風邪をひいてしまった場合の対処法 内海聡医師のXより

内海聡医師が風邪にかかってしまった場合の対処法を、X(旧Twitter)に投稿されていました。
むそう塾でも同じような指導ですし、マクロビオティックのお手当も併用していますので、とても納得できると思います。

ここで注目すべきは食べ物です。
このブログを見てくださる人は、「風邪を引いたら食べない」というのは常識になっていることでしょう。
でも、治りかけのときに何を食べるかは、結構バラつきがあると思います。
そこのところが詳しく書かれていますので、ぜひお読みください。

ここが重要ですね。
—-回復期になると食欲が出てきますから、直接糖を避け揚げ物や植物油を避け野菜を避けてください。野菜が意外と思う人がいるかもしれませんが、もともと野菜が消化に悪いのは常識的なことです。淡泊な肉のおかゆや魚などのおかゆでミネラルは多めにして、場合によっては生薬やハーブを入れるのもいいでしょう。—

 
 

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下記にご紹介しておきます。

 
 

内海聡医師のXより>

最近風邪感冒や胃腸炎みたいなのが流行っているそうです。昔から風邪や感冒や胃腸炎になった時はいろいろな方法がありました。しかし最近の大人はこんなことも知らないで病院に行くのでお話になりませんね。風邪薬や対症療法薬がダメという話はこの記事ではもうしないで、そちらは調べてもらうとして具体的になってしまった時、どうするかを考えてみましょう。

また症状についても認識を改めることが必要で、発熱、吐き気、下痢、じんましん、頭痛など、治すために出ているモノであり消してはいけないものだと考えられなければ、方法論を考えても意味ありません。 一言で表現するなら「食うな、動くな、寝てろ」になるのですが、これだと不安に思う人もいるようですね。不安=学んでないだけなのでクレクレといえばそれまでですが、もう少し詳しく書いてみます。

まずこのような感染症になった時重要なのは食べないことです。動物もそうしますが食べることは体に負担にもなります。食べていない時に体は免疫を高め酵素を活用し治そうとします。病院で胃腸炎の時に絶食にするのも理屈は同じです。ただしここで重要なのは水とミネラルはしっかり摂ることを勧めたいということです。 老人でも子どもでもそうですが、感染症の時に困るのは脱水とミネラル不足、それに続発する意識障害などです。

よってしっかり温まりながら水とミネラル(具体的には天然塩)をとって様子を見るのが一番良い。梅干し、レモン、生姜、味噌などをうまく使うのもありです。解熱薬は体温が42度に達するまでは使う必要はありません。咳止めや吐き気止めや下痢止めはもちろん悪くなったり治癒期間が延長するので、吐くときは吐く、下痢はしっかり出して、その分の水分やミネラルを補充するのが重要です。

この治癒期間を短くしたいときは自然療法、栄養療法、ホメオパシー、漢方などをうまく使えばよいでしょう。どれがいいとか言えるものではありませんが、スギナ茶、ビタミンC、レメディ、漢方などどれも治癒力を助けるものです。これが治すのではないということがポイントであり、治療家でも代替療法をやればよいなどという人は皆嘘つきなので注意しましょう。

お風呂については私は勧めませんので、汗をかいてもしっかり汗を出し切り汚いとか考えないのも重要です。 回復期になると食欲が出てきますから、直接糖を避け揚げ物や植物油を避け野菜を避けてください。野菜が意外と思う人がいるかもしれませんが、もともと野菜が消化に悪いのは常識的なことです。淡泊な肉のおかゆや魚などのおかゆでミネラルは多めにして、場合によっては生薬やハーブを入れるのもいいでしょう。

回復期をすぎたら雑食で偏った食事をせず栄養豊富なものを食べてください。また、こういう感染症になるのがいいことだという嘘を言っている人がいますけど、本来は感染症にならないのがいいのであり、なっている段階で身体に悪いことと日々の食事が間違っていることを自覚してください。 最後にどのタイミングで西洋医学を使うのかをご紹介します。一番は意識障害がみられるときでこれは脱水の危険があります。

また長引いて痰などが変調し呼吸障害が出てきたときは、当然肺炎などの可能性があるので病院に行っていいでしょう。あとは吐下血などがある時ももちろん病院に行っていいですし、急に途中で腹痛が強くなったり、便などが逆に出なくなっているとき(腸閉塞など別の要因の可能性がある)も病院を利用するのは構いません。西洋医学の利点は救急であり重症時の対症療法であることを忘れないようにしましょう。
午前8:17 · 2024年7月24日

