脱力のしかた(具体例)

こちらの記事にいただいたコメントの内容を多くの人と共有したいと思って新しい記事にさせていただきます。
コメントのやり取りの中で大事なことがいくつも散らばっています。

あなたの生き方の参考になることも必ずあると思います。
<kyoroさんのコメントから>
美風さん、こんばんは。
まさに私は目に見えないものに氣を向けることの能力が著しく後退している人のひとりです。
学生の頃も社会人になっても目で見えるもので評価したり評価されたりする生活をずっと送ってきました。
そのため今回の桂剥きでも目に見えないものを要求されてほとほと困っていますし
Air桂剥きも目に見えないものなので、いまだにAirの感覚がわからないのが現実です。
そして、抽象的な文章や言葉も理解できず
具体的に指示をしてもらわないと、なかなか行動できないのも私の特徴です。
こんな自分が本当に嫌になってしまうのですが、
これを克服することができたら自分は変わることができるのでは?と思っています。
桂剥きができるようになりたいと言う想いはもちろんのこと
桂剥きを克服することで、自分自身が変化できるのでは?
という想いの方が強いかもしれません。
抽象的な文章や言葉の理解力に掛けている私には
バランスの崩れを直すことができるかはわかりませんが
バランスの崩れを直すことができるように頑張ります。
<マクロ美風より>
kyoroさん、こんにちは。
kyoroさんは現代社会の申し子のような、典型的な見える世界の人ですねぇ(笑)
順調なときにはそれで良いと感じるのですが、ひとたび歯車が狂うとどうやって組み立てたら良いのか途方にくれてしまいます。
そんなときにはぜひアナログ人間になってみましょう。
デジタル時代にアナログ?と思われるかも知れませんが、それが陰陽のバランスです。
デジタルは便利なものだけれど100%正しいものでもありません。
それはどの分野でもいえることなので、可能な限りkyoroさんの思考にアナログを取り入れてみることです。
それは、無駄と思えることに価値観を見い出すことでもあります。
無駄は悪いことではなく、実はゆとりの部分であることを知ると、もっと考え方が柔軟になって、生きる姿勢も変化してきますよ。
ちなみに、答えを性急に求めないこともアナログ的な生き方です。
*   *   *
<麗可さんのコメントから>
美風さん、おはようございます。
私もkyoroさんと同じく、目に見えない物に氣を向ける事が出来ない人間です
確かに子供の頃からも社会人になってからも
目に見える物で評価されてきました
物事をイメージする事が苦手で、これまで何でも力ずくで力んでやってきました。
桂剥きでは力みが取れずとても苦労しましたし、あまりに出来ない自分に自信をなくしました
力みは上達の敵だと言うことが頭では分かっているのに、頑張ろう!上手くなりたいと思えば思うほど力んでしまいます。
でも、そんな自分を変えたいと思っています。
バランスの崩れを直しながら、桂剥きも諦めずに練習し続けます
いつも有難うございます。
<マクロ美風より>
麗可さん、こんにちは。

力みって陽性なんですよね。
沢山食べることも陽性なんですよね。
情報を集めることに心血を注ぐのも陽性なんですよね。
しかしそうすればするほど苦しくなるでしょ?
それはね、外に氣がいっているからです。
氣って自分の中にあるものだから気づけば良いのに、外に求めようとするからいつまで経っても解決しないのです。

でも、麗可さんの場合の外に何かを求める氣は著しい陰性です。
それは何かを解決するための他力本願的な外向けの氣だからです。
この外向けの氣が恐ろしく多いのです。
ここで陰陽が同居していてバランスを崩しているのです。
つまり陰陽の量が多すぎるのですね。
人間はそんなに食べなくても生きていけるし、そんなに情報を集めなくても生きていけます。
つまり量が増えると質が低下するのです。
これも陰陽のバランスですね。

マクロビオティックを知ったからには、ぜひ量で生きる人ではなくて、質で生きる人になってください。
質は量を満たします。
質を高める日々こそがマクロビオティックの生き方といえるのです。
まずは少量の食べ物でも満足出来る胃腸になってください。
そうすると自然に考え方も変化してきます。
考え方は決して力づくで変えるものではありません。
汗のように身体の中から湧き出てくるものでなければなりません。

何かが上手くなるというのは結果であって、作り上げるだけのものではありません。
頑張れば上手くなると思って攻める姿勢だけで到達できるものでもありません。
そこには氣の集中は必要ですが、脱力も必要です。
物事を力づくでこなすことは金輪際やめて、手放す方に意識を向けてみてください。
意識って凄いですよ。
物凄い力を持っていますよ。

