マクロビオティック京料理教室 むそう塾」カテゴリーアーカイブ

「自由人コース2」の課外授業 京都祇園「富久」さんのふぐ料理

きょうは「自由人(びと)コース2」の課外授業兼新年会でした。
ふぐ料理をいただくため、京都祇園のふぐ料理専門店「富久」さんへ。

課外授業の詳しい内容は、中川さんのブログをご覧ください。
私の方では残りの写真と動画のみアップさせていただきます。

 
 

(京都祇園 富久(とみきゅう)

 
 

乾杯用のシャンパンを注いでくれています。
和服の美しさは後ろ姿にもあるので、素敵な帯も華を添えてくださいました。

 
 

乾杯を待っているところ。

 
 

11時直前に1名が欠席との連絡が入りましたが、当日なのでどうすることもできません。
もちろんお金はお支払いしますが、用意していただいた食材が無駄になってしまうのは、私たちお料理を作る者として避けたいことです。
そこで、スタッフとして時々お手伝いしてくれる“にっち”さんに声をかけたところ、急遽駆けつけてくれることになりました。
ありがとう、にっちちゃん!

 
 

さあ、「てっさ」をいただきましょう。
きょうの全員が勢揃いです。

 
 

ところで、ふぐ料理といえば「ひれ酒」です。
ひれ酒は初めてという人がいたので、動画に撮らせていただきました。
マッチで着火した炎を、次々と移していきます。
ちなみに、アルコールの発火温度は78度だそうです。

 
 

ゆっくりとお酒をいただいて、お食事をしている間、奥の方ではせっせと「てっちり」を作ってくれています。

 
 

こんな感じで、あれこれ話ながら楽しい課外授業でした。
お鍋のお世話もお店側で全部仕切ってくださるので、私たちは美味しいところをどんどんいただくだけです。
おかげさまで全員がゆっくりお食事することができました。

富久さん、お世話になりました。
大変美味しゅうございました。
またお伺いさせていただきます。

 
 
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塾生さんからのメールが嬉しかった

秘伝コースを修了された塾生さんから、中川さんにメールがありました。
中川さんが「嬉しかった」と転送してくれました。
私もとても嬉しくて、いつもニコニコされていたAさんの笑顔を思い出しています。

Aさんは、ご自分の感性にしたがって自由に人生を楽しんでおられますが、その随所でむそう塾での教えを思い出されているようです。
こうしていただくメールは、心が通い合うだけでなく、良い氣をいただけてありがたいです。
Aさん、ありがとうございます。
またお会いできますように。

 
 

<Aさんからのメール>

中川さん
ご無沙汰しております。
ご活躍を拝見しております。

さて、日々の生活の中で
むそう塾の学びのおかげだなぁ
素晴らしいことを学んだんだなぁと
感じることが多く
感謝を伝えたくてメールしました。

お料理が美味しいことはもちろんですが
大好きなアウトドアの中で
不安定な火力でも美味しくご飯が炊けたり
昨年挑戦した靴づくりの中でも
日々のお掃除でも
「中川さん こんなこと言ってたな!」
を随所に思い出す日々です。

自分で自分に枠を作って窮屈に生きて来たことに
気づきながら 羽を広げつつあります。

噛み合わせの治療を始めたら
姿勢も良くなり
力まずに色々なことが楽にできるようにもなってきて
お料理もますます楽しくなってきました。

日々ジーンとこみ上げる感謝の気持ちを伝えたいのに
言葉にすることが下手くそでもどかしいですが。

たくさんの学びに心から感謝を込めて
ありがとうございます。

またお会いできる日が来たら嬉しいです。

これからも宜しくお願い致します。

 
 

入院された時は驚きました。
これからのご活躍も楽しみに拝見しています!

