不妊と食事内容

不妊についてのご相談がありました。
多くの人に共通する問題なので、記事にして一緒に考えたいと思います。 
<Nさんのメールより>
2006年に結婚して、2008年?2010年まで不妊治療をして2010年7月に流産手術をしました。
その後、治療は止めて漢方を飲んだりしてました。
玄米食にしてから1年半、徹底してやり始めたのが昨年10月くらいからです。
もともと生理不順で排卵をしずらく、高温期が続かないので不妊治療をしてましたが、11月から生理が止まり、1月に1度来て、また止まり、先週やっと2度目の生理が着ましたが、おりものに少し血が混じったような状態の超少量な出血が9日間続きました。
体重も激減して、現在47kgです。
(身長165cm)3食きちんと食べ、おやつに玄米おにぎりまで食べているのに、人生で一番軽く、友人や家族に心配されます。。
食べ物に関しては、1つの好きなものを大量に食べてしまう食べ癖があり、粉物が止められず、パンを沢山食べてしまいます。
卵巣が冷えてると言われたり、子宮に脂が溜まってると言われたので、現在はヒバ湯や黒豆茶、椎茸切干汁を飲んだりしてます。
あと夫に合わせて塩分過多だったかなと思い、最近は味噌汁も自分のは薄めて飲んだりしてます。
子供が欲しいのにちゃんとした生理が無いのが本当に悲しくてストレスです。
何か食事が偏ってるのでしょうか。
教えて頂けると嬉しいです。
<マクロ美風より>
あらかじめお断りしておきますが、これだけの内容では体に関する重要な判断はいたしかねます。
実際にお目にかからないとね。
詳しくはメールでお返事をさせていただきますが、マクロビオティックからの全体的な考え方として、Nさんの問題点をみてみましょう。
3食をきちんと食べて、おやつにおにぎりを食べ、さらにパンを沢山食べてしまうそうですが、これじゃ食べ過ぎではありませんか?
しかも炭水化物ばかりですね。
マクロビオティックを徹底して始めたのが昨年の10月と書いておられますので、おそらく甘い物を避けていらっしゃるのでしょう。
そうすると甘い物を我慢するストレスがパンを食べることに走っていると考えられます。
パンと甘い物の間には相関関係があるのです。
甘い物は主食とおかずの食べ方の反動であり、精神的なストレスの反動でもあります。
卵巣や子宮の状態を指摘されて、それに対処したお手当てをされているようですが、私から見て何だか多くのことをし過ぎているように思います。
人間の体はもっとシンプルなことで元気になるのですがね?。
一番肝心な食事のことが気になります。
玄米ご飯はどのように炊かれているのでしょうか?
その玄米ご飯はちゃんと吸収されているのでしょうか?
お通じの状態はいかがでしょうか?
お小水の回数はどうでしょうか?
睡眠時間はどのくらいでしょうか?
一日に水分はどのくらい取られるのでしょうか?
お食事の前後でお茶やお水は飲まれるのでしょうか?
そもそも、今のお食事は美味しく召し上がっておられるのでしょうか?
お味噌汁を薄めて飲まれているようですが、それで美味しいですか?
お出汁は何を使われていますか?
お味噌はどんな種類ですか?
おかずはどのような物を召し上がっておられますか?
などなど、これらの内容をきちんとNさんの体調に合わせたものに変えていくことが大事です。
その中でも一番大事なのは、やはり玄米ご飯の炊き上がりです。
主食というぐらいですから、体の中心になるものをしっかり体調に合わせなければ効果がなかなか出ません。
もう一度お食事の内容を見直してみましょう。
 


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靴磨き

先日京都から帰宅したら、息子が靴磨きをしていた。
玄関を入ると夫の靴が何足も出ていて、まったくも?と思ったけれど、息子は自分の靴は自分で綺麗に整える性格だ。
高校生の時には私が磨いてあげたけど、今は自分で磨くようになった。
たったこれだけのことでも母親は嬉しい。
きっと父親はもっと大きなところで喜びを見つけたいのだろうけど、私はこんな小さな進歩でも嬉しい。
父親にはない母親の優しさ。
それはきめ細かな視点のように思う。
きのう出来なかったことがきょうは出来る。
その積み重ねが育児だから、息子は今も育ちつつあることになる。
そしてそれは、一生続くのである。
出来ることの中身が変わるだけである。
きのう出来ないことが明日は出来るかもしれない。
きょうはそのためにある。
きょうをどんな一日にするか。
それはとても貴重な時間だ。
その積み重ねが人生だから、「今」を大事にしたい。


