動物性を食べてもアトピーが良くなった例とお弁当添削の力

このブログをご覧になってくださる方の中には、マクロビオティック料理教室なのに動物性を使うの?と怪訝に思われる方が多いでしょうね。
私自身もマクロビオティックを習い始めた時の自分の気持ちを振り返ると、まさか動物性を使ったお料理教室を開いているとは夢にも思いませんでした。
私自身が動物性も甘いものも一切排除した食生活を経験した結果と、教わった先生や周りの人たちの体調や考え方を総合して考えた結果が、少しの動物性はあっても良いとの結論に辿り着いたからです。

実際にあった話なのですが、とてもひどいアトピーの方がむそう塾に来られて、徹底した動物性排除で良くなられました。
しかし、月日の経過とともに今度は違う場所に症状が現れ始めました。
動物性抜きで改善した経験を持つ彼女は、あれがいけなかった、これがいけなかったと前の経験を頼りに食べ方を工夫するのですが、一向に良くなりません。
その後、おつき合いの関係上、動物性をいただくこともあったようで、その頃には完全にベジ一本でいたわけではないのですが、ちょっとだけ変化がありました。

そんな彼女がOBENTERSとして毎日お弁当添削を受けるようになったところ、中川さんから陰陽バランスを取るために動物性も入れるように指導され、しぶしぶ(笑)動物性を少しだけ入れたお弁当を召し上がっていました。
そんなことをしながら数ヶ月経った今、再発したアトピーは綺麗に治ったと報告を受けました。
そして体調も良いとのことで、おまけつきの快復でした。
自分だけでお弁当を作ると、どうしても独りよがりのメニューになってしまいますが、中川さんに添削を受けると思うと気を引き締めて献立を立てますから、その半強制的な場面が良い方に影響したのだと思います。

病気というのは陰陽バランスの崩れた結果ですから、それを本来の陰陽バランスに戻すことをしてあげれば、身体はちゃんと働くわけですね。
そんなお手伝いの一つにお弁当が役立って、とっても嬉しいです。
直接指導した中川さんは私以上に嬉しいことと思います。

今朝もOBENTERSの投稿がたくさんありました。
毎朝毎朝、パソコンの前にへばりついて何時間もお弁当添削のために時間を費やす行為は、奉仕の精神がなければ続けられるものではありません。
しかもその指導内容は超一級のレベルであり、どんな料理専門家が読んでも勉強になる内容を含んでいます。
惜しげもなくTwitter上にそれを披露して塾生のお弁当を育てる中川さんに、私はほんまもんの愛情と根性を感じます。

そんな中川さんと手を取り合ってむそう塾を運営することになったご縁は、まさしくマクロビオティックが運んで来てくれたものでした。
今までも、これからも、マクロビオティックを知って良かったと思える生き方をしたいと思います。

なお、サイトの方に「マクロビオティックの盲点」というコーナーがあり、そちらにもアトピー関連の記事を書いていますので、お読みくださいませ。
「おせち料理に思うこと」

塾生お弁当 むそう塾

 
 

【地鶏つくねバーグ葱添え、小松菜塩茹、金平、焼椎茸酢橘醤油】
(OBENTERSの作品より 料理:kotoさん)

 
 

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やっぱり凄かった! 中川式おせち講座

昨日はむそう塾で初めてのおせち講座を開催しました。
活きの良い海老が飛び跳ねて、背わたを取るのにきゃーきゃーと大騒ぎでした。
そして出来上がった具足煮。
な、なんて美味しいのでしょう!!
買ったおせちでは味わえない新鮮な美味しさが、口の中いっぱいに広がります。
どんな一流料亭が作ったおせちでも、作ってから食べるまでに時間が経っていますから、味は濃い目の上に時間の経過という陽性が加わっていますので、実はおせちというのはそんなに美味しく感じなくなっているのが実情かと思います。
今の人たちは仕方なくおせちを食べていても、そんなに食べたいものではなくなっていることでしょう。

でも、中川式おせちは違いました!
お正月でなくても、普段でも食べたくなる美味しいお料理。
それがたまたま重箱に詰められるという感じになります。
これでもうおせち講座を習った人は、他のおせちを食べられなくなりますね。
だって、他のおせちが不味いんだもん。。。

活車海老の具足煮。
あっという間に出来るのに絶品の美味しさです!
活車海老の具足煮 マクロビオティック料理教室 むそう塾 

 
 

鰆の西京焼き。
このジューシーさと重くない美味しさがたまりません。
もう西京漬けは買えません。
鰆の西京焼き マクロビオティック料理教室 むそう塾 おせち

 
 

鴨ロース。
とにかくジューシーでやわらかくて、口の中に幸せ感が広がります。
このピンク色に仕上げるところが難しいのですが、中川式には驚くべき方法が!
鴨ロース マクロビオティック料理教室 むそう塾 おせち

 
 

上級幸せコースでお教えした菊花かぶですが、中川さんが朝のうちに仕込んでくださいました。
西京焼きに菊花かぶはピッタリ!
菊花かぶの花を開かせるところを受講者の皆さんにしてもらったところ、イソギンチャクのようになってしまうので、中止して夏目ちゃんが最初から開き直しているところです。
菊花かぶ マクロビオティック料理教室 むそう塾 

