サプリメントは必要ですか?

最近、サプリメントを摂る人が増えてきましたね。
中にはマクロビアンもいたりして、ちょっと??と思います。


私の胃は、“もう、何で出来ているのかしら?”と思うほど、デリケートです。
ですから、ストレスがあると空腹時に鈍痛がするし、深刻な心配事を抱えると、キューッと痛くなるし、胃を通り越して背中まで痛くなってしまいます。


そんな胃なので、何を口にするかによって、たちどころに胃の反応が感覚として分かってしまうのです。
たとえば、。これはもう最悪。
薬を飲むと、必ず胃壁に吸収されていくのが確実にわかります。
そして、口の中が不快になってきます。


次にきついのは、コーヒー
これはもう、あの香りが漂ってくると同時に、胃がキューっと収縮するのが分かります。
恐ろしくて、ストレートでなんか飲めません。
紅茶はこれほどではありませんが、2杯飲むと後で少し反応します。


緑茶の場合は、茎茶を2杯なら大丈夫ですが、お煎茶、それも高級なものほど、コーヒーの次に反応します。
ただし、コーヒーと違って、緑茶の香りで胃の収縮はおきません。


唐辛子・わさび・胡椒などの香辛料は、お料理を引き立てる程度ならOKです。
ただし、カレーのもとになるスパイス類はNOですが、“風味”ていどならOKです。


最後に、果物と野菜のミックスジュース(ジューサーで絞ったもので、青汁より果物が多い)。
薬よりはずっとずっと穏やかですが、やはり胃に軽い違和感が出ます。
材料の分量を変えてみましたが、やはりダメでした。
青汁が一番きつかったです。


こんなわけで、私の胃はある意味で、センサーの役目を果たしています。
どの程度体に負担になっているかが、手にとるようによ?く分かるからです。


ここまで読んだら、もうお気づきだと思いますが、マクロビオティックで“陰性”あるいは“極陰性”とされるものに反応しているのです。
ですから、私の体が敏感に反応してくれるお陰で、私は自然に“良し悪し”を判断できるようになりました。
その結果、薬はもう30年以上飲んでいません


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そんな私が出した結論。
唐突ですが、“サプリメントは不要”ということです。


私が人体実験?した限りでは、1ヵ月までは何とかなりましたが、それ以上は薬と青汁の中間ていどの反応になりました。
ということは、サプリメントは“限りなく不自然”だと思っています。
サプリメントの種類は、会社・種類ともに変えて試してみましたが、同じような反応です。
もちろん、サプリメントについても、材料・製造方法・保管方法など、最善と思われるもので試したのですが・・・。


なぜ、サプリメントが必要なのか”を説明するのに、よく販売会社はこんな説明をします。
 ・今は昔と違って野菜の栄養価はうんと減っているので、必要なだけ食事で摂ろうとする
  と、とても食べきれない
 ・現代人は忙しくてきちんと食事をできない人が多い
 ・○○の症状には△△の栄養素が必要
 ・体の□□の働きを活発にするには、◇◇が必要であることが発見された
などなど。


サプリメントが、日本でブームになる前に、私は“分子栄養学”について調べたことがあります。
“薬ではないが、病気を改善できるかも知れない”と、興味を持ったのですが、「抽出」「純度」「成型」「部分」などの点で気になりました。


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昨年、某大学で10年以上も一つの酵素について研究をしておられる医師とお話をする機会があったのですが、非常に納得でした。
 ・人間は26,000種類のたんぱく質で体が出来ているが、西洋医学というのはまだまだ知ら
  ないことが多すぎる
  (分かっていることの方が少ない)
 ・人類は今まで、ピュアなビタミンを摂ったことがない
 ・外から入れると、体がサボる
 ・摂取が多いと、腎臓が出す作業をする
  (負担がかかる)
 ・単一物質を体に取り入れるのは、非常に危険
 ・有機の植物から摂るのがベスト
 ・たとえば、馬は99%以上、遺伝子レベルで人間と同じだが、草だけで生きているし、ビタ
  ミンB12不足にはならないのは、草と一緒に泥や虫も食べているから
要するに、よけいな物も混じっている方が良いんだよというお話でした。


さぁ、皆さんは、サプリメントについてどう思われますか?


