「読みたいことを、書けばいい。」より 「履歴書の書き方」 

先日読んだ田中泰延さんの「読みたいことを、書けばいい。」の中で、一番気に入ったのが「履歴書の書き方」だ。

私は71歳の今まで、履歴書をこのように書いても良いと思ったことがなかったので、すごくビックリした。
と同時に、私はなんてつまらない発想をしていたのだろうかと思った。
ありきたりな生き方が嫌いな私のはずだったのに。

 
 

 
 

まだ読まれていない人のために、履歴書全体の写真は避けるが、どうしてもこの部分だけはご紹介したいと思った。

自己PRがメチャクチャ気に入った。
こんなに短くてもいいの?

志望動機だって、全然一般の書き方と違っていて、一瞬「えっ?」と思ってしまった。
でも、そのように書いた理由を読むと、大いに納得できた。
相手に訊ねさせることが大事なのだ。

なるほどね〜。
そうだよね〜。
ここまで考えを煮詰めて、言葉を削ぎ落としてもいいのか〜。

何歳になっても人は学べる。
学びたい。

*   *   *

昼間は長時間立ちっぱなしの仕事で、お盆休みもない忙しい日々だけど、帰宅してから田中さんの本を開くと楽しくなってくる。
メールやコメントのお返事を書いていると、いつも日付が変わってしまうけど、そんな時間からでもブログの記事を書こうと思わせてくれる。
発想が面白いからだ。

この本は絶対そばにおいて、毎日触りたいと思う。
そう、触るのだ。
会ったことがないのに、田中さんの発想が気に入ったから、話し相手としてそばにいてほしいのだ。
本を開けば田中さんが何かしら応えてくれる。

触れるのは握手に似ているかもしれない。

*   *   *

田中さん、今日はこんなラーメンを授業で教えたんですよ。
澄んだスープがたまらなく美味しいラーメンです。

(中川式ラーメン 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

それでね、煮豚丼も作ってしまいました。
煮豚の下にあるのは玄米ご飯なんですよ。

(煮豚丼 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

では、おやすみなさいませ。

 
 

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京料理人中川善博のささがきごぼう(動画4本) 黒毛和牛の時雨煮

世間はお盆だというのに、昨日、今日と単発講座を開催していました。
お盆の方が出席しやすいという塾生さんがおられるため、台風が来ても開催したのでした。
今回は新しい単発講座で、「参加型お弁当講座(1)黒毛和牛の時雨煮他」でした。
その中に、サラリと入れておいたパスタが下の写真です。

(独活と和牛のパスタ 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

いや〜、これが最高に美味しかったです!
私の中では、パスタのナンバーワンでしょうか。
なぜこれがトップになったか?
それは、「あること」が決め手です。

最初の試作の段階では思いつかないようなことをして、こんなに美味しいパスタに仕上げてくれました。
こんなパスタが出されるお店があったら、毎日でも通いたくなってしまいます(^^)
でも中川さんは、「私にとってはまかない料理です」と言い切るのですが・・・。
これから受講される皆さんは、どうぞお楽しみに♪

*   *   *

前置きが長くなってしまいましたが、この講座は「黒毛和牛の時雨煮」がメインのお料理でしたから、ささがき牛蒡を作らなくてはなりません。
そのささがき牛蒡を正しく作れない人が多いはずなので、参加型にして皆さんに実習していただくことにしたのでした。
中川さんのデモの様子を短い動画に収めてありますので、復習の参考になさってください。

【ささがきごぼう 1本の場合】2019.8.16

【ささがきごぼう 5本の場合】2019.8.16

【ささがきごぼう 1本 少しゆっくり】2016.7.18

【ささがきごぼう 3本】2016.7.18 必見!

(黒毛和牛の時雨煮 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

(黒毛和牛の時雨煮弁当 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

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お魚特訓の一日

2019年8月14日。
この日は“たくや”さんにとって、一生忘れられない日になったことでしょう。

“たくや”さんとは、大阪府茨木市のお魚屋さんのことですが、その主である白石卓也さんが、むそう塾にお魚に関する技術的なことを習いに来られたのです。

全国のむそう塾生は、たくやさんの丁寧なお仕事のおかげで、自宅でも美味しいお魚料理を作ることができて、日々感謝しているのですが、もっと技術を向上させるために京都までいらしてくれたのでした。

13時半から22時までの8時間、それはそれは濃い時間であり、二人の築いてきた信頼関係に私は静かに感動しておりました。
伝えたことがスッと理解してもらえる気持ちよさに、中川さんは本当に嬉しそうでした。

伝えた内容は、むそう塾の幸せコースや満足コース、そして秘伝コースで伝えた内容と全く同じです。
でも、受け手がプロだと、こんなにもススッと伝わるのだなぁと思いました。
いつも教室では、お魚が苦手という女性に伝えているので、たくやさんの気持ちの良い反応が新鮮でした。

*   *   *

では、ちょっとだけ雰囲気をお伝えしましょう。
まずは鯛をおろします。

 
 

たくやさんが持参された鯛は、コブが3つもあって、美味しいこと間違いなし!

