もう今では白砂糖の弊害はネットをしている人ならかなり知りつつあるのではないかと思います。
本もその類の物が出版されていますので、一般的にも知ることはできます。
しかし、それでもまだ甘いものを毎日バクバク食べる人は自殺行為だと私は思います。
甘いお菓子類や飲み物は体の組織を緩めるので、だるい、眠い、頭が痛い、朝がつらい、すぐ座りたくなる、イライラする、思考力や判断力が鈍くなるなど、枚挙にいとまがありません。
そんなことを考えると受験生のお夜食に甘いお菓子なんて最悪ですね。
それから朝に菓子パンも最悪です。
でも、息子が小学校に行っていた時、朝から菓子パンを食べるご家庭があるのを知って、目玉が飛び出るほどビックリしたことがあります。
朝から菓子パンにコーラだったら_| ̄|○ですが、そんなご家庭もあったかも知れません。
ま、人それぞれなので、それも含めて他人の生活には口を出さないようにしていますが、ご縁があってこのブログを覗いてくださった人には甘い物の怖さはお伝えしたいです。
むそう塾はお料理を陰陽で再分析して、限りなくバランスが取れた状態でお伝えしているのですが、その料理過程でお塩やお醤油を使った場合とお砂糖を使った場合で、お鍋の中の表情が一変するのを見てもらっています。
もちろんそれは材料についても表情が変わるわけで、それを見るとお砂糖が自分の体にどんなふうに影響するのかを目で確認できてビックリされます。
そうなんです。お砂糖がいかに組織を緩めるかの実験になるからです。
それが自分の体で起きたら、それは肥満になることも容易に想像できるし、体型や体調が崩れることも納得してもらえます。
そしてそれは大事な骨の崩壊にもつながるのです。
お砂糖が体の中で燃焼するときに大量のミネラルを消費しますから、結果的にミネラル不足が起きて、ミネラルの補給が充分でないと骨から奪うことになって、歯もボロボロになって来ます。
昔の玄米菜食者は甘いものを食べないのに虫歯が多かったので疑問に思った人もいると思いますが、それは玄米が白米より排出力があるため、結果としてミネラル不足になったわけです。
そのためにごま塩をかけて食べていたわけですが、ごま塩の常食は体を締める弊害もあります。
そんな締まり過ぎた人をたくさん見て来ました。
陰陽のバランスが取れていないとこういうことになりますね。
砂糖とお塩。陰陽で両極にあるものですが、砂糖は別になくても良いもので、お塩はなくてはならないものです。
ですから神棚にお供えするのです。
そんなことも考え合わせて、それでもまだお砂糖を摂りたい時には最小限にしましょう。
一時的な緩みを楽しむ気持ちで摂ります。決して体に悪い体に悪い、でも食べたいと自己嫌悪に陥りながら食べないように。
砂糖の弊害をしっかり認識した上で、その後の自分の体調も予想した上で、楽しく美味しくいただくのが作ってくれた人に対するマナーでもあるかと思います。
なお、常々陽性タイプの人はお砂糖が少しぐらい入っても平気ですし、むしろ調子よく感じたりします。
しかし、常々陰性タイプの人は、時間単位で体調が下降したりします。
どちらも一時的にはハイな感じでテンションが上がって調子が良くなりますが、その後がタイプによって分かれます。
もしあなたが根気がなくて、何言も途中で投げ出す人なら、思い切って甘いもの断ちをして体や気持ちの変化を感じると良いでしょう。
甘いもの断ちを決してストレスと感じないで、変化を楽しめる気持ちになれるのなら。
(桔梗 宝泉 京都駅店)
じっと眺めていると、そのやわらかさやふんわり感に心が癒やされます。
人も同じで、手のひらにそっと包み込みたいようなやわらかさを持った人になりたいものです。
<余談>
お抹茶とお菓子はもともと武士の力を削ぐために使われたものなので、それだけ体も気持ちも緩むのです。
戦国の武将は陰性をよく知り抜いていますねぇ。
<参照記事>
・「マクロビオティックの落とし穴 胡麻塩の盲信」