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陽性に偏っている人へ

しろうささんから、コメントを頂いて、お返事を書いておりましたが、多くの方にも共通する内容なので、記事にしてみました。
コメントの内容は、つぎのとおりです。
「マクロビオティックを始める前から白砂糖はほぼ完全に摂るのをやめて、食べたいとも思わないんですけれど、甘いものは大好きです。
甘い野菜、玄米甘酒、ドライフルーツ、米飴、時々はメープルシロップを使ってデザートを作ることも多いです。
本来は、口では甘みを感じない炭水化物を消化して糖化したほうがいいのでしょうね。
でも、性格、仕事、それから今まで貯めた動物性の塩・脂などなど、どうしてもキューッとしめる傾向が強いので、今は甘味も必要かと考えています。甘いかなあ?」


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しろうささんは、この前お見かけした感じでは、確かにキューっとされていましたので、陰性は必要だと思います。
でも、その陰性を甘みで摂るのではなく、主食を少し陰性に振ったものにすると、甘みを減らすことができますよ。


今は玄米をどのように炊いていらっしゃいますか?
炊き方を陰性に近づける方法や、玄米より陰性な穀物を採りこむ方法もあります。


たとえば、麦・分づき米・発芽玄米・うどん(蕎麦より、うどんの方が陰性)など、沢山ありますよね。
また、油で炒める調理から蒸す調理へ変えたりするのも良いですね。


陽に偏っていても、対極にある陰を摂って中和する方法(薄めるイメージ)だと、体の負担が大きくなります。(シーソーの端と端、あるいは時計の振り子を想像してみてね)
体の中に陽が溜まっている時は、「陽」を排出させる方法をとった方が、早く結果がでますよ。
そのためには、一時的に陰性をとることも必要なんですねぇ。
要するに、キュッと締まっていては中から出てこれないので、緩めて出やすいように助けてあげる訳ですね。
「入れる」だけでなく、「出す」。
いわゆる、引き算の方法が体にとっては嬉しいと思うのですが、如何でしょうか?


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甘いものを食べたい方へ

甘い物って美味しいですねぇ。
ホッとしますねぇ。
でも、マクロビオティックでは、甘いものを無制限に食べることはしません。
甘さの「」と「」をよ?く考えて、適量をいただきます。
マクロビオティックを始めると、「?を摂ってはいけない」と勘違いしている人が、結構いらっしゃいます。
ところが、なかなか断ちきれなくて、それらを口にするたび、罪悪感にさいなまれるという訳です。
結論から言わせていただくと、それは無理っていうもの。
命にかかわるような病気をかかえているなら別ですが、普通ならそれほどストイックにならなくても、玄米を食べているうちに、自然と味覚が変わってきて、苦労することなくマクロビ食に移行できます。
ただし、病気を早く改善したい人や、結果を早く出してみたい人は、厳格に実行すると体はそれに答えてくれます。
短期間で体が変わるからです。
しかし、この場合も、ひたすら修行僧のように、精神面だけで捉えるとシンドイはず。
なぜなら、体内にはそれまで食べてきたもので出来た血液が流れ、その血液でできた細胞があり、その細胞で構成された肉体があるからです。
それらのものがすべて入れ替わらない限り、精神面だけで乗り越えるのはつらいということです。
厳密にいうと、精神面だってその入れ替わっていない細胞に支配されているのですから、まだ、お粗末というもの。
細胞レベルでいうなら、変化まで少なくとも3ヵ月はかかるでしょう。
 (部位によっては、3年ぐらいかかるところも)
このくらいの日数が経つと、今まで食べたいと思っていたお肉が、それほど欲しくなくなったり、それでちょうど良い甘さだったお菓子が、「ウッ、甘すぎる!」と感じたり、好きだったお魚に生臭さを感じたりします。
そうなったら、その時点での味覚が美味しいと感じる味を求めればいいのです。
そんな食べ方をしているうちに、気がついたらマクロビオティック料理になっているはず。
自然でしょ。
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ところで、「甘いもの」ですが、これが一番厄介ですねぇ。
厄介ですが、簡単に言ってしまうと、「甘いものを食べたい時」はやはり、体が甘いものを求めているのです。
問題は、その理由です。
 1 直前に陽性の多い食事をした
 2 疲れている
 3 ストレスがある
 4 体の中に、まだ動物性が残っている (月?年単位で、以前食べたもの)


マクロビオティックでは一般に、「陽は陰を引き、陰は陽を引く」と言います。
これを、たとえば上の1にあてはめると、
 お肉をたくさん食べたり、塩気の強い食事をした(陽)
  →お水・お茶・コーヒー・果物・甘いお菓子などがほしい(陰)
2にあてはめると、
 働く集中して疲れた(陽)→甘いお菓子・ジュース・お酒などがほしい(陰)
となります。
そこで結論。
上の1?4を極力減らせば、陰をあまり必要としないので、「甘いものを我慢する」ことはなくなるのです。
しかし、今、その途上にいらっしゃる方は、まず、食事のメニューを中庸に近づけてみてください。
そして、食材自体に甘さのあるものを取り入れることです。
ところが、それでも甘いものが欲しい時は、「甘いもの」=「砂糖」ではなく、甘さの種類を変えてみましょう
味覚には慣れの要素が強い」ものです。
「今までの慣れ」から、「マクロビ食の慣れ」に、徐々に移行しましょう。
最後に。
往々にして男性はお酒で、女性は甘さでバランスをとろうとしますが、その逆もあるのでご注意を。
お酒を飲みながら、羊羹をつまんだ昔の私。
武蔵だ!(二刀流→辛党+甘党)なんて息巻いて、お?、恥ずかし、おそろしや。


