北大路魯山人の「盛付手帖」とむそう塾の盛付指導

北大路魯山人著作集 料理する心 

 
 

(北大路魯山人の美[和食の天才]より P137)

これを目に見えるように描いたものが北大路魯山人の「料理盛付帖」にあります。
同じ器でもそこに何を盛りつけるかによって器の向きを変えています。
そして、当然のことながら高さも違います。
ここが盛付の極意になると思われますので、特にOBENTERSの人には学びが大きいと思います。

北大路魯山人 料理盛付帖1 むそう塾

 
 

(北大路魯山人の美[和食の天才]より P137)

 
 

北大路魯山人 料理盛付帖2 むそう塾

 
 

(北大路魯山人の美[和食の天才]より P136)

 
 

冒頭の写真にある「料理する心」も、常々むそう塾で中川さんが口に蛸が出来るほど伝え、それでも足りなくて毎朝OBENTERSの指導でも絵を描きながらお伝えしています。
一朝一夕ではないけれど、毎日頑張って続けていると、知らず知らずのうちに見る目が養われますが、それだけではなくて、自分の中に美的センスを養っておかなければ上達は遅くなります。
盛付が苦手という人は、そこら辺に原因がありますね。

 
 

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「前期 煮物講座(全5回)」追加開催のお知らせ

昨夜21時から募集しました「前期  煮物講座(全5回)」は、受付開始と同時に瞬時で満席になってしまいました。
平日にもかかわらず、このようにご支持いただけましたことを心より嬉しく思っております。
私がこの煮物講座をぜひ開催したいと思ったのは、煮物の持つ力がとても大きいからです。
それで、健康のためにぜひとも多くの種類を覚えていただきたかったのです。
マクロビオティックをしている人なら当然のことですが、マクロビオティックを知らない人でも煮物が体にやさしいお料理であることは実感されていると思います。

それは煮物がマクロビオティックでいうところの陰陽バランスがとても良いお料理なので、体に対して負担をかけることなく健康に貢献してくれる食べ物だからです。
しかし現代では煮物を美味しく作れる人は少なくなり、時間的に忙しい暮らし方をしている人は炒めものが多くなって、イライラが解消しないなんてことも多いですね。
炒めたものより、焼いたものより、揚げたものより、コトコトと煮た煮物は穏やかな波動をもっていて、作るときにも食べ終わったときにも、人間の細胞の隅々まで行き渡るしっとりとした中庸の力を持っています。

そんな力を持つ煮物を、一流料亭レベルから日常的なメニューまで折り込んでみました。
特におでんはどんな仕上がりになるのか、今から私まで楽しみです。
中川さんが作ると、肉じゃがでもビックリする作り方と美味しさだったので、またまた楽しみな講座が増えました。
講座内容はハードではなく、新たな健康に向かってみんなで和気あいあいと冗談を言いながら煮えるのを待つ感じです。
そんな時間のちょっとしたお話が、あなたの日常生活に大いにヒントになると思います。

煮物は陰陽がとてもよく分かるお料理です。
マクロビオティックでは陰陽が難しいと思うかたも多いのですが、実際にお料理をしながら目の前で展開していく現象から生きた陰陽を学ぶと、とてもわかり易くて皆さんがビックリされます。
現象から学ぶマクロビオティックの陰陽は、初心者には最高のチャンスになること間違いなしです。

なお、追加開催日は次のようになっています。
<金曜クラス>
1回目:2015年10月9日(金)
2回目:2015年11月13日(金)
3回目:2015年12月11日(金)
4回目:2016年2月12日(金)
5回目:2016年3月11日(金)

お申し込みはこちらから。

 
 

瓢亭1

 
 

(京都 瓢亭)

 
 

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マクロビオティックと七十二候

息子が北大路魯山人展を観に京都に来たので、10日から3日間一緒に京都にいました。
その間何回も外でお食事をしたわけですが、小さかった時よりグンと食べられるものが増えていて、母親としては嬉しかったです。
小さい時には好き嫌いが多かった息子ですが、今はこうしてお料理の味をともに語り合える大人になってくれて良かったなあと思いました。

下の写真はきょうのお昼にいただいたお椀です。
立秋を過ぎたので、すでに松茸が使われています。
とても良いお味に仕上がっているだけでなく、夏から秋への季節の移ろいがお椀の中に表現されていて素晴らしかったです。

加賀屋 京都店

 
 

(加賀屋 京都店 お椀 清汁仕立て/海老安平 スライス冬瓜 軸法蓮草 ヤングコーン 早松茸)

マクロビオティックでは陰陽を大切にしますが、その変化は自然界でははっきりと現れ、すでに吹く風にちょっと変化を感じ始めた人もおられることでしょう。
二十四節気とか七十二候という言葉は、その季節の変化を細かく知るためにも良い目安になります。
たとえば、二十四節気では立秋ですが、七十二候では初候、次候、末候とあって、それぞれ次のように分けられます。
【初候】8/8〜8/12頃 涼風至(すずかぜいたる)涼しい風が立ち始める
【次候】8/13〜8/17頃 寒蝉鳴(ひぐらしなく)蜩が鳴き始める
【末候】8/18〜8/22頃 蒙霧升降(ふかききりまとう)深い霧が立ち込める

1年中空調を電気の力に頼っていると、つい季節の変化を見落としてしまいますが、自然界の変化と食べ物や暮らし方を同期させる生き方がマクロビオティックの考え方でもあるので、この七十二候は大切にしたいものです。
お料理をする人にとっては、これをきちんと把握しているかどうかでお料理の格が上がりますし、健康につながるお料理にもなります。

