先日面白いことがありました。
その人は玄米投稿のときから、「玄米ご飯は硬めが好き」とおっしゃっていました。
以前は土鍋で玄米ご飯を炊いていたそうですから、なんとなく炊き上がりが想像できます。
しかし、先日教室でお話しをしていたら、「むそう塾で習った玄米ご飯を食べたら、毎日お通じがあってビックリした」とおっしゃるではありませんか!
以前は1週間に1回くらいしかなかったし、それでいいと思っていたとも。
さらに、「毎日お通じがあると頭がスッキリしますね!」とも。
そうですそうです。
おっしゃるとおりなんです。
腸と脳はつながっていますから、腸の状態が悪いと思考もぼやけてくるのです。
「脳腸相関」という言葉があるように、腸内フローラの状態は全部脳に反映されるのです。
その反対も然りです。
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ところで、なぜ硬めのものが好きなのか?
過去の例に面白いことがありました。
深夜にインスタントラーメンをそのままボキボキ食べる人がいたのです。
毎日取るその行動を私はおかしいと思いました。
それで色々と話してみたら、その人にはとてもストレスがあったのです。
他にも硬いおせんべいが好きでしたので、きっとこの人はストレスがいっぱいなんだろうなと思いました。
案の定その人は人生設計においてストレスを抱えていましたが、あれこれとアドバイスをして結婚を目指すことになりました。
そのうちに結婚候補者が見つかって、すっかり硬い食べ物が不要になりました。
家も購入してめでたく結婚と相成りました。
このように、硬い食べ物を好むのは、腸が求めているのではなく、唇に触れる触感を求めていることがあるのです。
あるいは噛み応えを求めていて、口の中全体で刺激を求めていることがあります。
噛むということも脳に直接刺激を与えますので、すごく納得できますね。
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いろいろな例が示すように、食欲とは別に食感の求め方でその人の内面を知ることができます。
ですから、冒頭の「玄米ご飯は硬めが好き」という人は、何らかのストレスを抱えていると想像します。
そのストレスはご本人が気づいておられないでしょうが、お通じが教えてくれています。
お通じはそれほどに雄弁なので、皆さんも毎日のお通じと会話して、最近の食べ物、最近の感情、食べ物の好みの傾向などを把握されるといいですね。
体は色々なことを発信してくれますから、それをキャッチしてあげましょう。

(教室の掛花 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)





















