7月8日に写真を用意して、記事を書き始めたところで、ビックリなニュースが飛び込んできました。
もちろん、第一報はTwitterで知りました。
それからは数々の動画が流れてきて、TVもTwitterの動画を借りて報道する状態でした。
選挙の最終盤で起きたこの事件。
真相はまだまだ未解明ですが、この事件の奥は深いと思っています。
翌日から連続講座が4日間続きました。
9日:秘伝コース
10日:幸せコース
11日:鱧の骨切り特訓再受講講座
12日:鱧の骨切り特訓講座
いつもより早くからの授業開始で、夜遅くまでの講座です。
塾生さんも遅くまでよく頑張ってくれました。
中でも感動的だったのは、12日の特訓講座でした。
4名のかた全員がものすごいレベルで、心底驚いたのです。
一番驚いているのは、骨切りの難しさを熟知している中川さんですが、そばで見ている私の目にも明らからに違いがわかるレベルだったのです。
こんなことが起きてもいいのでしょうか?(笑)
素人さんがこんなに上手に切ってしまうなんて、一体どういうことなのでしょうか?
もう、奇跡が目の前で繰り広げられているとしか言いようがない状態でした。
***
もともと中川さんは、「骨切りは素人には無理だから教えるつもりはなかった」のです。
しかし、中川さんの鱧料理を召し上がった「秘伝コース」の1期生が、「美味しいから習いたい!」と言い出して、それで教えることになったのでした。
それから毎年少しずつ骨切りを習う塾生さんがいて、今年は4名の驚異の新人さんが登場したわけです。
面白いなあと思うのは、4名とも物静かで、大きな声で話すわけでもなく、口数も少なくて、どちらかというと陰性寄りのタイプなのです。
前日のクラスに比べると、水を打ったように静かで穏やかです。
その良い陰性のためか、中川さんは誰にも「力みを抜いて」とか、「脱力して」と言わないのです。
どう考えても、持ち前の陰性さが良い作用に働いたとしか考えようがありません。
でも、彼女たちがいざ骨切りを始めると、驚きの光景が展開されたのでした。
皆さんに共通点がありました。
全員姿勢が良いのです。
いつもそうです。
改めて姿勢の大切さを確認した日になりました。
それからもう一つ。
全員が中川さんの過去の動画を観ていました。
つまり、イメージが頭の中に残っていたということですね。
この効果は限りなく大きいです。
(鱧の骨切り特訓講座の様子 マクロビオティック京料理教室 むそう塾 2022.7.12)
では、中川さんが今年誂えた骨切り包丁の音をお聴きいただきましょうか。
心地よい音がBGMのように流れます。