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横田貴史先生の「医療革命」

横田予防医学研究所の、横田貴史先生がお書きになった本“医療革命”を、直接買うことが出来るようになりました!
メールにて、送り先を連絡すれば、本を送っていただけます。
横田先生は、非常に長い年月をかけて、親子二代にわたって研究し続けた成果を、本にまとめられたのですが、一般の書店には並んでいないため、この方法で販売することにされたそうです。
横田先生の研究は、“病気の原因をつきとめる”ものであり、新谷弘実先生の“胃腸は語る”をはじめとする、胃腸シリーズの本に匹敵する内容をもつものです。
本というのは、うまく販売ルートに乗せなければ、多くの人の目に触れる機会もないのが事実ですが、販売ルートに乗らない本の中には、素晴らしい内容のものが一杯あります。
逆に、本屋さんで平積みになっていても、くだらない本は山とあります。
私は、運よく、横田先生の“医療革命”には、非常に早い段階で触れることが出来ました。
ご縁があったのですねぇ。
その時は、何だか宝物を発見したような気がしたのを、覚えています。
内容は、タイトルほど固苦しいものではなく、身近なテーマがたくさんあります。
また、挿絵もあって、読みやすく仕上がっています。
ちなみに、先生のブログより読みやすいですよ(失礼)
私は、この本の内容にも勿論ひかれましたが、“あとがき”にも書かれているように、横田先生のお母様である横田俊子さんの、夫・息子二代にわたる研究を支えつづけたその姿勢に、深い感銘をうけました。
なかなか、真似の出来ることではありません。
なお、先生のブログは、私のブログでも、リンクさせて戴いておりますが、真に恐れるべき病気は何か、この記事は、ぜひ一読していただきたいな?と思います。
なるほど”と思うと同時に、どうしたら天寿をまっとう出来るのかな?と知りたくなるはずです。
その答えは、本の中にありますよ?。


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寒い日のお話

きょうは寒いですね?。
雪が降るかと思うくらい。
雪といえば、皆さんもご存知の「赤穂浪士の討ち入り」は、元禄15年(1702)のきょうなんですねぇ。
きょうは、旧暦の12月14日です。
その日は雪が降っていたそうですから、きょうみたいに寒かったのでしょう。
私の故郷、北海道も寒いのですが、関東の寒さとは質が違います。
寒さって、気温だけでなく、湿度・風・日照・環境(土かコンクリートか、海辺か平野か、家屋の種類など)に大きく左右されますね。
そして、私達がなによりも左右されるのが、食べ物です。
こんなに寒いと、さすがに「カレーを食べたい」とは思わないし、「ビールより熱燗」が恋しくなりますね。
といっても、我が家にはアルコールが一切ありませんので、「熱燗を飲みに行く」必要がありますけれど・・・。
マクロビオティック料理に切り換えると、冬の寒さがそれまでより感じやすくなる人がいます。
夫もその一人です。
マクロビ料理を始めて最初の冬のこと、彼いわく、「去年より暖冬っていうけど、僕は去年より寒く感じるなぁ」でした。
私は、私で、冷え性を治したくて、せっせと梅醤番茶を飲んでいました。
それでも、その頃はやっぱり寒かったですねぇ。
そんなことをしているうちに、今年の寒い冬を迎えました。
おそらく、私がマクロビオティックを始めて、最も寒い日が続く冬だと思います。
でも、今迄で一番、寒さに対して強くなった感じがします。
きっと、春の迎え方、夏の迎え方、秋の迎え方、冬の迎え方を、日々の暮らしの中で、丁寧に生活した結果だと思っています。
マクロビオティックで、季節や体調に合った料理をいただくことは勿論ですが、四季のはっきりした日本では、気候に合わせた生活も、とても大事なことだと思います。
私は、野口整体の方法で生活をしていますので、汗のかきかたや、汗の処理、冷暖房の使い方などを特に注意しています。
一方、食べ物については、簡単に言うと、冷蔵庫のない時代の生活をイメージします。
ポイントは、「食べ物を冷やしすぎない」ことと、「冷蔵庫に入れなければ、ダメになるような物を食べない」ことでしょうか。
事実、冷蔵庫を処分してしまった人もいますが、冷蔵庫には良い面もあるので、よ?く考えて利用したいものですね。
マクロビオティックは、食べ物だけでなく、様々な観点から健康を考えることが出来ます。
それらをフルに活用して、心地よい毎日を送りたいですね。


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