みかんの季節

今年もみかんが収穫される季節になりました。
環境に配慮して作られたみかんが自然食品店経由で送られて来ました。
このあたりに住んでいらっしゃるむそう塾生のお顔を思い浮かべながら、生産者さんに感謝していただきます。
マクロビオティックをしている人なら、みかんは大根とともに魚の毒消しとして基本中の基本ですね。
お肉を摂る人はりんごも食べて、血液を酸性に傾けないようにしましょう。

マクロビオティックを知って感動するのは、食べ物の力を体で感じられることではないかと思います。
その感じ方を陰陽の理論でバランスを取っていくことの楽しさがたまらないですね。
キューッと煮詰まっている人に果物を食べてもらうと、その香りとともに癒やされたお顔になります。
そして新たなエネルギーが注入されたのを感じます。

動物性にはもちろんですが、キャベツやレタスにも柑橘類の酸味は酸化防止として役立ちます。
私達も酸化して衰え、最後は死に至るわけですから、なるべく酸化を避ける食生活や暮らし方をしましょう。

 
 

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玄米ご飯が美味しく炊けない理由

新米の季節になりましたね。
ご飯は美味しく炊けていますか?
毎年この季節になるとご飯がうまく炊けなくなる人が続出します。
それは新米というものの特徴を知らない人がいることと、田んぼや気候、作る人の体調や環境によって微妙にお米の仕上がりが変わることが原因です。
いつもお米は一定であると思うのは浅はかで、お米はれっきとした生き物であり、環境の影響を色濃く反映するものなのだということを意識しなければなりません。
夏の日照時間は影響がとても大きいので、今年の夏は西日本と東日本での大きな天候差を考慮しながらお米を判断しましょう。

さて、先日の愛クラスでどうしても美味しく炊けないからお米に原因があるのではないかと思われた塾生さんから中川さんのもとに玄米が送られてきました。
こういうことはよくあることで、むそう塾ではここまでフォローしながらその人にピッタリの玄米ご飯が炊けるようにご指導しています。
中川さんがその玄米で炊飯してみると、下の写真のように美味しく炊けました。
ということは玄米に問題はないということが判明しましたので、次の原因を探すことになります。

きっとご本人は認めたくないかも知れませんが、ご家族のことで大きな悩み事を抱えていらっしゃることが影響していると思います。
むそう塾生にはいつも口を酸っぱくしてお伝えしているのですが、お料理をする人の精神状態によってお料理の仕上がりが異なります。
プロとは違って普通の主婦やお嬢さんがお料理をすると、その反映度は大きいので、そこを意識して台所では気持ちを切り替えてお料理をする必要があります。

これはお料理に限ったことではなく、日常の会話やお仕事でも心当たりがありますね。
ですから、良いお仕事をするためにも、良い人間関係をつくるためにも、自分の氣を高めておくことがとても重要です。
良い氣をキープするには、良い氣を発する人や物に接すること、良い氣の集まる場所に出入りすること、悪い氣を発する場所や人や環境には距離をおくことです。

そうはいってもご家族や職場に悪い氣が満ちている時には、なかなか避けられない側面がありますね。
そんな時には努めて食べる物の氣(質)を上げることです。
本当に体に良いお食事をした時には、人間って何だか安心したり幸せな気持ちになりますよね。
一時的であっても満足感を味わいませんか?
それで良いのです。満足な時間を少しでも多く持続出来るようにして行くのです。

その一つの方法としてあらゆる角度から精神面をプラス方向に持って行くビジネスも大賑わいですし、その効果を否定するものではありませんが、人間はいつも食べるわけですから、そのお食事から見直すことが一番継続しやすいと思います。
これは地道ではあるのですが、確実な土台を作ってくれますので、まずは自分からその意識を持つことが重要です。
意識を持った上で主食を大事にすること。おかずはその後です。

ということで先述の塾生さんの場合ですが、色々心配事が多くてもすべてはあなたの気持ち一つでその心配度は軽くなります。
あなたがするべきことは、周りのご家族さまの心に響く玄米ご飯を炊き上げることではないでしょうか。
あなたの炊きあげた玄米ご飯を召し上がって、「ああ、幸せだ」と思ってもらえる時間を増やしてあげることです。
そこのところがついついいい加減になって今を迎えてしまったように思います。
今こそ過去を総決算するおつもりで玄米炊飯に真剣に取り組んでみませんか?
それがひいてはご自分の氣をアップすることにもつながって、結局気づいたら周りの心配事が減っていたということになります。

