甘いもの。
マクロビオティックでは白砂糖はダメだけど、米飴やメープルや甜菜糖などはOKだと思っている人がとても多いですね。
そのように書いてあるマクロビオティックの本もあります。
しかし、甘いものはどれも陰性に属し、細胞を緩める働きをします。
もっというと、甘いものだけでなく糖質も細胞を緩める働きがあります。
多くの女性が好む芋・栗・南瓜は男性には案外不人気ですよね。
これは知らず知らずのうちに女性は男性より糖分の陰性を欲しがる体だということの表れです。
男性はお酒で陰性をまかなおうとする人が多いのですが、飲めない男性は甘党だったりします。
白砂糖は精製の純度が高いために、調味料というより薬物のような作用をします。
このブログでも白砂糖の弊害は何度も記事にして来ました。
それでも甘いものを減らせない人のために、資料を用意しました。
塾生さんのご協力で、実際に健康の啓蒙に使っていらっしゃる資料をお借りしました。
まず全体の表です。
各部を拡大してみましょう。
このような資料はよく見かけると思います。
ネットでも角砂糖を並べて視覚に訴えるものがありますね。
たとえばこのようなサイトはいかがでしょうか。
【食べ過ぎ注意!】いろんな食べ物の砂糖の量、カロリーがわかる画像集【コーラ、お菓子、果物他】
元々はアメリカでこのような画像が出回ったのですが、これがとても分かりやすいので、日本版に改良したサイトが数多く存在します。
角砂糖1個は大体3〜4gです。
これは白砂糖の小さじ1杯程度に相当します。
もしあなたが甘いもの大好きな人なら、体がどんどん陰性になって行くのは容易に理解出来るでしょう。
甘いものには依存癖があります。
騙されたと思ってご飯をお代わりして召し上がってみてください。
そうすると、ご飯の中に含まれる糖質が甘いものの代わりをしてくれるので、徐々に甘いものへの欲求度が落ちて来ます。
ちなみに糖質制限なる治療法があります。
糖質は多くの食材に隠れていますので、その食材の摂取を制限する治療法ですね。
その対象にご飯(炭水化物)が狙われることが多いので、上記のご飯をお代わりしてなんて私がいうと、とんでもないとお叱りを受けそうです。
でもね、そこがマクロビオティックなのです。
食べ物にも主と副があって、主食を大事にするのがマクロビオティックの考え方です。
マクロビオティックを知らない人だって、主食・副食という言い方をするでしょ?
日本人はそれでちゃんと精神性を調えて来たわけです。
ここで怖いお話を(^^;)
ご飯(白米)をお茶碗に1杯(150g)食べると、角砂糖15個弱の糖質になります。
パスタ1食分(乾麺で100g)なら、角砂糖17個強になります。
ですから、ご飯をしっかり食べて甘いものを食べたら、クワバラクワバラとなるわけです。
主食をしっかり取れば甘いものへの欲求が減るというのはお分かりですね。
結論から言うと玄米ご飯より白米の方が太ります。
同じグラム数なら白米の方が糖質が多いから当然ですね。
玄米には繊維質が豊富に含まれているのと、外への排出作用も強いので、お代わりして食べても太りません。
ちなみに糖質というのは、炭水化物から食物繊維を引くことで数字がはじき出されます。
その数字を角砂糖1個相当の数字で割ればビジュアルな印象になるという計算です。
玄米は粒の段階で白米の6倍の食物繊維量があります。
ご飯として炊き上げても、白米の5倍の食物繊維量が残っています。
玄米にはこの他にミネラルやビタミンが豊富に含まれていることは、良く知られているのですが、一般の情報に惑わされて主食を減らさないようにしてほしいと思います。
食物繊維のない物で糖分を取ってしまう方がずっと体に悪さをすることを知っておきましょう。