なんのための桂むきなのか? お料理のキレとは? キレがある生き方とは?

むそう塾の幸せコースでは、いま桂むき投稿の真っ最中です。
今年はのんびり屋さんが多くて、なかなか例年のような盛り上がりがありません。
お料理にはその人のお人柄や生き方が如実に反映しますが、この桂むきにはイヤというほどその人の精神面や技術面が反映されてしまいます。
そもそも桂むきは難しいものですから、普通の人が出来なくても不思議ではないのですが、この桂むきは実に多くの意味合いを含んでいるので、むそう塾では必須の授業なのです。

そもそも桂むきというのは、お料理を作るときの技術の一つにすぎないのですが、これがちゃんと出来て、刻みもちゃんと出来ると、お料理が格段に美味しく、美しくなります。
そして、出来るお料理の種類が増えます。
基本的な目的はそのためなのですが、もっと深くにはお料理のキレにつながります。
キレのあるお料理を見ると、気持ちがシュッと引き締まる心地よさを味わいますね。
それがたまらなく気持ちのよいものなんです。
キレという言葉は皆さんはどんなふうに解釈されるでしょうね。
ちなみにweblio類語辞書で調べてみると、次のようになっていました。

キレがある むそう塾

 
 

おやおや、直接お料理の言葉としては登場していませんね。
でも、だからこそ、かえって分かりやすいかも知れませんね。
お料理にキレがあるということは、それを作り出す人にもキレが必要です。
ボーッとしていてはキレとは無縁の出来上がりになります。
もしかして、桂むきはしたくないけれど、授業に入っているから仕方なくしているのだったら、それはとても損な話です。
早く桂剥きの期間が終わって、次の美味しいお料理を作りたいと思っていると、そんなに美味しく美しい仕上がりのお料理にはなりません。
それは先輩たちが経験しています。

*   *   *

ここでちょっとお料理から離れてみましょう。
私は今までの人生のことを考えた時、キレのある人と接していると気持ちの良い時間が共有できて好きでした。
キレのある人の共通点は、時間を無駄にしない人が多かったからです。
効率的に時間を使い、気持ちの良い時間を生み出せる力って、誰でもほしい力ではありませんか?
キレって言い換えると氣の世界だと思うんですよね。
氣が調って行くほどキレが増すような気がします。

マクロビオティック料理教室 むそう塾 南京のケン 桂剥き

 
 

これは先日の秘伝コースで、中川さんが作った南京のケンです。
パッと見ると胡瓜と見間違える人も多いのですが、これは料理人さんの腕の見せどころでもありまして、あの硬い南瓜を皮ごと桂剥きにして、その薄さに刻んで行く作業は、やはり桂剥きのレベルの高さなくしては出来ないと思いました。
刻み上がったケンは絹糸のように細く、しなやかでした。
一流料亭といえども、ここまで長い南瓜のケンが登場するところはなかなかありません。
かつてむそう塾の修了式で利用させていただいたお店でも、これより短かった記憶があります。

ま、桂剥きに関しては色々な角度から考察が出来るほど奥深い技術ですが、そんなことを教えているマクロビオティック料理教室は全国でもむそう塾だけだと思います。
この機会をチャンスととらえて、ご自分の可能性を追求されるのも良いでしょう。
頑張ったら頑張った分だけ、ちゃんと応えてくれます。
あなたの人生を氣の良い世界に導くために、キレを意識した生き方をしてみましょう。
そんな人生は清々しくて気持ちの良いものです。
マクロビオティックの哲学とともに、技術面でも氣の良い生き方を可能にすることが出来ます。

 
 
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