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ひじき豆とひじき豆丼


今月の上級幸せコースのメニューにある「ひじき豆」。
仕上がってから何時間経ってもこのつやが維持されています。
決して油が多くて光っているのではありません。
作り方にコツがあるのです。
すでに習った人から、翌日になったらさらに美味しくなっていてビックリしたとの感想がありました。
特に女性にはお奨めの一品ですが、一般的にマクロビオティックの定番メニューになっている「ひじきの煮物」よりあっさりで軽いお味です。

こんなふうに「ひじき豆丼」にすると、美味しくて食べ過ぎるので危険です(笑)

「プロが作る家庭料理」「中川善博の陰陽料理」、そこには美味しさと幸せが同居しています。

 


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年齢や病気を乗り越えての妊娠と出産

先日むそう塾生から妊娠の報告を受けました。
待って待ってやっとの妊娠です。
彼女は36歳でも身体は20代のように弾力があって素晴らしいです。
しっかりマクロビオティックの陰陽を考えてお食事のバランスを取っていらっしゃいます。
まだ流産の危険性がある週数なので、ご本人は手放しで喜んでいるわけではないのですが、これで自然妊娠が可能であることが判明したので、それだけでも大いに喜ばしいことです。
きっと大丈夫。
翌日はむそう塾生の出産の連絡がありました。
この方は子宮筋腫の手術をされ、西洋医学で身体がボロボロになりながらむそう塾にたどり着きました。
2010年秋のことでした。
幸せコースの途中で妊娠が判明し、遠くから通い続けてくださいました。
ご夫婦で愛クラスを受講され、ご夫婦で玄米ご飯が炊ける素敵なカップルです。
元気な男の子だそうで、早く写真を見たい気持ちでいっぱいです。
この方は43歳です。
そして嬉しい宣言がありました。
53歳のむそう塾生が赤ちゃんを産む決心をされたのです。
この方も子宮筋腫の手術経験があり、お子さんは諦めていたそうです。
しかし、46歳で出産されたむそう塾生の存在に勇気づけられたそうです。
「子孫を残したいと思うようになった」ご夫婦のお気持ちがとても尊く感じられます。
ご本人は年齢を気にしておられましたが、彼女は驚くほどお若くて、絶対20歳はサバ読めるほどのスタイルです。
そして何より身体の弾力があります。
この弾力が大事です。
今は若くても弾力のない人がゴロゴロいますからね?。
こうして病気を乗り越えながら子孫を残そうとされる姿には感動を伴いますね。
男性は「あなたの子孫を残したい」と言われると、物凄く嬉しいそうです。
自分が生きた証を残せるからでしょうか。
きちんと玄米ご飯を食べて、マクロビオティックの食事をしていると、こんな夢のようなことでも可能にしてくれる道が拓けます。
次々と届く妊娠・出産報告に、つくづく限界は自分で設定しないことの大切さを感じます。
多くの女性に幸あれ!


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甘い物とマクロビオティック

先に「お酒とマクロビオティク」の記事を書きました。
甘い物とマクロビオティックの関係は、お酒の部分を甘い物に置き換えればそのまま当てはまります。
つまり陰陽も身体へ及ぼす作用も同じです。
お酒と違うのは甘い物では酔わないことでしょうか。
ですから甘い物は食べ過ぎることがあります。
甘い物はお酒より身体に停滞するので、取り入れてしまった後は甘い物の方が厄介です。
お酒の場合は尿で出してしまうとかなり減りますが、甘い物は吸収されたあと組織をゆるめ続けます。
そして体内で燃焼するときにミネラルをいっぱい消費します。
よく知られている「低血糖症」も甘い物の摂り過ぎから誘発されます。
そして一番の問題点は甘い物の毒消しはないということです。
このことを知ったら、甘い物とのつき合い方には慎重にならざるを得ないでしょう。
もし甘い物を食べたくなったら、お酒の時と同じように理由を考えてみましょう。
私見としてですが、お酒を欲する理由にプラスして、愛情不足をあげたいと思います。
親の愛、友達の愛、異性の愛、家族の愛など、愛情に飢えている時にも甘い物を欲します。
同じ甘さでもふわふわと軟らかい感触の甘い物ならなおさらです。
まったくの余談ですが、男性が女性のおっぱいを好きなのも、あの軟らかさにイチコロなんですねぇ。
軟らかい感触には癒しが宿るのです。
しかし、甘くて軟らかい物に癒されているとあとが大変ですから、ほどほどで切り上げましょう。
人生は感触だけで選ばない方が何かと良い結果に結びつくと思います。
マクロビオティックの陰陽はそんなことをも教えてくれる便利なツールです。


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