2013年度幸せコース・上級幸せコースの申込説明

ただいま「2013年度幸せコース・上級幸せコース」のお申込手続きを進めております。
コースのお申込みについて分かりにくい点があったようなので、若干のご説明をさせていただきます。

<ダブル受講について>

むそう塾のコース制は愛クラスでパスポートを取得された人のみが受講出来ます。
これは健康にとって主食の影響があまりにも大きいことと、お料理の基本は中川式玄米炊きの中に集約されていることの重要性を考えるからです。
その上で「幸せコース → 上級幸せコース」と2年間かけて修了されるのが望ましいと考えております。
それは季節の変化を感じ、体の変化を感じ、食べ物で体や心が変わって行くことを体験するにはそのくらいの時間のかけ方が理想的だからです。

しかし最近は諸事情により、1年間で幸せコースと上級幸せコースの両方を学びたいという人もおられるようです。
結婚を機にお料理の内容を充実させたいということもおありでしょう。
あるいはご病気なのでなるべく多くのお料理を習得して早く体調を変えたいと思われるかたもいらっしゃるでしょう。
そのような方には幸せコースと上級幸せコースのダブル受講も認めておりますのでご利用ください。
過去にダブル受講された塾生さんもおられます。

 

<パスポート未取得者のお申込みについて>

コース制のお申し込みはパスポート取得者が対象なので、まだパスポートを取得されていないかたは対象外になってしまうのですが、今は来年度のスケジュール調整中のため、少しでも早い段階でクラス編成をしたいと思います。
そこでこれから愛クラスを受講されるかたも含めて、幸せコースや上級幸せコースの受講をご希望されるかたは、下記フォームからご予約くださいませ。
愛クラスの受講やパスポートがまだだからと尻込みされることなく、1年間の自分の目標を決めてその目標に向かって努力する生き方の方が前向きで気持ちの良いものです。
どうぞご遠慮なくお申込みくださいませ。

なお、お申込み前にこちらの記事で残席数をご確認ください。

*   *   *

2013年度(第5期) むそう塾 幸せコースの講座内容】

1<料理実習内容> (11:30~15:30 担当:中川善博)

【5月】
<夏までに美味い糠床を仕込もう>
・中川式糠漬けを覚えよう
・糠漬けに合う野菜と合わない野菜

【6月】
<切るということを理解しよう>
(まな板の選び方、包丁の選び方・持ち方・研ぎ方)
・斜め千切りした1本の断面を意識してみよう
・回し切りはこれでOK
・かつらむきに挑戦

【7月】
<麺類を美味しく作る>
・熱い麺類 (噂のむそう塾カレーうどんはこれだったのか!)
・冷たい麺類の基本を覚えよう
・めんつゆの作り方
・にゅうめんで寒い日はぽかぽか

【8月】
<和え物、酢の物の達人になろう>
・1+1が3になる
・火通りによる食感の差異
・和えころもの数々
・香りと歯触り
・和え酢のいろいろ
・出し酢 甘酢 からし酢みそ
・海藻・野菜 なにが酢の物になるの?

【9月】
<加熱しないけど生じゃない>
・加塩とは 加圧とは 乾燥とは 加熱ではない陽を覚えよう
・冬に食べるサラダを作ろう
・本当に美味しい車麩のカツレツを作ろう

【10月】
<汁物の達人になろう!>
・料理屋の一番出しを覚えちゃおう
・煮え花を見つける
・エマージェンシーなうまい出し
・丹波栗の栗ご飯を炊こう。
・丹波松茸の炊き込みご飯を作ろう

【11月】
<焚くってこういうことだったのか!>
・味が染みるということは
・落としぶたの有無
・出会いものを考える
・予測調味ができる(時間も調味料である)

