胎児期の影響

mixiの日記で、「お母さんが聞いた音楽が胎児に及ぼす影響」についての文章がありました。
それに関しての思い出話を一つ。
           *    *    *    *
これは、NHKのアナウンサーが現役時代に書いた本の中にありました。
もう、30年近く前に読んだから、古いのですが。


同じアナウンサー仲間のお話です。
そのアナウンサーが山形支局に勤務していた頃、奥様が妊娠しました。
行動的な奥様で、地元の方と仲良く接しておられたようです。
無事お子さんが産まれて、間もなく東京へ転勤に。


やがてお子さんは喋るようになるのですが、ナ、ナント!
お子さんの口からは山形弁が!!
??????


職業柄、ご夫婦とも日常会話は標準語。
血縁者に山形の人は誰もいない。
??????


そこで導き出された結論が、「胎児はお腹の中で山形弁を聞いていた」というもの。
何とも微笑ましく、コワイお話ですね。
それにしてもこの赤ちゃん、よっぽど山形の言葉がお気に入りだったんですね?。


 


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折り目正しい

和服の話題が出たので、もう一つ和服にまつまるお話を。
「しつけ」という字には「躾」と「仕付」がありますが、私は「」の方が好きです。
読んで字のごとく、身を美しくするから


身を美しくするって、単に体の表面だけではなく、中からにじみ出て来るものを包含すると思うのね。
「仕草が美しい」というように。
そこで、和服を着て一番感じるのが、この躾け糸のことです。
最後に躾け糸をする部分は、和服で最も目が行きやすくて、仕立ての良し悪しを判断するところでもあるわけです。


そこが崩れないように、出来上がった後にもう一度手を加えておく、その手のかけ方がいいなぁと思います。
ところで、和服は脱いだ後、きちんとお手入れをしなければ、その次に素敵な着物姿にはなれません。
汗を飛ばしたら、折り目に沿ってきちんと畳む必要があります。
そして、そっと「畳紙」(たとうがみ)に入れてからしまうのです。
この一連の作業は、決してバタバタとするものではありません。
静かにそっと、気持ちを集中して、丁寧に扱わなければ、たちどころに形が崩れます。
よく「折り目正しい人」という表現をしますが、着物を畳む時には「折り目正しく」畳まないと、それはそれは無残なことになってしまいます。
ですから、着物姿を見ただけで、その人の性格や日常生活まで見えてしまうんですね?。
恐ろしいことに・・・。
これからお正月や成人式で、和服をお召しになる方もいらっしゃると思います。
アラ探しをするわけではありませんが、お太鼓の真ん中に折り目があったりすると、とっても残念になります。
ちょっと気になさってみてくださいね。
長襦袢がきちんと合っていないのも、すごく気になります。
和服は「精神を代弁する」んですね?。
お着物も帯も、折り目がきちんとしていて、背筋がピンと伸びていたら、それだけで着物美人(美男)ですね。
そんな姿の人には惚れます。
あなたも、素敵な和服姿で街を歩いてみませんか?
新しい自分を発見することが出来ますよ。


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躾け糸

手仕事”の記事で思い出したことがあります。
こんなこと、あなたも心あたりがありませんか?
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先日、電車の中でのこと。
真新しいコートを着た美人さんが、乗り込んで来ました。
真っ白なそのコートは、生地は上質ではありませんが、デザインが素敵で“いいなぁ”と思いました。
彼女は、向かい側の席に向かって立ち、しきりに髪の毛に手をやります。
ん?
コートの裾が不自然です。
ああ、やっぱり。
あなたもねぇ・・・。
最近多いのです。
躾け糸をとっていない人が。
男性なら、“知らなかった”でも済むでしょうが、女性の場合は、何だか悲しくなります。
最初このような光景を目にしたのは、いつ頃だったろう?
10年くらい前だろうか?
中年の男性が初めてでした。
“きっと単身赴任中に一人で買ったのね”なんて、勝手に解釈しておりました。
それから、若い男性、若い女性と続いたので、おやおやと思っておりました。
ところが、2年前には、ついに!!!
40代後半の女性にも発見!!
あ?あ、世もオシマイ・・・。
だって、お子さんに躾をする年齢でしょう。
その人のお子さんは、きっと同じことをするでしょう。
*    *    *    *
幼稚園や保育園では、通園バックを指定どおりの寸法で用意するように言われますよね。
でも、縫い物が出来ないお母さんのために、それを代行してくれる商売もあるご時世です。
針仕事をしなくなったから、洋服の作られ方も分からず、最後の躾け糸も分からないのでしょうね。

