出汁巻き玉子を巻くときの指の形(中川善博の動画付き)

中川式お箸の持ち方 手の形

 
 

お箸を持つと指が真っ直ぐ伸びきってしまう持ち方をする人がいるのですが、それではもう指がロックされてしまって、つかむ動作がし難くなります。
物をつかむ時には必ず指はアーチ状に丸まっていなければなりません。
それは指の先っぽを一か所に集めるためです。
お箸は指の延長として持つものであることを考えれば当然ですね。
次の動画で中川さんの指をじっと見てください。
玉子を見るのではなく、指の形を見てください。
ずっと上の写真のような手つきのままですね。

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中川さんの手がクリームパンに似ているからというのは抜きにして参考にしてください(笑)

 
 

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出汁巻き玉子が巻けないのはお箸の持ち方が主原因です

今月の満足コースはお箸の持ち方が問題点として浮き彫りになりました。
出汁巻きが巻けないといって盛んに練習しても、実は基本中の基本であるお箸の持ち方がきちんと出来ていなかったということです。
一般的にお箸の持ち方は食べるときの美しさやマナーとして捉えられていますが、ひとたびお料理を作る側にまわると、それは早さや正確さが要求されますから、お箸の持ち方が正しくないと美味しいお料理からどんどん離れて行きます。
そして、出し巻き玉子のように火を使うスピード料理では、確実に仕上がりに影響するわけです。
1週間頑張れば新しい持ち方が定着しますから、ぜひ頑張って中川式の正確な持ち方をマスターしてほしいと思います。
下にそれぞれの写真を掲載しました。
どこが問題なのかよく判らないという人はコメントをしてくださいね。
解説しますから、必ず改善しましょう。


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次は動画の一部分です。
5名のみですが参考にしてください。
こちらもどこが問題点か判明しない人はコメントをくださいね。

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皮ごと食べられて種もない葡萄

皮ごと食べられる葡萄2

 
 

皮ごと食べられる葡萄1

 
 

「皮ごと食べられて種もない」葡萄があるんですね。
言いたいことは色々あるのですが・・・ムニャムニャ。

 
 

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満足コースとじっくりコースに想うこと

昨夜中川さんと話をしていて、満足コースとじっくりコースの今後の内容についての話になった。というより私が質問したのだけど。
私は受講する人の気持ちになり、中川さんは教える人の気持ちになり、本心で語り合った。
中川さんはどんな人でも必ず出来るようになると強く言い切る。
その強さに比べて、受講生の方がむしろどこかに諦めの気持ちがあるのではと感じる場面があった。
笛吹けども踊らずという言葉があるけれど、踊りたくない人は別としても、踊りたいのに踊り方を教えられないのはあってはいけないことだから、中川さんは必死に教えようとあれこれ工夫をしている。

そうこうしているうちにもう9月も終わりに近づいてしまった。
来月で前半が終了して、満足コースの場合は試験に臨むことになる。
これからの1ヵ月でどこまで成長してくれるか?
どこまで指導できるか?
私は弟子を作るわけではないからと言い、中川さんは男女の区別なく、仮に何らかの病名がある人であっても上達すると断言する。
ここで陰陽差を感じるのであった。

男性の考え方、男性の生き方。
女性の考え方、女性の生き方。
それを認めつつも「やる氣」は削ぐことなく素早く対応して目標に近づけてあげたい。
その一心で二つのコースの人たちに接している中川さんと私。
中川さんは言う。頭で理解できるのが偉いのではなくて、実際に出来ることの方が重要なんだと。

受講してくれる人の一生の価値観を考えて一日を最高のものにしたいと思っているのだけど、なかなかその真意はご理解してもらえないかもしれない。
少しでも、一歩でも、一段でもということを考えていたら、昨夜は3時頃まで眠れなくなった。
考え事をして眠れなくなるなんて、久しくないことだ。
誰でも褒められることは嬉しい。
出来るなら欠点探しではなく、良い所探しをしてあげたい。
褒めて上達するならいくらでも褒めると中川さんは言う。
受講生の笑顔と気持ちを考えると、複雑な想いが去来する私なのであった。