 
 

中川さんがはらぼの骨のすき方を教えています。

 
 

鰹の霜降りを教えています。
仕上がりの美味しさに感動されていました。

 
 

鱧の骨切りです。(動画)

アドバイスを元に改善出来ました。(動画)

他にも烏賊や鯵の用途に応じた切り方を、細かく伝授していました。
お得意さんへの納品のため、ご自分のお店に並べるため。
お寿司用の切り方も教えて、お寿司も作りました。

*   *   *

【一日見ていて感じたこと。】

最初に中川さんはたくやさんが持参された包丁をチェックしていました。
それだけでたくやさんの仕事のしづらさをキャッチして、中川さんの包丁を使ってもらったところ、たくやさんがとても感動して、私がTwitterで度々流した動画の感想が飛び出したのです。

包丁の砥ぎ方はもちろんですが、包丁の形状や重さ、スイートスポットのズレなどが、すべて包丁仕事に影響していて、包丁の深い勉強にもなりました。
中川さんが幸せコースの時から、口を酸っぱくして塾生さんに伝えていることの背景は、こんなところにもあったのかと、新たに感動した私です。

一方たくやさんは、教えてもらった姿勢、包丁の持ち方、鱧のおろし方、切り方などで、体が驚くほど楽になって、疲れない仕事の仕方にビックリされていました。
「これならもっと仕事ができる! 疲れませんね!」「いや〜、寿命が10年伸びました!」と驚かれていました。

中川さんが教室でいつも塾生さんに伝えていたことが、たくやさんはすぐ反応して、その違いを実感してくださったので、中川さんが経験してきたことや、お弟子さんたちに伝えていたことは、貴重な内容だったのだなと私も確認することが出来ました。

*   *   *

最後に鯛茶漬けを食べて、携帯電話のお話を。
たくやさんはAndroidなので、今後の指導のためにiPhoneを買いましょうと話しているところ。
iPhoneでこんなに綺麗に写真が撮れることにビックリされていました。
(写真は中川さんがポートレートで撮りました。)

 
 

たくやさんは本当に気持ちの良い青年です。
目を見ればその人となりが伝わって来ることでしょう。
彼が中川さん仕込みの技術をマスターして、大阪一腕の良いお魚屋さんになってくれることを期待しています。

 
 

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京料理人が教えるすりこ木の回し方(動画) 辛子酢味噌の場合

(蛸と九条ネギのぬた 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

先日幸せコースの授業でお教えした和え物と酢の物ですが、ご自宅で復習された投稿が続々と届いております。
その投稿には、
・酢の物が嫌いな家族が「これなら食べられる!」と食べてくれた
・初めて作ったけど美味しく出来て嬉しかった
・辛子酢味噌がきらいだったけど、これは美味しくて大好きになった
・子供がバクバク食べてくれた
・夫がお代わりしてくれた
・夫が「昨日のやつまた食べたいな」と言ってくれた
というようなご感想が添えてあって、お伝えしてよかったなあと思っています。

先にすり鉢の使い方などの動画をまとめて記事にしてありますが、辛子酢味噌を作るときのすりこ木の動かし方が出来ていない人が多かったので、改めて動画をアップしておきます。
この動画を見ると、むそう塾に通われていない方でも、上手にすりこ木を回せるようになるでしょう。
京料理人 中川善博の動画より へぎ切り・蛸の薄切り・すりこ木の使い方・辛子酢味噌のかけ方 2019.8.11の記事

では、2019.8.11の授業で録画した動画を公開します。

 
 

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荻昌弘・映画解説 「ロッキー」より するかしないかの分かれ道

 
 

田中泰延さんの「読みたいことを、書けばいい。」を読んでいたら、荻昌弘さんの「ロッキー」の映画解説について書かれていた。
もちろん、この映画は観ているけれど、私の中では遠い記憶になっているのと、映画解説にピンと来なかったから、紹介されていた動画を観た。

 
 

ああ、懐かしいなあ。
そういえば、法律の勉強をしていたとき、大学を卒業したばかりの若者が、夜眠くてつらくなったとき、ロッキーのテーマ曲を聴いて頑張るんだと言っていた。
男性と女性の感じ方の違いがあるけれど、男性は特にあの映画から勇気ややる気をもらえたのだろう。

この解説の最後の方(3:11あたり)で、「これは、人生  するか  しないか  というその分かれ道で、する  という方を選んだ、勇気ある人々の物語です。」というのがある。

そう。
する と決めたら する。
ただそれだけなのだ。

 
 

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