“学校でも塾でも習わなかった”から、知らないのでしょうか?
な?んか、ヘン。
*    *    *    *
話題がガラッと変わります。
世の男性のために。
特にモテモテの男性のために。
和服を着た女性から、“この躾け糸をとって”と、甘?い声で言われたことはありませんか?
その躾け糸は、着物の掛け襟(上襟のこと)についています。
お洋服と違って、和服は仕立て上がると、襟・袖・襟下・裾などに仕上げの躾け糸をします。
そして、その着物に初めて袖を通す時、躾け糸を取るわけです。
袖・襟下・裾などは取っておいて、襟のところだけは一番好きな人にとってもらいます。

だから、もし、あなた(男性)が、和服の女性からそんなことを言われたら、“あなたが一番好きよ”と告白されているのですから、その気持ちを受け止めてあげましょう。
な?んて言っても、今頃こんなことを知っているのは、夜の世界の女性くらいでしょうか。
おっと、この世界の人は、商売としてこの手を使ったりしますので、ご用心、ご用心。
マクロ美風の年齢が推測できる記事でしたネェ。
ヒヤヒヤ。


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人身事故

きのう(21日)の夜のことです。
忘年会が終わって、表参道から池袋に向かっていました。
この時間帯はいつも混雑する車内ですが、きのうの夜も車内はギッシリの人・人・人。
JR新宿駅についた途端、人身事故のアナウンスが。
「高田馬場駅で人身事故が発生、しばらく停車します」
ん?
人身事故?
12月になると増えるのよネェ。
しょっちゅう人身事故がある東京では、もう珍しいことではないので、それより、終電に間に合うかどうかに神経がいきます。
しばらくして、「新大久保駅まで行きます」とのアナウンスが。
さて、新大久保駅についてからが大変。
いつまでも動かないのです。
終電には十分時間をもって表参道駅を出発したのに、新大久保駅でどんどん時間を消費し始めました。
車内ではほとんどの人が携帯で連絡をとり始めて、騒々しくなって来ました。
勿論、私も「終電検索」をしましたが、どれもダメ。
・・・・・・・・。
やがて運転が再開しました。
でも、とうに接続する電車の終電時間は過ぎています。
もしかしたら待っててくれるのかな?
いや、私鉄は無理だろうな。
車内アナウンスがあって、JR線には途中まで接続することになったけれど、私鉄には接続しないそうな。
やっぱり。
と言うわけで、私は池袋駅近くでホテルを探すことに。
ハァ?、なんてこった。
ネオンきらきらの(午前1時半頃なのに)繁華街をしばらく歩いていると、ホテルがありました。
時間が遅かったので、20%引きとのこと。
やれやれ。
            *    *    *    *
もう一本前の電車に乗っていたら、人身事故を目撃したかも知れません。
独身の頃、1日に2回も人身事故の電車に乗り合わせ、そのうちの1本は、ちょうど乗っていた位置から、切断された足や手が見えて、衝撃を受けたことがあります。
生々しかった・・・・。
きょうの夕刊を見たら、人身事故のことが新聞に出ていました。
ふらふらとホームに人が落ちて、はねられたらしいです。
酔っていたのでしょうか?
ご冥福をお祈りします。


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手仕事

・お料理の材料を刻む
・雑巾がけをする
・手で洗濯をする
・縫い物をする
・編み物をする
・アイロンをかける
・草取りをする
・植木のお手入れをする

まだまだあるけれど、今の世の中、こんな事が減ってきたようです。
デパ地下でも、コンビニでも、カットされた生野菜が売られていたり、モップで掃除したり、全自動洗濯機にお任せだったり・・・。
あ〜、手の出番が減ったね。

*    *    *    *

私は、子供を産んだばかりで大忙しの頃、少しの間アイロンかけをしなかった時がありました。
昼も夜もない生活に疲れ果て、その上アトピーのひどい息子は、恐ろしく眠りが浅くて、すぐ泣きました。
一瞬、「子供を殺して自分も死にたい」と思った時もあったほどです。

心も身体もボロボロなのに、理想的な母親になろうと精一杯頑張っていた時のこと。
とてつもなく空虚で、泣き出したい気持ちをこらえながら、久しぶりにアイロンかけを始めました。
すると、どうでしょう?
少しずつ心が落ち着いてくるのが分かるのです。
手はアイロンをかけながら、頭は色々なことに想いを馳せて、心のお散歩をしていたのだと思います。

そして、最後の1枚をかけ終える頃には、とっても気持ちがすっきりして、身体に軽さが出たように感じました。
これと同じような気持ちになるのは、他の時にもありました。
それは、手仕事をしている時です。

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多くの物が人間の手を離れて、自動的に出来上がったり、完成品として売られている時代になりました。
また、労働すらも手を使わない場面が多くあります。
でも。
だからこそ。
心が疲れて来たのではないでしょうか?

手を使っていると、癒されます。
無心になっている自分がいます。
つい、時間を忘れそうです。

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息子は、手仕事が大好きで、その時の表情は、最高にイキイキしています。
ちなみに、学校では死んでいるそうです(笑)

 
 

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