京都の自宅近くでもヒグラシがギシギシワシワシと鳴いていました。
朝や夕暮れにはヒグラシの大合唱です。
毎朝シャワーのように降ってくるヒグラシの鳴き声とともに朝を迎えていましたが、これからはどんどん鳴き声が秋の虫に変化してくることでしょう。

マクロビオティックの陰陽を意識することは、こんな季節のとらえ方をして行くことでもあります。

 
 

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第204次「むそう塾 パスポート取得者」を発表します

<204次 むそう塾 パスポート取得者>
Ts(89−5)さん

<寸評>

◆中川善博より
途中、鍋の検査等が入りましたが、ほぼ順調にマイペースでパスまで到達したのではないでしょうか?
火と圧と水はなかなか人間の思い通りにはいうことを聞いてくれません。
操るのでは無く、同調する姿勢で望んでください。
ブレずにこのパスポート品質なご飯を食べ続けてくださいますように。
おめでとうございます。

◆マクロ美風より
頭でじっくり考えてからそれを実行に移すタイプのあなたは、この玄米という我儘娘には手を焼いたのではないでしょうか?
ましてや使い慣れない圧力鍋とも仲良くしなければなりません。
どちらも今までの暮らしには遠い存在だったものばかりです。
でも、玄米も圧力鍋も「なりたいようにさせてあげる」だけです。
これは子育てや病気にも通じるところがあって、生き方の根底に深く横たわっていることだと思えば間違いないでしょう。
生きる過程において、自分で能動的になんとか出来るのはほんの一部か、もしくは一時期です。
その他の多くは自分ではどうすることも出来ないところで勝手に動いています。
ですから、私達はそれをうまく受け取りながらそれに合わせて生きるのが人生だと思います。
もしそうであるならば、マクロビオティックの陰陽はその受け取り方、合わせ方を誠に合理的にロスを少なくしてくれる考え方だと思います。

あなたががこれからこの陰陽を駆使して、少しでもストレスを軽減できて、必要以上に負担を多く背負い込まない人生が歩めることを、心から願っております。
まずはあなたやあなたの周りの陽性化から始めましょう。
そのためにこの玄米ご飯は、大切な土台を作ってくれます。
3か月後にはその実感が湧いてくると思います。
これからは是非むそう塾の三種の神器を大切にしてみてください。
体は正直に応えてくれます。
このことはお嬢さんやその他のご家族様にも朗報になるかもしれません。
現に愛クラスの時には便秘症だったあなたが、今では毎日お通じがあるようになったのですから、すでに変化が起きているわけです。
これからは体に教えてもらいながら、マクロビオティックを愉しんでみてください。

お味噌汁講座でお待ちしております。

 
 

お米の花 2

 
 

(お米の花 撮影 Ka(89-3)さん)

長野にお住まいの直前のパスポート取得者Kaさんが送ってくださった写真です。
あなたと同期です。

(マクロビオティック料理教室 むそう塾 玄米炊飯指導によるパスポート取得者の過去記事はこちらから)

 
 

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「前期 煮物講座(全5回)」開催のご案内

マクロビオティックでは食材の陰陽だけでなく、お料理の陰陽がとても重要です。
なぜなら、最終的にお口に入るときの陰陽が私達の健康を左右するからです。
同じ大根でも大根おろしにした場合とふろふき大根にした場合では陰陽が違いますし、大根ステーキになるとさらに陰陽が変わります。
食べる人の体調に合わせて食材や料理方法の陰陽を調節することを頭では理解していても、実際に美味しいお料理としてテーブルに出せるかどうかは別問題です。

煮物は中庸の仕上がりになるものが多いので、陰性の人も陽性の人も仲良く美味しさを楽しむことが出来ます。
10月から、そんな中庸料理で美味しさ保証付きの煮物講座を開催することにしました。
全5回で下記のような内容です。
あいにく平日開催になってしまいますが、ご都合のつく方にお集まりいただけたら幸いです。

*   *   *

【講座名】
「前期 煮物講座(全5回)」

【開催日】
<月曜クラス>
1回目:2015年10月5日(月)
2回目:2015年11月9日(月)
3回目:2015年12月7日(月)
4回目:2016年2月8日(月)
5回目:2016年3月7日(月)
<金曜クラス>  8/13追加
1回目:2015年10月9日(金)
2回目:2015年11月13日(金)
3回目:2015年12月11日(金)
4回目:2016年2月12日(金)
5回目:2016年3月11日(金)

【会場】
「なかがわ」京都市左京区孫橋町18

【内容】
幸せコースのように1名ずつ各自がお料理を作る。
次の他に何品か追加する。
(メニューは変更することあり。)
・鰊茄子
・子持ち鮎の煮浸し
・棒湯葉含め煮
・粟麩の揚げ煮
・里芋の海老そぼろ餡
・金時豆の甘煮
・おでん
・鯛かぶら
・ぶり大根

【タイムテーブル】
・11:00  開場
・11:30〜17:00 実習&試食
・17:00 解散

【定員】
各クラス8名

【受講資格】
幸せコース修了者または在籍者

【お子様】
会場が狭いため、申し訳ありませんがご同伴出来ません

【受講費】
162,000円(消費税込)

【受講費の支払期限】
仮受付メールが届いてから7日以内

【申し込み方法】
こちらの予約システムから 8月13日(木)21:00受付開始

【締切】
定員になり次第

【キャンセル料】
・入金前:0%
・開催日の15日前~8日前:受講費の50%
・開催日の7日前~当日:受講費の100%
(ご返金に伴う振込手数料はいただきません)

 
 

筑前煮 マクロビオティック料理教室 むそう塾

 
 

(筑前煮 料理:京料理人  中川善博)

 
 

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