【12月】
<焼くってこういう事だったのか!>
・料理屋のふうわり出し巻きを会得しよう
・野菜を焼くときの心得 いろんな焼くを覚えよう

【1月】
<揚げるってこういうことだったのか!>
・天ぷら・フライ・素あげ・揚げ物のいろいろ
・揚げびたしを作ろう
・揚げてから煮る 煮てから揚げる

【2月】
<盛りつけの達人になろう!>
・茶道・華道・写真・絵画・彫刻・自分の得意を料理に活かす
・美味しそうに見えるメソッドを教えよう
・バランス感覚が最重要

【3月】
<お魚のことも知っておこう!>
・魚をおろす お刺身定食を作ってみよう
・魚を焼くって簡単
・カラスガレイの煮付け

【4月】
<お弁当を作ろう!>
・卒業作品としてお弁当を作ろう
・作ったお弁当を料理雑誌のように撮影して修了!

 

2<座学> (15:30~17:30 担当:マクロ美風)

生きた陰陽を理解できるように、陰陽理論をオーダーメイドで学びます。
身体や心の陰陽の状態をキャッチしながら、勉強を進めて行きます。
一人ひとりの体調に合わせた直接指導付きです。

【5月】
・自己紹介
・マクロビオティック界の現状
・むそう塾とマクロビオティック
・陰陽の宿題(課題本を読んで6月に感想文提出)

【6月】
・陰陽の確認(宿題を踏まえて)
・料理における陰陽

【7月】
・食事の量(最初から少食を実行していないか?)
・主食の割合
・水分の量と種類
・パン&麺類の食べ方
・甘いものの食べ方
・朝食について

【8月】
・体質の陰陽
・体調のコントロール法
・排毒(排出)時の対応方法

【9月】
・陰陽を意識した食事の実践方法
・食事日記のつけ方指導

【10月】
・体調に合わせた陰陽の調整方法
・食事日記を踏まえて各人へのアドバイス

【11月】
・陰陽判断の具体的練習(人間関係・仕事・衣服・住まい方・掃除・行動)

【12月】
・覚悟力と決断力
・ありきたりの大切さ

【1月】
・健康の七大条件
・陰陽五行とマクロビオティック

【2月】
・中庸の価値観
・中庸の人間関係
・中庸の生き方

【3月】
・人生は遊び
・今を生きる

【4月】
・各人の1年間の報告
・記念品贈呈

3<講座日>

◆Aクラス(金)
<2013年>
5月17日 6月14日 7月19日 8月16日
9月20日 10月18日 11月15日 12月20日
<2014年>
1月17日 2月14日 3月14日 4月18日

◆Bクラス(土)
<2013年>
5月18日 6月15日 7月20日 8月17日
9月21日 10月19日 11月16日 12月21日
<2014年>
1月18日 2月15日 3月15日 4月19日

◆Cクラス(日)
<2013年>
5月19日 6月16日 7月21日 8月18日
9月22日 10月20日 11月17日 12月22日
<2014年>
1月19日 2月16日 3月16日 4月20日

4<修了式>
2014年4月29日(火)の予定

5<定員>
各クラス8名

6<受講資格>
・むそう塾のパスポート取得者
・これからパスポート取得を目指す者
・再受講/再々受講も可能

7<受講費>
400,000円+消費税
【振込期間】 2013年1月22日(火)〜1月31日(木)
【キャンセル料】
・入金前:0%
・2013年1月22日〜3月31日迄:受講費の20%
・2013年4月1日以降:受講費の100%
(ご返金に伴う振込手数料はいただきません)

8<ご予約>
こちらのご予約フォームから

*   *   *

2013年度(第3期) むそう塾 上級幸せコースの講座内容】

1<料理実習内容> (11:30〜16:00 担当:中川善博)

