心の排毒について 泣くということ

きのうは体の排毒について書きましたが、きょうは心の排毒について書こうと思います。
実は、私のところには排毒メールがいっぱい来ます。
あっちからもこっちからもやって来ます。
いいのです。こうして排毒してくださって、病気にならないでくれたらいいので、私はなるべく直ぐお返事を書くようにしています。
しかし、あまりその量が多いと、ちょっと1〜2日お待たせしてしまうことがあります。

ところで、メールには実に色々な要素が含まれていて、文字で書かれていないことまで判断材料になります。
メールアドレスまで参考になるのです。
それらを総動員してお返事を書いています。
排毒メールは重い氣(陰性)を送って来ますので、それに耐えられるだけの陽性の氣を私が持っていなければ、私が体調不良になってしまいます。
ですから、いつも体調を整えていなければ、良い氣のお返事が出来ないので、当然のことながら自分の体調にも氣を配っています。

さて、本題の心の排毒ですが、これは皆さんが経験済みのように、泣く、笑う、喋る、書く(描く)、歌うなどの行為によって排毒されていきます。
(皮膚炎、下痢、チックなどの症状による排毒もあり。)
多くは受動的な行為より能動的な行為によって排毒が進みます。
ですから、友達に愚痴を聞いてもらうと、あなたはスッキリしますが、友達はその人のタイプによってはどよ〜んとしてしまいますので、相手を選びましょうね。
なるべく陽性な人に排毒してください(^^)

先日のメールでは、親から泣くことを禁じられて育ったという人がいました。
これも結構あります。
子供は親の顔色をよく見て育ちますから、具体的に禁じられなくても、泣かないで我慢をしていたら親の機嫌が良かったという体験をすると、その子は泣くのを我慢する方向に行きます。
長男長女にこの傾向が多いですね。
あるいは、家族の誰かが病気になって、そのために泣きたい時に泣けなかった体験をすることも影響します。

ですから、泣きたい時には泣きましょう。
声を出したかったら大声を出してオイオイ泣きましょう。
涙が出なくなるまで泣きましょう。
失恋した時などはこの方法は結構効果的です(^_-)-☆

男は母親の死に目まで涙を見せるなと言われて育っている人もいますね。
それだけ持ち堪えられる強靭な精神を昔の人は持っていたかも知れませんが、今の男子はそこまで持たない人が多いと思います。
ですから、男子も泣きたい時には泣きましょう。
男の涙って、私には真剣味が感じられて好きです。
男性に泣かれた経験がありますが、一生忘れないのでなかなか良い想い出になりますよ。

愛クラスの時にも自己紹介で毎回泣く人がいますが、これは心の排毒になるので、ティッシュペーパーを用意してどんどん泣いてもらっています。
12月1月の愛クラスでも泣く人がいるかもしれませんね。
あ、心の排毒についてもっと書きたかったのですが、もう時間になってしまいました。

 
 

梅人参 マクロビオティック京料理教室 むそう塾

 
 

(梅人参 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室  むそう塾)

今日はお正月を迎えるためのお料理の授業があります。
「正月事始め」といって、12月13日からお掃除をはじめとして、お正月を迎える準備をあれこれするのです。
盛り付けの世界では今日から梅が登場しても良いのです。

秘伝コースの人はこれから待望のおせちの授業がありますね。
どんな展開になるのか、私も楽しみにしています。
むそう塾初授業の「中川善博のおせち」ですからね。

 
 

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マクロビオティックで体調が悪くなったらリセットしましょう

昨夜ある人とお電話でお話をしました。
これから愛クラスを受講される人なのですが、申し込み欄に書かれた体調が気になったので、こちらからお電話を差し上げた次第です。
私は時々こうしてお電話をさせていただくことがあります。
それは相手の体調をより正しく判断するための一つの手段になるからです。

その方(Aさん)は体調を改善するために某マクロビオティックスクールに通われたそうですが、体重が10キロ減ったそうです。
身長164センチで47キロとのこと。
お伺いしたいことは山ほどありますが、1月の愛クラスでお会い出来ますので、詳しくはその時と思って手短に話を済ませました。
それでもAさんが1月末までするべきことをアドバイスできますし、緊急性があるかどうかも判断できますので、お電話をして良かったと思いました。

過去記事にもたくさんありますが、マクロビオティックを始めてから体調が悪くなった時には、二つの原因が考えられます。
一つはその方法が合わないこと。
もう一つは体が良くなる前段階の排毒状態であること。
しかし、マクロビオティック指導者には実力の差があるため、方法が合っていないのに排毒だと楽観視する人もいるので油断できません。

私自身も排毒状態が3年半ほど続きましたが、度胸のある指導者は排毒を助長する指導をしてくれますが、実力のない指導者は排毒を弱める指導をくださいます。
しかしこれは相手あってのことなので、あまり派手に排毒があっては仕事に差し障りが出るという場合は、排毒を小出しにしながら様子を見ることもあります。
最近は体質を変えたいと言いながらも排毒は好まないという人が多くなりました。
これは時代の流れでしょうが、やはり根本的なところにメスを入れないと大きな変化は望めません。

ということで、冒頭のAさんには、玄米とお出汁の変更をアドバイスしました。
これを変えるだけでも体は結構変わります。
玄米を食べる場合は絶対消化吸収の良い状態に炊き上げること。
それが出来ない時は白米に戻ること。
そして次はお出汁です。
お出汁は液体ですから即効性の力を持ちます。
住んでいる地域と体調に合ったお出汁を摂るのが一番良いのです。