 
 

(参鶏湯スープ 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

風邪かな?と思ったとき、病み上がりのとき、そんなときにはこのスープが凄く効果があります。
むそう塾生の皆さんは、いつもこれを冷凍庫に保存していて、温めればすぐ飲めるように常備しています。
こういうのがあると心強いですね。

 
 

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新しいお味噌汁が美味しかった! お味噌汁講座より

昨日は「陰陽別お出汁の取り方と味噌汁大全講座」を開催しました。
久しぶりのこの講座ですが、今回はちょっと変化して、新しいお味噌汁が登場しました。
授業の様子はこちらから)

 
 

(さつまいもと豚肉のお味噌汁 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

私も試食させてもらったのですが、「美味しい!」と思わず口にしてしまうほど。
もともと相性の良い食材同士ですが、その料理方法が「エッ?」という感じで、さすが中川さんらしいと唸りました。
早速私も日常的にこの方法を採用しようと思ったほどです。

陰陽を考えて作ると、素材の美味しさが限界まで引き出されて、こうなるんだなぁというお味で、ますます陰陽の面白さを感じた日でもありました。

 
 

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室内温度と糠床の温度の違いは発酵熱 沖縄の面白い風習

北海道生まれ、北海道育ちの私は、この梅雨の季節がとても苦手です。
でも、稲のために我慢する日々です(笑)
しかし、発酵のことを知るようになると、日本が世界で一番発酵食品が多いのは、この梅雨のおかげでもあることに想いが至るようになりましたけどね。

そして、まさに日本人を守ってくれているのは、この発酵食品だったのですが、近年はその発酵食品を摂っている人がとても少なくなりました。
とはいっても、お味噌汁やお醤油を日常的に摂っているから大丈夫と思われるかもしれません。
しかし、それは本物のお味噌やお醤油ならば、という限定付きです。
今やスーパーには安いだけの商品が並んでいるので、購入するときは要注意です。

お味噌やお醤油は本物を購入することはできますが、本物の糠漬けはまわりにそれを売っている人がいなければ購入できません。
6月からはHACCP(ハサップ)対応が求められており、今まで購入できた「道の駅」への出品も激減しています。
ですから、自分で漬物を漬けられる環境を整えるのは、健康に関してとても重要なことなのです。

 
 

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むそう塾では「幸せコース」の最初に、糠漬けの漬け方をお教えしますが、糠床をキープできるのはごく僅かです。
丁寧に詳しくお教えしているのですが、目の前の糠床の状態を正しく判断できない人が続出なのです。
それほど微生物に馴染みがなかったり、乳酸菌の世界を理解していない人が多いのです。

しかし、昔はもっと微生物と共存した暮らし方をしていました。
各家庭でお味噌を作っていたり、消毒ばかりするのではなく、常在菌と仲良く暮らしていたのです。

そういえば、沖縄の一部には面白い風習があるそうです。
部屋を借りたら、引っ越す1週間前に塩で壁をこすり、お酒で清め、自家製味噌を置いてくるそうなのです。
そうやって自分のまわりの微生物を先に新居に置いてきて、引っ越した時から自分を守ってくれる環境を作るわけですね。
微生物の力を知っている先人の知恵だなと思います。

 
 

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【発酵熱】
ところで、室温が24度でも、糠床の中に手を入れるとホワホワと暖かいことがあります。
そして、フタの裏には水滴がついています。
これは発酵しているために暖かいのですが、この状態を「発酵熱」だと捉えられない人が多いです。
室温が24度だから、糠床も同じ温度になると思い込んでいるからですね。
でも、こういう時には糠床の底の方は30度前後になっていたりします。

こういう時には、大急ぎで糠床をかき混ぜて、早く糠床の温度を下げてあげないと、発酵が暴走してしまいます。
糠床は生き物であることを認識できない人も多く、それゆえに乳酸菌の餌をあげなくちゃという認識を持っていない人も多いです。
これだと失敗しますね。

酸素や餌、そして温度、すべてが発酵に影響するのですが、その辺が難しくてなかなか糠漬けを成功させられない人が多いのです。
でも、条件が満たされれば必ず糠漬けは成功しますので、頑張って挑戦してほしいと思います。
何度でも挑戦しましょう。