【 5月】玄米チャーハン あらめビーフン ブロッコリーからめソース
【 6月】ラーメン 煮豚 つけあわせ
【 7月】ラタトゥーユ 賀茂茄子と万願寺の揚げびたし 焼きうどん
【 8月】パスタ三種
【 9月】味噌汁のいろいろ おからのたいたん
【10月】南瓜含め煮 高野豆腐白煮 牛蒡と人参のきんぴら
【11月】うどんだし 餡かけうどん 蓮根ステーキ
【12月】お雑煮 あちゃら漬け 膾(なます) 飾り切り
【 1月】鶏の唐揚げ 揚げと小松菜の煮びたし 切り干し大根
【 2月】ちらし寿司 巻き寿司 菜の花辛子浸け すまし汁
【 3月】ひろうすのデミグラスソース煮込み 菜の花のパスタ 厚揚げのトマト煮込み キャベツの千切り
【 4月】うどきんぴら ひじき豆 しじみの味噌汁 あさりの酒蒸し


2<座学> (16:00〜
17:30 担当:マクロ美風)

毎回一つのテーマについて深く考えることをします。
全員が「気がついたらマクロビオティックだった」生き方が出来るように。
みんなで発言しながら勉強するスタイルにしますので、疑問解消にお役立て下さい。
テーマは塾生さんの状態を観察して決めますので、クラスで異なることもあります。

3<講座日>
◆Aクラス(金)
<2013年>
5月10日 6月7日 7月12日 8月9日
9月13日 10月11日 11月8日 12月13日
<2014年>
1月10日 2月7日 3月7日 4月11日

◆Bクラス(土)
<2013年>
5月11日 6月8日 7月13日 8月10日
9月14日 10月12日 11月9日 12月14日
<2014年>
1月11日 2月8日 3月8日 4月12日

◆Cクラス(日)
<2013年>
5月12日 6月9日 7月14日 8月11日
9月15日 10月13日 11月10日 12月15日
<2014年>
1月12日 2月9日 3月9日 4月13日

4<修了式>
2014年4月29日(火)の予定

5<定員>
各クラス8名

6<受講資格>
・むそう塾の幸せコース修了者(修了予定者を含む)
・幸せコースとのダブル受講も可能(これからパスポート取得を目指す者を含む)
・再受講/再々受講も可能

7<受講費>
600,000円+消費税
【振込期間】 2013年1月22日(火)〜1月31日(木)
【キャンセル料】
・入金前:0%
・2013年1月22日〜3月31日迄:受講費の20%
・2013年4月1日以降:受講費の100%
(ご返金に伴う振込手数料はいただきません)

8<ご予約>
こちらのご予約フォームから


*   *   *

<お問い合わせ>
こちらのお問い合わせフォームから

以上

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カテゴリー: 講座のご案内・連絡事項 | コメントする

菜の花の季節 そして車麩すき焼き煮

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今「何が食べたい?」と聞かれたら間違いなく「菜の花の芥子浸け」と答えます。
まだ野に咲いているかのように鮮やかさを保ったまま料理された美しさ。
口に含むとじゅわ〜っと滲み出る浸け地の美味しさ。
これがたまりません♡
まさに体が求めているーって感じます。

ところで中川さんのブログで菜の花を検索していたら、「車麩すき焼き煮」というのがありました。
私がまだ食べていないお料理です。
どんなお味なのでしょうか?

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カテゴリー: 食べ物あれこれ | 2件のコメント

「第67回 むそう塾 愛クラス」が終わりました

昨日は「第67回 むそう塾 愛クラス」を開催しました。
今年最初の愛クラスです。
ご参加くださった皆さんの内訳は、埼玉1名・千葉1名・東京1名・神奈川1名・石川1名・愛知2名・滋賀1名・大阪2名・兵庫1名でした。

今回嬉しかったのは幸せコースに在籍中のSさんのお母様がご参加くださったことです。
お嬢様がとても痩せたことを心配されたお母様が、マクロビオティックを怪訝に思われていたけれど、水曜日に「なかがわ」に来られて福ZENの美味しさを知り、怪しいところではなさそうだ(笑)と安心されてからのご参加でした。
親の子供に対する愛情がよく感じられて、自己紹介の時に心で何度も頷いていた私です。

