お弁当の100日間連続投稿を達成した未佳さん 尊い一歩です

2015年8月15日、塾生の“未佳”さんは大きな目標を達成しました。
お弁当投稿を100日間続けるというものです。
むそう塾の名物レッスン「お弁当投稿」は、京料理人中川善博から直接お弁当へのアドバイスがもらえるもので、何年も休むことなく続いている凄い内容です。

何が凄いかというと、そのレッスン内容のレベルの高さもありますが、それについて行く塾生さんの頑張りも相当なものだからです。
未佳さんはむそう塾の上級幸せコースに在籍中ですが、以前はお料理が苦手でお弁当を作るなんて無縁だと思っていたほどです。

でも、一念発起してお弁当投稿を始め、ついには100日間投稿し続けたのです。
この100日間連続というのは、強い意志をもっていないと達成できません。
その間のことも含めて、未佳さんが100点投稿の記事に寄せてくださったコメントが素晴らしい文章なので、ブログの方でも取り上げておきたいと思い、転載します。
未佳さんは文章力がありますねぇ。

*   *   *

<京料理人指導の陰陽お弁当800 未佳さん 2017.8.15>

【京料理のプロが個人指導するマクロビオティックの陰陽を考えたお弁当 800#musobento に寄せられた未佳さんのコメント

美風さん、記事にしていただき ありがとうございます。

本当に、忘れられない一日になりました。

お弁当投稿を始めたときも、百連投稿を目指すことになったときも、「自分なんかが」「本当に出来るのかな」と不安いっぱいでした。

しかし、「エイヤっと一歩踏み出す」ことを繰り返していたら、こんなところまで来られました。

勇気を出して 踏み出してみることで、頭で思っていたよりも体が動いたり、周りの方に喜んでもらえたり 応援までしていただけたり。果ては自分が誰かの環境になるなんて と、たくさんの驚き、喜びが起こりました。

また、ここで言葉にしておきたいことがあります。

百連投稿のために、毎日お弁当を食べてくれて応援してくれる夫をはじめ、出掛けた先では家族や友人にも協力してもらいました。

いちばん側で応援してくれて、励ましてくれる夫の存在が無ければ、続けられていません。

毎日ドタバタ、たまにイライラもしてしまう私をひとつも否定せずに、「誇らしい。この挑戦はメリットしかない」と言ってくれる夫に感謝しきりです。

また、自分の挑戦について 知らない人に話して、協力まで願い出ることは、これまでの「否定されたくない」「波風を起こしたくない」という自分には、たとえ家族が相手でも、むしろ近しい間柄だからこそ、恥ずかしくて出来ないことでした。

もちろん迷惑をかけた部分もあると思いますが、皆が協力してくれ、「自分がやりたいことを、相手のことも考えながら、できるだけ気持ちよく伝える」という勉強になりました。

いつもと違う環境でお料理や自分の姿を見つめ直したり、お料理についての話が自然と弾んだりし、新たな経験がたくさん出来ることも、嬉しく思いました。

この感謝を忘れないようにしていきます。

中川さんにはいつも温かく力強いご指導をいただき、お料理の深く広い世界はもちろん、「感謝すること」「ご機嫌でいること」の大切さを心から教えていただいています。

美風さんに「失敗からが始まり」と教えていただいているお陰で、たくさんの世界が広がりました。

麗可ちゃんには、「できるまで諦めずにやる」「今その時を一生懸命に」と声掛けをいただいて、実際にその姿を見せてもらうことで、パワーをいただいています。

むそう塾の凄さ、ありがたさを改めて感じています。

本当に、ありがとうございます。

キリ番に当たると想像していなかったので、思わず小躍りしました!ありがとうございます。

明日のお講座も、とても楽しみです!

昨年見送ったのを残念に思っていましたが、いまの自分だからこそ存分に学べるという気持ちで、心待ちにしています。

よろしくお願いいたします!

*   *   *

いかがでしたか?
100日間続けるには、こんなにも裏で頑張っていたのです。
一歩踏み出したところ、次々と動きが起こり、思わぬ展開もあったりして、すごく忙しかったと思います。
昼間は立派にお仕事をされているわけですから、帰宅してからの時間も慌ただしかったと思います。

でも、ご主人様のお言葉が嬉しいですね。
毎日ドタバタ、たまにイライラもしてしまう私をひとつも否定せずに、「誇らしい。この挑戦はメリットしかない」と言ってくれる夫に感謝しきりです。
素晴らしいご主人様だなぁと感動しました。

未佳さんの挑戦は、周りの人を動かし、さらに周りの人の良い環境になったのです。
頑張っている人からは良いエネルギーをもらえますが、未佳さんはまさにそういうエネルギーを発する人になれたのです。
そして未佳さんご自身が、自分が作った環境によって、ブーメランのようにまた良い環境を効果を受けられるのです。
何と素晴らしいことでしょうか。

周りの環境が悪いとか、自分は運が悪いとか嘆く人が世の中にはいますが、多くの人は努力をしないでそのようなことを口にします。
そうではなく、まずは自分が動き出すことをしましょう。