*   *   *

昨日の時点でまだお箸の持ち方が完全に会得出来ていない人が多かった。
どんなに出汁巻きの奥義を教えても、このお箸の持ち方が不完全だと最初の芯作りでつまづいてしまう。
これは中川さんが最初から口を酸っぱくして言っていることだから、耳にタコが出来ているはず。
ちゃんと出来ていると思っていたという人もいた。う〜ん。
何かが上手く行かない時には、常に基本へ基本へと戻らなければならない。

それを裏付けるように、桂剥きのときの包丁の持ち方と親指の動かし方、出汁巻き玉子のときのお箸の持ち方と親指の動かし方がまったく同じ問題点で引っかかっている人もいた。
立ち方の姿勢が問題の人もいた。
おかしな姿勢の人の側に行くと、必ず問題点があるので、私もそれを指摘し続けてきた。
それは本人に頑張って直してもらうしかないのだ。
1ヵ月間が虚しく過ぎてしまわないために、各人の本気を心から求めたいと思う。

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もし、どこが問題点なのか解らない場合は、質問を!
自分に自信をつけるためにも問題点の克服を!

 
 

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一杯のお吸い物からマクロビオティックの陰陽を感じる

マクロビオティック料理教室 むそう塾 お吸い物

 
 

先日、中川さんが写真のようなお吸い物を作ってくださいました。
美味しくて一度もお椀を手放すことなく、唸りながら飲み干してしまいました。
中はご覧のとおり、焼き色のついた九条葱が1本入っているだけです。
ちゃんと切り込みを入れてあるところがプロの仕事ですねぇ。
ギリギリまで抑えた陽。
だからこそほっこり出来る陰を感じます。

しかし、このお吸い物ですが、外でいただくと実にイマイチなお味のものが多いです。
一番困るのは鰻屋さんのお吸い物でしょうかね。
常々味の濃い仕事をされているので、味覚の基準が濃い方に慣れてしまっているためと思われます。
反対に京料理は一般的に薄味といわれますが、それは後に続くお料理の味を判ってもらうための味付けでもあると思います。
よく中川さんが「単品で美味しいのは駄目、全体のバランスを考えて美味しくしないとね。」というようなことを言われますが、これは他のお料理の味の邪魔をしない程度の味付けということです。

それぞれのお料理がちょっとした引き算で全体の調和が取れるように計算するというのは、京都の文化に根付いているように感じます。
それは京都の庭づくりからも感じることができます。
庭というのは一つだけが自己主張してはいけないのです。どんな銘木であっても銘石であっても、あくまでも全体の中の一部でしかありません。
全体を観るだけでなく、香りや風に揺れる音までも計算に入れて、その部分に美しさを醸しだすように造られています。
それでいてその庭が何を目的としているかの核があるわけです。

この手法はお料理にも通じますが、人間関係にも通じると思いませんか?
ちょっとだけ引き算の立ち位置。
それが絶妙な人間関係につながって、物事がうまく展開していくことを私は多く経験して来ました。
反対に出しゃばり過ぎの人に不快感を感じたこともあります。
相手のためにと思ってした行為が、相手にとってはでしゃばりと感じることもあるでしょう。
ですから人間関係は難しいと言って人間嫌いになる人がいるのですが、そんな人でもマクロビオティックの陰陽を当てはめるととっても上手く行くことが多いですよ。

お料理の味は慣れが支配することも多いですが、慣れだけに甘んじていると体調不良を招くことがあります。
全体のバランスを見れていないからですね。
味の微妙な加減でも、どこまでも繊細に繊細に「感じる」ことに集注して行くと、ちょっとした差を感じることができます。
その集注というのは陽の力なのです。
陰性な状態では集注の力が落ちます。

常々ON OFFの切り替えが出来るようにして、そこに陰陽の考え方を忍ばせれば鬼に金棒です。
面白いでしょ? マクロビオティックって。

 
 

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