もう一度愛クラスを再受講されるのも良いですね。
中川式玄米炊飯はそれほど奥深いからです。

中川式玄米炊飯 生徒と塾長の比較 マクロビオティック料理教室 むそう塾

 
 

(同じお米で炊き比べた中川式玄米炊飯 右:中川善博作品)

 
 

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「第13回 圧力鍋料理とモバイル味噌汁講座」開催のご案内

毎年好評の「圧力鍋料理とモバイル味噌汁講座」の季節が今年もやって来ました。
職場でもお弁当だけでなく温かいお味噌汁を飲んでもらうために、プロの料理技術を駆使して考えた春夏秋冬のお味噌汁メニューが学べます。
中川さんは3年間毎日違うお味噌汁を出せと言われたらそれを出せる自信があると言い切るほど、お味噌や出汁や具材の組み合わせが豊富です。
毎日お弁当を持参する人は勿論のこと、ご自宅で一人分のお味噌汁を簡単に飲みたいときにも重宝するモバイル味噌汁の作り方を伝授します。
毎朝のお弁当ツイート(OBENTERS)で登場する「モバ味噌」とはこの「モバイル味噌汁」の略です。
陰性を克服するためにも、このモバイルお味噌汁を活用してください。

なお、当日は圧力鍋料理のデモもあります。
「ふろふき大根」と「椎茸昆布」を作ります。
どちらも絶品であっという間に作れるのが嘘のようです。
お忙しい人でも帰宅してからすぐ作れるふろふき大根と椎茸昆布は、お助けの陰陽メニューとなることでしょう。
それから、「柚子味噌」も作ります。
この柚子味噌は一度作ると保存がききますので、プロ仕様の美味しい柚子味噌をご家庭でも日常的に味わってください。
すべてが陰陽バランスを考えたメニューです。

*   *   *

【講座名】
「第13回 圧力鍋料理とモバイル味噌汁講座」
(通称 モバ味噌講座)

【開催日】
2014年10月13日(

【会場】
「なかがわ」京都市左京区孫橋町18

【内容】
◆圧力鍋で作る絶品料理3品(デモ&試食)
・ふろふき大根
・ゆず味噌
・椎茸昆布
◆モバイル味噌汁(デモ&試飲)
お味噌と具の組み合わせを伝授(容器はお持ち帰り)
◆昼食:福ZEN(玄米ご飯・おばんざい・お味噌汁・お漬物)

【タイムテーブル】
・11:00  開場
・11:30~12:15 昼食
・12:15~13:00 自己紹介
・13:00~17:00 デモ(途中休憩あり)
・17:00 記念撮影・解散

【定員】
10名

【受講資格】
むそう塾のパスポート取得者
(デリバリーを含む飲食店関係者・お料理教室関係者はご遠慮ください)

【お子様】
会場が狭いため、申し訳ありませんがご同伴出来ません

【受講費】
54,000円(消費税込)

【受講費の支払期限】
仮受付メールが届いてから7日以内

【申し込み方法】
ただいまよりHPの予約システムから

【締切】
定員になり次第

【キャンセル料】
・入金前:0%
・開催日の15日前~8日前:受講費の50%
・開催日の7日前~当日:受講費の100%
(ご返金に伴う振込手数料はいただきません)

【お問い合わせ】
こちらから

【企画・責任】
中川善博およびマクロ美風

以上

ふろふき大根 マクロビオティック料理教室 むそう塾 モバイル味噌汁講座

(ふろふき大根と柚子味噌 料理:陰陽京料理人  中川善博)

 
 

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京都 鴨川 二條大橋から三條大橋の間

京都・鴨川の二條大橋。
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そのたもとにある階段を降りると
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すすきが風になびいています。
川の向こうに見える背の高い建物はホテル・オークラ京都。
愛クラスの懇親会会場があるところです。
京都の夏の風物詩「納涼床」は、この場所(三條大橋のたもと)でお終いです。
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一方、二條大橋の向こうに見える低めの建物はリッツ・カールトン京都。
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二條大橋側から三條大橋側を望むと、何だか不思議な感じ。
ここにいたホームレスってこんな見方をしていたのかな?
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こんな懐かしいねこじゃらしにふっと郷愁を誘われたひとときでした。
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(京都・鴨川 写真:中川善博 2014.9.17撮影)