A

 
 

 
 

 
 

Aさんが過去に投稿されたおせちです。
よく頑張っていましたよね。
これからも、おせちを作るたびにむそう塾を思い出してくださることでしょう。

 
 
カテゴリー: うれしかったこと, 塾生さんのメールから心に響いたこと, マクロビオティック京料理教室 むそう塾 | コメントする

食習慣や価値観は結婚生活の重要な要素です

昨年の12月に、夫の作り置き料理「食べたくない」 妻の本音に共感続出「義務感になってツラい」という記事がありました。
すぐに記事を書きたかったのですが、もう少し温めておこうと思っていました。
私なりに思うことを書いてみます。

 
 

【エネルギー】

この記事の内容は、共働きの妻のために夫が気を利かせて作り置き料理を作ってくれるのですが、妻の方がそのお料理を食べるのがつらくなってきたというものです。
一見すると、ご主人がお料理を作ってくれて、帰宅したらそれを食べるだけなんて羨ましいと思うかもしれませんが、それが続くと事情は変わってきます。

まず、お料理は大抵できたてが一番美味しいのですが、作り置きとなると、時間が経過しても美味しく感じるように工夫しなければなりません。
それなくして、普通に作ったものを保存しておいただけでは、どんどんまずくなってしまいますし、食品としてのエネルギーも落ちてしまいます。

食材のエネルギーをいただくには、さっきまで生きていたものを口に運ぶのが一番です。
それはお野菜でも動物性のものでも同じです。

*   *   *

【食べたいものを食べる】

私たちは「ラーメンを食べたい」とか、「お菓子を食べたい」とか、今食べたいものをよく口にしますよね。
それは単に好みの問題もありますが、多くは体の欲求から来ています。
体が今必要なものを「食べたい」という形で発信しているわけです。
「水を飲みたい」と感じたら水を飲むように、体の要求に従って食べるのが一番健康には良いのです。

その点、作り置き料理の中から選ぼうとすると、体の要求には応えにくいことが考えられます。
そのようなことから、作り置きというのは、おかずの中の1品としてはあってもよいのですが、すべてを作り置きで済ませるのはお奨めできません。

*   *   *

【楽しく食べるには意味がある】

怒られながら(文句を言われながら)食べるお食事、嫌いなのに無理に食べさせられるお食事、シーンと静まり返って一言の会話もなくいただくお食事。
こういう光景でいただくお料理は、きっと砂を噛むようなもので、肉体的にはある程度空腹を満たすでしょうが、精神面では何も満たされません。

そうではなくて、笑顔とともに話をしながらいただくお料理の方が断然美味しいのです。
それは雰囲気も食べているからですね。
そういう意味でも「黙食」なんて考えられません。
義務感をともなってお食事をされている、投稿者さんのお気持ちをお察しします。

*   *   *

【価値観の相違】

私はよく塾生さんに、「価値観の似ている人と結婚する方がうまくいく」とアドバイスします。
人生は判断の連続ですから、何かを判断する時価値観が異なるとギクシャクします。
ただ、価値観が異なっても、相手の価値観を尊重してあげられるタイプならうまくいきます。

投稿者さんのご夫婦は、価値観が異なるようなので、お互いに大変だろうなあと想像します。
でも、価値観が異なるがゆえに、相手から学ぶチャンスもあるので、そのあたりを微妙にバランスが取れれば、考え方も変わることでしょう。

しかし、食習慣の価値観はなかなか変わりません。
それぞれ育った環境が異なるので、根が深いんですよね。
ですから、結婚前にぜひお食事の機会を何度も設けて、相手の食習慣を可能な限り感じ取る機会を作ることをおすすめします。

*   *   *

【飽きる】

何日も同じものを食べ続けると、「飽きる」ことがよくあります。
おせちに飽きた人も多いことでしょう。
しかし、本当に美味しいものはなかなか飽きません。
飽きない場合は、その食べ物にまだエネルギーがあるということです。

食材のエネルギー、料理方法のエネルギー、作り手のエネルギー、想いのエネルギーなど、色々考えられますが、それらのエネルギーが落ちてくると飽きてきます。

投稿者さんは、この「飽きる」状態になっていると思われますので、たまにはご主人も一緒に外で食べてあげてほしいなと思います。
でも、ここは価値観が違っていて難しいようですね。

*   *   *

【陰陽で考える】

もう一つ飽きる場合があります。
それは、体がその食べ物を求めていない場合です。
正確には体調がその食べ物を要求していないわけですが、それを陰陽で考えるとすごく分かりやすいです。

いま自分は陰性のものが食べたいのか、陽性のものが食べたいのか?
その陰陽の求めたとおりのお料理がなかった場合には、「飽きた」と感じるのです。

あなたは「おせち」に飽きましたか?
最後まで美味しく食べられましたか?
おせちの中で何が美味しく感じましたか?
それであなたの陰陽も判断できます。
面白いですね、マクロビオティックの陰陽って。