それから今回は食物アレルギーのお子さんをお持ちの方やアトピーの人がいらして、皮膚にトラブルを抱えるかたが多かったです。
アナフィラキシーの場合は別に論じなければなりませんが、腸を改善することによって多くの皮膚症状が好転していく現実をみると、腸を整えることの重要さを痛感します。
まずは玄米ご飯を皮切りにして、しっかりと腸の改善に取り組んでみてください。
お顔を眺めるより便を眺めること。
これが素肌美人になる近道です。

また再受講のかたが4名いらして、それぞれのかたが原点を大切にされていることが伝わって来て嬉しかったです。
1名のかたは来年の幸せコースをご希望なのですが、他の3名のかたは幸せコースと上級幸せコースでお料理を学ぶうちに、玄米ご飯の炊き方にすべての陰陽が集約されていることの凄さを感じて新たなお気持ちで受講されておりました。
その皆さんの真摯な態度と成長を眩しく感じたことでした。

たった一日だけではまだまだむそう塾の奥深さは感じていただけないかも知れませんが、そのたった一日のご縁を活かすも殺すもあなた次第です。
私も中川さんも力のすべてを投入してアドバイスをさせていただきますので、どうぞあなたの人生が実り多いものになるよう、共通の目的である玄米ご飯に向かって短期決戦で挑んでください。

そして出来ればTwitterを始めてみてください。
孤立しがちな玄米炊飯やマクロビオティックにおいて、同じ目的もつ仲間と語り合えるのはとても励みになりますし、暮らしに彩りが添えられます。
タイムリーにむそう塾とつながれるツールでもありますので、ぜひご活用くださいませ。

では、玄米投稿をお待ちしています!

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(福ZEN)

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(真剣な授業風景)

 


カテゴリー: むそう塾の雰囲気(塾生の体験談を含む) | 8件のコメント

マクロビオティックの子育て マクロ美風の場合

連日似たような内容の記事で恐れ入ります。
少しでも疑問の解決にヒントになることがあるならと思って書いております。
ただ、短い文章で伝えるのは難しく、正確性に欠ける場合があったり、読んでくださった方の受けとめ方に差があったりで、正確にお伝えしたい私としてはこのように連続記事になってしまうことをお許しください。

マクロビオティックを実践していると、牛乳や砂糖については厳格に対応して子育てをしたくなるのですが、子供はいずれ社会に出て行きます。
いつまでも純粋培養できません。
息子が赤ちゃんのときに私はまだマクロビオティックを知らなかったのですが、元々食べ物のセレクトは厳しかったので、体に悪いものは取り込みたくないという路線で選んでいました。
子供が少し成長してからマクロビオティックを知って、いくつか変更する商品は出て来ましたが、それでも大枠の考え方は揺らぎませんでした。
私が子育てをするにあたって、マクロビオティックを知ってからも貫いた方法は次のようなものです。

【家では私が良いと思ったもの以外は使わない・買わない・置かない。】
これは夫婦間で一致しておかないと、私の目から見て「う〜ん・・」というような物を夫が好んでいたりするので、子供が小さい時には協力してもらいました。
たとえばコーヒーやお菓子。

【テレビで宣伝している食べ物は買わない】
主に新商品がCMに登場するので、経験的に安全が確認されている食べ物を優先するようにとの趣旨からです。
そもそもそんなにテレビは見せていなかったので、CMの影響も少なかったのですが。

【外で食べるときには好きな物を食べても良い】
アトピーのひどい息子にはこれはかなり勇気のいることでしたが、お食事は気持ちのよい雰囲気で楽しむことがとても大事なので、普通の人と同じような物が食べられる満足感を優先しました。
もちろん食べたあとで痒くなる食べ物もありましたが、それはそれで一つの経験として受け止めることにしました。
そのかわり家ではちゃんと体に合った食べ物で修正しておきます。
このスタイルは今も一家で変わることなく守っています。
外は楽しむところ、家は修復するところみたいな使い分けが定着しているのが面白いです。