 
 

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甘いものは心身を滅ぼすので作用を体調で知っておこう

もう今では白砂糖の弊害はネットをしている人ならかなり知りつつあるのではないかと思います。
本もその類の物が出版されていますので、一般的にも知ることはできます。
しかし、それでもまだ甘いものを毎日バクバク食べる人は自殺行為だと私は思います。
甘いお菓子類や飲み物は体の組織を緩めるので、だるい、眠い、頭が痛い、朝がつらい、すぐ座りたくなる、イライラする、思考力や判断力が鈍くなるなど、枚挙にいとまがありません。

そんなことを考えると受験生のお夜食に甘いお菓子なんて最悪ですね。
それから朝に菓子パンも最悪です。
でも、息子が小学校に行っていた時、朝から菓子パンを食べるご家庭があるのを知って、目玉が飛び出るほどビックリしたことがあります。
朝から菓子パンにコーラだったら_| ̄|○ですが、そんなご家庭もあったかも知れません。
ま、人それぞれなので、それも含めて他人の生活には口を出さないようにしていますが、ご縁があってこのブログを覗いてくださった人には甘い物の怖さはお伝えしたいです。

むそう塾はお料理を陰陽で再分析して、限りなくバランスが取れた状態でお伝えしているのですが、その料理過程でお塩やお醤油を使った場合とお砂糖を使った場合で、お鍋の中の表情が一変するのを見てもらっています。
もちろんそれは材料についても表情が変わるわけで、それを見るとお砂糖が自分の体にどんなふうに影響するのかを目で確認できてビックリされます。
そうなんです。お砂糖がいかに組織を緩めるかの実験になるからです。

それが自分の体で起きたら、それは肥満になることも容易に想像できるし、体型や体調が崩れることも納得してもらえます。
そしてそれは大事な骨の崩壊にもつながるのです。
お砂糖が体の中で燃焼するときに大量のミネラルを消費しますから、結果的にミネラル不足が起きて、ミネラルの補給が充分でないと骨から奪うことになって、歯もボロボロになって来ます。

昔の玄米菜食者は甘いものを食べないのに虫歯が多かったので疑問に思った人もいると思いますが、それは玄米が白米より排出力があるため、結果としてミネラル不足になったわけです。
そのためにごま塩をかけて食べていたわけですが、ごま塩の常食は体を締める弊害もあります。
そんな締まり過ぎた人をたくさん見て来ました。
陰陽のバランスが取れていないとこういうことになりますね。

砂糖とお塩。陰陽で両極にあるものですが、砂糖は別になくても良いもので、お塩はなくてはならないものです。
ですから神棚にお供えするのです。
そんなことも考え合わせて、それでもまだお砂糖を摂りたい時には最小限にしましょう。
一時的な緩みを楽しむ気持ちで摂ります。決して体に悪い体に悪い、でも食べたいと自己嫌悪に陥りながら食べないように。
砂糖の弊害をしっかり認識した上で、その後の自分の体調も予想した上で、楽しく美味しくいただくのが作ってくれた人に対するマナーでもあるかと思います。

なお、常々陽性タイプの人はお砂糖が少しぐらい入っても平気ですし、むしろ調子よく感じたりします。
しかし、常々陰性タイプの人は、時間単位で体調が下降したりします。
どちらも一時的にはハイな感じでテンションが上がって調子が良くなりますが、その後がタイプによって分かれます。
もしあなたが根気がなくて、何言も途中で投げ出す人なら、思い切って甘いもの断ちをして体や気持ちの変化を感じると良いでしょう。
甘いもの断ちを決してストレスと感じないで、変化を楽しめる気持ちになれるのなら。

 
 

桔梗 宝泉 京都

 
 

(桔梗 宝泉 京都駅店)

じっと眺めていると、そのやわらかさやふんわり感に心が癒やされます。
人も同じで、手のひらにそっと包み込みたいようなやわらかさを持った人になりたいものです。

<余談>
お抹茶とお菓子はもともと武士の力を削ぐために使われたものなので、それだけ体も気持ちも緩むのです。
戦国の武将は陰性をよく知り抜いていますねぇ。

<参照記事>
「マクロビオティックの落とし穴 胡麻塩の盲信」

 
 

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