マクロビオティックでは陰陽で物事を考えますが、未佳さんの行動は陽性な行動になります。
ですから、風が動いても当然です。
未佳さんの次の文章からもそれが確認できますね。
勇気を出して 踏み出してみることで、頭で思っていたよりも体が動いたり、周りの方に喜んでもらえたり 応援までしていただけたり。果ては自分が誰かの環境になるなんて と、たくさんの驚き、喜びが起こりました。

これから未佳さんは、どんどん変化していかれることでしょう。
その変化の糸口をご自分で切り拓いたのです。
おめでとう、未佳さん。
私はあなたのことを素直に尊敬します。

*   *   *

100点連続投稿達成日の翌日も、講座の前にお弁当を作って教室に持参しました。
出来上がりのお味を中川さんに確認してもらう未佳さん。
ハラハラ。

 
 

OKをもらってホッとする未佳さん。
泣きそうです。

 
 

持参されたお弁当は100点でした。

 
 

次は糠床ですが、糠床もOKで大喜び!
中川さんも嬉しそうです。

 
 

ご褒美に中川さんから“む”の字の入ったTシャツと、OBENTERSのスタンプと、むそう塾のバンダナをプレゼントされました。

 
 

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人は「できる」とか「したい」と思う分だけ実現できる

先に「カーネル・サンダース」の本をご紹介しましたが、大人向けには「カーネル・サンダースの教え」も学びになります。
自己啓発的な内容ですが、私には「まだまだ頑張れるよ」とお尻を叩いてもらえるような内容です。

そういえば、むそう塾を始めたのは私が59歳の時だったし、むそう塾の塾長として日夜頑張ってくれている中川さんは、今年59歳だから、ちょうど私の再スタートの年齢に達したわけです。
(いいなぁ、お若くて)

カーネル・サンダースが60歳で無一文になって、65歳で再起を果たしたといっても、きっと中川さんならそうするだろうなぁと思えるので、案外中川さんは身近なカーネル・サンダースなのかも知れません。
体型も似ているし(笑)

どうやら、このカーネル・サンダースは陽性タイプのようで、お母さんも陽性だなぁと思えるところが多々あります。
そうでなければ、乳飲み子や幼い子供3人を残して住み込みで働きになんか出られません。

カーネル・サンダースは90歳まで生きたそうですが、短気で完全主義者だったとこの本には書かれています。
でも、味に徹底してこだわる中川さんを見ていると、それは完全主義者という表現ではなく、当然なことだと思えるのです。
むしろ職人気質かなと思います。

また、一種の責任とでも言いましょうか。
味を伝える者として、そのとおりに再現できるように工夫を凝らしているのは、カーネル・サンダースも中川さんも同じです。
だって、同じレシピでも作り手によって、どんどん味が変わってしまうのですから。
そのことを熟知しているからこそ、完全なる再現を求めるのは、完全主義者とは言わないと思うのでした。

*   *   *

以下、本からの抜粋です。

【カーネル・サンダースが11歳の夏に実践したビジネス哲学。】
・できることはすべてやれ。
・やるなら最善をつくせ。

【カーネル・サンダースが所属したロータリークラブのモットー。】
・最も奉仕する者が最大の利益を得る。
・我が身の前に他人に奉仕せよ。

【人が何か事業を行おうとする際のチェックリスト。】
(一つでもノーがあると自分が手がけるビジネスではないと判断する。)
1 嘘偽りはないか?
2 関与するすべての人に公正か?
3 信用と信頼を築けるか?
4 関与するすべての人に利益があるか?

【最後に私が気に入ったカーネルの言葉】
・人は60や65になると人生これで終わりと思うものじゃ。しかしその人の年齢は、自分が感じた年、思い込んだ年で決まるもんじゃ。年がいくつであろうと、やれる仕事はたくさんあるさ。
・安易な道は効率的だし時間もかからない。困難な道は骨が折れるし時間もかかる。しかし時計の針が進むに従って、容易だった道が困難になり、困難だった道が容易になるものじゃ。
・ワシには指針にしていた教訓がある。人は「できる」とか「したい」と思う分だけ実現できるもんじゃ。

特に最後の【人は「できる」とか「したい」と思う分だけ実現できる】というところがいいですねぇ。

 
 

 
 

書名:「カーネル・サンダースの教え
出版:朝日新聞出版

 
 

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「カーネル・サンダース」 食べ物で人を幸せにしたい

ケンタッキーフライドチキンでお馴染みのカーネル・サンダース。
彼は世界各国の味をチェックするために世界中を周ったそうだが、日本の店舗が一番良い味を保っていたそうだ。
その理由はわかる気がする。
日本人の繊細さや器用さや勤勉さが影響しているのは当然だと思うから。

「いい味だ。私が伝えたとおりの調理法で、おいしくでき上がっているね。」
「日本の人たちは一生懸命働くから、味もいいし、店の数も増えていく。私はまじめに働く人が大好きなんだ!」

 
 

 
 

書名:「カーネル・サンダース」
発行:株式会社学研プラス

 
 

 
 

(何だかこのイラストは、7歳の少年にしては大人びて見えるけど 笑)

 
 

