玄米ご飯を100回噛んでくれたさっこさんは、今子育ての真っ最中です。
その上ネット上のお店も展開して大忙しの毎日ですが、それでも噛むことに挑戦してくれました。
その体験をこちらの記事にコメントで寄せてくださったのですが、子育て中のママ、特に離乳食時のお子さんを持つお母様にも読んでいただきたいので、記事にさせていただきます。
* * *
美風さん、こんにちは。
子どもを出産してからというもの、いつも時間に追われているような感覚が拭えないまま暮らしていました。
子どもが寝ているうちに、とか、おっぱいの時間になる前に、とか。。。
離乳食が始まり、一緒に食べるようになってからは子どもに気を取られて自分はいつの間にか食べ終わっている、という状況でした。
子どもに食べさせながら、自分はとにかくパクパクパクっと口に入れて、「おいしいねぇ、一緒に食べると楽しいねぇ」と言いながらも、自分は噛むことも味わうことも忘れていました。
でも、こどもは見ているんだろうなと思いました。
噛まないで味わうことをしないで食べているわたしを、ちゃんと感じているんだろうなと思いました。
昨日の記事を読ませていただいて、心を入れ替え
昨日から自分もゆっくりとよく噛んで食べるようにしました。
やわらかく炊いた玄米は100回噛まないうちに溶けてゆきましたが、それでも食後からいろいろなことが変化して驚きました。
ゆっくりでいいんだ、焦らなくていいんだ。
そう思えて、たった1食、1口100回噛んだだけなのに、時間に追われる感覚がすこし薄れたように思いました。
今日も引き続き実践中です。
ときどきは子どもに食べさせてから、自分一人で落ち着いて食べる時間を作ってもいいかなとも思います。
大切なことをありがとうございました。
桂剥きにも、このままゆったりと向き合えたらいいなと思います。
* * *
さっこさんの文章の中に次のような表現がありました。
>やわらかく炊いた玄米は100回噛まないうちに溶けてゆきましたが、それでも食後からいろいろなことが変化して驚きました。
そうですね。
中川式玄米ご飯を軟らかめに炊いていたら、100回噛まないうちにペースト状になります。
私は個人的体験として、中川式玄米ご飯は噛む回数に換算して30回分は玄米の炊き方で補っていると認識しています。
これは白米と同じくらいまでの軟らかさに炊き上げていることになります。
これは驚異的なことです。
ですから中川式玄米ご飯を食べるようになって、体調が改善される人が多いのだと思います。
それでも、ここで満足してはいけません。
日常的にはこれで大満足なのですが、もし体調不良の改善や精神の安定を望む場合は、玄米ご飯を100回以上噛んでみてください。
現実的には上記のさっこさんのように100回未満でペースト状になっても、それを舌でこそげ取るように集めて、それをまた噛むのです。
それは通常の噛む行為と違う感覚ですが、ちゃんと唾液は出ます。
先の例のように1000回噛んだお子さんなんて、実際は唾液を噛んでいたようなものです。
それでも良いのです。
毎回1000回噛むことをしなくても、1000回噛んだらどうなるのだろう?という好奇心と、アトピーを改善したい一心の子供心を誉めてあげたいと思いました。
今まで経験しなかったことをしてみる。
そのちょっとの勇気はあなたに希望への扉を開けさせてくれます。
噛むことを侮るなかれです。