とはいってもいつも家での食事が楽しくないというのではありません。
体の要求にしたがって食べようねというだけで、それ以上の縛りはないので自由にリクエストが出てきます。
時には息子がステーキ!なんていったりしますが、そんな時には質の良いお肉でヘルシーな料理方法で焼いてあげます。
もちろん毒消しの野菜はたっぷり食べます。
私と夫はお魚で息子はお肉という献立もあります。
そんな時には白米にしてあげます。
どこよりも美味しい白米ご飯を炊いて、喜ぶ笑顔を見るのが好きです。

こんなふうに外と内の区別を設けるだけで、案外と窮屈なマクロビオティックではなく、むしろ自分の体のことを自分で考えるようになって良かったと思います。
押しつけだと自分で選択する目が育たないのでね。
ですから家の冷蔵庫には牛乳も清涼飲料水も入っていません。
もちろんアイスクリームも入っていません。
冷凍庫にあるのは米糠とか切り干し大根とかお餅とかで、普通の家庭とは大違いです。

今は息子も大きくなったので、夫は大好きなコーヒーを家で飲むようになりました。
そういえばこんな話がありました。
私の尊敬する友人の子育て時期の笑えない話なのですが、長男をしっかり理想通りに育てて成績も優秀で礼儀正しく、さすがだなぁと感心していた時のこと。
お子さんが中学生の時でした。
ベッドの下が引き出しになっていて、そこを開けたらコーラの空き缶がゴロゴロ出てきて、母親はヘナヘナとそこに座り込んだというのです。
小さい時から厳しく制限されていたコーラを彼は飲んでみたかったのでしょう。
中学生というのはそんな時期です。

またマクロビオティックの指導者でご存知の山村慎一郎先生がおっしゃっていた話ですが、当時自然食品店を経営されていて、お客さんに「牛乳はいけないよ」「お肉も良くないよ」なんて食事指導しているのに、奥の台所から息子さんがベーコンを焼く匂いが漂ってきて冷や汗をかいたそうです。
さらには先生の隣でお客さんが見ているのに牛乳を大きなパックごとゴクゴク飲んでみせたりして、それまで厳格なマクロビオティックで育てられたことへの反抗をされたというのです。
またお嬢さんが食べたらしいチョコレートの包み紙がゴミ箱に捨ててあったりして、先生の胸中は複雑そのものだったと話しておられました。

子供ってそんなものです。
制限するとよけいに興味をもつのです。
ですから体にとって何が負担になって何が有益なのかを知らせてあげる程度にしておいて、選択は自分にさせるというのが一番無理のない方法だと思います。
しかし子供が小さいうちはまだ判断力がありませんから、そんな時には環境づくりをします。
見るもの触れるものすべてを安全なものにしておき、できるだけ有害なものから距離をおくような環境にしておくことが大事だと思います。
そうしていても成長するにしたがって、だんだんと毒されていくのです。
でもそれは嘆くことではなく、そうして色々な免疫を身につけながら大人になって行くのだと思いましょう。

子供を管理するのではなく、自分で判断できるように育てること。
これが一番親としてしなければいけないことではないかと思います。
そうして最終的には少々の毒にも打ち勝てる強さを肉体的にも精神的にも備えた大人になってくれたらまずまず一安心といったところでしょうか。
子育ての時期は長いようでも短いです。
その間に特に母親は社会音痴になることなく、いつも最新情報をキャッチできるアンテナを張っておき、自分を磨いておきましょう。
そうして子離れができて、自分の人生を最高の充実感とともに生きましょう。

子供への最高の贈り物。
それは親の生き様を見せることです。
悲しくても嬉しくても困ったときでも、いつでも生の生き方を見せてやること。
その生きる吐息を感じながら子供は人格形成をして行くのです。
堂々と王道を歩む生き方を伝えてやりたいといつも思いながら、私も夫も歩んできました。
お金は残せないけれど、最高の背中は残してやりたいと思い続けてきょうも頑張ります。
皆さんも後悔のない人生を!