これからはその目に見えない意識と会話してみましょう。
すぐには上手くできなくても良いのです。
かならず出来る日がきますから。そのために桂剥きも出し巻き玉子も利用してみましょう。
いつも言っています。
自分を変えるには二つしかありません。
今までしていたことをやめるか、今までしなかったことを始めるか。
(どちらも本気が必須条件です。)
もし今までしていたことをやめないのなら、その量と質を見直す必要があります。
このやめるか始めるかの二つをうまくコントロールしてこれからの人生を楽しんでください。
マクロビオティックの考え方はこれを可能にしてくれます。



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麦と人生


これは観賞用の麦。
肌寒い時期に種が蒔かれ、寒い冬(陰性)を越して春(陽性)に伸びてくる。
つい人生を感じてしまう。
 


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脱力できない人

先日「脱力」という記事を書きました。
時間がなくて途中だったのでその続きです。
脱力出来ない人の多くは目で見えるものを評価しやすく、生き方もその延長線上で繰り広げられているように感じます。
しかしそこは陽性な世界なので、そればかりが続くといつかは氣の乱れがきます。
そしてそれが疲れとなって、精神的にも肉体的にも不安定さが目立つようになります。
しかし目に見えないこと(陰性)にも氣を向けていると、ほどよいバランスが保たれて安定してきます。
それは心地よくて穏やかで平和です。
現在の社会は目に見えることで人間を評価しがちですから、目に見えないことを要求すると途端にきょとんとして自信をなくしてしまう人が続出します。
これがむそう塾で日々痛感している現象です。
しかしそのような人でもその視点に気づいて練習をしてくだされば、すぐ気づけるようになります。
だって本来私たちに備わっている能力ですからね。
でも、ときどきその能力が著しく後退している人がいます。
これは過度な操作を教育か先入観で植えつけられた人が多いですね。
時には自分でそのようにして、見えないふりをしている人もいます。
一種の逃避です。
こういう人たちは大体脱力が苦手です。
人間本来が持っているバランスを崩しているので、当然の結果だと思います。
ではどうしたらバランスの崩れを直せるのか?
それは整ったものに接することです。
整ったものというのはバランスがとれています。
そのバランスの良さを見たり、感じたり、味わったり、触れたりしているうちに、徐々に自分の中で育ってきます。
あとはそのアンテナを錆びつかせないように、日々磨いておくだけです。
少し抽象的に書きましたが、個々人のケースにあてはめてお考えになると、具体的な答えが出ると思います。


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春の富士山



春の昼間なのに珍しく富士山がくっきり見えた。
大急ぎでiPhoneからパシャ!
あちこちでパシャパシャと音がする。
東京駅に着いたら風が強かった。
ああ、これで富士山が見えたのね。
やはり春の富士山はやわらかい。

初冬の富士山とは違う。


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陰性なカーテン「家事アドバイス講座44」

【Sa(56−1)さん】
早速実行してくださいましたね。
明るくなったでしょう?
暗いお部屋にいた時と明るいお部屋になった時のあなたの気持ちの変化を感じ取ってみてくださいね。
椅子の滑りはラグの素材によります。
一番滑りが良いのはフローリングで、カーペットは滑りが悪くなります。
カーペットの素材や模様の入り方でも変わります。
それから椅子の脚先の形や素材も影響します。
私はすごくうす?いタイプのものを使っていますが、これが一番はがれにくくて滑りが良いです。
扉を取り外すと見違えるように広く感じるでしょう?
夏は今までより涼しく感じるはずですよ。
冬は台所が今までより暖かくなります。
あのドアは本来は開き方が逆ですね。
だから使いにくかったのです。
取り外したドアは、地震があっても倒れないように、万が一倒れても他の場所に傷がつかないようにしておきましょう。
ベランダに出すのが大変だったら、とりあえずシーツのような物でくるんで横にしておきましょう。
そしてカーペットを買ったら、今使っているラグでくるむのが良いと思います。
ベッドが届いたらベッドと壁の間に置いてもいいですよ。
ダンボールの件ですが、お部屋の中にむき出しになったダンボールを置くのは良くないと申し上げました。
クローゼットの中で空間があるのなら、商品を購入した時の箱を置いておくのは構いません。
お引っ越しをされる時に使えるのでね。
あとはカーテンを替えるともっと居心地の良いお部屋になるはずです。
今のカーテンの方が落ち着くとすれば、それは心の問題ですね。
そのような色を求める自分がいるからです。
これは実に面白い心理判断になります。
お洋服の色を変えるとお顔の雰囲気が違って見えるように、お部屋の雰囲気にカーテンは大きな影響を与えます。
今のカーテンは陰性すぎるので、もう少しだけ陽性の明るさがほしいです。
そしてホッとできる空間を楽しみましょう♪
なお、カーテンの色と寝具の色は調和のとれる色が理想的です。
分からなくなったら同系色が無難です。
 


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