あなたを守ってくれるのは微生物ですから、ぜひ日常的に糠漬けのある暮らしを実現しましょう。
そして、あなたが周りの人に糠漬けをあげられる人になってほしいです。

最後に、糠床の状態を把握するために、必ず底の方に茄子を入れておきましょう。
この茄子が下の写真のように漬かっていたら、この糠床はベストな状態です。
時間が経ってもこの色が変わらないのが「瑠璃茄子」と言います。
そんなふうに漬かったら、ぜひ「瑠璃茄子投稿」をしてください。

 
 

(中川式糠漬け 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

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元気が出ない時の食事方法 陰陽を間違わないこと

湿っぽい日が続きますね。
体調を崩している人はいませんか?
熱が出ていなくても、体がだるいと感じる場合は、本調子ではありませんよね。
そんなとき、皆さんは何を召し上がりますか?

マクロビオティックを知っている人なら、元気になりたいからといって陽性のものを摂る人がいるかもしれません。
「元気=陽性」というイメージがあるためですね。

でも、もともと陽性な人が元気でない場合(A)と、もともと陰性な人が元気でない場合(B)とでは、摂るものが違います。
人には色々なタイプがありますから、食べ方も同じでないのは当然なのですが、なまじ陰陽を知ることによって、元気になるためには陽性を摂ればいいのだと思いこんでいる人がいます。
(← これが案外多い)

 
 

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一番近道なのは、体調不良の原因を知ることなのですが、それが思い当たらない場合は陰陽に従います。
A:陽性の人が体調不良 → 陰性食品を摂る。(1日食事を抜くのもよい)
B:陰性の人が体調不良 → 陽性食品を摂る。(1食抜くのもよい)

そもそも、自分は陽性か陰性か分からないという人が時々おられます。
そんな人は、無難な方法として1食抜いてみることですね。2食抜いてもいいです。
そのうちに何かを食べたくなってきますから、その体の声に従います。
ただし、甘いもの以外で従ってみましょう。

 
 

(ラタトゥイユ 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾 上級幸せコースの授業より)

 
 

夏野菜だけを使ったラタトゥイユは、陽性さんも陰性さんもどちらでも召し上がれます。
夏野菜は陰性ですが、作り方に陽性さが加わるからです。

 
 

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「家事アドバイス」 惚れ惚れする家具が到着しました

家事アドバイスを続けていた94-4さんが、以前オーダーされていた家具が納品されました。
早速お写真を送ってくださいました。

 
 

椅子の張り地は、カーテンの色と合わせてオーダーしました。
やさしい色合いに、うっとり眺め続けてしまうほど素敵です。
大きめの背もたれと、やさしいカーブがなんとも心地よい曲線なのです。
私は、背もたれのカーブを見ただけで、座りやすい椅子かどうかすぐ判断できますが、この椅子はまさにその典型的な例でした。


KASHIWA シリーズ SEN セン

 
 

そして、座面のこの曲線が、これまたお尻を包み込むカーブで、心地よいのです。
長時間座っていても疲れないし、姿勢を変えても包みこんでくれる包容力がある椅子で、本当に惚れ惚れします。
テーブルもフルオーダーで、天板のカーブも希望どおりに綺麗に仕上がっています。
ねむの木も写っていて、素晴らしい空間であることが伝わってきます。

 
 

94-4さんと一緒にショールームに行って、二人共納得して注文した家具が、このように素晴らしい作品となって納入されたことに、私も安堵しました。
そして、責任を果たした思いでいます。
「家事アドバイス」 大阪へ家具選びに リビング・ダイニングセット 2024.6.13

 
 

<94-4さんへ>

素晴らしいLDセットが届いてホッとしましたね。
納得行くまで諦めずに、妥協せずに選ばれて本当によかったと思います。
やはり、カーテンの色に合わせて正解でしたね。
優しくて、柔らかくて、94-4さんにピッタリです。

こうしてテーブルにもお花を飾って、最高の空間を作り上げてくださいました。
活きたお金の使い方をされて、生活の質がググッと変化するのを日々感じ取っておられることでしょう。
これから、オーダーされたカウンターが届きますね。
楽しみがまだまだ続きます。
これからの充実されるであろう日々を、私も心から応援しています。

 
 

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