もしあなたがマクロビオティックを始めてから体調不良になった場合は、一度リセットしましょう。
リセットの方法には大きく分けて、①マクロビオティックを始める前に戻る、②断食などの方法で体の排毒を促す、この二つがあります。
②の方が体の中から変えられるので、環境が整ったらお試しになることをおすすめします。

①の方法は一度元に戻る感じですが、これがなかなか戻れない人もいます。
頭でマクロビオティックを実践しようとしているため、マクロビオティックを過信されているからなんですね。
でも体は正直なので、一度元に戻ると出てくる体の反応そのものがマクロビオティックの勉強になります。
その反応をしっかり見て、そこから「自分に合う」マクロビオティックを仕切り直しすれば良いのです。

何においても仕切り直しは重要です。
心の問題でも仕切り直しは有効なので、次回は心の排毒について書こうと思います。

 
 

吉兆 新宿伊勢丹店

 
 

(吉兆 新宿伊勢丹店にて)

 
 

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今こそ旧暦を意識する暮らし方を

日毎に錦繍そのものになる京都ですが、先程まで降っていたスコールのような雨がピタッと止みました。
これで雨が止んでくれるといいのですが、お天気予報では夕方まで降り続くような感じですね。
また暗い雲が移動して来ましたから、この記事を書いている間に降り出すのでしょうか?
でも、南西の方向には青空が広がって来ましたよ。

今年は秋に暖かい日が続いたため、京都の紅葉は今ひとつでした。
しかし、12月に入ってグンと冷え込むと、思い出したかのようにあちこちで赤や黄色が増えてきて、少し遅れた紅葉が楽しめました。
朝晩の気温が10℃を下回るようにならないと、燃えるような紅にならないそうで、自然というのは本当に正直なものだなと思います。

ところで、もうカレンダーは買いましたか?
最近は様々なカレンダーが登場していますが、ぜひ旧暦カレンダーもお買い求めください。
できれば二十四節気(15日単位)や七十二候(5日単位)が盛り込まれているカレンダーがおすすめです。
太陽暦(グレゴリオ暦)だけで物事を考える現代人でも、この旧暦(太陰太陽暦)を意識して生活をすると、心身が楽になったり、体調が良くなったりします。

マクロビオティックで陰陽を意識した生活をする人は、この旧暦に毎日を重ねてみてください。
食べ物の旬や年中行事の意味がよく分かるようになります。
農業や漁業のように、自然相手のお仕事ではこの旧暦が欠かせません。
コンクリートに囲まれてグレゴリオ暦(新暦)一辺倒では、体調が悪くなるのも当然です。

そんな日々にもう一つの視点、「旧暦を意識する暮らし」を取り入れてみましょう。
人間の体には小宇宙がいっぱいあるのですから、それらを元気にするには、大元の宇宙の営みを知るところから始めるのが最も近道になります。
過去にこんな記事も書いています。
「お正月と旧暦の話」2006.1.1

 
 

百合根蕎麦 京都 松葉

 
 

(百合根蕎麦 松葉  京都駅店にて)

春には蛤蕎麦、夏には鱧蕎麦、秋には松茸蕎麦、冬には百合根蕎麦。
こうして旬を大事にする文化が京都には脈々と受け継がれていて素晴らしいと思います。

経済一辺倒(陽性)に走って来た日本は、2000年頃から文化(陰性)を大事にして国の発展を考えなければいけない時代なのですが、国のトップはそのことが分かっていません。
政治にもマクロビオティックの陰陽を当てはめて考えたら、進むべき道ははっきりしているのですがね。

 
 

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むそう塾生のお弁当はこんなに美しい! 仲間が凄い!

マクロビオティック京料理教室 むそう塾 むそうべんとう100点

 
 

(マクロビオティック京料理教室  むそう塾 塾生作品100点お弁当の一部 2015.12.10)

Googleで「むそうべんとう 100点」と入力して画像検索をすると、上のような景色になる。
見ただけで塾生の誰のお弁当だとすぐ判るから面白い。
みんなが頑張ってお料理を作って、こうしてお弁当にまとめて指導を仰ぐ仲間たちの存在は励みにもなるし、目標にもなる。
凄いね、むそう塾生って。

 
 

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中川式糠床のやわらかさ(動画付)

中川式糠床 マクロビオティック京料理教室 むそう塾

 
 

(中川式糠床 マクロビオティック京料理教室  むそう塾 2015.12.7)

中川式糠床の今の状態はこんな感じです。
塾生さんのお食事のために、胡瓜や茄子やお大根などを取り出してそのままの状態です。
取り出したあとには少し汁が溜まっていますが、中川さんの糠床には桿菌がいっぱいいるから大丈夫なのです。
よく、汁が溜まると抜くように書いてある本もありますが、糠床の汁は美味しさそのものなのですから、抜いてしまうのはもったいないですよね。
それをうまくキープして旨味に変えているのが中川式の凄いところです。

夜の撮影なので暗くて申し訳ないのですが、混ぜるとこんなにフワフワしています。
色ももっと黄色みがかって綺麗です。
やわらかさを知っていただくための動画です。
中川式糠床をキープされている方はご参考になさって、ぜひ美味しい糠漬けで新年を迎えましょう。

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この糠床で漬けられた糠漬けがこちらの写真です。
美味しかったのはいうまでもありません。

中川式糠漬け マクロビオティック京料理教室  むそう塾

 
 

(中川式糠漬け 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室  むそう塾)

※関連記事
中川式糠床を激混ぜするスピード(動画付)

 
 

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