私はいつも、「ゆるゆるマクロ」とか「なんちゃってマクロ」という文字に出会うたびに、ちょっと何か違うものを感じます。
なぜなら、そんなマクロビオティックはないからです。
完璧=マクロビオティックではありません。
そもそも、完璧って何でしょう?
マクロビオティックは哲学です。
ですから、あらゆることを内包した大きな考え方があり、その一部分が「マクロビオティック料理」というわけです。
今は、マスコミの影響で、「マクロビオティック料理」だけが取り上げられて、あれダメ・これダメの部分がひとり歩きしていると感じます。
でも、本当のマクロビオティックの醍醐味は、哲学の部分です。
これを知ることが、どれほど人間を変え、人生を変え、社会や世界を変えることになるか、考えただけでもワクワクします。
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【 マクロビオティック料理の受け止め方 】
結論からいうと、あれダメ・これダメと、「排除」するのがマクロビオティック料理ではありません。
「その人の身体の状態にとって、最も必要なものを摂る」のがマクロビオティック料理です。
「その人の身体の状態にとって、最も必要なものを摂る」という観点で選択した食材を、選択した方法で調理したものが、マクロビオティック料理です。
ですから、例えばフランス料理・イタリア料理といった名前と同列にイメージするのは正しくありません。
本屋さんで、料理本として並んでいると、この点が誤解されやすいですね。
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【 マクロビオティックをしているということ 】
最初に書いたように、マクロビオティックはあらゆることを内包しているのですから、当然、お料理以外にもマクロビオティックの考え方は適用されます。
むしろ、こちらが本筋といいたい。
ですから、「マクロビオティックをしているということ」は、「マクロビオティックの理論(哲学)に基づいて、あらゆることを選択している」ということです。
「あらゆること」の中には、人間関係や職業・恋愛・住まい・環境・精神などと、実に多岐にわたる内容が含まれます。
言い換えれば、「すべて」を網羅するのがマクロビオティックなのです。
そして、一番大事なこと。
それは、「選択」する時に欠かせない「判断力」です。
この判断力こそが、マクロビオティックの真髄であり、到達点なのです。
ちなみに、マクロビオティックの理論に則った食事と生活を続けることによって、この判断力は「最高判断力」になるとされていますが、こういう人は世界に何人いらっしゃるのでしょうか?
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【 まとめ 】
マクロビオティックとは、何々を排除することでもなく、お料理だけでもなく、マクロビオティックの理論(哲学)で培われた最高の判断力で、あらゆることを選択することです。