玄米ご飯に納豆をかけるときの注意点 手づくり納豆の想い出

私の母はなんでもよく手づくりする人で、和裁は日常的になっていて、留め袖を80代になっても縫っていました。
黒地に黒糸は夜は見えにくいといって、昼間だけ縫っていたものです。

編み物も得意で、家族全員の靴下や手袋はもちろん、子どもたちのセーターやカーディガンも編んでくれました。
そんな母の姿を見て育った私たち兄弟4人は、全員が編み物大好きで、兄も編んでいた姿を想い出します。

大勢の孫たちも母の部屋に入り浸りになって、一緒に編み物をして遊んでいましたから、孫たちもまた編み物が大好き人間に育ちました。

 
 

そんな母は、お料理も手づくりが大好きで、お味噌はもちろんのこと納豆も作っていました。
自家栽培の大豆を使って、これも自分の田んぼで育った稲わらを使って作りました。
ずっと湯たんぽを使用していたのですが、途中から「豆炭あんか」を使っていました。
納豆が完成に近づくと、部屋に納豆の香りが漂ってきて、子どもたちもそろそろだなとワクワクします。

稲わらから取り出された納豆は、大きな丼に家族6人分を入れてお醤油をかけ、そこからそれぞれがご飯にかけていきます。
美味しくて黙々と食べ進むのですが、丼の底に残っているヌルヌルの中にご飯を入れるとこれまた美味しいのです。

兄弟4人共これが大好きなので、順番で1人だけ丼にご飯を一口入れる権利を得るのです。
きょうは長女、明日は次女というふうにまわっていきますが、そういう中からみんな平等にとか、順番にということを幼くても学んだように思います。

今になって思うことは、父も母もきっとそれをしたかっただろうということです。
でも、子どもたちが優先で、父も母もそれをしているのを見たことがありません。
子どもたちが喜べば親はそれで満足だったのかもしれません。

 
 

きょうは納豆を食べたくて、玄米を納豆用にやわらかく炊きました。
納豆をご飯にかけて食べると、どうしても噛み方が少なくなるので、白米ならよいのですが玄米の時はご飯の状態で、納豆をかけるか別に食べるかを決めます。
玄米にとろろをかける時も同じですね。

玄米ご飯はやわらかく炊きあがってこそ、その効果を発揮します。
かたい玄米ご飯は体に悪い面が多くなるので注意しましょう。
よく噛めば大丈夫という人がいますが、多くの人はなかなかよく噛みません。
でも、むそう塾の炊き方をしっかり実践すれば大丈夫です。

さあ、いただきま〜す。

 
 


(玄米ご飯 美風式)

 
 
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