 
 

むそう塾では幸せコースの出汁巻き玉子や筑前煮に始まり、煮物や焼き物、上級幸せコースの膾、あちゃら漬け、高野豆腐、鴨雑煮、その他の煮物や飾り切りまでも教えていますから、上級幸せコースまで通った人は、このおせち講座の3品を加えるだけで立派で美味しいおせちができることになります。
ぜひ頑張って手づくりおせちでお正月をお迎えしてください。
これこそがご家庭にプロの味を、そして日本の文化を正しくご家庭に伝えるむそう塾の目指すところです。

 
 

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鉄火味噌の造血作用 田中愛子先生の本より

中川式鉄火味噌 マクロビオティック

 
 

(中川式鉄火味噌 料理:むそう塾生 子象さん)

先にご紹介した田中愛子先生の本では、鉄火味噌のことをこんなふうに書いています。

「小さじ1杯のてっかみそには、みそ汁4杯分の造血作用があります。ですから無理に多くとらず、おいしく感じる量でめしあがってください。ただし、貧血や白血病のように造血が必要なときは、量を多くしてください。(病院で、「てっかみそは輸血より効果あり」といわれたことがありました)。

 
 

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「私のなかの“受信機”は、体を空っぽにすると、作動しやすい」田中愛子先生の言葉より

免疫力を上げる一生モノの食べ物・食べ方 田中愛子 マクロビオティック3

 
 

この本からは学ぶべきことがたくさんありますが、私は次の文章に心打たれます。
私のなかの“受信機”は、体を空っぽにすると、作動しやすいのだということがわかりました。
そのとき、「治してやろう」などと思っていますと、うまくいきません。
ここですね。
ここにすべてが言い尽くされているような気がします。
マクロビオティック指導者の多くが断食を行うのは、この部分を知っているからです。
食べ過ぎて良いことなど何もありませんからね。
ですから私はいつも「迷ったら食べない」を選択するように言い続けているのです。

そして、生きることにおいても謙虚であること。
その謙虚さというのは、愛子先生の「神様と病人の間のパイプ役になろう」という言葉になるのだと思います。

なお、下に書かれている「神様」とは、大自然のことを指します。
日々、「大自然(私たちを造り、守っている大いなる神様)」のお働きを感じ、感謝して、みずからの体と会話ができるようにしていきたいものです。
(はじめにの末尾より)

免疫力を上げる一生モノの食べ物・食べ方 田中愛子 マクロビオティック4

 
 

『免疫力を上げる一生モノの「食べ物・食べ方」』より

 
 

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『免疫力を上げる一生モノの「食べ物・食べ方」』文庫本(田中愛子著)

先日久しぶりに日本CI協会の I さんとお話をする機会がありました。
リマ新宿校のオープニングレセプション(2010年4月1日)からお会いしていなかったので、4年ぶりになります。
相変わらずの美しさと輝きが満ち溢れていて、とっても素敵でした。
わざわざ上から降りてきて下さって恐縮してしまいました。
もう遅い時間だったにもかかわらず、まだお仕事をされていたご様子で、相変わらずのお仕事ぶりだなあと思いました。
とにかく彼女は働くんです。仕事と結婚したような人です(笑)

そのときに I さんが田中愛子先生の本を持って来てくださいました。
なんでも今年の8月に文庫本化されたのだそうです。

免疫力を上げる一生モノの食べ物・食べ方 田中愛子 マクロビオティック5

 
 

免疫力を上げる一生モノの食べ物・食べ方 田中愛子 マクロビオティック6

 
 

『免疫力を上げる一生モノの「食べ物・食べ方」』2014年出版 文庫本(田中愛子著)

この本は2011年9月10日に発売されて、このブログでもご紹介しております。
『免疫力を上げる一生モノの「食べ物・食べ方」』(田中愛子先生の本)
(ついついリンク先を読んで、田中愛子先生との懐かしい想い出に浸ってしまいました。)

免疫力を上げる一生モノの食べ物・食べ方 田中愛子 マクロビオティック1

 
 

免疫力を上げる一生モノの食べ物・食べ方 田中愛子 マクロビオティック2

 
 

『免疫力を上げる一生モノの「食べ物・食べ方」』2011年出版(田中愛子著)

この本は2011年に発売された時には入っていなかったイラストが増えたりして、ちょっと若々しい感じになっていました。
私は老眼なので、元の大きさの本が読みやすいのですが、この本をいつもハンドバッグに入れておいて、愛子先生のお守り代わりにしようと思いました。

愛子先生は今年90歳になられるそうです。
愛子先生にお会いになった方は、そのお人柄や生き方に誰しもファンになってしまうほど素敵な先生です。
その愛子先生がいつも仰っていたことは、「マクロビオティックは料理だけじゃない」ということです。
その言葉を大切に、これからも愛子先生の氣を感じながら毎日を頑張ろうと改めて思ったことでした。

 
 

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