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マクロビオティックを離れて牛乳や白砂糖などを考えてみると

毎日ちょっとした時間を盗むように記事を書いているので、一気にまとまった記事に出来なくてすみません。
「マクロビオティックと子供の食事」
「マクロビオティックと白砂糖・てんさい糖などの甘味料について」
上の2本の記事の続きとして今日も書かせていただきます。

先の記事では牛乳や甘味料をマクロビオティックの陰陽で考えました。
ではもっと砕けて一般的にはどうなのかとマクロビオティックの外に目を転じてみましょう。
たとえば牛乳ですが、最近では牛乳の問題点が公にされるチャンスも増えて、一般の人でも牛乳に距離をおく人も増えました。
でもまだまだ学校給食時代から刷り込まれたものは頑固に食生活を支配しています。
そして相変わらず無頓着な人が圧倒的です。

たとえば中川さん。
中川さんはお母さんが出産後病気になってしまったため、母乳は一切飲まされておらず粉ミルクで育ったそうです。
そして小学生のころ、牛乳が飲めない人の分も飲んでいたりして相当牛乳が入っていたようです。

私はといえば、北海道の十勝でまさに牛乳を生産している家で育ちました。
しかし母は子供たちに牛乳を飲ませませんでした。
自分が美味しく感じないからという理由で。
ところが私が小学校高学年の頃、学校の教室を会場として牛乳を使った料理講習が町の主導で行われ、その後我が家が会場となって「生活改良普及員」の指導のもと、様々な料理講習が行われました。
当然牛乳料理もあったのですが、母はやはり積極的に牛乳料理は作りませんでした。

ところが母の父は毎日一升(1800cc)の牛乳を飲み、顔の色艶も良く元気にお店を経営して95歳まで現役で働いていました。
その牛乳は毎日私が届けていたのです。
私が中学生の時、学校給食なるものが始まって脱脂粉乳とパンが提供されるようになりました。
日本食の欧米化はついにこんな片田舎にも及び始めたのです。
しかし私は母の手料理の味が好きで、高校生の時から一人暮らしを始めてもずっと乳製品とは無縁の食事をしていました。

それでも私はアトピーで苦しみ、祖父は牛乳の弊害もなく、中川さんはアトピーとは無縁の人生を送っています。
牛乳は牛の血液理論からいうと人間に牛乳が不要なのは理解できます。
そして牛乳の中に溶け出る様々な避けたい成分も納得できます。
でも、個人差によってそれが体に及ぼす影響には相当ひらきがあるのが現実です。
その個人差を抜きにして頭だけで考えると、子供の場合つらい場面になることがあります。
子供の人格形成の大事な時期には、食べ物を食べ物としてだけとらえるのではなく、社会性の一面としてもとらえた方が良いと私は思います。

うちの息子は重度のアトピーでした。
血液検査をすると22種類の検査項目のうち20種類が陽性反応で食べるものがない状態でした。
今は多くのものが食べられるようになりましたのでホッとしています。
でも牛乳はずっと飲んでいません。
本人がいやだというので、学校給食でも残していました。
本能で食べ物を求めているのがよく判るのですが、度胸のなさもわかって面白いです。

次に白砂糖ですが、白砂糖の弊害は私が40年前から知っていたのに、浅はかなドジをしたことがありました。
白いのが悪いので白いパン・白砂糖などは避けるという思考回路だったため、三温糖は良いと思っていたのです。
しかし良く調べると三温糖でも着色した製品があることを知ったのはそれから1年後でした。
三温糖に使われるカラメル色素の製造方法が化学合成ならかなり危険なのです。
それからきび砂糖を使ったり様々な変遷を経てマクロビオティックにたどり着いたら、お砂糖の問題は一挙に解決しました。
大いに納得の解決でした。

しかし世の中のほとんどがまだまだ白砂糖や甘味料の弊害を知りません。
私はこの砂糖とのつき合い方を丁寧に根気よく伝えて行きたいと思っています。
あ〜、今日もこれで時間になってしまいました。
ではこの辺で。

 
 

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