60歳で無一文になり、同時に妻から離婚を言い出され、まさにどん底に落ちたカーネル・サンダースのそれ以降の人生は、「食べ物で人を幸せにしたい」に徹していた。

「始めるのは、いつからでもおそくはない。人は何かを『したい』と思ったときから、何でも始められるのだ。」

カーネル・サンダースが5歳で父を失い、母もほとんど不在の中、全力で生き続けた人生は、多くの人の胸を打つだろう。
特に7歳の時に初めて焼いたパンが、大人たちから大絶賛された経験は、今の子供たちにも経験の大切さを教えてくれる。
子供向けの本ではあるが、大人が読んでも勇気をもらえる。

 
 

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「玄米の炊き方秘伝(愛クラス)」に1席の空きが出ました

満席になっておりました8月18日(金)開催予定の「玄米の炊き方秘伝(愛クラス)」ですが、1席の空きが出ました。
受講ご希望の方は、下記の記事よりお申し込みください。

「第111回 玄米の炊き方秘伝(愛クラス)」開催のご案内

これからしばらくの間は、一年中で一番玄米の炊き方が難しくなります。
今まではそこそこ炊けていた人でも、新米が穫れるころになると、急に炊き上がりに変化が出てきます。
腕のせいでもお鍋のせいでもありません。
お米のせいなのです。

お米はちゃんと季節の変化を感じ取って、次世代に命をバトンタッチできたことを確認して、自分の役目の終わりを感じ取るからです。
そのことを炊き手が感じ取れるかどうかがネックです。
感じ取れたら、炊き方に微調整が必要になります。

むそう塾でお伝えしている玄米の炊き方は、お米の品質や食べる人の陰陽によって微妙に炊き方を変えています。
常に最高の美味しさと、体の負担にならない玄米ご飯を炊き上げるために、「そこまで考えるのか!」という炊き方をしています。

これから初めて玄米ご飯を召し上がりたい方、すでにパスポートを取得しているけれど、最近の玄米ご飯がイマイチという方は、このチャンスを活かしてください。
お鍋の入荷の都合で、9月の愛クラスは開催されません。
9月以降もどのようになるかは、お鍋の関係で見通しがたっていません。
したがって、この1つの席はとても貴重なものになります。
真摯に玄米ご飯を求めておられる方にご縁がありますように。

なお、むそう塾は素人さんにお料理をお教えする教室なので、飲食店関係・お料理教室関係・セミナー関係の方のご参加はご遠慮いただいております。
こちらの注意点を必ずお読みいただいて、どうぞご理解いただけますように。

 
 

 
 

(中川式玄米ご飯 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

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ブログでマクロビオティックを発信し続けて13年目に入りました

私がブログを書き始めたのは、2005年8月15日でした。
その日からほぼ毎日更新し続けて12年の歳月が過ぎました。
これから13年目に突入するこのブログは、もう私の細胞の一部のような気がします。

ブログを書き始めてからの私は、ドドドーっと忙しい日々になりました。
それまでにしていたマクロビオティックを、全国各地の人と語り合うために、まさに東奔西走の日々が始まったからです。
そんな中で、お互いのブログがご縁で京都の中川善博さんと知り合い、さらに2008年には「むそう塾」まで始めることになって、まるで無から有が生まれたように感じたものです。

「石の上にも三年」と言いますが、まさにブログを始めてから3年で目に見える形の「むそう塾」が出来たときには、ブログの力を感じたものです。
一文字一文字に込めた気持ちは、ブログを通じて多くの皆様と心を通わせることができ、今なお「むそう塾」が塾生さんと熱い想いを共有していられるのは、すべてブログのおかげです。

今はブログの他にTwitterやFacebook、それにInstagramなども手がけ、12年前より発信の手段が多くなってきましたが、一番好きなのはやはりブログです。
このブログのアーカイブをプルダウンして行くと、12年間の想いがビッシリ詰まっていて感慨深くなります。

2012年11月1日にはむそう塾のサイトが完成し、その中に入れ子形式で中川さんのブログと私のブログが仲良く並ぶことになりました。
むそう塾のサイトは、インターネット上に家を建てることをイメージしました。
そして、その家にはお父さんとお母さんがいて、いつでも帰れる茶の間の役割を果たしたいと思ったのです。

私はgooブログから、中川さんはExciteブログからWordPressに移行して、ずいぶん過去記事のレイアウトが乱れてしまったのが一番の心残りですが、それでもこうして12年間ブログを書き続けて来れたことがありがたいです。
そして、記事を読んでくださる方々に心から感謝しています。

過去記事をプリントアウトしてファイル化してくださった人、アンダーラインまで引いて一字一句を丁寧に読み込んでくださった人、気になる記事を携帯電話からすぐ読めるようにアイコンまで作って保存してくださった人、Excelで動画一覧を作ってくださった人などがいらして、本当に頭が下がります。

これからも、ブログがつないでくれるご縁に感謝しながら、魂の触れ合う生き方を実践して、正直な記事を書き続けて行きます。
ほんまもんを発信するブログとして。

 
 

 
 

(獅子唐と小茄子の揚げ浸し 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

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