美味しい鉄火味噌によせて

マクロビオティックの本でお馴染みの鉄火味噌。
それを作るのは大変です。
ましてやそれを美味しく作るのはもっと大変。 
何が大変かというと、「切る」ことをちゃんと出来ていない人が作ろうとするからです。
昨日1回目の「腸から陽性になる講座」を開催してみて、つくづく思いました。
いかに「切る」スピードが大事かということを。
ご家庭ではゆっくり自分のペースで材料を切っているのが普通ですが、牛蒡や蓮根というアクのある食材を切るときには速さが求められます。
鉄火味噌は薄く細く速く切ることが第一の関門です。
次は絶対焦がさないこと。
この第一関門は幸せコースの桂剥き投稿でしごかれているむそう塾生だけあって、割りと上手に切っていましたがスピードが足りません。
切るスピードは仕上がりの美味しさにまともに影響します。
それからもっと以前に庖丁が切れるかどうかの問題もあります。
良く砥いだ切れる庖丁でササッと手速く切って、じっくり炒める。
これが鉄火味噌の重要ポイントです。
中川さんの切った牛蒡の薄さと細さをご覧ください。
真ん中に置いたつま楊枝よりもはるかに細いです。


美味しく出来上がった鉄火味噌は、熱いご飯にかけると格別の美味しさで、おかずがなくてもグングンお箸が進みます。
女性にありがちな貧血を改善するには、大いに力を発揮します。
またミネラルの供給源としても安定しているので、保存性の高さゆえ常備しておくと忙しいときに助けられます。
特に陽性の足りない男性陣にはたっぷり召し上がってもらいましょう。

 

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