 
 


中川式七草粥 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

明日は1月7日。
七草粥の日ですね。
やさしい陰性料理で、胃腸を労ってあげましょう。

 
 
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2021年度 むそう塾 おせち投稿のまとめ

2021年12月31日に、むそう塾恒例の「おせち投稿」がありました。
投稿期限は2021年12月31日24:00までなのですが、19時台に投稿メールを受信できないトラブルがあったため、24時過ぎても受け付けておりました。
現在は復旧しておりますが、今後はgmailの方が安定しているかもしれません。

すべての投稿は、中川さんのブログの「おせち投稿 2021〜2022」のカテゴリにまとめられていますが、私のブログでもまとめておきます。
現在受講中のコース、または最終コースも付記しておきます。

 
 

【2021年度おせち投稿】(投稿順)

1 おはるさん(3-3) 自由人コース2・満足コース
2 朝さん(84-2) 秘伝コース修了
3 舞さん(36-6) 自由人コース1
4 おたにさん(47-3) 秘伝コース
5 ナッパさん(116-3) 満足コース修了
6 みんみさん(26-3) 自由人コース1修了
7 Ryokoさん(113-2) 秘伝コース
8 ゆきさん(15-10) 自由人コース2
9 ひかるさん(37-5) 自由人コース1
10 姫さん(69-1) 秘伝コース
11 好さん(69-4) 自由人コース2
12 かがやきさん(94-3) 秘伝コース修了
13 京子さん(93-4) 自由人コース2・上級幸せコース
14 めぐさん(123-3) 満足コース
15 こたろうさん(107-5) 秘伝コース
16 彩生(あい)さん(116-1) 幸せコース
17 ばんびさん(21-9) 自由人コース2
18 かよさん(83-1) 秘伝コース修了
19 まきさん(94-4) 秘伝コース
20 ペロリさん(12-10) 自由人コース1・満足コース
21 しょうこさん(128-3) 秘伝コース
22 おかめさん(64-5) 秘伝コース
23 さとこさん(100-2) 自由人コース1
24 きよさん(115-2) 秘伝コース

 
 

【一の重】
(おせち 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

【二の重】
(おせち 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

(おせち 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 
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キッチンで涙 お料理を作れる嬉しさともらう嬉しさは陽性の力 

今では京都にいる時間の方が長くて、埼玉の自宅に戻ると懐かしい感じがしてしまう私です。
先日、埼玉の自宅でキッチンのお掃除をしていると、急に涙がこぼれて来ました。

このキッチンで色々なお料理を作ったことが思い出され、今は家族にあまりお料理を作ってあげられないことを申し訳なく思ったのでした。
と同時に、料理好きな私がこのキッチンに立っていられないことにも、少し感傷的になってしまいました。

家の中で主婦が一番長くいるのはキッチンですね。
ですから、当然ながらその場所は時間が積み重なって陽性な場所になります。
と同時に、色々な想いもその場所に残ります。

キッチンに立つと、嬉しいこと、悲しいこと、さまざまな想いが胸をよぎります。
誰かに美味しいと言ってもらえたお料理は、それを作るたびに、その人のことを思い出します。
そんな想いの積み重なりも陽性になります。

*   *   *

昨日、中川さんからおせちが届きました。
その梱包の仕方が実に見事で、一滴の汁も漏れていないし、届いてからも美味しくなるようにして包まれています。
こういうお料理をいただくと、心から感謝の思いが溢れてきます。

それは、そこに費やしてくれた時間だけでなく、「その想い」が伝わってくるからです。
ですから、むそう塾で習ったお料理を誰かにお渡しして喜んでもらえた経験のある人は、最高のプレゼントをしてあげたのだと自信を持ってほしいと思います。

では、なぜそれらのお料理に心が動かされるかというと、そこにはお料理に費やした陽性さがあるからです。
(陽性の力は人や物を動かします。)

過去にお弁当にまつわるこんな記事を書きました。
お弁当に自分を詰める 沢村貞子さんのこと 2014.2.19
お弁当とは「自分」を持って行ってもらうもの 2014.8.19
「夫婦の時間を大切に育んで行きます」 塾生さんのメールより 2018.1.14
マクロビオティックの指導現場から お弁当が育てた子どもの心 2021.5.19

 
 


(ガパオライス弁当 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 
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