを、これからシリーズで記事にしていこうと考えました。
「完全フォロー態勢だからこそ語れるマクロビオティックの危険性」という内容になりましょうか。
タイトルがあまり長くなってもいけないので、「マクロビオティックの危険性」というタイトルで、安全なマクロビオティックをお伝えしたいと思います。
お楽しみに♪

<追記>2013.12.31
「マクロビオティックの危険性」というタイトルはちょっと過激なので、「マクロビオティックの指導現場から」に変更しました。

 
2013年12月23日。
皆さんとの熱い一日は宝物です。
心が通い合うって素晴らしいですね!
集まってくださった皆さんに、改めて感謝しています。
むそう塾 マクロビオティック
 
ちょっぴり華やかな気分での交流は、エネルギーを高めてくれます。中川善博を知る会1 マクロビオティック
 
たくさんのエネルギーをありがとうございます。
これからも一緒に頑張りましょう!
中川善博を知る会2 マクロビオティック
 
あれ?
頭が白く見えますが、照明のせいです。
55歳独身とつけ加えておきます(笑)
中川善博を知る会3 マクロビオティック
(中川善博)

 


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